【ワンピース】くまはシャボンディ諸島でなぜ飛ばした?理由と謎を徹底解説

『ONE PIECE』の中でも、物語の大きな転換点となったシャボンディ諸島編。

麦わらの一味が海軍大将・黄猿やパシフィスタに追い詰められ、絶体絶命の状況で現れたのが、王下七武海(当時)のバーソロミュー・くまです。

彼の圧倒的な力の前に、一味はなすすべなく次々と消されてしまいました。

この絶望的な展開は、多くの読者に衝撃を与えましたが、後になってくまの行動が、実は一味を「救う」ためのものだったことが判明します。

なぜ、くまは麦わらの一味を助けたのでしょうか。

この記事では、シャボンディ諸島でくまが取った行動の真意、ボニーとの関係、そして彼の壮絶な過去から繋がる謎について、原作の情報を基に徹底的に解説していきます。

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目次

ワンピースのシャボンディ諸島でくまが取った行動

ワンピースでくまに飛ばされたのは何話?

麦わらの一味がバーソロミュー・くまによって消されてしまう衝撃的なシーンは、アニメと漫画でそれぞれ以下の話数で描かれています。

  • アニメ:第405話「消された仲間達 麦わら一味最後の日」
  • 漫画:第513話「救えないっ!!!」

このエピソードは、シャボンディ諸島編のクライマックスにあたります。

天竜人殴打事件をきっかけに、海軍本部から大将・黄猿と多数のパシフィスタが送り込まれ、麦わらの一味は絶体絶命の窮地に陥りました。

そこに現れた本物のくまによって、一味は一人、また一人と目の前から消されていきます。

ルフィが涙ながらに仲間を守れない無力さを痛感するこのシーンは、物語全体を通しても屈指の絶望的な場面として、多くのファンの心に刻まれています。

ちなみに、バラバラになった一味が2年間の修行を経てシャボンディ諸島に再集結するのは、アニメでは第517話「再開!麦わらの一味」、漫画では第598話「2年後」です。

この空白の2年間が、一味を大きく成長させる重要な期間となりました。

シャボンディ諸島でくまが仲間を飛ばした理由

くまが麦わらの一味を消し去った行動は、一見すると敵対行為にしか見えません。

しかし、その真の目的は、海軍の追手から一味を逃がし、来るべき新世界の航海に向けて成長を促すための「救済」でした。

くまが彼らを助けた理由は、一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っています。

革命軍の同志としてドラゴンの息子を守るため

くまの正体は、ルフィの父モンキー・D・ドラゴンが率いる革命軍の幹部です。

この事実は、シャボンディ諸島で冥王シルバーズ・レイリーに耳打ちする際に明かされました。

革命軍の同志として、リーダーであるドラゴンの息子ルフィが将来、世界に大きな影響を与える存在になると信じていたのです。

このまま黄猿に捕らえられてしまえば、その未来は閉ざされてしまいます。

そのため、自らが政府を裏切るリスクを冒してでも、ルフィたちを逃がす必要がありました。

「太陽の神ニカ」に希望を託したため

くまの過去編で、彼の行動原理の根幹には「太陽の神ニカ」への信仰があることが明らかになりました。

くまは、迫害されたバッカニア族の出身であり、幼い頃から父に聞かされた「人々を苦悩から解放する戦士ニカ」の伝説を希望として生きてきました。

そして、くまはルフィが食べた「ゴムゴムの実」の本当の名前が「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル:ニカ」であることを、何らかの経緯で知っていた可能性が非常に高いです。

