【ワンピース】グロリオーサの若い頃を徹底解説！ニョン婆の過去とは

ワンピースに登場するアマゾン・リリーの先々々代皇帝、ニョン婆ことグロリオーサ。

彼女の若い頃の姿や、謎に包まれた過去について気になっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、グロリオーサがロックス海賊団にいたという噂から、アマゾン・リリーを出奔した理由、そして知られざる恋人の存在まで、ニョン婆の若い頃の情報をまとめて解説します。

彼女の本当の名前や、アマゾン・リリーの歴代皇帝に関する情報も交え、その波乱に満ちた人生を紐解いていきましょう。

グロリオーサの若い頃とニョン婆の謎

ニョン婆とは？その正体に迫る

ニョン婆は、人気漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターで、女人国アマゾン・リリーの先々々代皇帝にあたります。

現在はアマゾン・リリーの最長老として、現皇帝であるボア・ハンコックに対して、時に厳しく、そして時に愛情深い助言を与える重要な役割を担っています。

ハンコックが幼い頃に天竜人の奴隷として辛い経験をした過去を知る数少ない人物であり、ハンコック三姉妹にとっては母親代わりのような存在とも言えるでしょう。

普段は小柄で腰の曲がった老婆の姿をしていますが、その眼光は鋭く、長年培ってきたであろう知恵と経験、そして確固たる意志を感じさせます。

ハンコックがルフィへの恋煩いによって国を危機に陥れそうになった際には、過去の皇帝たちが同じ病で命を落とした歴史を説き、身を挺してハンコックを諭しました。

この行動が結果的にルフィを助け、アマゾン・リリーとルフィとの間に良好な関係を築くきっかけの一つとなったのです。

このように、ニョン婆はアマゾン・リリーの安定とハンコックの精神的な成長を見守る、物語における影の功労者の一人と言えるでしょう。

彼女の存在なくして、ハンコックが七武海としての立場を維持し、またルフィという特異な存在との絆を深めることは非常に困難だったと考えられます。

多くの読者は、彼女の言葉の重みや、過去に何か大きな出来事を経験してきたかのような思慮深い雰囲気に注目しており、その正体や過去に関心を寄せています。

アマゾン・リリーの伝統や掟にも非常に詳しく、時には古い慣習にとらわれず、現実的な判断を下す柔軟性も持ち合わせています。

ニョン婆の本名はグロリオーサ？

多くのファンが「ニョン婆」という名前で親しんでいますが、実はこれは彼女の愛称や役職名のようなものであり、本名ではありません。

作中で明かされている彼女の本当の名前は「グロリオーサ」です。

「ニョン婆」の「ニョン」は、中国語で「女（nǚ）」や「娘（niáng）」といった女性を指す言葉に由来する可能性が考えられ、「婆」は老婆を意味します。

つまり、「ニョン婆」とは「女の長老」や「お婆様」といったニュアンスの敬称に近いものと解釈できるでしょう。

グロリオーサという名前は、ラテン語の「gloriosus」（栄光ある、輝かしい）や、同名の美しい花「グロリオサ」を連想させます。

この花は、その華やかな見た目から「栄光」「勇敢」といった花言葉を持っています。

彼女が若い頃に大きな活躍をしたことや、アマゾン・リリーの皇帝であった過去を踏まえると、この「グロリオーサ」という名前は彼女に非常にふさわしいと言えるのではないでしょうか。

作中では、主にハンコックやアマゾン・リリーの戦士たちが彼女を「ニョン婆」と呼んでいますが、過去を知る一部のキャラクター、例えばシルバーズ・レイリーなどは彼女を「グロリオーサ」または愛称で呼ぶ場面があるかもしれません（原作での明確な呼称シーンは少ないですが、彼女の過去の重要性を示唆しています）。

名前一つをとっても、彼女のキャラクター性や背景に深みを与えているのが『ONE PIECE』の魅力の一つです。

グロリオーサという本名を知ることで、ニョン婆のイメージが少し変わって見えるかもしれませんね。

彼女の過去の「栄光」に思いを馳せながら、物語を読み進めるのも一興でしょう。

グロリオーサはロックス海賊団員？

ニョン婆ことグロリオーサの過去を語る上で、非常に衝撃的な情報が近年明らかになりました。

それは、彼女がかつて伝説の海賊団「ロックス海賊団」の一員であった可能性が示唆されたことです。

ロックス海賊団とは、ゴール・D・ロジャーが海賊王になる以前の時代、約40年前に世界最強と謳われた海賊団であり、後の四皇となる白ひげ（エドワード・ニューゲート）、ビッグ・マム（シャーロット・リンリン）、カイドウなどが所属していました。

