ワンピースのエルバフ編で最も注目を集めているのが、呪いの王子ロキとルフィの関係性です。
冥界での衝撃的な初対面から、黒竜と太陽神ニカが並び立つ圧巻の共闘シーンまで、二人の物語は急展開を見せています。
「ロキはなぜルフィと手を組んだのか」「二人の対比構造にはどんな意味があるのか」「ロキは麦わらの一味に加入するのか」といった疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、ロキとルフィの出会いから最新話での共闘まで、時系列に沿って丁寧に整理しながら、二人の関係性の核心に迫ります。
悪魔の実の能力比較やシャンクスとの因縁、さらには今後の展開予想まで、エルバフ編を10倍楽しむための情報を網羅的にお届けします。
ワンピースにおけるロキとルフィの出会いから共闘までの全時系列
ロキとルフィの関係は、エルバフの冥界という暗闇の中から始まり、第1174話の陽界での共闘へと劇的に発展しました。
ここでは、二人の関係の変遷を話数ごとに追っていきます。
冥界での初対面はどう描かれた?第1131話の衝撃シーン
ルフィとロキの初対面は、第1131話「冥界のロキ」で描かれました。
エルバフの冥界に落ちたルフィの前に現れたのは、巨大な鎖で繋がれた一人の巨人族の男です。
ルフィが「ここどこでお前誰だ?」と問いかけると、ロキは自らを「世界を終わらせる太陽の神」と名乗りました。
この時点でロキは6年間にわたり冥界に幽閉されており、シャンクスによって鎖で繋がれた状態だったことが判明しています。
ロキはルフィに対して取り引きを持ちかけ、「エルバフを救ってくれ」と依頼しました。
初対面にもかかわらず互いの本質を嗅ぎ取るかのような会話が繰り広げられ、読者の間でも大きな反響を呼んだ場面です。
ルフィがロキに仲間勧誘した第1152話の真意とは
第1152話「ヒドい一日」で、ルフィはロキに対して「お前 おれの仲間になれよ!!」と正式に勧誘しました。
これはエルバフが危機的状況にある中、急いで行動しなければならないタイミングでの発言です。
エルバフ全体からのけ者にされているロキに対し、ルフィがまっすぐに仲間入りを宣言したこのシーンは、かつてのロビンやフランキーへの勧誘と同じパターンだと多くの読者に受け止められました。
居場所を失った者に手を差し伸べるルフィの一貫した行動原理が、ここでも発揮されたといえるでしょう。
ロキの過去が明かされた直後というタイミングも相まって、「もう本当に仲間になってほしい」「船に乗れないけど仲間になれ」と期待する声が一気に広がりました。
第1174話で実現した黒竜ロキとニカルフィの並び立つ瞬間
2026年2月16日掲載の第1174話「せかいで1ばんつよいもの」は、エルバフ編最大級の見せ場となりました。
ソマーズ聖の非道な計画により、巨人の子供たちが海雲の消失とともに落下する絶体絶命の状況が訪れます。
そこに駆けつけたのが、黒竜に変身したロキと、ギア5(ニカ)状態のルフィです。
ルフィはロキの背中に乗り、「ゴムゴムの腹せんべい」で落下する子供20人と親族を全員受け止めて救出しました。
ラストの見開きでは、白いニカルフィと黒い竜のロキが並び立つ構図が描かれ、ロキの頭上にはリス形態に変身したラグニルも乗っています。
ヤルルの予言「世にも珍しき雷雪の日 空を覆う巨獣が現る 解放のドラムが鳴り響く」がまさに現実となった瞬間でした。
ロキとルフィはなぜ意気投合できたのか?二人の共通点を読み解く
立場も種族も異なる二人が急速に距離を縮めた背景には、根本的な部分での共通点が存在します。
単なる利害関係を超えた絆の理由を掘り下げていきましょう。
居場所を持たない者同士が惹かれ合う理由
ロキは生まれた直後に母エストリッダによって冥界に捨てられ、成長後もエルバフの全住民から「歴史的大犯罪者」として忌み嫌われてきました。
