ワンピースのエルバフ編で、物語の中心に躍り出た「呪いの王子」ロキ。
エルバフの国民からは「鬼畜」「世界の敵」と忌み嫌われ、父であるハラルド王を殺害した大犯罪者として描かれてきました。
一方で、ルフィに仲間入りを勧誘されたり、最新話ではギア5ルフィと共闘したりと、単純な悪役とは言い切れない描写も増えています。
ロキは本当に敵なのか、それとも味方なのか。
「性格が悪いクズにしか見えない」「ラスボス候補では」という声がある一方、「実はいいヤツなのでは」という考察も数多く存在します。
この記事では、ロキの出生から最新話までの情報を時系列で整理し、敵か味方かの真相に迫ります。
さらに、読者の間で賛否が分かれるポイントや今後の展開予想まで、あらゆる角度から徹底的に考察していきます。
ワンピースのロキが「敵」と呼ばれてきた理由とは?
ロキがエルバフ編で「敵」として認識されてきた背景には、作中で繰り返し描かれてきた複数の要因があります。
単なる悪役ではなく、周囲の誤解と本人の沈黙が重なり合って「最悪の犯罪者」という像が形成されていきました。
エルバフで「世界の敵」と忌み嫌われた背景
エルバフの住民たちは、ロキのことを「呪いの王子」と呼び、「鬼畜」「世界の敵」として忌み嫌ってきました。
14年前、ロキはエルバフの王であった父ハラルドを殺害し、アウルスト城内の兵士113人の命を奪い、英雄ヤルルにまで重傷を負わせたとされています。
さらに、王家に代々伝わる「伝説の悪魔の実」を我欲のために食べたという話がエルバフ全土に広まりました。
世界政府からも「世界政府特別懸賞金」として26億ベリーという四皇クラスの額が課せられており、エルバフの内外を問わず危険人物として認識されていたのです。
こうした情報だけを見れば、ロキが「敵」「悪役」として描かれるのは当然の流れでした。
母エストリッダに捨てられた壮絶な出生の秘密
ロキの悲劇は、生まれた瞬間から始まっています。
63年前、ハラルド王と正妻エストリッダの間に誕生したロキは、強膜が真っ黒に染まった「蛇のような目」を持って生まれました。
エストリッダはロキの見た目に恐怖し、「怪物」と呼んでひと抱きすらせず、生まれたばかりの赤子をエルバフの冥界へ投げ捨てています。
しかも、エストリッダは「この子は父を殺す」という予言をでっち上げ、ロキに関する悪評をエルバフ中に広めました。
この狂言が後の「父殺し」の布石となり、ロキは幼少期からエルバフ全土で忌み嫌われる存在になっていったのです。
自力で冥界から陽界へ這い上がったロキは、母に嫌悪された目を包帯で覆い隠して生きるようになりました。
父ハラルド王殺害の汚名を自ら被った真相
ロキが「敵」として決定的に認知された最大の事件が、14年前のハラルド王殺害事件です。
第1169話から第1171話にかけて、事件の真相が明らかになりました。
ハラルド王はイム様と「深海契約」を結んでおり、意思と身体を乗っ取られて暴走状態に陥っていたのです。
城内の兵士113人を殺害したのはロキではなく、洗脳されたハラルド本人でした。
暴走の合間に一瞬だけ正気を取り戻したハラルドは、ロキに対して「伝説の悪魔の実を食べて自分を止めてくれ」と懇願しています。
ロキは父の遺言に従って悪魔の実を食べ、鉄雷の力でハラルドを討ちました。
しかし、ロキは真相を誰にも語ることなく口を閉ざし、14年間にわたって「父殺し」の汚名を一人で背負い続けてきたのです。
ロキは本当に性格が悪いクズなのか?誤解を解く
初登場時の不気味な言動や、エルバフ中から嫌われている設定から、「性格が悪い」「クズ」という印象を持つ読者も少なくありません。
しかし、物語が進むにつれて、ロキの行動の裏にある本当の動機が次々と明らかになっています。
「性格が悪い」「クズ」と言われる描写の裏側
ロキは確かに粗暴な言動が目立つキャラクターです。
シャンクスを「腰抜けの海賊」と挑発し、天竜人を「ゴミクズ」と罵り、自らを「世界を滅ぼす者」と称するなど、初見では悪役にしか見えない描写が続きました。