この事実は、物語の核心に迫る重要な情報として、読者に大きな驚きを与えました。

原作漫画の第1096話「くまちー」におけるゴッドバレー事件の回想シーンで、ロックス海賊団のメンバーが集う中に、若き日のグロリオーサと思われる女性の姿が描かれています。

その女性は、同じくロックス海賊団に所属していたとされるミス・バッキンガム・ステューシー（後のミス・バッキン、ウィーブルの母）と共に、若き日の白ひげを巡って火花を散らしているような描写がありました。

この場面で彼女は「今日こそ決める！（ニューゲートのハートを）」と発言しており、当時の彼女の活発な性格や恋愛模様が垣間見えます。

もしこの描写がグロリオーサ本人であると確定すれば、彼女は世界の歴史が大きく動いたゴッドバレー事件の現場に居合わせ、ロックス海賊団の壊滅を経験したことになります。

アマゾン・リリーの元皇帝が、かつて世界を震撼させた大海賊団の一員だったという事実は、彼女の人生がいかに波乱に満ちたものであったかを物語っています。

この過去が、彼女の深い洞察力や、ハンコックへ送る助言の重みに繋がっているのかもしれません。

グロリオーサの若い頃：噂の美女

前述の通り、グロリオーサがロックス海賊団に所属していた可能性が示唆された回想シーンでは、彼女の若い頃の姿も描かれました。

そこで描かれた若き日のグロリオーサは、現在の老婆の姿からは想像もつかないほどの、スタイル抜群の美女として描写されています。

具体的な容姿としては、スレンダーながらもメリハリのある体つきで、長い髪をしていたように見受けられます。

表情も豊かで、自信に満ち溢れた様子がうかがえ、当時の彼女が非常に魅力的であったことを物語っています。

ミス・バッキンガム・ステューシーと共に白ひげに積極的にアプローチしていたことからも、自身の容姿や魅力に自信を持っていたのかもしれません。

「グロリオーサ」という名前が持つ「輝かしい」「栄光ある」といった意味や、同名の花「グロリオサ」の華やかさを考えると、若い頃の彼女はその名に恥じない美貌とカリスマ性を備えていたと想像されます。

アマゾン・リリーの皇帝にまでなった人物ですから、美しさだけでなく、戦士としての強さや、人々を惹きつけるリーダーシップも兼ね備えていたことでしょう。

現在のニョン婆の姿からは、若い頃の美貌を直接的にうかがい知ることは難しいですが、その鋭い眼光や、時折見せる厳しさの中の優しさには、かつての面影が宿っているのかもしれません。

多くの読者は、このギャップに驚き、彼女の過去の物語への興味を一層深めています。

もし今後、アニメでこの回想シーンが描かれる際には、声優さんの演技も含め、若き日のグロリオーサの魅力がどのように表現されるのか、非常に楽しみですね。

グロリオーサの年齢は？考察

グロリオーサの正確な年齢は、作中ではっきりと明かされていません。

しかし、いくつかの情報からある程度推測することが可能です。

最も大きな手がかりは、彼女がロックス海賊団の一員としてゴッドバレー事件（38年前）に参加していた可能性が高いという点です。

当時、彼女が海賊として活動できる年齢であったと仮定すると、少なくとも10代後半から20代であったと考えられます。

仮に当時20歳だったとすると、現在は約58歳。

もし当時30歳であれば約68歳となります。

また、彼女はアマゾン・リリーの先々々代皇帝であり、その後2代の皇帝（シャクヤクとされる人物、そして恋煩いで亡くなったとされる先代皇帝）を経てハンコック（現在31歳）の代に至ります。

皇帝の在位期間や交代のタイミングは不明ですが、数十年単位の時間が経過していると考えるのが自然でしょう。

シャクヤク（シャッキー）は現在64歳であり、彼女がグロリオーサの次の代の皇帝だったとすると、グロリオーサはシャクヤクよりも年上である可能性が高いです。

これらの情報を総合的に考えると、グロリオーサの現在の年齢は、おおよそ60代後半から70代、あるいはそれ以上であると推測されます。

作中では「最年長の老婆」といった表現も見られるため、アマゾン・リリーの中でも特に高齢であることは間違いありません。

正確な年齢は不明なものの、彼女が多くの歴史的事件を目撃し、激動の時代を生きてきた人物であることは確かです。

その長い人生経験こそが、彼女の深い知恵と洞察力の源泉となっているのでしょう。

グロリオーサの若い頃とアマゾン・リリー

グロリオーサの恋人は白ひげ？

グロリオーサの若い頃、特にロックス海賊団に所属していたとされる時期の恋愛事情について、興味深い描写があります。

前述の通り、ゴッドバレー事件の回想シーンで、若き日のグロリオーサは同じくロックス海賊団にいたミス・バッキンガム・ステューシーと共に、白ひげことエドワード・ニューゲートに積極的にアプローチしていました。