天竜人を殴り飛ばし、自由を体現するルフィの姿に、伝説の戦士ニカの面影を重ねたのでしょう。

ドラゴンの息子という理由以上に、この世界を解放してくれるかもしれない「ニカ」という希望を守り、育てることこそが、くまにとって最大の動機だったと考えられます。

バーソロミューくまがレイリーに言ったこと

くまは、黄猿と戦闘中だった冥王シルバーズ・レイリーに近づき、意味深な耳打ちをしています。

この時、レイリーに伝えた内容は、主に以下の2点です。

  • 自分は革命軍の幹部であること
  • 縁あって麦わらの一味をここから逃がしたいこと

この言葉を聞いたレイリーは、最初は驚きながらも「お前を信じよう」と答え、くまの行動を止めませんでした。

元ロジャー海賊団の副船長であり、世界の真実の一端を知るレイリーにとって、「革命軍」というキーワードは、くまを信用するに足る十分な理由となったのです。

くまとしても、レイリーに事情を説明しなければ、自分の行動が妨害される可能性がありました。

一味を確実に逃がすためには、その場にいる最強戦力であるレイリーの理解と協力が不可欠だったのです。

この短いやり取りは、くまの行動が敵対的なものではなく、明確な意志を持った救済計画であることを示す重要なシーンとなりました。

麦わらの一味が飛ばされた場所一覧

くまは「ニキュニキュの実」の能力で、麦わらの一味をただランダムに飛ばしたわけではありません。

それぞれのメンバーが2年間の修行で飛躍的に成長できるよう、最適な場所を選んで送り届けていました。

これは、くまが事前に一味のメンバーそれぞれの個性や能力、そして課題を正確に把握していたことを意味します。

以下は、各メンバーが飛ばされた場所とその目的をまとめた表です。

メンバー飛ばされた場所目的・得られた成長
モンキー・D・ルフィ女ヶ島 アマゾン・リリー覇気の基礎を学び、レイリーとの修行に繋がる
ロロノア・ゾロクライガナ島 シッケアール王国跡地世界最強の剣士ミホークに師事し、剣術と覇気を磨く
ナミ小さな空島 ウェザリア天候を科学する島で、高度な航海術と天候を利用した戦闘術を学ぶ
ウソップボーイン列島危険な食肉植物が蔓延る島で、サバイバル能力とポップグリーンの種を習得
サンジカマバッカ王国イワンコフの元で心身を鍛え上げ、「攻めの料理」と空中歩行(スカイウォーク)を習득
トニートニー・チョッパートリノ王国高度な薬学知識を持つ原住民と交流し、医療技術とランブルボールの強化を果たす
ニコ・ロビン東の海 テキーラウルフ革命軍と接触し、世界の真実と歴史について知識を深める
フランキー未来国 バルジモア天才科学者ベガパンクの研究所で、自身の体を改造し、最先端の科学技術を学ぶ
ブルック貧困の国 ハラヘッターニャ手長族に捕らえられるも、音楽の力でスターとなり、魂を操る能力を開花させる

このように、くまの行動は麦わらの一味にとって、新世界を航海するための最高の贈り物となったのです。

ワンピースのくま、シャボンディ諸島以降の謎

シャボンディ諸島でのくまとボニーの関係

シャボンディ諸島では、くまの行動と並行して、もう一つの重要なドラマが進行していました。

それは、父であるくまを探す超新星の一人、ジュエリー・ボニーの存在です。

結論から言うと、くまとボニーは養父と養女という、非常に深い絆で結ばれた親子です。

しかし、シャボンディ諸島で二人が再会することはありませんでした。

くまは、世界政府とのある契約により、愛する娘ボニーに会うことを固く禁じられていたのです。

彼は、海軍に追われるボニーの姿を遠くから見守り、「これで見納めか…達者でな」と心の中で別れを告げることしかできませんでした。

この時点では、読者に二人の関係は明かされておらず、くまのセリフは謎に包まれていました。

そのため、後に親子関係が判明した際には「後付けではないか」という声も一部でありましたが、これは尾田先生が仕掛けた壮大な伏線の一つです。

父の姿をしたパシフィスタに怒りをぶつけるボニーと、声をかけたくてもかけられない本物のくま。

このシャボンディ諸島での切ないすれ違いが、後のエッグヘッド編で描かれる親子の感動的な物語を、より一層深いものにしています。

なぜ「暴君」と呼ばれるようになったのか?

