ワンピースに登場するステューシーは、初登場からエッグヘッド編にかけて複数の顔を持つミステリアスなキャラクターとして描かれてきました。
「歓楽街の女王」から「CP-0の諜報員」、さらには「MADSが生み出したクローン」へと正体が二転三転し、登場するたびに読者を驚かせています。
しかし登場回が複数の編にまたがっているため、何話に出てきたのか整理しきれないという声も少なくありません。
この記事では、ステューシーが登場する全話数を時系列で網羅し、各回で果たした役割や正体判明の経緯、さらにはエッグヘッド編以降の最新動向まで詳しく解説していきます。
ステューシーとは何者か|基本プロフィールと過去
ステューシーは、世界政府の最高諜報機関CP-0に所属する女性キャラクターです。
表向きは裏社会で「歓楽街の女王」として知られる大物ですが、物語が進むにつれて何層にも重なる正体が明かされていきました。
公式データブック「VIVRE CARD」によると、身長は179cm、誕生日は4月24日で、出身地は偉大なる航路にあったMADSの研究船とされています。
年齢については公式に「SECRET」と表記されており、正確な数字は非公開です。
ただし作中では、68歳のビッグ・マムを呼び捨てにする場面や、ル・フェルドから「何十年前やねん」と返される場面があり、見た目の若さとは裏腹にかなりの年齢であることが示唆されています。
声優は金月真美さんが担当しており、同じワンピース作品内でミス・メリークリスマス役も演じています。
セクシーな美女であるステューシーと、がさつなミス・メリークリスマスはまったく正反対のキャラクターですが、見事に演じ分けられていると一般的に高く評価されています。
好物はアップルパイで、嫌いな食べ物はジャンクフード、趣味は美容コスメ集めと、こだわりの強い人物像がうかがえます。
ステューシーの登場回一覧|原作全話を時系列で整理
ステューシーが原作漫画に登場した回数は全26回です。
初登場の第860話から最新話に至るまで、ホールケーキアイランド編、世界会議編、ワノ国編、エッグヘッド編の4つの編にまたがって描かれています。
以下に全登場回を時系列で整理しました。
| 話数 | サブタイトル | 所属する編 |
|---|---|---|
| 第860話 | 10:00 開演 | ホールケーキアイランド編 |
| 第861話 | 演技派 | ホールケーキアイランド編 |
| 第862話 | 頭脳派 | ホールケーキアイランド編 |
| 第869話 | 籠城 | ホールケーキアイランド編 |
| 第871話 | がんばれシーザー | ホールケーキアイランド編 |
| 第872話 | とろふわ | ホールケーキアイランド編 |
| 第891話 | 信じられてる | ホールケーキアイランド編 |
| 第896話 | 最後のお願い | ホールケーキアイランド編 |
| 第901話 | 死んでも死ぬなよ! | ホールケーキアイランド編 |
| 第907話 | 虚の玉座 | 世界会議編 |
| 第1028話 | ブラキオ蛇ウルス | ワノ国編 |
| 第1062話 | 科学の国の冒険 | エッグヘッド編 |
| 第1067話 | PUNK RECORDS | エッグヘッド編 |
| 第1068話 | 天才の夢 | エッグヘッド編 |
| 第1069話 | 万物は望まれて、この世に生まれる | エッグヘッド編 |
| 第1070話 | 最強の人類 | エッグヘッド編 |
| 第1071話 | 英雄出撃 | エッグヘッド編 |
| 第1072話 | 記憶の重さ | エッグヘッド編 |
| 第1073話 | ミス・バッキンガム・ステューシー | エッグヘッド編 |
| 第1074話 | マーク3 | エッグヘッド編 |
| 第1075話 | 研究層 DEATH GAME | エッグヘッド編 |
| 第1078話 | 脱出リミット | エッグヘッド編 |
| 第1090話 | 黄猿 | エッグヘッド編 |
| 第1091話 | 戦桃丸 | エッグヘッド編 |
| 第1101話 | ボニーへ | エッグヘッド編 |
| 第1112話 | ハードアスペクト | エッグヘッド編 |
全体の登場率は約2.33%であり、ワンピース全体のキャラクターとしては出番が多いとは言えません。
しかしエッグヘッド編だけで15回と集中して登場しており、同編における重要人物であったことがわかります。
初登場はホールケーキアイランド編の第860話
ステューシーの初登場は、単行本86巻に収録されている第860話「10:00 開演」です。
四皇ビッグ・マムが主催するお茶会にて、サンジとプリンの結婚式を祝う招待客として姿を見せました。
この時点でのステューシーは「歓楽街の女王」という裏社会の大物として紹介されており、CP-0や、ましてクローンといった正体はまったく匂わせていません。