一方のルフィも、海賊として世界政府から追われる身であり、既存の秩序の中に居場所がない存在です。
ワンピースの物語では、ロビン、フランキー、ブルックなど、社会から排除された者たちをルフィが受け入れてきた歴史があります。
ロキもまた、エルバフという国から完全に排斥された孤独な存在であり、ルフィが本能的に惹かれるタイプのキャラクターだといえるでしょう。
二人の関係は「同情」ではなく、境遇を共有する者同士の自然な共鳴として描かれています。
自由を求める意志と「王」の器という共通項
ルフィは海賊王を目指す男であり、ロキはエルバフの王家に生まれた王子です。
しかし二人に共通するのは、既存の権威や地位そのものには興味がなく、自分の信念に従って自由に生きようとする姿勢にあります。
ルフィは海賊王の座を「世界で一番自由な奴」と定義しており、ロキもまた鎖に繋がれながらなお、自分を太陽の神と名乗るほどの強い自我を持っています。
覇王色の覇気の持ち主でもある二人は、周囲を惹きつけ従える「王の器」を共有しているのです。
読者の間では「コインの裏表のような関係」と表現されることが多く、対照的でありながらも本質は同じという構造が物語に深みを与えています。
かつて敵だった者が友達のような関係へ変わる転換点
初対面時のロキは、ルフィに対して高圧的な態度で取り引きを迫り、自らを太陽の神と称する傲慢な人物として描かれていました。
ルフィもロキの発言に怒り、一発殴るという荒っぽい対応を見せています。
しかし、ロキの悲惨な過去が明かされるにつれて関係性は大きく変化しました。
第1152話でのルフィの仲間勧誘は、ロキにとって人生で初めて無条件に受け入れられた瞬間だったともいえます。
第1174話では互いの背中を預け合う共闘を実現しており、もはや敵対関係の面影はありません。
まるで長年の友達であるかのような信頼関係が、わずかな交流の中で急速に構築された点に、多くの読者が心を動かされています。
ロキの正体と基本プロフィール|呪いの王子の全貌
ロキとルフィの関係を深く理解するためには、ロキ自身の詳細なプロフィールを把握しておく必要があります。
エルバフ編の中核を担うキャラクターであるロキの基本情報を整理しましょう。
古代巨人族の血を引くエルバフの王子という出自
ロキは巨人族の国「ウォーランド王国」の王子であり、父はエルバフ国王のハラルド、母は権力者の娘エストリッダです。
注目すべきは、ロキが通常の巨人族ではなく、古代巨人族の血を引いている点にあります。
通常の巨人族よりもさらに巨大な体格を持ち、通常時で身長40メートルを超えるとされています。
年齢は63歳ですが、巨人族の寿命は約300年であるため、人間に換算するとおよそ21歳に相当します。
異母兄にあたるハイルディンは、麦わら大船団傘下の新巨兵海賊団の船長を務めており、兄弟でありながらもロキとは複雑な関係にあります。
ネームモデルは北欧神話に登場する悪戯好きの神「ロキ」であり、キャラクターの設計にも北欧神話の要素が色濃く反映されているのが特徴です。
懸賞金26億ベリーが示す四皇クラスの実力
ロキの懸賞金は26億ベリーで、「世界政府特別懸賞金」として設定されています。
この金額は、四皇に加入した当時の黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)の22億4,760万ベリーを上回る水準です。
ルフィの現在の懸賞金30億ベリーと合わせると、二人の合計は56億ベリーに達します。
26億ベリーという数字は、ロキが単なるエルバフの王子にとどまらず、世界政府が特別な脅威と認識するほどの実力者であることを意味しています。
実際にシャンクスがロキを拘束するために直接出向いた事実も、この戦闘力の高さを裏付ける根拠といえるでしょう。
包帯に隠された蛇の目の謎と神眼の可能性
ロキの外見上の最大の特徴は、両目を覆う包帯と赤紫色の長髪です。