ところが、これらの言動はすべて文脈を読み解くと異なる意味合いを持っています。
シャンクスへの挑発は、捕縛された恨みから来るものであり、天竜人への罵倒はエルバフを支配しようとする世界政府への怒りの表れです。
「世界を滅ぼす」という宣言も、現在の世界政府体制の打倒を意味している可能性が高いと一般的に考察されています。
表面的な言動だけで「クズ」と断じるのは早計であり、行動の本質を見極める必要があるでしょう。
ルフィとの会話で見えたロキの本当の人間性
ロキの人間性を最もよく表しているのが、冥界でのルフィとのやり取りです。
ルフィに対して鎖を解く条件としてシャンクスの居場所を教えると提案したロキの姿は、かつてルフィがゾロを仲間に誘った場面と構図が酷似しています。
また、ロキの通話相手である謎の人物「モサ公」からは、「乱暴な発言の裏に優しさがある」と指摘される場面もありました。
エルバフのために真相を語らず汚名を被り続けた14年間は、自己犠牲の精神なくしては成し得ないものです。
ルフィが仲間に勧誘したのも、ロキの本質を見抜いたからだと考えられます。
一部の仲間から慕われていた意外な素顔
エルバフ中から嫌われていたロキですが、すべての人物から拒絶されていたわけではありません。
兄であるハイルディンをはじめ、一部の者からは慕われていたことが描かれています。
また、ロキにはかつて手下の人間族がおり、彼らがシャンクスに気絶させられるエピソードからも、ロキを慕う者がいたことがわかります。
エルバフの全員が一方的にロキを嫌っていたのではなく、母エストリッダの風評被害と「父殺し」という表面的な事実が、真実を覆い隠していたのです。
ロキの正体と強さを徹底解説【プロフィールまとめ】
ロキの正体は、エルバフの巨人族の中でも極めて特殊な血統を持つ王子です。
以下にロキの基本情報をまとめます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本名 | ロキ |
| 異名 | 呪いの王子 |
| 種族 | 巨人族(古代巨人族の血を引く) |
| 年齢 | 63歳(人間換算で約21歳) |
| 身長 | 約67m(オーズ並み) |
| 懸賞金 | 26億ベリー(世界政府特別懸賞金) |
| 覇気 | 覇王色 |
| 武器 | 鉄雷(ラグニル) |
| 父 | ハラルド王 |
| 兄 | ハイルディン |
懸賞金26億ベリーの「世界政府特別懸賞金」とは何か
ロキに課せられた26億ベリーは、通常の懸賞金とは異なる「世界政府特別懸賞金」という枠組みです。
この金額は四皇クラスに匹敵し、麦わらの一味のNo.2であるゾロの11億1100万ベリーをはるかに上回ります。
通常の懸賞金は海賊としての危険度や民間人への被害を基に算定されますが、特別懸賞金という異例の枠組みが設けられた理由は明確には語られていません。
一説では、ロキがエルバフを離れて海賊活動を行っていた6年前から14年前の期間に、世界政府に目をつけられるような事件を起こしたためと考えられています。
また、ロキが元四皇だった可能性を指摘する声もあり、シャンクスが四皇に就任した約6年前とロキの捕縛時期が一致している点が根拠として挙げられています。
悪魔の実はニーズホッグで確定?黒竜変身の能力詳細
2026年2月16日掲載の第1174話で、ロキの悪魔の実の能力がついに視覚的に描かれました。
巨大な黒い竜(ドラゴン)に変身する姿は見開きで描かれ、翼、角、鋭い爪を備えた西洋型ドラゴンの特徴を持っています。
多くの読者の間で、悪魔の実の正体は北欧神話に登場する竜「ニーズホッグ(ニーズヘッグ)」をモデルにした幻獣種であるという見方がほぼ確定的になっています。
判明している能力の特徴は以下の通りです。
| 能力 | 詳細 |
|---|---|
| 竜への変身 | 巨大な黒竜への変身が可能 |