同席したル・フェルドとお茶目なやり取りをしたり、市民から歓声を浴びたりと、上品で華やかな女性としての印象が強く描かれていました。
ところが第871話で、ル・フェルドが魚人島の秘宝「玉手箱」を勝手に開けようとしたところ、ステューシーが背後から指銃で撃ち抜くという衝撃的な展開が訪れます。
ここで初めて「歓楽街の女王」と「CP-0の諜報員」という二つの顔を持つ人物であることが判明しました。
お茶会の崩壊後はモルガンズと結託して島から脱出し、聖地マリージョアへ帰還しています。
初登場から正体の一端が明かされるまで約10話という比較的早い展開でありながら、読者を十分に驚かせる構成でした。
世界会議編・ワノ国編でのCP-0としての登場
ホールケーキアイランド編の後、ステューシーは第907話の世界会議(レヴェリー)編で再び登場しています。
この回ではCP-0のトレードマークである白い衣装と仮面を身にまとい、ルッチやカクと共に天竜人チャルロス聖の護衛として聖地マリージョアの社交の場に姿を現しました。
裏社会の女王という顔から一転して、世界政府の最高機密に関わる諜報員としての立場が強調された場面です。
続くワノ国編では第1028話にわずかに登場しています。
CP-0の動向が描かれる中での登場であり、大きなアクションシーンこそないものの、エッグヘッド編へとつながる布石となる場面でした。
この時期のステューシーはあくまでCP-0の一員として忠実に任務を遂行する姿が描かれており、後に明かされるベガパンク側のスパイという裏の顔はまったく見えません。
初登場から約200話にわたって正体を隠し続けていたことになり、尾田栄一郎先生の長期的な伏線設計の巧みさがうかがえます。
エッグヘッド編での大活躍と三重の正体が判明
エッグヘッド編はステューシーにとって最大の転機となった章です。
第1062話からルッチ、カクと共にエッグヘッドに上陸し、ベガパンク抹殺という重大な任務を帯びて行動を開始しました。
この上陸時にステューシーが島を見て「懐かしいわ」とつぶやく場面があり、エッグヘッドと何らかの関わりがあることが示唆されています。
第1072話でクローンの正体が判明
物語の大転換点は第1072話「記憶の重さ」で訪れました。
CP-0とセラフィムが研究所を攻め込む中、突如ステューシーがカクの首元に噛みつき眠らせてしまいます。
この際、背中から悪魔のような翼が生え、吸血鬼を思わせる異形の姿を見せました。
さらにここで明かされたのが、ステューシーの真の正体です。
彼女はかつてロックス海賊団に所属していたミス・バッキンガム・ステューシーのクローンであり、天才科学者集団MADSが生み出したクローン実験成功体の第1号でした。
第1073話でベガパンクの味方と確定
続く第1073話はサブタイトルそのものが「ミス・バッキンガム・ステューシー」という、まさにステューシーのためのタイトル回です。
この回で、20年以上にわたりCP-0に潜伏しながらベガパンク側のスパイとして活動していたことが確定しました。
ベガパンク自身も「彼女は味方だ」と断言しています。
「歓楽街の女王」から「CP-0の諜報員」、そして「MADSのクローンかつベガパンクのスパイ」という三重の正体が入れ子構造で明かされた展開は、多くの読者から「神回」と評され、ワンピースの歴史の中でも屈指の伏線回収として語り継がれています。
ステューシーの悪魔の実はバットバットの実で確定
ステューシーの悪魔の実については、長らく読者の間でさまざまな考察が飛び交っていました。
「ヒトヒトの実 幻獣種モデル”サキュバス”」説や「超人系の吸血能力」説などが有力候補として挙がっていましたが、公式データブック「VIVRE CARD」の発売によって決着がつきました。
正式な能力名は「バットバットの実」で、分類は動物系(ゾオン系)です。
コウモリに変身する能力であり、作中で見せた翼の展開や吸血による催眠攻撃はこの能力に由来しています。
六式の使い手でもあるため、指銃や月歩に加えて「紙絵 残身」という高速移動の派生技も使いこなします。
注目すべきは、CP-0のトップクラスの実力者であるルッチとカクを一瞬で無力化してみせた場面です。
不意打ちだったとはいえ、両者を同時に制圧できる実力は相当なものであり、ステューシーの戦闘力が高い水準にあることを示しています。
なお「バットバットの実」という六音節の実名は、作中に登場するすべての悪魔の実の中でも唯一とされており、ファンの間で話題になりました。
ステューシーとカクの関係が話題に
エッグヘッド編を通じて、ステューシーとカクの関係性が多くの読者の注目を集めました。
CP-0として共に任務に当たる同僚でありながら、ステューシーの裏切りによって敵対関係に転じるという複雑な構図が描かれています。
エッグヘッドに上陸した際、ステューシーが事前に島の仕掛けを伝えなかったためカクが罠にかかり、ボロボロになったカクに「体は暖まったかしら?」と微笑みかける場面がありました。