包帯の下には黒く禍々しい「蛇の目」が隠されており、生まれた瞬間にこの目を見た母エストリッダが狂乱し、赤ん坊のロキを冥界に捨てたという壮絶な過去があります。
この特異な目は古代巨人族の血統を示す証ではないかと広く推測されています。
さらに、「神眼」として未来予知や千里眼のような特殊能力を秘めている可能性も考察されており、ロキが目を包帯で封じているのは能力を意図的に抑制しているためではないかという仮説も根強く支持されています。
2026年2月時点で目の能力の詳細は未確定であり、今後のエルバフ編で大きな伏線回収が期待される要素の一つです。
ロキの悪魔の実は黒竜ニーズヘッグで確定?能力の正体を考察
エルバフ編で最も議論を呼んでいるテーマの一つが、ロキが食べた「伝説の悪魔の実」の正体です。
第1174話で大きな進展があったものの、正式名称はまだ判明していません。
第1174話で判明した黒竜への変身能力の詳細
第1174話において、ロキが巨大な黒い竜(ドラゴン)に変身する能力を持っていることが明確に描写されました。
この黒竜形態では空を飛行する能力を有し、ルフィを背中に乗せて冥界から陽界へと突入しています。
モチーフとして最有力視されているのは、北欧神話に登場する黒竜「ニーズヘッグ(Níðhöggr)」です。
ニーズヘッグは世界樹ユグドラシルの根を齧り続ける破壊と腐食の象徴であり、ロキが自称する「世界を終わらせる」という言葉とも整合性があります。
悪魔の実の系統としては、ゾオン系(動物系)幻獣種の可能性が高いと一般的に考えられています。
なお、かつては「ゴムゴムの実のエルバフ版」という説も話題になりましたが、第1174話で竜への変身が描かれたことにより、ドラゴン系の能力がほぼ確定的となりました。
武器ラグニルの正体はリス?もう一つの悪魔の実との関係
ロキの武器である大鎚「鉄雷(ラグニル)」は、第1170話でその正体が判明しました。
驚くべきことに、ラグニルの正体は悪魔の実を食べた「リス」です。
ハンマー形態とリス形態を切り替えることができ、北欧神話の世界樹ユグドラシルに棲むリス「ラタトスク」がモチーフとされています。
ラグニル自体は冷気を発生させてハンマーに蓄える氷結系の能力と、落雷を呼ぶ雷の力を持っています。
ここで重要なのは、ロキ本人の悪魔の実(黒竜への変身)とラグニルの悪魔の実(氷結・雷系)が別々の能力であるという点です。
つまりロキは、自身の竜の力とラグニルの氷雷の力という二つの悪魔の実の能力を同時に運用できる極めて特殊な戦闘スタイルを持っていることになります。
カイドウの青龍との違いは?東洋龍と西洋竜の対比構造
ロキの黒竜能力が判明したことで、必然的にカイドウの青龍との比較が注目を集めています。
以下の表に主要な相違点をまとめました。
| 項目 | カイドウ(青龍) | ロキ(黒竜) |
|---|---|---|
| 悪魔の実 | ウオウオの実 モデル青龍 | 未確定(ニーズヘッグ説有力) |
| モチーフ | 東洋龍(中国の龍) | 西洋竜(北欧神話の黒竜) |
| 操る属性 | 炎・風・雷・雲 | 毒・氷・腐食(推定) |
| 物語上の立場 | ワノ国編のボス(敵) | エルバフ編でルフィの共闘相手(味方) |
| 覇気 | 三色すべて高水準 | 覇王色確定、他は未詳 |
注目すべきは、ワノ国編で東洋の龍(カイドウ)がルフィの敵として立ちはだかり、エルバフ編では西洋の竜(ロキ)がルフィの味方として共闘するという対称的な構造です。
この構造は北欧神話やヨーロッパの竜伝説を踏まえた意図的な設計であり、物語全体のスケールの大きさを感じさせる展開だと広く評されています。
太陽神ニカとロキの対比が意味するものとは
エルバフ編の根幹をなすテーマの一つが、太陽の神ニカとロキの対比構造です。
白と黒、光と影という視覚的な対比に加え、思想面でも深い意味が込められています。
