週刊少年ジャンプで連載中の漫画ONE PIECEは、エルバフ編に突入して以来、かつてない盛り上がりを見せています。
中でも第1130話で本格的に姿を現した「呪いの王子」ロキは、読者の間で大きな衝撃と議論を巻き起こしました。
父ハラルド王を殺害し、伝説の悪魔の実を奪ったとされるロキの正体とは何なのか。
なぜ「太陽の神」を自称するのか。
ルフィとの関係はどうなるのか。
この記事では、第1130話の内容を詳しく振り返りながら、ロキにまつわる確定情報と最新の展開を網羅的に解説していきます。
エルバフ編を存分に楽しむための情報を、ここに凝縮しました。
ワンピース第1130話「呪いの王子」の基本情報
第1130話は「呪いの王子」というサブタイトルで、2024年10月21日発売の週刊少年ジャンプに掲載されました。
単行本では111巻に収録されており、エルバフ編の序盤にあたる重要なエピソードです。
エルバフ編は第1126話から始まっていますが、第1130話はその中でもターニングポイントとなる回として位置づけられています。
なぜなら、85巻の第858話で名前だけが登場していた巨人族の王子ロキが、約270話ぶりに本格的な姿を見せたからです。
長年シルエットでしか描かれていなかったキャラクターの登場とあって、連載当時の読者からの感想は非常に多く寄せられました。
物語の舞台はいよいよ巨人族の国エルバフへと本格的に移り、ルフィと謎多き王子の運命的な出会いが描かれています。
第1130話のストーリー全体を詳しく解説
麦わらの一味がエルバフを目指す経緯
第1130話の冒頭では、巨兵海賊団の船グレート・エイリーク号に乗るフランキーたちの場面から始まります。
サウザンドサニー号の捜索を続けていた一味ですが、いくら捜してもルフィたちの行方は掴めません。
フランキーは「あいつらは生きている」と断言し、捜索を打ち切ってエルバフへ直行する方針を提案しました。
ロビンも「今できることはやり尽くした」と同意し、ジンベエのサメ情報網も限界に達していたことから、巨人たちもこの判断を受け入れます。
ブルックが食料の枯渇を指摘する一幕もあり、現実的な問題も重なっての決断でした。
仲間を信じて合流地点に向かうという選択は、麦わらの一味らしい行動といえるでしょう。
ルフィたちがエルバフに到着し冒険が始まる
一方、ルフィ側の6人は前話で脱出した「神の国」の外に出て、眼前に広がる壮大な景色に目を奪われます。
巨大な樹木、雪に覆われた山々、そして巨人サイズの吊り橋が特徴的なこの土地は、まさにエルバフそのものでした。
ルフィたちは橋の上で新巨兵海賊団のゲルズとゴールドバーグを目撃します。
彼らの会話を聞いたウソップが、現在地がエルバフであることを確信しました。
ナミはルフィが声をかけようとするのを制止します。
不法入国者として捕まるリスクがあったためで、一行はひとまず身を隠しながら行動することになりました。
橋の下には巨大な狼たちがうろついており、冒険の緊張感が高まる中、ルフィだけが何かを感じ取ります。
見聞色の覇気で強い「声」をキャッチしたルフィは、仲間たちと別れて単独で森の奥へ向かうことを決めました。
ロキとルフィが運命的に出会う場面
ルフィが覇気に導かれてたどり着いた先には、目に包帯を巻かれ、全身を海楼石の鎖で拘束された巨大な人物がいました。
エルバフの冥界に繋がれた「呪いの王子」ロキです。
目を覆われた状態であるにもかかわらず、ロキはルフィの存在を正確に感知し、名前を尋ねます。
ルフィが自己紹介すると、ロキは自分たちがいる場所を「戦争が生まれる国、エルバフ」と表現しました。
そしてこの場面のクライマックスで、ロキは自らをこう名乗ります。
「おれはこの世界を終わらせる太陽の神だ」と。
ルフィ自身がヒトヒトの実の幻獣種モデルニカの能力者であり、太陽の神と深い関係を持つことを考えると、この宣言は物語全体を揺るがすインパクトを持っていました。
第1130話のラスト4ページにわたる見開きは圧巻の迫力で、多くの読者が衝撃を受けた名場面として語り継がれています。
