ワンピース1167話「イーダの息子」では、物語の根幹に関わる衝撃的な事実が次々と明らかになりました。
特にシャンクスの過去と神の騎士団との関係、そしてロキ王子の悲しき生い立ちには多くの読者が言葉を失ったことでしょう。
本記事では、最新話で判明した「シャンクス双子説の決定的な証拠」や「イム様との契約システム」、そして「ロキとあの大物キャラとの意外な関係」について、徹底的にネタバレ考察を行います。
1167話の情報を整理し、今後の展開を先取りしたい方は、ぜひ最後までお付き合いください。
ワンピース1167話「イーダの息子」のネタバレあらすじ・要約
1167話のストーリー概要と結末
今回の1167話は、エルバフの過去編がクライマックスを迎える極めて重要な回となりました。
物語は、かつてロジャーが処刑された24年前から、シャンクスが神の騎士団として活動していた15年前へと時系列が行き来しながら進みます。
ハラルド王は世界政府と「浅海契約」を交わし、「神の従刃(かみのじゅうじん)」として政府の手先となる道を選びました。
一方、現代のエルバフではロキの口から語られる「モサ公」の正体が判明し、彼が起こしたとされる「放火事件」の悲しい真実が明かされます。
ラストシーンでは、ロキが育ての母であるイーダを想い、世界に対する復讐と覚悟を決める姿が描かれました。
サブタイトル「イーダの息子」が指すロキの真意とは?
今回のサブタイトル「イーダの息子」は、ロキのアイデンティティを象徴する言葉です。
ロキは実の母親であるエストリッダから「死産だったことにしろ」と存在を否定され、冥界落としという処刑に近い扱いを受けました。
そんな彼を救い出し、愛情を注いで育てたのが侍女のイーダです。
ロキにとって血の繋がったエストリッダは憎しみの対象でしかなく、心の底から「母」と呼べるのはイーダただ一人でした。
本話で描かれたロキの凶行は、愛する母イーダを奪われたことへの、彼なりの弔い合戦だったのです。
【最大の衝撃】シャンクスは15年前に「神の騎士団」に所属していた?
シャンクスが聖地マリージョアにいた理由と「神の従刃」の紋章
本話最大級の衝撃は、四皇シャンクスがかつて「神の騎士団」の一員として聖地マリージョアに在籍していた事実です。
15年前の回想シーンにて、シャンクスはハラルドと同じ「神の従刃」の紋章を腕に刻んでいました。
彼は双子の兄弟とされるシャムロックに対し、「24年間を無駄にした」と語り、マリージョアの秘密を暴くために焦りを感じている様子が描かれています。
シャンクスは海賊王ロジャーの船を降りた後、何らかの目的を持ってあえて天竜人の身分に戻り、内部から世界政府を探っていたことが確定しました。
左腕を近海の主に食わせた本当の理由(契約破棄と紋章の削除説)
第1話でシャンクスが近海の主に左腕を奪われたシーンは、長年「四皇レベルの実力者がなぜ?」と議論されてきました。
しかし今回の描写により、その謎に対する明確な答えが提示されました。
シャンクスの左腕には、世界政府への服従を示す「神の従刃」のタトゥー(紋章)が刻まれていたのです。
つまり、シャンクスはルフィを助けるという名目のもと、政府との契約の証である左腕をあえて失うことで、物理的に契約を破棄したと考えられます。
あの片腕の犠牲は、ルフィへの期待であると同時に、彼自身の世界政府との決別宣言でもあったのです。
15年前のフィッシャー・タイガー奴隷解放にシャンクスが関与していた?