お茶目でありながらどこか冷酷さも漂うやり取りが、二人の距離感を象徴しています。
一方で原作の第1119話では、互いを想い涙するシーンが描かれており、単なる同僚以上の感情があることが示唆されました。
裏切られた立場であるカクがステューシーに対して複雑な感情を抱きつつも、最終的に彼女を見捨てなかった可能性が高いと考えられています。
ワンピースの中でも、敵味方の枠を超えたこのような感情描写は珍しく、「ワンピースでは珍しい大人の恋愛要素」として多くのファンに支持されている関係性です。
ステューシーは死亡したのか|最新話での生死不明
ステューシーの生死は、エッグヘッド編の終盤で大きな謎として残されています。
第1091話でベガパンクを庇ったステューシーは、ルッチの攻撃を受けて瀕死の重傷を負いました。
それでも即死には至らず、第1112話では麦わらの一味の脱出を助けるために自らエッグヘッドに残る決断を下しています。
バリアの解除など、誰かが島に残って行わなければならない役割を引き受けた形です。
その後、第1125話「何をもって死とするか」において、エッグヘッドから離脱したルッチが政府の関係者に「ステューシーは殺した」と報告する場面が描かれました。
しかし実際の死亡シーンは作中に描かれていません。
多くの読者はカクが裏でステューシーを逃がし、ルッチに対して虚偽の報告をしたのではないかと推測しています。
ワンピースでは、明確な死亡描写がないまま退場したキャラクターが後に生存して再登場する例が少なくありません。
クローンとして生まれた存在であるステューシーには、スペアボディが存在する可能性も指摘されており、今後の物語で再び姿を現す展開が十分に考えられます。
オリジナルのミス・バッキンガム・ステューシーとの関係
クローンのステューシーを理解するうえで、オリジナルであるミス・バッキンガム・ステューシーの存在は欠かせません。
ミス・バッキンは、白ひげの息子を名乗るエドワード・ウィーブルの母親であり、自称「白ひげの愛人」として知られています。
原作の第802話で初登場した際は、現在の老婆の姿で描かれており、クローンのステューシーとは似ても似つかない外見でした。
しかしマルコの証言によると、バッキンは約40年前に白ひげと同じ船に乗っていたとされています。
この時期はちょうどロックス海賊団が活動していた頃と一致しており、バッキンがロックス海賊団の元メンバーであったことの裏付けとなっています。
エルバフ編の回想シーンでは、若き日のミス・バッキンガム・ステューシーの姿が詳しく描かれました。
白ひげに猛アタックする活発な女性として描かれており、クローンのステューシーの外見はこの頃のバッキンに酷似しています。
同じくロックス海賊団にいたグロリオーサから「見苦しいね」と言われつつも、バッキンが「オメーもだろ」と返す場面があり、人間味あふれる過去のエピソードが追加されました。
ウィーブルもまたMADSの技術で白ひげの血統因子から作られたクローンではないかという考察が広がっており、バッキンとステューシーの関係はワンピースの物語全体に大きな影響を与え得る伏線です。
アニメでの対応話数と視聴ガイド
原作漫画とTVアニメでは話数にずれがあるため、ステューシーの重要回をアニメで追いたい場合は注意が必要です。
原作とアニメの間にはおよそ40話から50話程度の差があり、同じ話数を探しても該当の内容にたどり着けません。
以下にステューシーの主要エピソードについて、原作とアニメの対応関係を整理しました。
| 内容 | 原作話数 | アニメ話数 | 放送時期 |
|---|---|---|---|
| 初登場(お茶会) | 第860話 | 第830話付近 | 2018年放送 |
| 裏切り・正体判明 | 第1072〜1073話 | 第1104〜1105話 | 2024年5月放送 |
| 瀕死の重傷 | 第1091話 | エッグヘッド編後半 | 2024年後半〜2025年放送 |
| エッグヘッド残留 | 第1112話 | エッグヘッド編終盤 | 2025年放送 |
特にアニメ第1105話「麗しき反逆!内通者ステューシー」は、ステューシーの正体とベガパンクとの関係が描かれる最重要回として広く認知されています。
2024年5月19日に放送されたこの回は、FODやHulu、U-NEXTなどの配信サービスでも視聴可能です。
なお、TVアニメのエッグヘッド編は2025年12月28日で終了しており、2026年1月から3月は充電期間として放送が休止されています。
2026年4月5日からはエルバフ編が放送開始となり、制作方針も変更されて総集編がなくなり年間最大26話の放送体制に移行します。
作画品質の向上が期待されており、エルバフ編で描かれるロックス海賊団の回想シーンにおけるオリジナルのバッキンの映像化にも注目が集まっています。