エルバフの王子ロキとは何者か
ロキの基本プロフィールと経歴
ロキはエルバフの巨人族の国「ウォーランド王国」の王子です。
年齢は63歳で、異名は「呪いの王子」または「エルバフの恥」とも呼ばれています。
名前の由来は北欧神話に登場するいたずら好きの神ロキであり、エルバフの登場人物の多くが北欧神話をモチーフにしている点と一致しています。
父親はエルバフ国王だったハラルド。
母親はエルバフの権力者の娘エストリッダです。
異母兄には、麦わら大船団傘下の新巨兵海賊団船長ハイルディンがいます。
ハイルディンはハラルドと別の女性イーダとの間に生まれた子であり、ロキとは複雑な関係にあります。
漫画の中で最初に名前が登場したのは第858話でしたが、本格的に姿が描かれたのは第1130話が初めてです。
シルエットではずんぐりとした体型に見えていたものの、実際にはスマートでイケメンな外見であったことが大きな話題となりました。
ロキの懸賞金と戦闘力の評価
ロキにかけられている懸賞金は26億ベリーですが、通常の海賊に対する懸賞金とは異なります。
「世界政府特別懸賞金」という特殊な名目が付与されており、海賊活動ではなく世界政府が危険と判断した人物に課されるものと考えられています。
26億ベリーという金額は、ルフィやトラファルガー・ローの30億に迫る水準です。
四皇そのものには及ばないものの、四皇幹部クラスをはるかに超える危険度を示しています。
ルフィが初めてロキの気配を感じた際に「ビリビリくる」と反応していることから、覇王色の覇気を持っている可能性が高いと一般的に推測されています。
ただし、覇王色の使用は作中で明確に確認されておらず、武装色や見聞色を含めた覇気の全容は2026年2月時点で未解明です。
ロキが父ハラルド王を殺した経緯
第1130話で巨兵海賊団のメンバーが語った内容によれば、ロキは父であるハラルド王を殺害し、王家に伝わる伝説の悪魔の実を奪って食べたとされています。
ロキが暴れた際にはエルバフの戦士たちが総出で鎮圧にあたり、最終的に磔の刑に処されて冥界に繋がれることになりました。
14年前に起きたこの事件では、アウルスト城内の兵士113人が犠牲となり、エルバフの英雄ヤルルも重傷を負っています。
しかしこの話にはまだ続きがありました。
後に描かれた過去編で判明した真相では、ハラルド自身がロキに殺害を懇願していたことが明らかになっています。
ハラルドは世界政府への加盟と神の騎士団への参加を推進していましたが、イム様が巨人族を戦闘奴隷として利用しようと画策していたことが発覚しました。
騎士団加入時の契約で体を操られてしまったハラルドは、自らの意思で行動できなくなり、ロキに「伝説の悪魔の実を食べておれを殺してくれ」と頼んだのです。
つまりロキは父の願いに応じて行動しただけであり、「呪いの王子」という烙印は表向きの歴史にすぎなかったことになります。
ロキの悲しい過去と出生の秘密
母エストリッダに冥界へ捨てられた幼少期
第1153話で語られたロキの出生秘話は、読者に大きな衝撃を与えました。
ロキは古代巨人族の血を引くハラルドと、エルバフの権力者の娘エストリッダの間に生まれた子です。
しかし出産時、ハラルドは遠征のため不在でした。
生まれたロキの姿を見たエストリッダは恐怖に駆られます。
古代巨人族のハラルドから遺伝した頭のツノ、そして白目と黒目が反転した蛇のような瞳。
エストリッダはこの容姿を「呪われている」「怪物だ」と忌み嫌い、自らの手で生まれたばかりのロキを冥界へ投げ捨てたのです。
周囲には「ハラルドには死産だったと伝えよ」と命じました。
母親に捨てられるという壮絶な境遇は、ロキのその後の人格形成に決定的な影響を与えることになります。
エルバフの災いが「ロキの呪い」とされた背景
冥界に落とされたロキですが、生まれながらの強さで猛獣たちを次々と倒し、ボロボロの状態になりながらも宝樹アダムをよじ登って地上に帰還します。
生命力の強さは尋常ではなく、古代巨人族の血統がいかに特別であるかを示すエピソードです。
