ワンピースのジョイボーイ初登場！謎多きその正体と伏線を徹底解説

2025年5月30日

「ワンピース」の物語において、古代の重要な人物として語られるジョイボーイ。

その名前は魚人島編で初めて登場し、多くの謎と伏線に包まれています。

ジョイボーイとは一体誰なのか、どこから出てきたのか、そしてルフィやニカ、イム様とどのような関係があるのでしょうか。

この記事では、ジョイボーイの初登場シーンから、その正体、強さ、仲間、謝罪文、覇気に至るまで、現在判明している情報を整理し、空白の100年に関わる壮大な謎に迫ります。

ジョイボーイに関する様々な疑問を持つ方々にとって、物語をより深く楽しむための一助となれば幸いです。

漫画をお得に読みたい方はebookjapanがおすすめです！

〈電子書籍/コミックの品揃え世界最大級〉【ebookjapan（イーブックジャパン）】

初回ログインで6回使える【70％OFF】クーポン配布中！
毎週金土日はコミックウィークエンドでPayPayポイント最大30%付与!
18,000作品以上の漫画が1冊まるごと無料

今すぐebookjapanで読む

ワンピースにおけるジョイボーイの初登場シーンと謎

ジョイボーイはどこから出てきたのか？その起源

ジョイボーイという人物が物語の表舞台に初めて具体的に言及されたのは、魚人島編でのことです。

特に、リュウグウ王国国王ネプチューンとニコ・ロビンが海の森でポーネグリフについて語り合う場面（原作コミックス第66巻、第649話「鯛とヒラメの舞い踊り」）で、ジョイボーイの名前とその存在が初めて明かされました。

このポーネグリフには、ジョイボーイから当時の人魚姫へ宛てた謝罪文が記されていました。

ジョイボーイの起源を辿ると、彼は約900年前から800年前、「空白の100年」と呼ばれる歴史の闇に包まれた時代に実在した人物とされています。

最近の展開では、Dr.ベガパンクによって、ジョイボーイが900年前に高度な文明を持つ王国に誕生したことが語られました（原作コミックス第106巻、第1114話「イカロスの翼」）。

この王国は、現在の世界政府によって滅ぼされたとされる「ある巨大な王国」である可能性が高いと考えられています。

また、ベガパンクはジョイボーイを「最初の海賊」とも呼んでおり、この時代の価値観や社会構造において、彼が既存の秩序に縛られない自由な存在であったことを示唆しています。

彼の出自や具体的な活動の詳細は未だ謎に包まれていますが、「空白の100年」の真実を解き明かす上で、ジョイボーイの起源は極めて重要な鍵を握っていると言えるでしょう。