白いルフィと黒いロキが描くコインの裏表の関係性
第1174話のラストシーンは、この対比構造の集大成ともいえる構図でした。
ギア5を発動したルフィは太陽の神ニカの力により全身が白く輝き、一方のロキは黒竜の姿で漆黒に染まっています。
両者はまさに「コインの裏表」であり、どちらも正義のために戦いながら、表現の仕方が正反対です。
ルフィは常に笑顔で周囲に希望を振りまく存在である一方、ロキは不満げな表情を崩さず、暗い過去を背負いながら戦う姿が印象的に描かれています。
この白と黒の対比は、単なるビジュアル上の演出にとどまらず、解放と破壊、希望と絶望という物語のテーマそのものを体現していると考えられます。
ロキが自称する太陽の神と本物のニカの解放の力の違い
ロキは第1130話で自らを「おれは世界を終わらせる太陽の神」と宣言しました。
しかし、本物の太陽の神ニカの力を覚醒させたルフィとは、その本質が根本的に異なります。
ニカは「太古の昔に奴隷たちがいつか自分たちを救ってくれると信じた伝説の戦士」であり、人々を笑わせ苦悩から解放してくれる存在として語り継がれてきました。
ルフィのギア5はまさにこの解放の象徴であり、戦いの中でも笑いと自由を失わない姿勢がニカの本質を体現しています。
対してロキは「世界を終わらせる」という破壊的な文脈で太陽の神を自称しており、解放ではなく終焉を志向している点が決定的な違いです。
ただし、ロキの過去が明かされるにつれて、この自称の裏には深い悲しみと怒りがあることが判明しており、単純な善悪の二元論では語れない複雑さがエルバフ編の魅力となっています。
エルバフの壁画に描かれた黒竜とニカの伏線を検証
エルバフには古来から伝わる壁画が存在し、そこには黒い竜と太陽の神を思わせる存在が描かれていることが示唆されています。
第1174話でロキが黒竜に変身したことで、この壁画がロキの能力を予言するものだったのではないかという考察が一気に広がりました。
壁画にはニカに関する神典とは別の神話体系が存在する可能性も指摘されており、エルバフ独自の太陽の神伝説とロキの悪魔の実が深く結びついているという見方が有力です。
物語の中で壁画の全貌が明かされた際に、ロキとルフィの共闘がエルバフの歴史においてどのような意味を持つのかが判明するものと期待されています。
この伏線は、エルバフ編の後半に向けた最大級の謎の一つといえるでしょう。
ロキの過去と悲劇の真相|ハラルド王殺害は冤罪なのか
ロキの人物像を理解する上で避けて通れないのが、壮絶な過去のエピソードです。
「呪いの王子」と呼ばれるに至った経緯を詳しく見ていきましょう。
生まれてすぐ冥界に捨てられたロキの壮絶な幼少期
ロキは父ハラルドと母エストリッダの間に生まれましたが、誕生の瞬間から悲劇が始まりました。
生まれたロキの目は黒く禍々しい蛇のような外見をしており、この異様な姿を見た母エストリッダは狂乱し、赤ん坊のロキをエルバフの冥界に捨ててしまいます。
しかしロキは古代巨人族の血を引く強靭な生命力で冥界から陽界へ自力で這い上がり、生還を果たしました。
この壮絶な出生の物語は読者に大きな衝撃を与え、「辛すぎる」「子どもが酷い目に遭う話は胸が苦しい」といった反応が数多く寄せられています。
現在ロキが常に包帯で目を覆っているのは、母に忌み嫌われた蛇の目を隠すためだと判明しています。
14年前のアウルスト城事件で本当に起きたこと
ロキが「歴史的大犯罪者」と呼ばれる直接の原因となったのが、14年前に発生した「アウルスト城事件」です。
公式に語られている事件の内容は、ロキがアウルスト城内の兵士113人とハラルド王を殺害し、長老ヤルルに重傷を負わせたというものです。
しかし第1169話以降の展開で、城の兵士たちを殺害したのはロキではなくハラルド自身であった可能性が描かれました。