しかし生き延びたロキを待っていたのは、温かい歓迎ではありませんでした。
エストリッダはその後もロキに冷たい態度をとり続けます。
そしてロキの帰還後、エルバフではさまざまな災難が立て続けに発生し、国を襲う不幸はすべて「ロキの呪い」と噂されるようになりました。
生まれた瞬間から母に拒絶され、存在自体が不吉の象徴とされたロキの心は、次第に歪んでいきます。
怒りと憎悪を周囲にぶつけるようになり、「エルバフの恥」と蔑まれる青年へと変貌していったのです。
こうした背景を知ると、第1130話時点で描かれた「凶悪な犯罪者」という評価が、物語の表層にすぎないことがよくわかります。
ロキの悪魔の実と能力に関する確定情報と考察
第1171話で判明した氷結系の大技「ニブルヘイム」
ロキが食べた悪魔の実はエルバフ王家に代々伝わる「伝説の悪魔の実」とされていますが、正式な名称は2026年2月の最新話である第1174話時点でも公表されていません。
初めて能力の一端が明かされたのは第1171話です。
ロキは「原初世界(ニブルヘイム)」という技を繰り出し、対象を一瞬で凍結させました。
ニブルヘイムとは北欧神話に登場する9つの世界の一つで、氷の国を意味します。
技名と効果の一致から、ロキの能力には氷結系の要素が含まれていることが確定的です。
ただし、この技がロキ自身の悪魔の実によるものなのか、それとも愛用武器である鉄雷(ラグニル)の能力によるものなのかは判然としていません。
ラグニルが悪魔の実を食べた武器である可能性も示唆されており、能力の帰属は今後の展開を待つ必要があります。
最新話で明らかになった黒龍変身の衝撃
2026年2月掲載の第1174話において、ロキの能力に関する最大級の新情報が描かれました。
ロキが巨大な黒龍の姿に変身したのです。
このシーンでは、エルバフの陽界から転落した巨人の親子をロキが空中で救出する場面が描かれ、頭の上に小さなリスの姿のラグニルを乗せた状態で飛翔しています。
黒龍のモチーフは、北欧神話に登場する「ニーズヘッグ」である可能性が極めて高いと考えられています。
ニーズヘッグは世界樹ユグドラシルの根元に棲む竜であり、終末の日ラグナロクにおいて翼に死者を乗せて飛ぶ存在です。
さらに、ラグニルがリスに変身する描写は、北欧神話でニーズヘッグの従者的な役割を持つリスのラタトスクと一致します。
こうした符合から「リュウリュウの実の幻獣種モデルニーズヘッグ」説が最有力とされている状況です。
一方で「ゴムゴムの実」説も根強く残っています。
電気を通さないゴムの性質があれば雷を宿す武器ラグニルを素手で持てるという論拠であり、第1169話でラグニルが「ゲッゲッゲッゲ」と声を出して動いた描写がこの説を後押ししました。
ロキ本体が竜系の実、ラグニルが別の実を食べているという二重構造の可能性も議論されており、能力の全容解明はエルバフ編最大の謎のひとつとなっています。
鉄雷(ラグニル)の驚異的な力
ロキが愛用する武器の鉄雷は、巨大なハンマー型の武器です。
ロキの背丈の半分ほどもある長い柄の先に、巨大な長方形の鉄塊がついた形状をしています。
途方もない重量を持ち、ロキ自身の言葉によれば「ハイルディンを含む普通の巨人では持ち上げることすらできない」とのことです。
名前の通り雷の力を宿しており、振るうと激しい電撃が発生し、落雷まで引き起こします。
エルバフの南に落ちた雷は火災を発生させ、宝樹アダムの上に成り立つエルバフ全体を危機に陥れるほどの威力でした。
第1169話ではラグニルが独立して動き出し、リスの姿に変身する場面も描かれています。
悪魔の実を食べた武器は作中に前例があり、ラグニルもまた何らかの実を宿している可能性が高いでしょう。
武器自体が生命を持ち、ロキのパートナーとして機能しているという点は、今後の戦闘シーンでの大きな見どころになるはずです。
第1130話で描かれた重要な伏線
ルフィの写真に映った仲間の印「×マーク」の意味
第1130話でロキの登場と並んで大きな注目を集めたのが、新聞に掲載されたルフィの写真に映り込んだ「×マーク」です。