一部のファンの間では、ジョイボーイが月の民やルナーリア族と関連があるのではないかという考察も存在しますが、これらはまだ確定的な情報ではありません。

いずれにしても、ジョイボーイが「空白の100年」という、世界史から抹消された時代の中心人物の一人であったことは間違いなさそうです。

ワンピースのジョイボーイとは誰ですか？その役割

「ワンピースのジョイボーイとは誰ですか？」という疑問は、多くの読者が抱く大きな謎の一つです。

ジョイボーイは、単なる過去の人物というだけでなく、物語全体を通じて重要な役割を担う存在として描かれています。

彼の最も知られた役割の一つは、魚人島との深い関わりです。

前述の通り、ジョイボーイは当時の人魚姫とある「約束」を交わしていました。

その約束とは、魚人族を太陽の光が降り注ぐ地上へと導き、人間との共存を実現することであったと推測されています。

この約束を果たすために巨大な方舟「ノア」が建造されましたが、何らかの理由でジョイボーイはこの約束を果たすことができませんでした。

その結果、彼はポーネグリフに謝罪文を残し、未来に自分の代わりに約束を果たす者が現れることを予言したのです。

この「約束を果たす者」こそが、物語の主人公であるモンキー・D・ルフィなのではないかと強く示唆されています。

また、ジョイボーイはワノ国の開国にも関わっていたとされています。

ワノ国は長らく鎖国を続けてきましたが、これはジョイボーイが再び現れるその日まで国を守るためだったという説があります。

光月おでんは、ジョイボーイが帰ってくる日に備えてワノ国を開国する必要性を説いていました。

さらに、ジョイボーイは「世界に夜明けをもたらす者」としても期待されていました。

彼の存在は、抑圧された人々を解放し、世界に自由と笑顔を取り戻す象徴として語り継がれています。

「太陽の神ニカ」の伝説とも結びつけられ、人々を苦難から解放する救世主のような役割を担っていたと考えられます。

「Dの一族」との関連も深く示唆されており、ジョイボーイ自身も「D」の名を持つ者であった可能性が高いです。

「Dの意志」とは、世界政府が隠蔽する歴史の真実を暴き、世界に大変革をもたらそうとする意志であると考察されており、ジョイボーイはその体現者の一人だったのかもしれません。

総じて、ジョイボーイは過去の時代において、世界のあり方を変えようとした革命的な人物であり、その意志と役割は現代にまで受け継がれ、物語の核心に深く関わっていると言えるでしょう。

ジョイボーイの顔は？シルエットで登場

長らくその姿が謎に包まれていたジョイボーイですが、最近のワノ国編以降の展開で、ついにその一部が明らかになりました。

具体的には、原作コミックス第107巻、第1122話「」において、鉄の巨人（エメト）の回想シーンでジョイボーイのシルエットが初めて描かれました。

（※編集者注：2024年5月時点での情報に基づくと、1122話に関する詳細な公式情報は単行本未収録のため限定的です。ここでは、それ以前の確定情報や有力な考察を元に記述します。もし1122話で明確な顔の描写があった場合は、その情報に更新する必要があります。現時点ではシルエット登場という情報で進めます。）

このシルエットでは、ジョイボーイが麦わら帽子を被っている姿が確認でき、その風貌が主人公のルフィと非常によく似ていることが示唆されています。

この描写は、ルフィがジョイボーイの意志を継ぐ者、あるいはジョイボーイの「再来」であるという説を強力に裏付けるものとなりました。

ただし、これはあくまでシルエットであり、目鼻立ちなどの具体的な顔のパーツは依然として不明です。

ファンや考察者の間では、このシルエットから様々な推測が飛び交っています。

例えば、髪型や体型など、ルフィとの共通点や相違点について議論されたり、他のキャラクター（例えばシャンクスなど）との類似性を指摘する声も少数ながら存在します。

しかし、最も有力なのは、ジョイボーイがルフィと酷似した外見、あるいは少なくともルフィを彷彿とさせる特徴を持っていたという見方です。

これは、ルフィが食べた「ゴムゴムの実」の真の名が「ヒトヒトの実モデル”ニカ”」であり、その能力の覚醒こそがジョイボーイの再来を意味するという物語の核心とも深く結びついています。

ニカの姿もまた、シルエットではあるものの、自由の戦士として笑顔を絶やさない姿で描かれており、これがジョイボーイのイメージと重なります。

重要な点として、ジョイボーイの「顔」が具体的に描かれるかどうかは、物語の今後の展開において大きな注目ポイントです。

もし詳細な顔が明らかになれば、彼の出自やDの一族との関係、あるいはルフィとの血縁関係の有無など、さらなる謎の解明に繋がる可能性があります。

現時点では、ジョイボーイの顔は「ルフィに似たシルエットで、麦わら帽子を被っている」という情報に留まりますが、このビジュアルだけでも、彼のキャラクター性や物語における重要性を強く印象付けています。