ハラルドは「深海契約」によって不死身の状態になっており、暴走したハラルドを止めるためにロキが討ち取ったというのが事件の真相とされています。
ロキ自身も異母兄ハイルディンに対して「まさかお前までおれが本当に父を殺したと思っているのか」という意味深な発言をしており、冤罪説を裏付ける描写が複数存在します。
父ハラルドの深海契約と不死身化の謎
アウルスト城事件の真相を理解するためには、ハラルド王が結んだ「深海契約」の存在が鍵となります。
深海契約の詳細は未だ完全には明かされていませんが、これによりハラルドは不死身の肉体を得たとされています。
不死身化したハラルドが暴走し、城内の兵士たちを殺害してしまったというのが現時点で最も有力な解釈です。
ロキはエルバフの秘宝である「伝説の悪魔の実」と武器「鉄雷(ラグニル)」を手に入れた上で、不死身のハラルドを唯一討ち取ることができた存在でした。
この点を踏まえると、ロキのハラルド殺害は「父を救うための苦渋の決断」であった可能性が高く、単純な「父殺しの極悪人」という評価は一面的だといえるでしょう。
なお、ロキの過去編ではロックス・D・ジーベックとハラルドが覇王色の覇気で激闘を繰り広げる場面も描かれており、ハラルドが世界屈指の戦士であったことが確認されています。
異母兄ハイルディンとの確執と和解の可能性
ロキの異母兄であるハイルディンは、ハラルドと別国の巨人族の女性イーダとの間に生まれました。
エルバフ王族は純血でなければならないという掟があったため、ハラルドとイーダの結婚は認められず、ハイルディンは庶子の立場に置かれています。
ハイルディンは父ハラルドの死を深く悲しむと同時に、ロキを強く恨んでいる描写があります。
しかし、アウルスト城事件の真相が明かされつつある現在、二人の和解は物語の重要な転換点として期待されています。
ハラルド王が望んだのはハイルディンとロキの二人が力を合わせてエルバフを支える未来であり、この遺志の実現が「エルバフの夜明け」に繋がるのではないかと考えられています。
シャンクスがロキを鎖で繋いだ理由と二人の因縁
ロキの物語において、シャンクスとの関係は避けて通れない重要な要素です。
6年前の拘束劇を中心に、二人の複雑な因縁を読み解きます。
6年前の拘束劇の経緯と真相に残る矛盾
約6年前、海で暴れていたロキをシャンクスが直接拘束し、エルバフの冥界に鎖で繋ぎました。
ロキはそれ以来6年間にわたり冥界に幽閉され続け、ルフィと出会うまで解放されることはありませんでした。
しかし、この拘束劇には大きな矛盾が指摘されています。
シャンクスはアウルスト城事件の真相を知っている可能性が高いにもかかわらず、ロキを捕えたからです。
事件の真相を知る者がなぜロキを罪人として扱ったのかについては、「ロキを世界政府から守るための措置だった」「ロキの暴走を一時的に止める必要があった」など、複数の仮説が議論されています。
この矛盾の解明は、エルバフ編の核心に迫る重要な伏線として注視されています。
ロキがシャンクスを腰ぬけと呼ぶ背景にあるもの
ロキはシャンクスに対して「腰ぬけ」という挑発的な呼び方をしています。
この発言の背景には、かつて二人が四皇の座を争った関係にあったのではないかという分析があります。
ロキの懸賞金26億ベリーは四皇クラスの実力を示しており、海で暴れていた時期にはシャンクスと直接衝突した可能性も考えられます。
「腰ぬけ」という言葉には、世界の真実を知りながら行動を起こさないシャンクスへの苛立ちが込められているという解釈も有力です。
あるいは、ロキがシャンクスに「解放してくれ」と頼んだにもかかわらず拒否されたことへの怒りが反映されているのかもしれません。
いずれにしても、二人の関係は単純な敵対関係ではなく、互いの実力を認め合った上での複雑な感情が絡み合っていると見るのが妥当でしょう。
黒竜を制圧したシャンクスの実力が示す意味
第1174話でロキの黒竜形態が描かれたことにより、シャンクスの実力に対する評価もさらに高まりました。