| 飛行能力 | ロキ本人が「俺は飛べる」と明言し実際に飛行 |
| 氷結能力 | 「原初世界(ニブルヘイム)」で対象を瞬時に氷漬けにする |
| 落雷操作 | 雷を伴う攻撃を使用 |
| 電撃耐性 | 鉄雷を素手で扱える |
エルバフの壁画に描かれた「世に珍しき雷雪の日に空を覆う巨獣現る」という神典の記述とも一致しており、古代から予言されていた存在である可能性が高いです。
鉄雷(ラグニル)に秘められた北欧神話との共通点
ロキの武器である鉄雷(ラグニル)は、単なるハンマーではありません。
落雷を操り、対象を一瞬で氷漬けにする「原初世界(ニブルヘイム)」を発動するなど、自然災害全般を操る力が秘められています。
第1170話で、鉄雷の正体がリスのような小動物であることが判明しました。
北欧神話において、世界樹を走り回るリス「ラタトスク」は樹上の鷲と根元の竜ニーズホッグの間で言葉を伝える存在として知られています。
ロキ(ニーズホッグ)と鉄雷(ラタトスク)の関係は、まさにこの神話構造をそのまま反映したものといえるでしょう。
さらに、鉄雷のハンマーとしての形状は、北欧神話の雷神トールが持つミョルニルに由来すると考えられており、死者蘇生や自然に恵みを与えるミョルニルの能力が鉄雷にも隠されている可能性が指摘されています。
カイドウやシャンクスと比較したロキの戦闘力
ロキの戦闘力は、読者の間でも大きく意見が分かれるトピックです。
カイドウとの比較では、古代巨人族の血を引く圧倒的な体格差と、幻獣種の悪魔の実に加えて鉄雷という二重の攻撃手段を持つ点から「カイドウを上回る」とする意見があります。
一方で、約6年前にシャンクスに敗北して捕縛された事実を重視し、「当時最弱の四皇と言われたシャンクスにも負けたのだから、カイドウより下」とする見方も根強く存在します。
ルフィからは覇気を「デタラメな覇気」と評されるなど、覇王色の覇気を含めた戦闘力の高さは作中でも認められています。
総合的に見ると、四皇に匹敵するか、それ以上の実力を持つ存在として位置づけられていると考えるのが妥当でしょう。
ハラルド王殺害事件の全貌と深海契約の真実
エルバフ編最大の謎であったハラルド王殺害事件の全貌は、第1165話から第1171話にかけて段階的に明かされました。
この事件の背後にはイム様による巧妙な支配の仕組みが存在しており、ロキの「敵」としてのイメージを根底から覆す内容となっています。
イム様の深海契約でハラルドが洗脳された経緯
事件の根本原因は、38年前のゴッドバレー事件にまで遡ります。
この事件をきっかけに、ハラルド王は世界政府に対して服従を誓いました。
ハラルドはイム様と「深海契約」を結び、表面上はエルバフを戦争のない交易国家へと導く名君として振る舞っていたのです。
しかし、深海契約にはイム様が契約者の意思と身体を支配できるという恐ろしい効果がありました。
14年前、ついにイム様はハラルドの身体を乗っ取り、暴走状態に陥らせます。
洗脳されたハラルドはアウルスト城内で兵士113人を自ら殺害し、英雄ヤルルにまで重傷を負わせました。
外から見れば正気を失ったハラルドの暴走でしたが、傍目からは洗脳されていることが全くわからないのがこの能力の恐ろしさです。
「父殺し」の予言はエストリッダの狂言だった
ロキが父を殺すという「予言」は、古くからエルバフに伝わっていたとされてきました。
しかし、物語が進むにつれて、この予言が母エストリッダによる出産後の狂言であったことが明らかになっています。
エストリッダはロキの不気味な外見に恐怖し、赤子を冥界に捨てた後、自分の行為を正当化するために「父殺しの予言」をでっち上げたのです。
この狂言がエルバフ中に広まったことで、ロキは生まれながらにして「呪われた存在」として烙印を押されました。
14年前に実際にハラルドがロキの手で命を落としたことで、エストリッダの偽りの予言はあたかも真実であったかのように受け取られてしまったのです。
