週刊少年ジャンプで連載中の大人気漫画『ONE PIECE』。
その最新話である1152話「ヒドい一日」が、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。
今回のエピソードでは、麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロが自身の覇王色の覇気を自覚する重要なシーンが描かれました。
さらに、四皇シャンクスの過去にまつわる衝撃の事実や、エルバフで繰り広げられる神の騎士団との戦いの行方など、見逃せない展開が目白押しです。
この記事では、ワンピース1152話のネタバレを含みつつ、注目ポイントや今後の展開についての感想と考察を、初めての方にも分かりやすく解説していきます。
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ワンピース1152話 ネタバレ感想と一味の強さ考察
ゾロ、ついに覇王色の覇気を自覚！
ワンピース1152話において、麦わらの一味の戦闘員ロロノア・ゾロが「覇王色の覇気」を持っていることが、ついに本人に知らされるという大きな進展がありました。
これまでもゾロが覇王色の覇気を有していることを示唆する伏線は、作中の至る所に散りばめられていました。
例えば、パンクハザード編で対峙したドンキホーテ海賊団のモネが、ゾロの気迫だけで恐怖のあまり動けなくなってしまったシーンは記憶に新しいです。
また、ワノ国編でのカイドウとの戦いでは、「まさかお前も…“覇王色”を…！！？」とカイドウ自身にその可能性を指摘されていました。
キングとの最終決戦では、愛刀「閻魔」の力を引き出したことで、ルフィが「ダダ漏れ」と表現するほどの覇王色が溢れ出ていたのです。
しかし、驚くべきことにゾロ自身は、自分にその力があることに全く気付いていませんでした。
この事実に対し、ロジャー海賊団の元クルーであるスコッパー・ギャバンは「認識してコントロールできてこその“力”だ」と厳しく指摘します。
この叱責を素直に受け止めるゾロの姿から、彼の謙虚さと成長への意欲がうかがえます。
自らの力をはっきりと認識したことで、ゾロはこれから世界一の大剣豪、そして未来の海賊王の右腕として、更なる高みへと登っていくことでしょう。
サンジにも覇王色覚醒の兆しあり？
ゾロの覇王色が確定した一方で、麦わらの一味の両翼を担うコックのサンジにも、覇王色覚醒の可能性が浮上しています。
1152話では、ギャバンが覇王色を持つ者の存在について「1人じゃなさそうだな」と、人数を特定しない意味深な発言をしました。
その後、サンジが自分には覇王色がないのかと問いかけるシーンがありましたが、その答えは明確には描かれていません。
しかし、ここにはいくつかの伏線が隠されていると考えられます。
一つは、ルフィ、ゾロ、サンジの三人と、ロジャー、レイリー、ギャバンの三人が対比構造（ミラーリング）として描かれている点です。
海賊王とその両翼という構図が同じであるならば、ギャバンに対応するサンジもまた、覇王色を持っていて自然だと言えます。
また、サンジはジェルマ王国の王子という王族の血筋であり、「王の資質」である覇王色を持っていても何ら不思議はありません。
現在はまだその兆候が見られる段階ですが、今後の厳しい戦いの中で、サンジが自身の内に眠る覇王色を覚醒させるイベントが訪れるのではないかと、多くの読者が期待を寄せています。
神の騎士団を倒す鍵は覇王色の覇気
エルバフでルフィたちの前に立ちはだかる強敵、「神の騎士団」。
彼らは不死身とも思えるほどの再生能力を持ち、非常に厄介な存在として描かれています。
その攻略法について、スコッパー・ギャバンは「覇王色の覇気の使い方」が重要であると明言しました。
ギャバン自身も覇王色の覇気を使いこなし、神の騎士団のソマーズ聖を倒しています。
これは、神の騎士団の不死身性が、何らかの悪魔の実の能力や特殊な契約に基づいている可能性を示唆しています。
そして、その能力を無効化、あるいは上回る力が覇王色の覇気であると考えられます。
これまでの作中で、覇王色の覇気は敵を威圧するだけでなく、武装色の覇気と組み合わせることで、触れずに相手を攻撃する高等技術としても描かれてきました。
今回のギャバンの発言は、覇王色にはまだ我々の知らない、さらなる特性や使い方があることを示しているのかもしれません。
ルフィ、ゾロ、そして将来的にはサンジも覇王色を使いこなすことで、神の騎士団という強大な壁を乗り越えていく展開が予想されます。
ルフィがロキを仲間に勧誘する展開
物語の舞台であるエルバフにおいて、ルフィが巨人族の王子ロキを「俺の仲間になれ」と勧誘するシーンは、1152話の大きな見どころの一つでした。
ロキは「呪いの王子」と呼ばれ、父であるハラルド王を殺害した罪で囚われていますが、その裏には何か深い事情があることが示唆されています。
ルフィは、かつてゾロの悪評の裏にある真実を見抜いて仲間にしたように、ロキの本質を見抜き、その強さと誇りに惹かれたのでしょう。
このルフィらしいストレートな勧誘に、多くの読者が喜びの声を上げています。
一方で、ロキが仲間になった場合を想像し、ユニークな心配をする声も上がりました。
それは、作者・尾田栄一郎先生の出身地である熊本県に設置されている「麦わらの一味の銅像」についてです。
もしロキが正式に仲間入りすれば、彼の銅像も新たに建てられる可能性がありますが、巨人族である彼の身長は数十メートルにも及ぶと予想されています。
そのため、「熊本に巨大な銅像が建つのか？」といった微笑ましい懸念がSNSで広がりました。