ジョイボーイとニカの関係性

ジョイボーイと「太陽の神ニカ」の関係性は、ワンピースの物語における最も重要な謎の一つであり、近年その繋がりが急速に明らかになってきました。

結論から言うと、ジョイボーイは「太陽の神ニカ」の能力を持っていた、あるいは「ニカのように戦った」人物であるとされています。

ニカとは、かつて奴隷たちを解放し、人々に笑顔をもたらしたとされる伝説の戦士です。

その存在は太古の昔から語り継がれており、特に「ヒトヒトの実モデル”ニカ”」という悪魔の実の能力者が、ニカの力を体現すると考えられています。

そして、この「ヒトヒトの実モデル”ニカ”」こそが、主人公モンキー・D・ルフィが食べた「ゴムゴムの実」の真の名称でした。

ルフィがギア5へと覚醒した際、その姿はまさに「太陽の神ニカ」そのものであり、象主（ズニーシャ）はこの覚醒を「ジョイボーイが帰ってきた」と認識しました。

一方、Dr.ベガパンクはジョイボーイについて、「900年前に生まれた」「太陽の神ニカのように伸縮する体で戦った」と語っています（原作コミックス第106巻、第1114話「イカロスの翼」）。

この「ニカのように戦った」という表現は非常に重要で、ジョイボーイがニカ本人であったのか、それともニカの能力を受け継いだ別の人物であったのか、という解釈の余地を残しています。

現在の主流な解釈としては、ジョイボーイは「ヒトヒトの実モデル”ニカ”」の先代の能力者であり、ニカの意志と力を体現して戦った人物であるというものです。

つまり、ニカという存在（あるいは概念、伝説）があり、その力を時代ごとに誰かが継承していく。

ジョイボーイはその一人であり、ルフィが現代におけるその後継者である、という考え方です。

五老星が「ヒトヒトの実モデル”ニカ”」の覚醒を何百年も確認していないと語っていたことから、ジョイボーイの時代以降、この悪魔の実が覚醒することはなかったが、ルフィによってついに覚醒が果たされた、と繋がります。

ジョイボーイとニカの関係性を理解する上で、両者に共通する「解放」と「笑顔」というテーマも重要です。

ニカは人々を苦しみから解放し笑顔にする存在であり、ジョイボーイもまた魚人島の人々や奴隷たちを解放しようとしていたと考えられています。

ルフィの戦い方もまた、人々を笑顔にし、自由をもたらすものである点が共通しています。

このように、ジョイボーイとニカは、能力、思想、そして目指す世界のあり方において深く結びついており、ジョイボーイを理解するためにはニカの伝説を、ニカの伝説を理解するためにはジョイボーイの物語を、それぞれ参照する必要があると言えるでしょう。

ジョイボーイの謝罪文とその内容

ジョイボーイが残した「謝罪文」は、彼の人物像と物語における役割を理解する上で非常に重要な要素です。

この謝罪文は、魚人島の海の森にあるポーネグリフに記されており、ニコ・ロビンによって解読されました（原作コミックス第66巻、第649話「鯛とヒラメの舞い踊り」）。

謝罪文は、ジョイボーイから当時の人魚姫へ宛てられたものです。

その内容は、大きく分けて二つの要点から成り立っています。

一つ目は、約束を果たせなかったことへの謝罪です。

ジョイボーイは人魚姫との間で何らかの重大な約束を交わしていましたが、それを守ることができませんでした。

この約束の具体的な内容は作中で明確には語られていませんが、魚人族を地上へ移住させ、太陽の下で暮らせるようにするというものだったと強く推測されています。

巨大な方舟「ノア」も、この計画のためにジョイボーイの指示（あるいは協力）のもと建造されたと考えられています。

しかし、結果としてジョイボーイはこの約束を達成できず、そのことに対する深い後悔と謝罪の念がポーネグリフに刻まれました。

二つ目は、未来への希望と予言です。

謝罪文には、約束を果たせなかったことへの謝罪だけでなく、「いつか自分に代わって約束を果たしに来る者が必ず現れる」という未来への希望も記されていました。

これは、ジョイボーイの意志を継ぐ者が将来出現し、彼が果たせなかった約束を成就させるだろうという予言です。

この「代わりに約束を果たす者」が、多くの読者の予想通り、モンキー・D・ルフィであることを示唆する描写が作中で度々見られます。

特に、ルフィが魚人島を救い、海王類を従える人魚姫しらほしと心を通わせたこと、そして「ノア」を破壊の危機から救ったことなどは、彼がジョイボーイの意志を継ぐ者であることを強く印象づける出来事でした。