巨大な黒竜に変身し、覇王色の覇気を纏うロキを単独で制圧したという事実は、シャンクスの戦闘力が想像以上に凄まじいことを意味しています。
海外の読者の間でも「こんな化け物に勝ったシャンクスはやはりナンバー1」という反応が多数見られました。
ロキの戦闘力がカイドウと同等以上と推測される中で、そのロキを捕えたシャンクスの実力は、物語における最強クラスの位置づけを改めて証明するものだといえます。
神の騎士団シャムロックとロキの敵対関係を整理
エルバフ編の敵対勢力の中心にいるのが、神の騎士団とその団長フィガーランド・シャムロックです。
ロキとの関係性を整理することで、エルバフ編の構図がより明確になります。
エルバフの戦力を狙った世界政府の計画とは
神の騎士団がエルバフに介入した目的は、エルバフの巨人族という世界最強クラスの戦力を世界政府の指揮下に置くことにありました。
具体的には、ロキを神の騎士団に加入させることで、エルバフの戦士たち全体を間接的に支配下に組み込むという計画です。
軍子(シュリ姫)がロキに対して「神に昇格できるチャンス」と勧誘した描写は、天竜人の地位を餌にロキを取り込もうとする世界政府の意図を明確に示しています。
しかし、ロキはこの勧誘を明確に拒否しました。
ロキの拒絶は、エルバフの独立と誇りを守る行為であると同時に、世界政府との全面対立を決定づけるものとなっています。
ロキに着せられた罪はシャムロックの陰謀なのか
エルバフ編における最大級の考察テーマの一つが、「ハラルド王殺害の真犯人」問題です。
有力な仮説として、ハラルドから「伝説の悪魔の実」を奪おうとしたのはロキではなく世界政府であり、シャムロック率いる神の騎士団がハラルドを殺害し、その罪をロキに着せたという「冤罪説」が広く議論されています。
この仮説を裏付ける根拠として、シャムロックがハラルドから「ゴムゴムの実(ヒトヒトの実)」を奪う動機があったこと、そしてシャンクスがその実をロジャーの船から持ち出した経緯との関連性が指摘されています。
第1173話で軍子の正体が亡国の姫「シュリ姫」と判明したことで、神の騎士団側の複雑な事情がさらに浮き彫りとなり、この考察はますます現実味を帯びてきました。
軍子の正体判明がエルバフ編に与えた影響
第1173話で明かされた軍子の正体は、読者に大きな衝撃を与えました。
軍子は亡国の姫「シュリ姫」であり、単なる神の騎士団の構成員ではなく、独自の事情と目的を持った人物であることが判明したのです。
さらに、ブルックが軍子の見た目の特徴にピンと来た描写があり、子供たちを聖地に連れ去ろうとする言動にも違和感を覚えていました。
軍子の正体判明は、神の騎士団の内部にも一枚岩ではない複雑な事情があることを示唆しており、エルバフ編後半の展開を大きく左右する転換点だと考えられています。
ロキ、ルフィ、そして軍子という三者の関係がどのように絡み合っていくのか、今後の展開から目が離せません。
ロキは麦わらの一味に加入するのか?仲間入りの根拠と障壁
ロキの一味加入は、エルバフ編において最も活発に議論されているテーマです。
加入を支持する根拠と、それに対する障壁の両面から検証します。
ルフィの勧誘パターンから見た加入の可能性
ルフィが第1152話でロキに「お前 おれの仲間になれよ!!」と宣言した事実は、加入説の最大の根拠です。
これまでの物語を振り返ると、ルフィが直接的に仲間入りを勧誘したキャラクターは、ほぼ例外なく最終的に一味に加わっています。
ロビンは世界中から追われる身であり、フランキーは裏社会の住人、ブルックは孤独な骸骨でした。
いずれも社会から排除された存在をルフィが受け入れてきた歴史があり、エルバフから完全に追放されたロキはまさにこのパターンに当てはまります。
また、人間換算で約21歳というロキの年齢は、一味のメンバーと年齢層が近く、チームとしての馴染みやすさも指摘されています。