彼女は「今日こそ決める！（ニューゲートのハートを）」と発言しており、白ひげに対して強い好意を抱いていたことが明確に示されています。

この描写から、グロリオーサにとって白ひげは特別な存在であり、恋焦がれる相手であった可能性が非常に高いと言えるでしょう。

しかし、白ひげが彼女の想いに応えたかどうか、二人が実際に恋人関係にあったかどうかは、現在のところ作中で明かされていません。

白ひげは後に「家族」を何よりも大切にする大海賊となりますが、特定の女性と深い関係にあったという話はあまり聞かれません（ミス・バッキンが「白ひげの愛人だった」と自称している例はありますが）。

グロリオーサが後にアマゾン・リリーを出奔する理由となる「恋煩い」の相手が白ひげであったのかどうかも、ファンの間では大きな関心事となっています。

もし恋煩いの相手が白ひげで、その恋が成就しなかった、あるいは何らかの理由で引き裂かれたのだとしたら、それは彼女の人生にとって非常に大きな出来事だったはずです。

この恋の行方が、後の彼女の人生観や、ハンコックに恋の恐ろしさを説く際の言葉の重みに繋がっているのかもしれません。

今後の物語の展開で、このあたりの詳細が語られることを期待したいですね。

島を出た理由：アマゾン・リリー出奔

グロリオーサは、かつてアマゾン・リリーの皇帝の座にありながら、その地位を捨てて島を出奔したという過去を持っています。

その衝撃的な理由は、アマゾン・リリーの女性にとって宿命とも言える「恋煩い」でした。

恋煩いとは、恋焦がれるあまりに発症し、想い人と添い遂げられなければ死に至るという、アマゾン・リリー特有の病です。

過去には、この恋煩いによって命を落とした皇帝もいたほど、恐ろしい病として知られています。

グロリオーサもまた、誰かに激しい恋をし、この恋煩いを患ってしまったのです。

そして彼女は、島に留まって死を待つのではなく、愛する人を追いかけて島を出るという大胆な選択をしました。

この決断は、当時のアマゾン・リリーにとっては前代未聞のことであり、大きな衝撃を与えたことでしょう。

皇帝という最高の地位を捨ててまで貫こうとした恋とは、一体どれほど激しいものだったのでしょうか。

前述の通り、ロックス海賊団時代に白ひげに熱烈なアプローチをしていた描写があるため、この時の恋煩いの相手が白ひげであった可能性は十分に考えられます。

島を出た後の彼女の足取りは長らく不明でしたが、後にシルバーズ・レイリーやシャッキーと共にシャボンディ諸島で暮らしていたことが示唆されています。

そして、天竜人の奴隷だったハンコック三姉妹が逃亡してきた際には、彼女たちを保護し、共にアマゾン・リリーへ帰還しました。

結果的に、彼女の出奔は命を繋ぎ、後にハンコックたちを救うという未来に繋がったと言えます。

恋に生き、掟を破ってでも自らの道を切り開いたグロリオーサの生き様は、非常にドラマチックですね。

グロリオーサの強さ・能力を考察

グロリオーサがアマゾン・リリーの先々々代皇帝であったこと、そして伝説のロックス海賊団に所属していた可能性を考えると、彼女が若い頃には相当な実力を持っていたと推測されます。

まず、アマゾン・リリーの戦士たちは「覇気」を扱うことが知られており、特に武装色の覇気を得意としています。

皇帝にまで登り詰めたグロリオーサであれば、当然強力な覇気の使い手であったと考えられます。

見聞色の覇気や、もしかしたら覇王色の覇気も持っていたかもしれません。

戦闘スタイルについては、アマゾン・リリーの戦士たちが弓矢や格闘術、そして蛇を使った攻撃を得意とすることから、グロリオーサも同様の戦い方をしていた可能性があります。