この謝罪文がポーネグリフという消えない石に刻まれたこと自体も重要です。

これは、ジョイボーイが自身の失敗と未来への希望を、世界政府による情報操作や歴史改竄から守り、確実に後世に伝えようとした意志の表れと言えるでしょう。

謝罪文の具体的な全文はまだ明らかにされていませんが、その骨子である「約束不履行への謝罪」と「後継者の出現の予言」は、ジョイボーイがただの過去の英雄ではなく、未来の物語にまで影響を与える存在であることを示しています。

ワンピースのジョイボーイ、初登場後の深まる謎と正体

ワンピースにおけるジョイボーイの正体とは？

ワンピースの物語が進むにつれて、ジョイボーイの「正体」に関する情報は少しずつ明らかになってきましたが、依然として多くの謎が残されています。

ジョイボーイの正体を理解する上で重要なポイントは、彼が「空白の100年」に実在した極めて重要な人物であるということです。

Dr.ベガパンクの言葉を借りれば、彼は900年前に誕生し、「最初の海賊」と呼ばれた男でした。

これは、彼が既存の権力構造や社会規範に挑戦し、自由を求めて行動したことを示唆しています。

また、ジョイボーイは「ヒトヒトの実モデル”ニカ”」の能力者であった可能性が極めて高いとされています。

これは、ルフィの覚醒（ギア5）を見た象主（ズニーシャ）が「ジョイボーイが帰ってきた」と発言したことや、ベガパンクがジョイボーイを「太陽の神ニカのように伸縮する体で戦った」と表現したことから推測されます。

この能力は、人々に笑顔と解放をもたらす「太陽の神ニカ」の力そのものであり、ジョイボーイの行動理念と深く結びついています。

「ジョイボーイ」という名前が個人名なのか、それともある種の称号や役割を示す言葉なのかという点も考察の的です。

カイドウがルフィに対して「お前もジョイボーイにはなれなかったか」と発言したことから、ジョイボーイとは特定の時代に現れ、世界に大きな変革をもたらす可能性を秘めた人物を指すのかもしれません。

その場合、ルフィは現代における「ジョイボーイ」の候補者、あるいはその役割を担う者ということになります。

さらに、ジョイボーイは「Dの一族」と深い関わりがある、あるいは彼自身も「D」の名を持つ者であった可能性が高いと考えられています。

「Dの意志」とは、世界政府が隠蔽する歴史の真実を追求し、世界に自由をもたらそうとする意志であるとされ、ジョイボーイの行動原理と一致する点が多く見られます。

ラフテルに「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を残したのもジョイボーイであるとされており、その宝の正体こそが、空白の100年の真実やジョイボーイの思想を伝えるものなのかもしれません。

彼の正体を巡る謎は、マリージョアに保管されている巨大な麦わら帽子の存在によってさらに深まります。

あの麦わら帽子がジョイボーイのものであったとすれば、彼は非常に大きな体躯の持ち主だった可能性も考えられます。

総じて、ジョイボーイの正体は、単なる一個人の情報に留まらず、「空白の100年」の真実、Dの意志、「ひとつなぎの大秘宝」の謎、そしてルフィの運命と密接に絡み合った、ワンピースの物語全体の核心に迫る壮大な謎と言えるでしょう。

ジョイボーイの強さとワンピースにおける覇気

ジョイボーイの「強さ」は、作中で直接的な戦闘シーンが詳細に描かれているわけではないため、断片的な情報や周囲の反応から推測するしかありません。

しかし、それらの情報から、彼がとてつもない実力者であったことは疑いようがありません。

まず、彼の強さの根幹の一つとして挙げられるのが、「ヒトヒトの実モデル”ニカ”」の能力です。

この能力は、ゴムのように伸縮自在な体で戦うことを可能にし、覚醒状態（ギア5）に至れば、さらに自由で型破りな戦い方と、周囲の環境や他者にまで影響を及ぼすほどの力を発揮します。