実際に仲間になるかはまだ分かりませんが、この勧誘をきっかけに、ルフィとロキが固い絆で結ばれることは間違いないでしょう。
ワンピース1152話 ネタバレ｜過去の謎を考察・感想
シャンクスの左腕に天竜人のマーク
1152話で最も衝撃的だったのは、14年前のシャンクスの回想シーンで描かれた、彼の左腕の「マーク」です。
現在は失われている左腕の、肘より少し上の部分に、黒いタトゥーのような模様がはっきりと描かれていました。
このマークは、神の騎士団や五老星が「五芒星（アビス）」と呼ばれる召喚陣を通過するために必要だとされるものと酷似しています。
実際に、エルバフ編に登場した神の騎士団のメンバーの腕にも、同様のマークが確認されています。
このことから、シャンクスがかつて世界貴族、特にフィガーランド家と深い関わりを持っていた天竜人であった可能性が、極めて濃厚となりました。
シャンクスの出自に関する謎
| 時点 | 腕の状態 | 考察 |
| ロジャー海賊団見習い時代 | マークなし | この時点では天竜人との関係は薄いか、隠されていた可能性。 |
| 14年前（回想） | マークあり | ロジャー海賊団解散後、聖地マリージョアへ行った際に刻まれた可能性が浮上。 |
| 現在 | 左腕を損失 | マークを消すために、意図的に腕を失ったとする説が有力に。 |
シャンクスがいつ、どのような経緯でこのマークを刻まれたのかは不明です。
しかし、海賊として自由を求める彼にとって、天竜人の象徴であり強制召喚の力を持つこのマークは、まさしく「枷」であったに違いありません。
左腕を失ったのはマークを消すため？
前述の通り、シャンクスの左腕に天竜人のマークがあったという事実は、物語の第1話に繋がる壮大な伏線であった可能性を生み出しました。
物語の冒頭、シャンクスはルフィを助けるために近海の主に左腕を食いちぎられてしまいます。
これまで、四皇にまでなる実力者がなぜ簡単に腕を失ったのか、という点は長年の謎とされてきました。
しかし、「マークを消す」という目的があったと仮定すると、このシーンに新たな意味が生まれます。
シャンクスにとって、天竜人の支配から逃れ、海賊として生きていくためには、このマークはどうしても消し去りたいものだったはずです。
もちろん、ルフィの命を救うことが最優先であったことは間違いありません。
ただ、その上で、事故に見せかけて不要なマークを消せるのであれば、それは彼にとって好都合だったのではないでしょうか。
この解釈が真実であれば、ルフィの旅立ちのきっかけとなったあの感動的なシーンが、同時にシャンクス自身の解放の物語でもあったことになります。
尾田先生の巧みなストーリー構成には、ただただ唸るばかりです。
14年前のハラルド王殺害事件の真相
1152話では、14年前にエルバフで起きたとされる「ハラルド王殺害事件」の真相に迫る回想シーンが描かれ始めました。
これまで、この事件の犯人は息子のロキであるとされてきました。
しかし、回想の冒頭で描かれたのは、ロキとヤルルが城に到着した時点で、既にハラルド王が城の兵士たちによって串刺しにされているという衝撃的な光景でした。
この状況から、いくつかの可能性が考えられます。
一つは、兵士たちが何者かによって操られていたという可能性です。
例えば、神の騎士団のメンバーが悪魔の実の能力などを使い、兵士たちを操って王を殺害させたのかもしれません。
また、ハラルド王自身が何らかの理由で暴走し、兵士たちがやむを得ず王を止めたという可能性も考えられます。
事件の真相はまだ謎に包まれていますが、ロキが単純な父親殺しの犯人ではないことは、ほぼ確実と言えるでしょう。
この14年前の事件の全貌が明らかになることで、ロキにかけられた誤解が解け、エルバフの未来が大きく変わっていくことになりそうです。
クズだった？ハラルド王の意外な過去
14年前の事件の真相が語られ始める中、物語はさらに時を遡り、109年前のハラルド王の姿を描き出しました。
エルバフの歴史上、最も愛された「偉大な王」として知られるハラルド王ですが、わずか45歳（人間換算で15歳）で王に即位した当初の彼は、他国の城を蹴り壊して楽しむような、花々しいほどの「クズ」だったことが明らかになったのです。
この描写は、現在のロキの荒々しい振る舞いが、若い頃の父親譲りであることを示唆しています。
同時に、根は悪人ではないロキのように、ハラルド王もまた、後に偉大な王へと変わるきっかけがあったことを物語っています。
「クズの王」であったハラルドが、どのような経験を経て「偉大な王」へと成長したのか。
そして、なぜ最終的に悲劇的な死を遂げなければならなかったのか。
この過去の物語が、14年前の事件、ひいては現在のエルバフで起きている戦いにも深く関わってくることは間違いありません。
今後の展開から目が離せません。
まとめ：ワンピース1152話ネタバレ感想と考察ポイント
- ゾロが覇王色の覇気を有していることが本人に知らされた
- サンジにも覇王色覚醒の可能性が示唆された
- 神の騎士団の攻略には覇王色の覇気の使い方が鍵となる
- ルフィがエルバフの王子ロキを仲間に勧誘した
- 14年前のシャンクスの左腕に天竜人のマークがあったことが判明した
- シャンクスが腕を失ったのはマークを消すためだったという説が濃厚になった
- 14年前のハラルド王殺害事件の真相が描かれ始めた
- ロキは犯人ではなく、事件には裏がある可能性が高い
- ハラルド王は若い頃「クズ」だったという意外な過去が明かされた
- エルバフの過去の物語が、現在の戦いの核心に繋がっていく
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