兵士113人を殺したのはロキではなくハラルド本人
第1169話で描かれた最大の衝撃は、城内の兵士113人を殺害したのがロキではなくハラルド本人だったという事実です。
深海契約によって身体を支配されたハラルドは、自分の意思とは無関係に周囲を攻撃していました。
暴走の合間にわずかに正気を取り戻したハラルドは、息子のロキに「伝説の悪魔の実を食べて自分を討て」と懇願します。
ロキは父の遺言に従い、エルバフの国宝である悪魔の実を食べて鉄雷の力を手に入れ、暴走する父を止めました。
つまり、ロキは「父殺し」ではなく「父を救った者」だったのです。
エルバフを世界政府の魔の手から守ったにもかかわらず、ロキは自ら真相を語ることなく、14年間を大犯罪者として冥界の牢獄で過ごしました。
ロキとシャンクスの因縁と未解決の謎
ロキとシャンクスの関係は、エルバフ編において最も謎が多く、今後の物語を大きく左右する要素として注目されています。
直接的な接点はハラルド殺害事件と6年前の捕縛の2つですが、その背後には複雑な事情が絡み合っています。
14年前の事件現場で一時的に協力した過去
14年前のハラルド王暴走事件の現場には、シャンクスも居合わせていたことが描かれています。
シャンクスはドリーやブロギーと兄弟仲であるなど、エルバフとは非常に深い親交を持つ人物です。
ハラルドの暴走を阻止する際、シャンクスとロキは一時的に協力関係にあったとされています。
この時点では二人は同じ目的のもとに行動しており、少なくとも明確な敵対関係ではなかったことがうかがえます。
6年前にシャンクスがロキを捕縛した本当の目的
14年前には協力関係にあったにもかかわらず、約6年前にシャンクスは海上で暴れていたロキを捕縛しています。
注目すべきは、シャンクスがロキを殺さずに拘束に留めた点です。
シャンクスはこれまで、ルフィを傷つけた山賊団を壊滅させ、キッド海賊団も容赦なく壊滅させてきた人物であり、敵に対して手加減をするタイプではありません。
にもかかわらずロキを生かしたのは、来るべき世界政府との最終決戦に備えてロキの戦力を温存する目的があったのではないかと一般的に考察されています。
シャンクスもまた、ハラルドを死に追いやった世界政府に対して怒りを抱いていた一方で、ロキのように直接的な対抗行動には出ていませんでした。
ロキが「腰抜け」と呼ぶ理由も、シャンクスのこうした慎重な姿勢に対する苛立ちから来ている可能性があります。
ロキがシャンクスの居場所を知っている理由
冥界に幽閉されていたロキが、シャンクスの現在の居場所を知っていたことも大きな謎のひとつです。
エルバフ中から嫌われていたロキが人伝てで情報を得ることは極めて困難であり、シャンクス本人から直接教えてもらった可能性が高いと見られています。
また、ルフィがエルバフに到着する前にシャンクスの手下がロキの部下を気絶させたエピソードから、シャンクスはルフィより先にロキと接触していた可能性も指摘されています。
もしシャンクスが自ら居場所を教えたのだとすれば、二人の間には表面的な敵対関係とは別の、何らかの合意や計画が存在するのかもしれません。
ロキは敵ではなく味方で確定?最新話の展開から読み解く
2026年2月時点の最新話の展開を踏まえると、ロキが「敵」ではなく「味方」であることはほぼ確定的と見て差し支えないでしょう。
複数の根拠が、ロキのルフィ陣営入りを裏付けています。
第1174話でギア5ルフィとの共闘が実現
第1174話「せかいで1ばんつよいもの」では、ロキが巨大な黒竜に変身し、落下した巨人族の子どもたちと母親を翼に乗せて救出する場面が描かれました。
解放のドラムを鳴らすギア5ルフィとともに、見開きいっぱいに登場したロキの姿は圧巻のビジュアルとして読者から大きな反響を呼んでいます。
ルフィをロキが肩に乗せて共に戦場へ向かうという構図は、二人が明確に同じ側に立っていることを示しています。