ギア5の姿で撮影されたルフィの左腕部分に、不自然な×印が浮かび上がっていました。
左腕の×マークといえば、アラバスタ編の終盤で描かれた名シーンを思い出す読者が多いでしょう。
マネマネの実の能力を持つMr.2ボン・クレーに対抗するため、麦わらの一味とビビが左腕に×印を描き合い、仲間の証としたエピソードです。
写真のマークは周囲がぼやけている中で不自然に鮮明であることから、意図的に加工された可能性が高いと見られています。
一般的には、世界政府に追われる立場にあるビビが新聞を利用してルフィたちに生存とSOSのメッセージを送ったものと解釈されています。
アラバスタ編以降に仲間になったロビン、フランキー、ブルック、ジンベエにはこの印の意味がわからず、作中ではロビンが「見覚えがある気がする」と反応するにとどまりました。
ルフィ本人やナミ、ゾロ、ウソップ、サンジ、チョッパーが見ればすぐに気づくはずで、今後のビビ合流への大きな伏線として機能しています。
ハイルディンが王子だった新事実
もうひとつ第1130話で明らかになったのは、新巨兵海賊団の船長ハイルディンがエルバフの王子であるという事実です。
巨兵海賊団のブロギーとカーシーの会話で「あいつも一応王の子だ」と言及されました。
ハイルディンは父ハラルドとイーダという女性との間に生まれた子ですが、イーダがエルバフ生まれではなかったため周囲の反対を受け、城外の村で暮らしていた経緯があります。
つまりハイルディンとロキは異母兄弟であり、正統な王子であるロキに対して、ハイルディンは「一応」王の血を引く存在という位置づけです。
二人の関係は表面的には険悪で、ロキがハイルディンを「チビで弱い奴」と呼ぶ一方、ハイルディンもロキを「救いようのない悪党」と見なしています。
しかし後の展開でロキがハイルディンに「まさかお前までおれが親父を殺したと思ってないよな」と語りかける場面があり、実際には一定の信頼関係が存在することがうかがえます。
ドリーとブロギーの懸賞金が再び跳ね上がる
第1130話では新聞報道の内容としてエッグヘッド事件の余波も描かれました。
巨兵海賊団の船長であるドリーとブロギーの懸賞金が、それぞれ18億ベリーに引き上げられたのです。
かつて100年にわたりリトルガーデンで決闘を繰り広げていた二人は、長く海賊活動を休止していました。
今回エッグヘッド事件への関与が報じられたことで、世界政府が彼らの脅威度を改めて評価し直した格好です。
ルフィがベガパンク殺害の犯人として報道されている点も含め、世界の情勢が大きく動いていることを読者に伝えるパートとなっています。
ロキを取り巻くキャラクターとの関係性
シャンクスとの因縁と謎の繋がり
ロキとシャンクスの間には深い因縁があります。
ハラルド王殺害事件後、ロキは8年ほどにわたってエルバフ内外で暴れ続けましたが、最終的にシャンクスの手によって捕縛されました。
磔の刑に処され冥界に繋がれたのはシャンクスの介入があったからであり、ロキはシャンクスを「腰抜け海賊」と呼んで恨みを抱いています。
注目すべきは、ハラルド殺害事件の現場にシャンクス自身もいたことが後に判明した点です。
シャンクスがなぜその場にいたのか、ロキを捕らえた本当の理由は何か、この二人の間にどんな事情があるのかは、エルバフ編の核心部分として徐々に明かされている段階です。
ロキがルフィとの取引で持ちかけた条件も「シャンクスに関する情報」であり、物語の最終盤に向けたシャンクスの秘密とロキが密接に結びついていることがわかります。
シャムロックと神の騎士団との対立
第1138話でシャンクスの双子の兄であることが確定したフィガーランド・シャムロックは、世界政府直属の組織「神の騎士団」の団長です。
シャムロックはロキに対して騎士団への勧誘を行いましたが、ロキはこの誘いをきっぱり拒否しました。
拒否の結果、シャムロックと騎士団メンバーの軍子から一方的に攻撃を受け、重傷を負うことになります。
ルフィの頼みにより新巨兵海賊団のゲルズがロキを治療し、一命をとりとめたロキはルフィとハイルディンに自身の過去を語り始めました。