第112巻のSBSに伏線が含まれているという分析もあり、加入の可能性は決して低くありません。
巨人族の体格がサニー号に乗れない最大の問題
一味加入に対する最大の障壁は、ロキの体格です。
通常時で身長40メートルを超える巨人族が、麦わらの一味の船「サウザンドサニー号」に物理的に乗船することは不可能です。
この問題を指摘する読者は非常に多く、「仲間になってほしいけど船に乗れない」というジレンマを感じている声が目立ちます。
ただし、物語が最終章に突入している現在、航海期間が限られていることを考慮すれば、船のサイズ問題は従来ほど致命的な障壁ではないという見方もあります。
悪魔の実の能力で体を縮小する可能性や、巨兵海賊団の大型船を併用する形での合流など、いくつかの解決策も考察されています。
エルバフの新たな王として残る展開も?二つのシナリオ
ロキの今後には、大きく分けて二つのシナリオが想定されています。
一つ目は、麦わらの一味の正式なメンバーとして加入し、最終決戦まで行動を共にするパターンです。
二つ目は、エルバフに残り、異母兄ハイルディンと共に新たな王として国を治めるパターンです。
父ハラルドの遺志は「ハイルディンとロキの二人でエルバフを支える」ことにあったとされ、この遺志の実現はエルバフ編の重要な結末として十分に成立します。
また、一味への直接加入ではなく、麦わら大船団の傘下としてエルバフの戦力をルフィに提供するという第三のシナリオも考えられるでしょう。
いずれの結末になるとしても、ルフィとロキの間に築かれた信頼関係が物語の核心であることに変わりはありません。
第1174話の読者評価と海外の反応まとめ
エルバフ編の中でも特に注目度の高い第1174話について、国内外の読者の反応を整理します。
国内外で神回と称された理由と見どころ
第1174話は、国内外の読者から「神回」と称される高い評価を受けました。
黒竜ロキとニカルフィが並び立つラストの見開きは、「これまで尾田先生が描いた最高の見開きの一つ」と海外の読者に評されています。
かつて子供たちが恐れていたロキが、まさかの救世主として子供たちを救うという展開の逆転劇が読者の感情を大きく揺さぶりました。
白と黒の対比の美しさ、伏線回収の見事さ、そしてヤルルの予言が成就する演出の巧みさが、高評価の主な理由として挙げられています。
「迫力満点の怪物ロキとニカの登場は地上最強」といった興奮の声が掲示板やSNSに溢れていました。
エルバフ編全体のペース配分に対する賛否の声
一方で、エルバフ編全体に対しては賛否が分かれています。
2024年10月から連載が始まったエルバフ編は、2026年2月時点で1年4ヶ月以上が経過しており、「まだ60~70%残っているのではないか」と指摘する声があります。
序盤の段階では「思っていた展開と違う」「ウソップの活躍が少ない」「ペースが遅い」という不満の声が一定数存在しました。
また、イム様の能力の描写に対して「チートすぎる」という批判や、「ルフィのギア5が使い回しに感じる」という意見も散見されます。
ただし、第1170話以降のロキの過去編や第1174話の共闘シーンによって評価は急上昇しており、エルバフ編の後半に向けて期待感が高まっている状況です。
ロキのキャラクター人気が急上昇した背景
ロキは初登場時こそ傲慢で危険な印象を与えるキャラクターでしたが、過去が明かされるにつれて人気が急上昇しました。
「いいヤツ説」が多くの読者の間で主流となり、壮絶な過去への同情と、それでもなお折れない強さへの共感が人気の原動力となっています。
第1174話で子供たちを救うために黒竜の力を振るった姿は、ロキが単なる反逆者ではなく、根本的に優しい人物であることを決定的に印象づけました。
ルフィとの共闘シーンにおける息の合ったコンビネーションも、二人の相性の良さを証明するものとして好意的に受け止められています。