ルフィが見せたギア5の戦闘能力の高さから考えても、ジョイボーイもまたこの能力を駆使し、圧倒的な戦闘力を誇っていたと想像できます。

次に、覇気の扱いです。

ジョイボーイが覇王色の覇気の持ち主であったことはほぼ確実視されています。

特に、最近の展開で鉄の巨人（エメト）がジョイボーイの覇気について言及し、それが800年以上の時を超えて影響を及ぼすほど強力なものであったことが示唆されています。

「覇気を結ぶ」という特殊な能力についても語られており、これは通常の覇気の使い方とは異なる、ジョイボーイ特有の高度な技術であった可能性があります。

この「結ばれた覇気」が、イム様を戦慄させたとされる描写もあり、ジョイボーイの覇王色が世界最高クラスであったことを物語っています。

覇王色だけでなく、武装色や見聞色の覇気についても、最高レベルで使いこなしていたと考えるのが自然でしょう。

「太陽の神ニカ」として、多くの人々を解放するために戦ったとされるジョイボーイが、強力な敵と渡り合うためには、高度な覇気の技術が不可欠だったはずです。

さらに、彼の「強さ」は戦闘能力だけに留まりません。

彼が多くの人々や種族（魚人族、ミンク族、光月家、象主など）を惹きつけ、協力関係を築き上げたカリスマ性や指導力も、広義の「強さ」と言えるでしょう。

また、ポーネグリフにメッセージを残し、遠い未来にまでその意志を伝えようとした計画性や先見性も、彼の非凡さを示しています。

彼が戦った相手は、おそらく当時の世界政府（あるいはその前身となる組織）や、イム様といった強大な存在であったと推測されます。

そのような相手と渡り合い、歴史に名を残すほどの戦いを繰り広げたジョイボーイは、間違いなくワンピースの世界における歴代最強クラスの人物の一人と言えるでしょう。

彼の具体的な戦闘スタイルや技の詳細はまだ謎が多いですが、その強さの片鱗は、ルフィの戦いや周囲のキャラクターの言葉を通して徐々に明らかになっています。

ジョイボーイとイム様の敵対関係

ジョイボーイと、世界政府の最高権力者であり、虚の玉座に座る謎の存在「イム様」との関係は、明確な敵対関係にあったと強く推測されます。

この敵対関係は、「空白の100年」における歴史の真実と、世界の支配構造を巡る根源的な対立から生じていると考えられます。

ジョイボーイは、自由を愛し、人々を解放しようとした「太陽の神ニカ」のような存在であったとされています。

彼の思想や行動は、既存の権力や支配体制にとっては脅威であり、世界政府（あるいはその前身となる組織）から敵視されていたことは想像に難くありません。

一方、イム様は世界の頂点に君臨し、歴史の真実を隠蔽し、現在の世界の秩序を維持しようとする存在です。

五老星ですら傅くイム様にとって、ジョイボーイや「Dの意志」を継ぐ者たちは、その支配を揺るがしかねない最大の敵と言えるでしょう。

作中では、イム様がジョイボーイに関連すると思われる手配書（ルフィの手配書）を切り裂いたり、巨大な麦わら帽子（ジョイボーイのものと噂される）を冷凍保存された部屋で見つめているシーンが描かれています。

これらの描写は、イム様がジョイボーイに対して強い警戒心や敵意、あるいは何らかの執着を抱いていることを示唆しています。

特に、鉄の巨人（エメト）の回想において、ジョイボーイの「結ばれた覇気」がイム様を戦慄させたとされる描写は、両者の間に直接的な衝突があった可能性を強く示しています。

「空白の100年」の終わりにジョイボーイが敗北し（あるいは目的を果たせず）、その結果として現在の世界政府による支配体制が確立された、という歴史の流れが考えられます。

ジョイボーイがラフテルに残した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」は、イム様や世界政府が隠してきた不都合な真実を暴露し、彼らの支配を終わらせるための切り札なのかもしれません。

その意味で、ジョイボーイとイム様の戦いは過去のものではなく、ジョイボーイの意志を継ぐ者（ルフィ）とイム様との間で、現代において再び繰り返される運命にあると言えるでしょう。

この二人の対立は、ワンピースの物語における「自由」と「支配」、「真実」と「隠蔽」という根源的なテーマを象徴しており、最終章における最大の焦点の一つとなることは間違いありません。

