ヒトヒトの実モデルゼウスは実在？能力や原作登場の噂を解説

『ONE PIECE』の世界には、食べた者に特殊な能力を与える「悪魔の実」が数多く存在します。

中でも動物（ゾオン）系の希少種「幻獣種」は、神話や伝説上の生物に変身できる強力な能力として知られています。

近年、ファンの間で「ヒトヒトの実 モデル：ゼウス」という悪魔の実に関する噂や考察が活発に交わされていますが、その正体は一体何なのでしょうか。

この記事では、「ヒトヒトの実 モデル：ゼウス」が原作に登場するのか、その能力者は誰なのか、そしてファンによって考えられた能力の詳細から、原作に登場する公式の「ヒトヒトの実」幻獣種モデルまで、あらゆる情報を徹底的に解説します。

「ヒトヒトの実 モデル：ゼウス」は原作に登場する？能力者は誰？

【結論】「モデル：ゼウス」は原作未登場のファン創作の悪魔の実

結論から言うと、「ヒトヒトの実 モデル：ゼウス」は、2024年現在、原作漫画や公式アニメには一切登場していない、ファンによる創作（二次創作）の悪魔の実です。

「悪魔の実大図鑑wiki」や海外のファンコミュニティサイト「Reddit」などで、ファンが「もしこんな悪魔の実があったら」という想像を膨らませて創作したものであり、公式の設定ではありません。

そのため、この実の能力者も公式には存在しません。

ビッグ・マムのホーミーズ「ゼウス」との違いとは？

「ゼウス」と聞くと、多くの読者は元四皇ビッグ・マムが生み出した雷雲のホーミーズを思い浮かべるでしょう。

ビッグ・マムの「ソルソルの実」の能力によって魂を与えられたこのゼウスは、強力な雷を操る能力を持っていました。

現在はビッグ・マムの手を離れ、ナミの頼れる相棒として活躍しています。

しかし、このホーミーズのゼウスは「ヒトヒトの実」とは全く関係のない存在です。

あくまでも魂を与えられた「物」であり、悪魔の実の能力者ではない点を明確に区別する必要があります。

なぜ「モデル：ゼウス」という創作・考察が生まれるのか？

では、なぜ公式設定ではない「モデル：ゼウス」という創作がこれほどまでに広まっているのでしょうか。

その背景には、原作で「ヒトヒトの実」の幻獣種モデルとして、神や仏といった人知を超えた存在が実際に登場したことが大きく影響しています。

例えば、主人公ルフィの「ヒトヒトの実 モデル：ニカ（太陽の神）」や、元帥センゴクの「ヒトヒトの実 モデル：大仏」がその代表例です。

これらの公式設定が登場したことにより、「他の神話に登場する神々も幻獣種のモデルになるのではないか」というファンの考察が活発化しました。

中でもギリシャ神話の最高神である「ゼウス」は、その圧倒的な知名度と強大なイメージから、ファンによる創作の題材として特に人気を集めているのです。

徹底解説！ファンが考えた「ヒトヒトの実 モデル：ゼウス」の能力・技一覧

「ヒトヒトの実 モデル：ゼウス」はファンによる創作ですが、その設定は非常に詳細に考えられています。

ここでは、代表的な2つのパターンの能力設定を紹介します。

【パターンA】全知全能・天候操作の力（悪魔の実大図鑑wiki準拠）

日本のファンサイト「悪魔の実大図鑑wiki」に投稿されている設定では、「全知全能の神」としての側面が強調されています。

主な能力は以下の通りです。

• 全知全能: 世界中のすべての情報、過去や未来を知ることができる。
• 天候操作: 雷を始めとした天候を自由に操る。
• 雷霆（ケラウノス）の召喚: 宇宙すら焼き尽くすとされる最強の雷を、好きな武器の形で召喚できる。
• 秩序と正義の執行: 悪事を徹底的に潰そうとする正義の神としての性質を持つ。

また、食べた者の性格に影響を与えるというユニークな設定もあり、例えば海賊が食べると自ら海賊をやめ、女性好きな人物が食べるとさらに女癖が悪くなるとされています。

【パターンB】ギリシャ神話の神に変身する力（海外ファン創作準拠）

海外のファンコミュニティ「Reddit」で考えられた設定は、より戦闘に特化した内容となっています。

動物（ゾオン）系の特性である形態変化が詳細に描かれているのが特徴です。

• ハイブリッド形態（人獣型）: 元の姿にゼウスの神々しい特徴が加わり、筋力やスピードが向上する。
• 完全形態（獣型）: 完全にゼウスの姿に変身し、神々しい金色の光を放つ。
• 神話能力「スカイファーザー」: 嵐、稲妻、雷を精密に操り、広範囲に破壊的な攻撃を繰り出す。