神の騎士団はイム様の意向を受けて動く組織であり、ハラルド王の悲劇の背景にも深く関わっています。
ロキにとって騎士団は父を操り殺させた存在であり、根本的な敵対関係にあるといえるでしょう。
シャーロット・ローラへの求婚エピソード
ロキには意外な一面もあります。
ビッグ・マムの娘であるシャーロット・ローラに一目惚れし、求婚したという過去を持っているのです。
ビッグ・マムは巨人族の軍事力を手に入れられる好機と見て結婚を歓迎しましたが、当日ローラは結婚を拒否して出奔してしまいます。
代わりに双子のシャーロット・シフォンが差し出されたものの、ロキはこれを見破って破談となりました。
この一途さは「呪いの王子」というイメージとのギャップが大きく、ロキが単なる悪人ではないことを示すエピソードとして語られています。
作中でロキが「優しい」と言われて激昂する場面がある点も、本来の性格を押し殺している可能性を示唆するものです。
第1130話に対する読者の反響と評価
高く評価されたポイント
第1130話の掲載後、最も大きな反響を呼んだのはロキのビジュアルでした。
以前のシルエットから想像されていたずんぐりとした体型とは対照的な、スマートでかっこいいデザインに驚きの声が多数上がっています。
「シルエットよりかっこいいパターンもあるのか」という感想が象徴的で、尾田栄一郎先生の読者の予想を裏切る演出力が評価されました。
ラスト4ページの見開きは圧倒的な迫力があり、鎖に繋がれたロキとルフィが対面するシーンは「神回」と呼ぶ声も少なくありません。
「太陽の神」という自称がルフィのニカとどう絡むのかという点でも議論が白熱し、今後の展開への期待を大きく高める回となりました。
ビビの仲間の印を再登場させた演出についても、アラバスタ編のファンを中心に感動の声が広がっています。
読者から指摘された注意点
一方で、いくつかの点については改善を求める声も見られました。
前話からの流れを断ってフランキーサイドから始まる構成は、テンポを損なっているという指摘が一定数あります。
場面転換が多いことで盛り上がりが分散してしまう点や、キャラクター同士の会話がかみ合っていないように感じられる部分への違和感も挙げられました。
巨人とルフィたちのサイズ比率が一部のコマで安定していない点も、作画面での指摘として存在します。
ただし、こうした批判的な意見は全体のごく一部にとどまっており、ロキの登場と設定のインパクトを評価する声が圧倒的多数を占めている状況です。
第1130話以降の展開とロキの物語の進行
第1131話から第1153話までの主要な進展
第1130話でのロキ登場を皮切りに、エルバフ編は急速に加速していきました。
第1131話「冥界のロキ」ではロキの強大な覇気や冥界の環境がより詳しく描かれ、ルフィとの交渉が本格化します。
ロキはルフィに対し、解放と引き換えにシャンクスの情報を提供するという取引を持ちかけました。
第1137話ではアウルスト城の惨事が詳細に描写され、14年前の事件の規模が明らかになります。
第1138話はエルバフの壁画が登場する重要回で、シャンクスとシャムロックの双子関係が確定し、読者コミュニティに大きな衝撃が走りました。
そして第1153話でロキの出生秘話が明かされます。
母に捨てられ、国中から呪いと蔑まれ、それでもなお生き延びたロキの壮絶な過去は、彼への印象を一変させるものでした。
第1169話から最新話までに起きた能力の新展開
第1169話ではロキの武器ラグニルが自律的に動き出す場面が描かれ、悪魔の実を食べた武器である可能性が浮上しました。
「ゴムゴムの実」説が盛り上がるきっかけとなった話数でもあります。
第1171話では前述の氷結技「ニブルヘイム」が披露され、能力の一端が具体的な形で示されました。
そして2026年2月の第1174話が現時点での最新話となります。
ロキが黒龍に変身して落下する巨人の親子を救うシーンは、エルバフ編でも屈指の名場面として評価されています。