特に皇帝であれば、特別な武器や技を持っていたとしても不思議ではありません。

ロックス海賊団の一員として、白ひげやビッグ・マム、カイドウといった怪物たちと共に海を渡っていたのですから、並大抵の強さではなかったはずです。

ゴッドバレーのような伝説的な戦いを生き延びたという事実も、彼女の実力を裏付けていると言えるでしょう。

現在の老婆の姿では、往年の戦闘能力を発揮することはないかもしれませんが、その眼光の鋭さや、ハンコックを諭す際の迫力には、かつての強者としての片鱗がうかがえます。

また、戦闘能力だけでなく、国を治めるリーダーシップや、激動の時代を生き抜くための知略にも長けていたと考えられます。

彼女が持つ知識や経験は、現在のアマゾン・リリーにとっても貴重な財産であり、ハンコックを導く上で大きな力となっています。

具体的な戦闘シーンが描かれることは少ないかもしれませんが、彼女のこれまでの経歴が、その強さと能力を何よりも雄弁に物語っていると言えるでしょう。

アマゾンリリー歴代皇帝とニョン婆

アマゾン・リリーの歴史において、皇帝の座は非常に重要な意味を持ちます。

グロリオーサ（ニョン婆）はその皇帝経験者の一人であり、彼女の存在は歴代皇帝の系譜を考える上で欠かせません。

判明している範囲でのアマゾン・リリーの皇帝の変遷は以下のようになっていると考えられます。

<h4>表：アマゾン・リリー歴代皇帝（判明分）</h4>

世代	皇帝名（通称）	備考
先々々代	グロリオーサ (ニョン婆)	恋煩いで出奔、後に帰還
先々代	シャクヤク (シャッキー)	恋煩いで出奔、レイリーと行動を共にする
先代	(名前不明)	恋煩いで死亡
現皇帝	ボア・ハンコック

この表からもわかるように、アマゾン・リリーの皇帝は「恋煩い」と深く関わっています。

グロリオーサ自身も恋煩いによって島を出るという選択をしましたが、これは結果的に彼女の命を救うことになりました。

次の代とされるシャクヤク（シャッキー）も同様に恋煩いで出奔しています。彼女はシルバーズ・レイリーと添い遂げたと考えられており、恋を成就させた稀有な例と言えるかもしれません。

しかし、その次の先代皇帝は恋煩いを克服できず、命を落としてしまいました。この悲劇が、ハンコックが即位する直前の出来事となります。

グロリオーサは、これらの皇帝たちの栄光と悲劇を間近で見てきた、あるいは経験してきた人物です。

特に、恋煩いで命を落とした先代皇帝の存在は、ハンコックが同様の道を辿ることを何よりも恐れる理由の一つとなったでしょう。

ニョン婆がハンコックに厳しく接し、恋の危険性を説くのは、過去の悲劇を繰り返させたくないという強い想いがあるからです。

彼女は、アマゾン・リリーの歴史の生き証人として、そして未来を守るための導き手として、非常に重要な役割を担っているのです。

ニョン婆の若い頃の衝撃的過去

これまでの情報を総合すると、ニョン婆ことグロリオーサの若い頃は、非常に波乱に満ちた衝撃的なものであったと言えます。

まず、アマゾン・リリーの皇帝という輝かしい地位にありながら、恋煩いによってその座を捨て、愛する人を追いかけて島を出奔するという大胆な行動は、彼女の情熱的な性格を物語っています。

この「恋」の相手が、後に四皇となる白ひげであった可能性が高いというのも驚きです。

そして、さらに衝撃的なのは、彼女が伝説の「ロックス海賊団」の一員であったという事実です。

当時の海賊の世界は、まさに群雄割拠。その中でも最強と謳われたロックス海賊団には、後の時代を築くことになる名だたる海賊たちが集っていました。

そのような環境に身を置き、世界の歴史が動く大事件「ゴッドバレー事件」にも居合わせていたとされるのです。

若い頃の彼女は、名前の通り「グロリオーサ（栄光ある者）」として、美貌と実力を兼ね備え、海賊の世界でその名を轟かせていたのかもしれません。

白ひげを巡ってミス・バッキンと張り合うなど、恋愛にも積極的で、非常にエネルギッシュな女性だったことがうかがえます。

しかし、ロックス海賊団の壊滅、そしてその後の消息。

アマゾン・リリーを離れていた期間に何を経験し、どのようにしてレイリーやシャッキーと出会い、そしてハンコック三姉妹を救うに至ったのか、その詳細にはまだ謎が多く残されています。

現在の穏やかで賢明なニョン婆の姿からは想像もつかないほどの激動の青春時代を送ってきたグロリオーサ。

彼女の過去は、ワンピースの世界の深層に繋がる重要な鍵を握っている可能性もあり、今後の物語でさらに詳細が明かされることが期待されます。

その一つ一つの経験が、現在の彼女の深い洞察力と人間性を形作っているのでしょう。

まとめ：グロリオーサの若い頃とニョン婆の波乱万丈な人生