もはやロキを「敵」と呼ぶ根拠は物語上ほとんど残っていないといえるでしょう。
エルバフの壁画が示すニカとロキの最終決戦での共闘
エルバフに古くから伝わる壁画には、ロキに酷似した古代巨人族が太陽の神ニカと並んで巨大な怪物に立ち向かう姿が描かれています。
この壁画の「第三世界」と呼ばれる部分には、太陽を手にした巨大な怪物が描かれており、マザーフレイムを奪い世界を支配するイム様との関連性が強く示唆されています。
つまり、壁画はニカ(ルフィ)とロキが最終決戦でイム様に共闘して立ち向かう未来を予言していると解釈されているのです。
エルバフの神典「ハーレイ」の解釈も含め、ロキが最終的にルフィの味方として世界政府と戦う展開は、物語の根幹に組み込まれた伏線だと考えて間違いないでしょう。
神の騎士団への勧誘を拒否した意味
ロキの立場を決定づけるもうひとつの重要な事実は、神の騎士団からの勧誘を明確に拒否していることです。
天竜人を「ゴミクズ」と罵り、世界政府側につくことを完全に拒んだロキの姿勢は、ルフィや麦わらの一味と利害が完全に一致しています。
神の騎士団は現在エルバフに侵攻し、子どもたちの命を人質にして国を屈服させようとしている敵対勢力です。
ロキにとってイム様は父ハラルドを死に追いやった最大の仇敵であり、世界政府の側に立つ理由は一切存在しません。
敵対関係の構図は「ロキ+ルフィ vs 世界政府(イム様・神の騎士団)」で確定しているといえます。
ロキはラスボスになる可能性はあるのか
ロキの圧倒的な戦闘力と「世界を滅ぼす」という過激な発言から、一部ではラスボス候補として名前が挙がることもあります。
しかし、現時点の情報を総合すると、ロキがラスボスになる可能性は極めて低いと考えられます。
「世界を滅ぼす者」発言の真意を考察する
ロキは自らを「世界を終わらせる太陽の神」「世界を滅ぼす者」と称しています。
この発言だけを見れば、全世界を破壊しようとする最終的な敵のようにも聞こえます。
しかし、ワンピースの世界における「世界」とは、天竜人とイム様が支配する現行の世界秩序を指していると解釈するのが自然です。
ロキが「滅ぼす」と言っているのは、エルバフを支配しようとした世界政府の体制であって、世界そのものの破壊を意味してはいないと考えられます。
これはルフィが「海賊王になる」と宣言し、既存の秩序に挑んでいる構図と本質的に同じです。
ラスボスではなくイム様との対決要員と見る根拠
物語の構造上、ラスボスの座はイム様もしくは黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)が占める可能性が圧倒的に高いとされています。
ロキは深海契約によって父を奪われた当事者であり、イム様と直接対決する動機を最も強く持つキャラクターのひとりです。
エルバフの壁画にもニカとロキがイム様に立ち向かう構図が描かれていることから、ロキの役割はラスボスではなく「ラスボスに挑む側の主要戦力」であると位置づけられるでしょう。
過去の悪役キャラとの構造的な違い
ワンピースにはクロコダイルやドフラミンゴなど、強烈な個性を持つ悪役が数多く登場してきました。
これらの悪役は、最終的にルフィとの直接対決で敗北するという明確な「敵」としての結末を迎えています。
一方でロキは、ルフィとの初対面から敵意を見せつつも、取引や会話を通じて関係性が変化していくという、フランキーやロビンに近いパターンを辿っています。
初登場時に敵に見えるキャラクターが後に味方になるという展開は、ワンピースでは何度も使われてきたミスリードの手法です。
ロキの場合も同様に、「敵に見せかけた味方候補」として物語に組み込まれていると考えるのが妥当でしょう。
ロキは麦わらの一味に加入するのか
ロキが味方側であることはほぼ確定的ですが、「麦わらの一味に正式加入するかどうか」は読者の間で依然として議論が続いています。
肯定派と否定派の双方に説得力のある根拠が存在します。