ステューシーに関する読者の評価と注意点
ステューシーは物語の構造上、非常に高い評価を受けているキャラクターです。
初登場の第860話から正体が完全に判明する第1073話まで200話以上にわたる伏線の積み重ねが多くの読者に衝撃を与えました。
ワンピース公式サイトにおける翻訳担当のグレッグ氏も「何て面白いひねり」とコメントを残しており、国内外を問わず反響は大きいものでした。
一方で気をつけたい点もあります。
第1091話で瀕死になって以降、原作での出番が大きく減少しました。
一部の読者からは「エッグヘッド編で放置されている」「退場が曖昧すぎる」といった不満の声も見られます。
第1125話のルッチによる「殺した」報告も、死亡確定なのか嘘の報告なのか判断がつかない描写となっており、すっきりしないという意見も一定数あります。
アニメの表現に関しても注意点があります。
原作第1072話のルッチ対ステューシーの攻防は、漫画ではテンポのよいハイスピードバトルとして描かれていましたが、アニメではやや引き伸ばし気味に感じるという声がありました。
特にステューシーが紙絵の残身を使う場面の演出時間が長すぎるという指摘が海外のファンコミュニティでも見られます。
こうした点を踏まえたうえで、正体判明回の第1072話と第1073話は文句なしに評価が高い回であり、ステューシーの登場回を追う際にはこの2話を軸に前後の流れを読むことをおすすめします。
ステューシー関連の最新グッズ情報
ステューシーの人気上昇に伴い、関連グッズも充実してきています。
メガハウスが展開するフィギュアブランド「Portrait.Of.Pirates(P.O.P)」の新シリーズ「Evolutionary History」の第4弾として、ステューシーのフィギュアが商品化されました。
バットバットの実の能力を発動し、大きな翼を広げた姿が再現されており、布製パーツを使用した衣装表現が特徴的な造形です。
価格は22,000円(税込)で、2025年7月から10月にかけて予約受付が行われ、2026年1月末に発送が開始されています。
尾田栄一郎先生のスタッフ公式Xアカウントでも告知されるなど、公式からの注目度の高さがうかがえるアイテムです。
ゲーム分野では、スマートフォン向けアプリ「バウンティラッシュ」にプレイアブルキャラクターとして実装済みです。
バウンティフェスとして登場し、一定の使用率を維持しています。
「トレクル」においても「ミス・バッキンガム・ステューシー 迎える決戦の日」として実装されており、ステューシーの活躍をゲームでも追体験することが可能です。
今後の展開と注目ポイント
ステューシーの物語は、エッグヘッド編で一区切りを迎えたように見えますが、未回収の伏線は数多く残されています。
最も大きな疑問は生死の行方です。
第1125話での「殺した」報告の真偽が明かされるまで、この謎は続きます。
原作ではエルバフ編が進行中であり、ロックス海賊団の過去が掘り下げられる中で、オリジナルのミス・バッキンガム・ステューシーに関する情報も増えています。
クローンのステューシーが今後どのような形で物語に復帰するのかは、ロックス海賊団の全貌解明やウィーブルの正体とも密接に関わるテーマです。
アニメに関しては、2026年4月5日からエルバフ編が放送開始となるため、ロックス海賊団の回想シーンの映像化が新たな注目ポイントです。
第2回ONE PIECEキャラクター世界人気投票も実施されており、SNS上ではステューシーへの投票を呼びかける声も確認されています。
正体判明後に人気が急上昇したキャラクターだけに、今後のランキング結果にも関心が寄せられています。
まとめ:ワンピースのステューシー登場回を振り返る
- ステューシーの初登場は原作第860話「10:00 開演」で、ホールケーキアイランド編のお茶会シーンである
- 原作での総登場回数は26回で、エッグヘッド編だけで15回と集中的に活躍した
- 「歓楽街の女王」→「CP-0」→「MADSのクローン」→「ベガパンクのスパイ」と三重の正体が明かされた
- 正体判明の最重要回は第1072話「記憶の重さ」と第1073話「ミス・バッキンガム・ステューシー」である
- 悪魔の実は公式データブックで「バットバットの実」(動物系)と確定している
- 第1091話でルッチの攻撃を受け瀕死となり、第1112話でエッグヘッドに自ら残る決断を下した
- 第1125話でルッチが「殺した」と報告したが明確な死亡描写はなく、生死不明のままである
- カクとの関係性は多くの読者の注目を集め、敵味方を超えた感情描写が高く評価されている
- アニメでの対応回はおよそ40〜50話ずれており、正体判明回はアニメ第1104〜1105話に該当する
- エルバフ編でのオリジナルのバッキンの回想やウィーブルの正体解明と合わせ、今後の再登場に期待が集まっている