具体的な技名も考案されており、「サンダークラップストライク（雷電突撃）」や「スカイブレイカーボルト（天嵐雷）」など、神の力を体現した強力な技が想像されています。

もし覚醒したらどうなる？予想される能力

海外ファンの間では、覚醒した際の能力についても考察されています。

その名も「オリンポス山」。

覚醒すると、周囲の環境を一時的に神々の住まうオリンポス山のような領域に書き換えることができるとされています。

この領域内では、嵐を操る能力が極限まで高まり、雷雨だけでなく神話上の生物を召喚することも可能になります。

さらに、他のオリンポスの神々を顕現させることもできるなど、まさに神の領域と言える絶大な力を発揮すると考えられています。

考えられる弱点やデメリットは？

これほど強力な能力ですが、ファン創作の中では弱点も設定されています。

まず、雷を主体とするため、電気を通しやすい導電性の物質や、雷の攻撃を地面に流してしまう（アースする）能力を持つ相手には弱いとされています。

そして、他の悪魔の実の能力者と同様に、「海」や「海楼石」が最大の弱点であることは言うまでもありません。

原作の公式設定と比較！「ヒトヒトの実」幻獣種モデル一覧

ファン創作の「モデル：ゼウス」と比較するために、ここで原作に正式に登場している「ヒトヒトの実」幻獣種モデルを改めて確認しておきましょう。

モデル“ニカ”｜能力者：モンキー・D・ルフィ

長年「ゴムゴムの実」だと思われていましたが、その正体は「太陽の神 ニカ」の力を持つ幻獣種でした。

覚醒するとギア5が発動し、空想のままに戦うことができる「この世で最もふざけた能力」と五老星に評されています。

モデル“大仏”｜能力者：センゴク

海軍の元元帥であるセンゴクがこの能力者です。

巨大な黄金の大仏に変身し、掌から強力な衝撃波を放つことができます。

その圧倒的な巨体とパワーは、頂上戦争で黒ひげ海賊団をまとめて吹き飛ばすほどの威力を見せました。

モデル“大入道”｜能力者：オニ丸

ワノ国に登場した狛狐のオニ丸が食べた悪魔の実です。

普段は狐の姿ですが、この能力によって武蔵坊弁慶のような姿をした大入道に変身し、人語を話すことも可能になります。

チョッパーの「ヒトヒトの実」も特別なモデル？ファンの考察まとめ

麦わらの一味の船医であるチョッパーも「ヒトヒトの実」の能力者ですが、彼の食べた実にはモデル名が明かされていません。

しかし、ルフィの実の正体が明らかになったことで、「チョッパーのヒトヒトの実も、実はただのヒトヒトの実ではないのでは？」という考察がファンの間で盛んに行われています。

ランブルボールによる多段変形やモンスターポイントといった特異な能力から、「雪男（イエティ）」や、何らかの神話上の存在がモデルになっているのではないか、と様々な説が飛び交っており、今後の展開に注目が集まっています。

ゼウス以外にもある？ファンが考察する最強の「ヒトヒトの実」幻獣種

「モデル：ゼウス」の創作をきっかけに、ファンは様々な神話や伝説を元にした「ヒトヒトの実」のモデルを想像しています。

「ヒトヒトの実 モデル：ロジャー」は存在するのか？

関連キーワードとしても見られる「ヒトヒトの実 モデル：ロジャー」ですが、これは存在する可能性が極めて低いと言えるでしょう。

海賊王ゴール・D・ロジャーは、作中で非能力者であったことが示唆されています。

この考察は、ロジャーという伝説的な存在の力を悪魔の実として見てみたい、というファンの願望から生まれたIFストーリーに近いものと考えられます。

ギリシャ神話の他の神々（ポセイドン、ハデス等）もモデル候補？

ゼウスが登場するなら、その兄弟である海の神「ポセイドン」や冥界の神「ハデス」もモデルになるのでは、という考察も自然な流れです。

しかし、「ポセイドン」は既に古代兵器の名前として登場しているため、設定が重複する可能性も考えられます。

とはいえ、神話の神々がモデルになるという前例ができた以上、様々な可能性が考えられるでしょう。

日本神話や北欧神話など他の神話を元にした考察

『ONE PIECE』の世界では、ギリシャ神話だけでなく、様々な文化圏の神話がモチーフとして取り入れられています。

オニ丸の「モデル：大入道」やヤマトの「イヌイヌの実 モデル：大口真神」は日本神話が元ネタですし、巨人族の国エルバフは北欧神話と深い関わりがあります。

そのため、アマテラスやスサノオといった日本神話の神々や、オーディンやトールといった北欧神話の神々が「ヒトヒトの実」のモデルとして登場する可能性も、ファンによって考察されています。

まとめ：ヒトヒトの実 モデル ゼウスの謎を徹底解明