15年前といえば、聖地マリージョアでフィッシャー・タイガーによる奴隷解放事件が起きた年です。
今回のエピソードでは、当時神の騎士団側にいたシャンクスが、この事件の裏でフィッシャー・タイガーを助けていたことが示唆されました。
本来ならば奴隷を取り締まる立場にあるシャンクスが、反逆者であるタイガーを逃したのです。
この行動からも、シャンクスが心まで政府に売っていたわけではなく、あくまでスパイとして潜入し、自身の正義に従って動いていたことが分かります。
黒ひげ(ティーチ)に傷を負わされた時期との時系列矛盾を整理
シャンクスの左目にある3本の傷について、時系列の整理が進みました。
15年前に聖地にいたシャンクスの左目には、すでに包帯が巻かれていたのです。
これは、彼が神の騎士団として活動する直前、あるいはその期間中に黒ひげ(ティーチ)と交戦し、傷を負わされたことを意味します。
黒ひげへの警戒感を強めたシャンクスが、より強大な力を得るため、あるいはゴムゴムの実の情報を得るために聖地へ潜り込んだ可能性も浮上してきました。
【双子説】シャンクスとシャムロックの入れ替わり・演技説の考察
24年前のシャムロックの服装が現在のシャンクスと同じ理由(服の交換)
今回の回想シーンで描かれた24年前の描写には、不可解な点が存在します。
当時聖地にいたシャムロックの服装が、現在シャンクスが着用しているラフなシャツと酷似していたのです。
逆に、当時のシャンクスとされる人物は、現在の神の騎士団のようなきっちりとした服装をしていました。
この「服装の逆転」は、二人が何らかの理由で衣服、ひいては立場を入れ替えた可能性を強く示唆しています。
兄が弟の服を借りる、あるいは弟が兄になりすまして下界へ降りたなど、二人の間にはまだ語られていない秘密の交換があったのでしょう。
愛刀「グリフォン」と「ケルベロス」の持ち主が逆転している伏線
服装だけでなく、剣の描写にも決定的なヒントが隠されていました。
過去の回想において、若き日のシャムロックが持っていた剣の形状は、現在シャンクスが愛用している名刀「グリフォン」と完全に一致します。
天竜人であるシャムロックが持っていた剣を、なぜ現在の海賊シャンクスが所持しているのでしょうか。
これは、二人が別れる際に剣を交換したか、あるいは「海賊として生きたかったシャムロック」こそが現在のシャンクスであるという、入れ替わり説を補強する重要な証拠と言えます。
シャンクスは「演技」をしている?聖地での会話に見るスパイ疑惑
聖地でのシャンクスは、下界を見下すような天竜人らしい振る舞いを見せていました。
しかし、これはハラルドや周囲の目を欺くための「演技」である可能性が極めて高いです。
彼は「全てが嫌いだった」と吐き捨てるように語っていましたが、その言葉の裏には、歪んだ支配構造への嫌悪が含まれていたはずです。
シャムロックに対して情報を求めている姿勢からも、彼は完全に心を閉ざしているわけではなく、目的遂行のために冷徹な仮面を被っていたと推察されます。
イム様との「契約」システム解明!神の騎士団と五老星の階級差
世界政府の3つの契約(浅海・深海・深々海)と能力付与の仕組み
1167話では、世界政府とイム様の間にかわされる「契約」の全貌が明らかになりました。
契約には「浅海契約」「深海契約」「深々海契約(しんしんかいけいやく)」という3つの階級が存在します。
名称に「海」が使われている点が非常に興味深く、イム様の能力や正体が海そのものに関連していることを匂わせています。
この契約を結ぶことで、対象者は強大な権力や特殊な力を授かるとされています。
ハラルドが結んだ「浅海契約(神の従刃)」と1000年の償い
ハラルド王が結んだのは、最も下位にあたる「浅海契約」でした。
これにより彼は「神の従刃」という役職を与えられ、巨人族の罪を償うために1000年分もの働きを強要されることになります。
彼の腕にはシャンクスと同じ種類の紋章が刻まれており、これが政府への隷属の証となっていました。
ハラルドは巨人族を守るという高潔な動機で契約を受け入れましたが、結果として世界政府の都合の良い殺戮兵器として利用されることになったのです。
五老星と神の騎士団(選ばれし13人)だけが持つ「不老」等の特権とは
さらに上位の契約である「深海契約」と「深々海契約」は、選ばれた13人だけに許された特別なものです。
「深海契約」は神の騎士団(シャムロックやガーリング聖など)が結ぶもので、「深々海契約」は五老星が結ぶ最上位の契約です。
この上位契約には、五老星が見せているような「不老」や「不死身に近い再生能力」の付与が含まれていると考えられます。
