【ワンピース1153話ネタバレ】ロキの悲惨な過去と10人目の仲間になる伏線考察

『ONE PIECE』の物語が最終章に突入し、毎週息をのむ展開で読者を魅了し続けています。

特にエルバフ編では、これまで謎に包まれてきた巨人族の歴史や文化が次々と明らかになり、物語の核心に迫る重要な情報が満載です。

最新1153話では、エルバフの名君と謳われたハラルド王の過去と、その息子であるロキの衝撃的な誕生秘話が描かれました。

なぜロキは「呪いの王子」と呼ばれるようになったのか、そしてルフィが彼を仲間に誘った真意とは何なのでしょうか。

この記事では、『ONE PIECE』第1153話のネタバレと感想に触れつつ、ロキの悲惨な生い立ちから、彼が「麦わらの一味」の10人目の仲間になる可能性を深く考察していきます。

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目次

ワンピース1153話ネタバレ感想・考察|ロキ出生の秘密

ハラルド王を改心させたイーダとの出会い

エルバフの偉大な王として知られるハラルドですが、意外にも若い頃は手が付けられないほどの暴君だったことが1153話で描かれました。

生まれながらに古代巨人族の血を引く巨体と怪力、そして王族という地位を持っていた彼は、自分たち巨人族こそが最も優れた種族だと信じ、他種族を見下す傲慢な性格だったのです。

そんなハラルドの人生を180度変える運命的な出会いが訪れます。

新世界のバント王国で、見世物にされている一人の巨人族の女性「イーダ」を目の当たりにしたハラルドは、巨人族への侮辱だと激怒し、力ずくで彼女を「救出」しました。

しかし、イーダの反応は感謝ではなく、強烈なビンタでした。

イーダは漂流していたところをバント王国の人々に救われ、その恩返しのために自らの意思で舞台に立っていたのです。

イーダは「偶然大きく強い体に生まれただけで人間より偉いと勘違いするな」とハラルドを厳しく叱責します。

この出来事は、ハラルドにとって初めて自分を対等な立場で𠮟ってくれる存在との遭遇であり、彼の価値観を根底から覆しました。

この出会いをきっかけに、ハラルドは他種族の文化や技術の素晴らしさを学び、エルバフをより豊かな国にしようと尽力する名君へと成長していきます。

ちなみに、この心優しくも芯の強い女性イーダこそ、後の新巨兵海賊団船長ハイルディンの母親です。

母に拒絶されたロキの悲惨すぎる生い立ち

ハラルド王とイーダの物語が描かれた一方で、1153話ではロキのあまりにも悲劇的な出生の秘密が明かされ、多くの読者に衝撃を与えました。

イーダとの結婚が認められなかったハラルドは、エルバフの有力な家系の娘「エストリッダ」を正妃として迎えます。

そして、二人の間に生まれたのがロキでした。

しかし、生まれてきたロキの姿を見たエストリッダは、歓喜するどころか恐怖に顔を歪ませます。

ロキは白目の部分が真っ黒で、瞳は蛇のように縦長という、他の巨人とは全く異なる容姿を持っていました。

エストリッダは「あんなの私の子じゃない」と叫び、生まれたばかりの我が子を抱きしめることすらせず、あろうことか冥界(ゴミ捨て場のような谷)へと投げ捨ててしまうのです。

「国王には死産だったと伝えろ」という彼女の言葉は、母親としての愛情のかけらも感じさせない、あまりに冷酷で狂気的なものでした。

この仕打ちは、『ONE PIECE』の作中でも特に胸が痛むシーンと言えるでしょう。

しかし、ロキは死にませんでした。

古代巨人族の血がそうさせたのか、母への怒りが生命力に変わったのか、赤子のロキは血まみれになりながらも自力で冥界の崖を這い上がり、生還を果たします。

この壮絶な経験こそが、ロキの心に深い傷と闇を刻み込み、「呪いの王子」と呼ばれる彼の人生の始まりとなったのです。

現在、彼が常に目に包帯を巻いているのは、母に拒絶されたこの忌まわしい目を隠すためだったことが確定しました。

ロキとハイルディン、母による境遇の差

同じハラルド王を父に持ちながら、ロキとハイルディンの境遇はまさに天国と地獄でした。

その決定的な違いは、彼らを産んだ「母親」の存在です。

二人の境遇の違いを以下の表にまとめました。

項目ロキハイルディン
母親エストリッダイーダ
母親の出自エルバフの純血で有力な家系サウスブルー出身でエルバフ外の巨人
母親からの愛情容姿を理由に拒絶され、冥界に捨てられる深い愛情を注がれ、まっすぐに育つ
結果としての境遇孤独と憎しみの中で育ち、「呪いの王子」と呼ばれる仲間や家族に囲まれ、新巨兵海賊団の船長となる