2026年2月時点で、ロキはエルバフ編の人気キャラクターランキングにおいてトップクラスの支持を集めているといえるでしょう。
今後の展開予想|ロキとルフィの共闘はどこへ向かうのか
最後に、エルバフ編の今後の展開について、現時点で判明している情報をもとに予想を整理します。
ソマーズ聖やイム様との決戦でロキが果たす役割
第1174話でルフィとロキが陽界に参戦したことにより、ソマーズ聖との本格的な対決が始まると予想されます。
ルフィのギア5(ニカ)とロキの黒竜形態のコンビネーションは、神の騎士団の再生能力を無効化できるほどの覇王色の出力を持つとされ、ソマーズ聖に対抗できる数少ない戦力です。
さらに、イム様がエルバフに介入している状況下で、「竜」と「ニカ」という二つの力が世界貴族の天敵として描かれる可能性も指摘されています。
ロキの懸賞金26億ベリーとルフィの30億ベリー、合計56億ベリーの最強コンビがどのような戦いを見せるのか、エルバフ編最大のクライマックスに注目が集まっています。
悪魔の実の正式名称やロキの目の能力はいつ明かされるか
2026年2月17日時点で、ロキの悪魔の実の正式名称はまだ判明していません。
黒竜への変身が描かれたことでニーズヘッグのゾオン系幻獣種が最有力ですが、正式な名称の公開は今後の戦闘シーンの中で行われると予想されます。
同様に、包帯に隠された蛇の目の能力についても詳細は不明のままです。
神眼として未来予知や千里眼の力を持つ可能性が考察されている中、ソマーズ聖やイム様との決戦で目の封印が解かれるタイミングが来るのではないかと期待されています。
これらの謎の解明は、ロキの最終的なキャラクター像を確定させる重要な要素となるでしょう。
2027年完結説から逆算するエルバフ編の残り展開
ワンピースの完結時期については、2027年頃に最終話を迎えるという予測が有力視されています。
作者の尾田栄一郎氏は物語が最終章に入ったことを明言しており、最終話は第1234話前後になるとの見方が一般的です。
2026年2月時点で原作は第1174話まで進行しているため、残りは約60話程度と推計されます。
エルバフ編はまだ終盤に差し掛かったばかりであり、ロキとルフィの共闘の行方、ソマーズ聖との決着、ハイルディンとの和解、そしてロキの最終的な進路など、多くの要素が残されています。
TVアニメ版のエルバフ編は2026年4月5日から放送が開始されることが決定済みであり、原作とアニメの両面でエルバフ編への注目度はさらに高まっていくでしょう。
まとめ:ワンピースのロキとルフィの関係と今後の全展望
- ルフィとロキの初対面は第1131話の冥界で描かれ、第1152話でルフィが正式に仲間へ勧誘した
- 第1174話で黒竜ロキとギア5ニカルフィが並び立つ共闘シーンが実現し、国内外で神回と評された
- 居場所のない者同士が惹かれ合い、自由を求める意志と覇王色の覇気という共通点がまるで友達のような信頼関係の土台となっている
- ロキは古代巨人族の血を引くエルバフの王子で、懸賞金26億ベリーの四皇クラスの実力者である
- 悪魔の実は黒竜(ニーズヘッグ説有力)への変身能力で、武器ラグニルはリスの姿をした別個の悪魔の実の能力者である
- 白いニカルフィと黒いロキの対比は「解放と終焉」「光と影」を象徴するコインの裏表の関係である
- 14年前のアウルスト城事件は、深海契約で不死身化した父ハラルドをロキが討ち取ったものであり、冤罪説が有力である
- シャンクスが6年前にロキを拘束した理由には矛盾が残り、エルバフ編の核心的な伏線として未解決である
- 一味加入は勧誘パターンから有力だが、巨人族の体格によるサニー号問題が最大の障壁として議論されている
- TVアニメ版エルバフ編は2026年4月5日放送開始で、原作は2027年頃の完結に向けてクライマックスが加速する見込みである