シャンクスが腕を失ったことで契約から逃れたとすれば、彼はこの不老不死の呪縛からも解放されている唯一の存在かもしれません。
ロキの過去編完結!ハラルド王と「モサ公」の正体
フロリアン・トライアングルの「霧の怪物」の正体はハラルドだった
長年の謎であったスリラーバーク編の最後、フロリアン・トライアングルに現れた巨大な影の正体が判明しました。
それは、「神の従刃」としての任務を遂行していたハラルド王その人でした。
彼は霧を利用して海賊船を襲撃し、政府に仇なす者を排除していたのです。
あの不気味な影が、実は物語の重要人物であるハラルドだったという伏線回収は、多くの読者を驚かせました。
ロキの親友「モサ公」の正体はしらほし姫(ポセイドン)で確定
ロキが親しげに呼んでいた友人「モサ公」の正体が、魚人島のしらほし姫であることが確定しました。
ハラルドとネプチューン王は親友関係にあり、お互いの子供であるロキとしらほしの縁談を進めていたという背景があったのです。
「モサ公」というあだ名は、ネプチューン王のことを「モサモサした男」と呼んでいたことに由来します。
古代兵器ポセイドンであるしらほしと、エルバフの王子ロキが幼馴染のような関係だったという事実は、今後の世界情勢に大きな影響を与えるでしょう。
ロキが実母エストリッダの故郷を放火した悲しき復讐の理由
ロキが悪名高い「呪いの王子」と呼ばれる原因となった放火事件の真相も語られました。
彼が焼き払ったのは、自分を捨てた実母エストリッダの出身村でした。
しかし、それは単なる八つ当たりではありません。
その村の権力者たちが、ロキの唯一の理解者であったイーダを毒殺したことへの報復だったのです。
育ての母「イーダ」毒殺の真相とロキの涙
イーダは、エストリッダの村の者たちによって計画的に毒殺されました。
彼女が「呪われた子」であるロキを可愛がっていたことが、村の規律や名誉を重んじる者たちにとって許せなかったのでしょう。
最愛の母イーダを理不尽に奪われたロキの怒りと悲しみは計り知れません。
彼が世界を憎み、破壊を望むようになった根底には、このあまりにも悲しい別れがあったのです。
ワンピース 1168話以降の展開予想と伏線回収
ロキとルフィが手を組み「世界をひっくり返す」展開になるか?
ロキの過去が明らかになり、彼が単なる悪役ではないことが分かりました。
彼は世界政府や歪んだ因習によって大切なものを奪われた被害者でもあります。
ルフィもまた、支配を嫌い自由を求める存在です。
ロキが持つ「世界を終わらせる」という思想が、ルフィの「夜明け」と共鳴し、二人が共闘して世界政府に立ち向かう展開が予想されます。
しらほし姫(モサ公)の危機?魚人島と黒ひげの動向を予想
ロキの発言から、「モサ公」ことしらほし姫が現在「立て込んでいる(トラブルに巻き込まれている)」ことが示唆されました。
これは、現在進行形で魚人島に危機が迫っていることを意味します。
黒ひげ海賊団や、あるいは神の騎士団が、古代兵器ポセイドンを確保するために動き出した可能性があります。
ロキが友であるしらほしを救うために魚人島へ向かう、あるいはルフィに助けを求める展開もあり得るでしょう。
シャンクスが狙う「マリージョアの秘密」とゴムゴムの実の因果関係
シャンクスが15年前にマリージョアに潜入していた最大の目的は、「ゴムゴムの実」の真実を知ることだったのではないでしょうか。
彼はそこで、ゴムゴムの実が「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”」であることを知り、その実が世界を変える鍵であることを確信したはずです。
その後、彼がCP9の船を襲撃して実を奪取した行動は、全てこの潜入調査で得た情報に基づいていたと考えれば辻褄が合います。
まとめ:ワンピース 1167話 ネタバレ考察
- シャンクスは15年前に「神の騎士団」に所属し「神の従刃」だった
- 左腕を失ったのは政府との契約の証であるタトゥーを消すため
- 15年前のフィッシャー・タイガーによる奴隷解放をシャンクスが手助けした
- シャンクスとシャムロックは服や剣を交換しており、入れ替わりの可能性がある
- ハラルドは「浅海契約」によりフロリアン・トライアングルの怪物となっていた
- ロキの親友「モサ公」の正体はしらほし姫であり、二人は縁談関係にあった
- ロキが村を放火したのは、育ての母イーダを毒殺された復讐だった
- 世界政府の契約には「浅海」「深海」「深々海」の3段階が存在する
- 五老星や神の騎士団上位は契約により不老などの能力を得ている
- 次回以降、ロキとルフィの共闘や魚人島での新たな事件が予想される