ルフィが直接仲間に勧誘した重要な描写
第1152話で、ルフィはロキに対して直接的に仲間入りを勧誘しています。
ワンピースの歴史において、ルフィが仲間に声をかけた相手は、これまで例外なく重要な存在として物語に関わり続けてきました。
ゾロの勧誘シーンと構図が酷似している点も見逃せません。
ゾロは「刀を返してほしけりゃ仲間になれ」という取引から始まりましたが、ロキの場合は「シャンクスの居場所を教える」という取引が持ちかけられています。
ルフィ本人が勧誘したという事実は、仲間入りの可能性を示す最も強い根拠です。
仲間入り肯定派と否定派それぞれの根拠
仲間入りをめぐる議論の主なポイントを整理します。
肯定派の根拠としては、ルフィ本人の勧誘に加え、エルバフの壁画にニカの隣にロキが描かれていること、悪魔の実の名前に仲間法則の語呂合わせが当てはまる可能性があること、ヒーロー扱いを嫌うロキとルフィの性格的な共通点が挙げられます。
否定派の根拠としては、26億ベリーの戦力が加わることで一味のパワーバランスが崩壊すること、巨人族のサイズでサニー号に乗船できないこと、エルバフの正当な王位継承者がエルバフを離れる不自然さが挙げられています。
トラファルガー・ローやフランキーとの展開比較
過去のキャラクターとの比較も、ロキの今後を予測する上で参考になります。
トラファルガー・ローは長期にわたってルフィと共闘しながらも、正式な一味のメンバーにはなりませんでした。
一方で、フランキーはウォーターセブン編で敵対的に描かれた後、最終的に仲間入りを果たしています。
エルバフ編とウォーターセブン編には、「敵に見せかけた仲間候補」「過去の悲劇を抱えたキャラ」「政府との戦い」など構造的な類似点が多いことが指摘されています。
現時点で最も支持されている予想は、「正式な一味メンバーにはならないが、最終決戦では最重要の味方として共闘する」というものです。
ローのように独自の立場を保ちながら、麦わら大船団の一員としてイム様との決戦に参戦する展開が有力視されています。
ロキを「無理」「嫌い」と感じる読者がいる理由
ロキは物語上非常に重要なキャラクターですが、すべての読者に好意的に受け入れられているわけではありません。
「無理」「受け付けない」という声が一定数存在するのも事実であり、その背景には具体的な理由があります。
初登場時のビジュアルへの賛否が分かれた背景
第1131話「冥界のロキ」で初めて本格的に描かれたロキのビジュアルは、読者の間で大きく賛否が分かれました。
蛇のような黒い目、包帯で覆われた顔、巨大な身体といった不気味な外見に対し、「キモい」「不快」という拒否反応が一部で見られています。
ワンピースのキャラクターは個性的なデザインが多いものの、ロキの場合は意図的に「嫌悪感を抱かせるデザイン」で登場したことが、初期の印象を悪くした要因です。
物語が進み背景が明かされるにつれて評価が変化していった読者も多いですが、第一印象のインパクトが強かったことは否めません。
エルバフ過去編の長さに対する読者の不満
ロキに対する否定的な意見の中で最も多いのが、エルバフ過去編が「長すぎる」という指摘です。
ロキの生い立ちからハラルド殺害事件の真相まで、過去編は複数話にわたって展開されました。
「本筋の戦闘が見たいのに回想が続く」「3分で話せと言われた導入でこの長さは」といった不満の声は、主に物語のテンポに対するものです。
回想編でロキの人物像が丁寧に描かれたことは物語の深みを増す一方で、テンポを重視する読者にとっては冗長に感じられた側面もあったといえるでしょう。
深海契約の設定がご都合主義と指摘される点
ハラルド殺害事件の真相を支える「深海契約」の設定に対しても、批判的な意見が存在します。
イム様が契約者の身体を自由に操れるという能力のルールが曖昧であり、暴走のタイミングや正気に戻るタイミングが「都合がよすぎる」との指摘があります。