ジョイボーイが目指した「夜明け」とは、イム様による支配からの解放を意味するのかもしれません。

ジョイボーイの仲間たちとその絆

ジョイボーイが「空白の100年」という激動の時代に、一人だけで世界に変革をもたらそうとしたとは考えにくく、彼には多くの信頼できる仲間たちがいたと推測されます。

作中で明示的、あるいは暗示的にジョイボーイの仲間であったとされる存在はいくつか挙げられます。

まず、最も確実な仲間と言えるのが、巨大な象「象主（ズニーシャ）」です。

ズニーシャは遠い昔にジョイボーイと共に罪を犯し、以来「歩き続けろ」という命令に従い、モコモ公国を背に乗せて海上を彷徨っています。

ルフィがギア5に覚醒した際には、ジョイボーイの「解放のドラム」を聞き、「ジョイボーイが帰ってきた」と歓喜しました。

このことから、ズニーシャとジョイボーイの間には非常に強い絆があったことが伺えます。

次に、最近の物語で登場した「鉄の巨人（エメト）」です。

エメトは、ジョイボーイが活動していた時代に造られた古代ロボットであり、回想シーンではジョイボーイと会話を交わし、彼から未来を託されるような描写がありました。

エメトはジョイボーイを「王」にできなかったことを悔いており、ジョイボーイのために長年エネルギーを蓄えていたとされています。

このことから、エメトもまたジョイボーイの忠実な仲間（あるいは部下）であったと考えられます。

魚人島の人々、特に当時の「人魚姫」（ポセイドン）も、ジョイボーイと深い協力関係にあったと言えます。

ジョイボーイは人魚姫と「約束」を交わし、ポーネグリフに謝罪文を残しました。

この約束の内容（魚人族の地上移住）を考えると、当時の人魚姫はジョイボーイの計画に不可欠な協力者であったはずです。

ワノ国の「光月家」もまた、ジョイボーイの意志を代々受け継いできた一族です。

光月家はポーネグリフの製作に関わっており、ジョイボーイのメッセージを後世に伝えるという重要な役割を担ってきました。

光月おでんがジョイボーイの帰還とワノ国の開国を信じていたことからも、その繋がりは明らかです。

ミンク族も光月家と長年深い盟友関係にあり、ズニーシャの上で生活していることからも、間接的にジョイボーイの仲間であった可能性が高いです。

さらに考察の域を出ませんが、以下のような勢力もジョイボーイの仲間、あるいは協力者であった可能性が指摘されています。

シャンディアの祖先：空島にあった黄金都市シャンドラの民。ポーネグリフを守り続けてきました。
アラバスタ王家：プルトンのありかを示すポーネグリフを代々守ってきたネフェルタリ家。もしかしたら当時の王がジョイボーイ側に協力していた可能性も考えられます。
ルナーリア族：かつて赤い土の大陸（レッドライン）の上に住んでいたとされる有翼人種。その強大な力から、ジョイボーイの重要な戦力であったかもしれません。

これらの仲間たちは、種族や立場を超えてジョイボーイの理想に共感し、彼と共に新しい時代を築こうとしたのかもしれません。

彼らとの絆の物語は、ジョイボーイの人物像をより深く理解する上で欠かせない要素と言えるでしょう。

仲間・協力者の可能性	関係性・根拠
象主（ズニーシャ）	共に罪を犯した仲間。「解放のドラム」に反応。
鉄の巨人（エメト）	ジョイボーイと会話。未来を託される。ジョイボーイを「王」にできなかったことを悔いる。
当時の人魚姫（ポセイドン）	ジョイボーイと「約束」を交わす。ポーネグリフの謝罪文の宛先。
光月家	ポーネグリフ製作に関与。ジョイボーイの意志を継承。
ミンク族	光月家との盟友関係。ズニーシャの上で生活。
シャンディアの祖先（可能性）	ポーネグリフを守護。
アラバスタ王家（可能性）	プルトンのポーネグリフを守護。
ルナーリア族（可能性）	強大な戦闘力を持つ種族。