このように、ハイルディンが母イーダから惜しみない愛情を受け、他者への思いやりを学んで育ったのに対し、ロキは実の母から存在そのものを否定されました。

この愛情の欠如が、ロキの心を歪ませ、他者への不信感や攻撃性の根源となっていることは想像に難くありません。

過去の回想でロキがハイルディンを執拗にいじめていたのも、自分にはない「母親からの愛」を持つハイルディンへの、強烈な嫉妬心の表れだったのでしょう。

父は同じでも、母が違えばここまで人生は変わってしまうのかと、改めて考えさせられる対比構造になっています。

ワンピース1153話ネタバレと感想を元にした考察

麦わらの一味、10人目の仲間の条件とは

ファンの間で長年議論されてきた「麦わらの一味、10人目の仲間」。

ルフィが冒険の初期に「仲間は10人は欲しいな」と発言して以来、最後の仲間が誰になるのかは最大の関心事の一つです。

実は、麦わらの一味のクルーには、いくつかの共通点や「暗黙の条件」のようなものが存在します。

そして驚くべきことに、ロキはこれらの条件に驚くほど合致しているのです。

条件1:悲惨な過去を持つこと

これは最も有名な条件かもしれません。

ナミ(義母の死)、ウソップ(母の病死)、サンジ(家族からの虐待)、チョッパー(親からの育児放棄)、ロビン(故郷の消滅)、フランキー(恩師との別れ)、ブルック(仲間との全滅)、ジンベエ(尊敬する人物の死)など、クルー全員が涙なしには語れない壮絶な過去を背負っています。

その点、ロキの「生まれた瞬間に母から殺されかける」という過去は、これまでのクルーと比較しても群を抜いて悲惨であり、この条件を十二分に満たしています。

条件2:専門的な役割と夢があること

一味のメンバーは、航海士、コック、船医など、それぞれが船で専門的な役割を担っています。

ロキが加入する場合、彼の役割は何になるのでしょうか。

海外ファンの考察などでは、船の甲板作業や貨物管理、見張りなどを統括する「甲板長(ボースン)」が有力視されています。

巨大な船になるであろう未来のサニー号の管理は、巨人族のロキにしか務まらないかもしれません。

条件3:人間以外の種族であること

麦わらの一味は、多様性も大きな特徴です。

魚人(ジンベエ)、トナカイ(チョッパー)、ガイコツ(ブルック)など、人間以外のメンバーが多く在籍しています。

ロキは、ただの巨人族ではなく、さらに希少な「古代巨人族」の血を引いています。

これは、ルフィが目指す「種族の壁を越えた自由な世界」を体現する一味のクルーとして、非常に重要な要素と言えるでしょう。

ルフィの勧誘とロキ仲間入りの可能性

ロキが仲間になる最大の根拠は、何と言ってもルフィ自身が「お前 俺の仲間になれ」と直接勧誘したことです。

ルフィが誰かを仲間に誘う時、そこには必ず確固たる理由と信頼があります。

当初、ロキは「仲間=子分」と誤解し、一度はルフィの誘いを断りました。

しかし、麦わらの一味の関係は、支配や隸属ではなく、対等な「仲間」です。

ロキがその本当の意味を理解した時、彼の心は大きく動くはずです。

また、ロキの初登場シーンは、麦わらの一味「1人目」の仲間であるゾロと非常によく似ています。

  • 捕らえられ、拘束された状態で登場する。
  • 周囲からは「危険な怪物」として恐れられている。
  • ルフィがその本質を見抜き、仲間に勧誘する。

物語の「最初の仲間」であるゾロと、「最後の仲間」になるかもしれないロキの登場の仕方を重ねるというのは、作者・尾田栄一郎先生による意図的な演出である可能性が非常に高いです。

この対比構造は、ロキが10人目の仲間になるという説を強力に後押ししています。

北方神話に隠された伏線と今後の展開

エルバフ編の物語は、随所に「北方神話」をモチーフとした要素が散りばめられています。

1153話で登場したキャラクターの名前にも、その伏線が隠されていました。

  • イーダとエストリッダ:この二人の名前は、北方神話の原典である詩集「エッダ(古エッダ、スノッリのエッダ)」が由来と考えられます。
  • 8本足の馬:エストリッダが連れていた馬は、神話の主神オーディンが乗る8本足の軍馬「スレイプニル」がモデルです。

神話において、スレイプニルは終末の日ラグナロクで、ロキの息子である巨大な狼フェンリルにオーディンごと飲み込まれてしまいます。

作中でロキがこの馬を殺したとされる逸話は、この神話をなぞらえたものでしょう。

これらの神話的背景は、今後の展開を暗示している可能性があります。

例えば、ロキが仲間になることで、現在のサウザンドサニー号では手狭になるのは確実です。

しかし、エルバフには船の最高素材である「宝樹アダム」が豊富に存在します。

かつて巨人族が魚人島のために巨大な方舟「ノア」を建造したという過去があるように、エルバフの巨人たちの協力があれば、ロキが乗れるほどの「超巨大サニー号」を建造することも夢ではないかもしれません。

ロキの加入は、麦わらの一味の船旅を物理的にも、物語的にも、新たなスケールへと進化させるきっかけとなるでしょう。

まとめ:ワンピース1153話のネタバレ感想・考察とロキの仲間入りについて

  • 1153話でハラルド王の過去とロキの誕生秘話が明かされた
  • 若き日のハラルドは傲慢だったが、イーダとの出会いで改心した
  • イーダはハイルディンの母であり、心優しい人格者である
  • ロキの母エストリッダは、ロキの容姿を恐れ冥界に捨てた
  • ロキが目を隠す理由は母に存在を拒絶された過去が原因である
  • ロキとハイルディンの境遇の違いは母からの愛情の有無にある
  • ロキは「悲惨な過去」など麦わらの一味の加入条件に合致する
  • ルフィが直接ロキを仲間に勧誘したことが最大の根拠である
  • ロキの登場シーンは最初の仲間ゾロと酷似している
  • エルバフの物語は北方神話がモチーフで多くの伏線が隠されている
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