また、深海契約という後出しの設定でロキの無実を証明するストーリー構成について、ご都合主義的だと感じる読者もいます。
ただし、深海契約はロキだけでなくイム様の支配構造そのものを描く重要な設定であり、今後の物語全体に関わる伏線として評価する声も同時に存在しています。
モサ公やローラとの関係など残された伏線一覧
エルバフ編にはロキに関する未回収の伏線が数多く残されており、今後の展開でどのように回収されるかが注目されています。
モサ公の正体はしらほし?有力説の根拠まとめ
ロキが雪電伝虫で通話していた謎の人物「モサ公」は、見たことも会ったこともないにもかかわらず「長いこと友達」だとロキが語る不思議な存在です。
現在最も有力視されているのが、モサ公の正体は人魚姫しらほし(古代兵器ポセイドン)であるという説です。
根拠は3つあります。
まず、モサ公の丁寧な口調がしらほしの話し方と一致している点。
次に、モサ公が語った「恐怖体験」がチャルロスによるしらほしへの暴行未遂と合致する点。
そして、ネプチューン王がしらほしをロキの許嫁にしようとしていたことが判明した点です。
もしモサ公がしらほしであれば、ロキは「地の神」、しらほしは「海の神」という構図となり、エルバフの壁画に描かれた予言とも合致します。
ローラとの婚約破談が今後の展開に与える影響
ロキはかつてビッグ・マムの娘ローラと政略結婚の婚約関係にありました。
しかし、結婚当日にローラは自由な恋愛を求めて出奔してしまいます。
代わりに双子のシフォンが差し出されましたが、この試みも失敗に終わりました。
ローラはその後、別の男性と結婚を果たしています。
ロキがローラに恋愛感情を持っていたかどうかは明言されていませんが、ローラの結婚を知った際のロキの反応は、今後描かれる可能性のある未回収の伏線です。
また、ビッグ・マムとの政略結婚が破談になったことで、ロキとビッグ・マム海賊団の関係がどうなるかも注目ポイントのひとつです。
エルバフ編クライマックスで回収される注目ポイント
エルバフ編はクライマックスに突入しつつあり、以下の伏線の回収が期待されています。
ロキの悪魔の実の正式名称は、ニーズホッグ説がほぼ確定的ですが、リュウリュウの実なのかウオウオの実なのかヘビヘビの実なのか、分類はまだ明かされていません。
シャンクスとの再会・対決も重要なポイントです。
ロキはシャンクスへの敵意を持ちつつも居場所を把握しており、二人の間の未解決の問題がいつ決着するかが注目されています。
さらに、ドリーとブロギーが悪魔化(洗脳)されて互いに戦わされている現在の状況や、3名の神の騎士団メンバーとの戦闘の結末も、エルバフ編の決着を左右する重大な要素です。
2026年4月からはTVアニメでもエルバフ編の放送が開始される予定であり、原作での伏線回収とアニメでの映像化が同時進行する形となります。
まとめ:ワンピースのロキは敵ではなく味方である根拠と今後の展望
- ロキは14年間「父殺し」の汚名を自ら被り、真相を語らずエルバフを守り続けていた
- ハラルド王を殺害したのは事実だが、深海契約で洗脳された父を止めるための行為だった
- 城内の兵士113人を殺したのはロキではなく、イム様に操られたハラルド本人である
- 「性格が悪い」「クズ」という評価は表面的な言動に基づくもので、行動の本質は自己犠牲にある
- 第1174話でギア5ルフィとの共闘が実現し、敵ではなく味方であることがほぼ確定した
- エルバフの壁画にはニカとロキがイム様に共に立ち向かう未来が予言されている
- 悪魔の実は北欧神話のニーズホッグをモデルにした幻獣種である可能性が極めて高い
- ラスボスになる可能性は低く、イム様との最終決戦における主要戦力として位置づけられる
- 麦わらの一味への正式加入は意見が分かれるが、最終決戦での味方参戦はほぼ確実視されている
- モサ公の正体やシャンクスとの因縁など、未回収の伏線がエルバフ編クライマックスで回収される見込みである