同じ回でルフィもニカの姿で登場し、巨大な怪物同士が並び立つ構図は「地上最強の二体」とも称されました。
注目すべきは、ロキの初登場から約1年半が経過した2026年2月時点でも、悪魔の実の正式名称が明かされていないという点です。
能力の全容解明を先延ばしにする展開は読者の期待値を最大限に引き上げており、尾田先生の計算された構成力が際立っています。
ロキは麦わらの一味の仲間になるのか
ファンの間で最も活発に議論されているテーマのひとつが、ロキが麦わらの一味の「11人目の仲間」となる可能性です。
肯定的な根拠として挙げられるのは、まずルフィとの初対面が「取引」から始まっている点でしょう。
かつてゾロが仲間になった際も「刀を返してほしければ仲間になれ」というルフィの提案がきっかけでした。
ロキからルフィへの「解放してくれればシャンクスの情報を教える」という条件提示は、この構造に酷似しています。
また、ロキが太陽の神を自称する点はルフィのニカとの対比構造を生んでおり、二人が同じ船に乗ることで物語のテーマがより深まるという見方もあります。
一方、仲間入りに対する否定的な見解もあります。
巨人族のサイズではサウザンドサニー号に乗れないという物理的な問題は無視できません。
王子という立場やすでに船長格のキャラクターであることも、一味への合流を難しくする要因です。
現時点では確定的な情報はなく、あくまで考察の域を出ていません。
ただし、112巻のSBSに「10人目」に関する示唆があるとされ、エルバフ編が佳境を迎える中で答えが出される可能性は十分にあるでしょう。
アニメでのエルバフ編とロキ登場の見通し
TVアニメのONE PIECEでは、2025年12月28日放送回をもってエッグヘッド編が終了しました。
2026年1月から3月までは制作の充電期間に充てられ、エルバフ編は2026年4月5日の日曜日夜11時15分から放送が開始されます。
新たな制作方針として「原作1話分をアニメ1話で描く」という手法が採用され、年間の放送回数は最大26話に変更されました。
これまでの引き延ばし傾向からの脱却が図られており、原作のテンポに近い形でエルバフ編を楽しめる環境が整えられています。
2026年1月5日からはフジテレビ系列の「めざましテレビ」内でエルバフ編のミニアニメが毎週月曜に放送されており、アニメファンの期待も高まっている状況です。
原作第1130話に相当するロキ初登場のエピソードは、2026年4月以降の放送でアニメ化される見込みです。
なお、注意点としてTVアニメの話数と原作漫画の話数は一致していません。
アニメの第1130話は「消された歴史!絶望のゴッドバレー」というエッグヘッド編のエピソードであり、原作第1130話「呪いの王子」とは全く異なる内容です。
検索時には混同しないよう気をつける必要があります。
まとめ:ワンピース1130話のロキが示すエルバフ編の行方
- ロキは第1130話で本格初登場したエルバフの「呪いの王子」であり、巨人族の国ウォーランド王国の王子である
- 父ハラルド王殺害の真相は「父自身がロキに殺害を懇願した」という事実が後に判明し、表向きの歴史とは異なる
- 母エストリッダに生後すぐ冥界へ捨てられた過去を持ち、エルバフの災いの象徴として孤立してきた
- 悪魔の実の正式名称は第1174話時点でも未確定だが、黒龍変身からニーズヘッグ説が最有力視されている
- 武器の鉄雷(ラグニル)も悪魔の実を食べた可能性があり、リスに変身する描写が北欧神話のラタトスクと一致する
- 懸賞金は26億ベリーの「世界政府特別懸賞金」で、四皇幹部を大きく上回る危険度と評価されている
- シャンクスがロキを捕縛した経緯やハラルド殺害事件への関与など、二人の因縁はまだ完全には解明されていない
- ルフィとの初対面で「太陽の神」を自称し、ニカとの対比構造がエルバフ編最大のテーマとなっている
- 11人目の仲間になる可能性はファン間で活発に議論されているが、確定情報は存在しない
- TVアニメのエルバフ編は2026年4月5日放送開始予定で、ロキ初登場回は今後のアニメ化が見込まれる