くまには「暴君」という恐ろしい異名がついていますが、これは彼の本来の性格とは全く異なります。

この不名誉な呼び名は、彼がかつて国王を務めていた南の海のソルベ王国で起きた事件に端を発しています。

「暴君」と呼ばれるようになったのは、当時の国王だったベコリ王の悪質な策略による、完全な濡れ衣でした。

「一人革命」の真実

本来のくまは、人々の痛みを自ら引き受けるほど心優しい牧師でした。

しかし、私利私欲のために国民を奴隷にしようとしたベコリ王の悪政に対し、くまは国民を守るためにたった一人で反乱を起こし、ベコリ王を国から追放します。

これが後に「一人革命」と呼ばれる事件です。

国民からの強い支持を受け、くまは新たな国王となりますが、政治は先々代の心ある王に任せ、自身は牧師としての生活を続けていました。

濡れ衣を着せられた経緯

国を追われたベコリ王は、この出来事を逆恨みしました。

そして、世界政府に対し「くまが暴力で国を乗っ取った悪の支配者だ」と虚偽の報告をしたのです。

さらに、ベコリが海軍を率いて国に攻め込んできた際、くまはこれを返り討ちにします。

この「世界政府の船を攻撃した」という事実と、ベコリの情報操作が組み合わさった結果、くまは「暴君」という汚名を着せられ、高額な懸賞金をかけられることになったのです。

彼の優しすぎる性格が、結果的に世界から誤解される悲劇を生んでしまいました。

くまがルフィに希望を託したニカとの関係

くまがシャボンディ諸島で麦わらの一味を助けた最大の理由は、ルフィの姿に、自身が心の底から信じる伝説の戦士「太陽の神ニカ」を重ね合わせたからに他なりません。

このニカへの信仰こそが、彼のすべての行動の原動力となっています。

くまは、巨人族の力を持つとされる希少種族「バッカニア族」の血を引いています。

このバッカニア族には、古くから「いつか人々を苦悩から解放してくれる太陽の神ニカが現れる」という伝説が語り継がれていました。

幼い頃、天竜人の奴隷として過酷な日々を送っていたくまにとって、父から聞かされたニカの物語は唯一の希望でした。

ゴッドバレーから脱出する際にも、彼は「ニカのようになりたい」と強く願っています。

くまは、ベガパンクとの関わりなど、何らかの経緯でルフィの「ゴムゴムの実」が、ニカの能力そのものであることを知ったと考えられます。

スリラーバークで初めてルフィと対峙し、シャボンディ諸島で天竜人を恐れず殴り飛ばす姿を見たとき、くまはルフィこそが伝説の再来であり、世界を解放する希望だと確信したのでしょう。

革命軍の同志であるドラゴンの息子という理由もさることながら、このニカへの絶対的な信仰と希望が、彼を自己犠牲的な行動へと突き動かしたのです。

バーソロミューくまの死亡説と生存説

自我を失い、人間兵器と化したくまの安否は、多くの読者が気にかけている点です。

結論から言うと、彼の状態は単純な生と死では語れない、非常に複雑な状況にあります。

肉体的には瀕死でありながらも、意識や本能の一部が奇跡的に残っている可能性が示唆されています。

死亡説の根拠

くまが死亡した、あるいはそれに近い状態だと考えられる理由はいくつかあります。

  • 自我の完全な喪失:ベガパンクによる改造手術で、記憶と思考、自我を完全に消されている。
  • 完全停止スイッチ:サターン聖によって、くまの機能を完全に停止させるスイッチが作動させられた。
  • 肉体的なダメージ:奴隷として酷使され、マリージョアでは赤犬から顔面に大穴を開けられるほどの致命傷を負っている。

これらの要素から、通常の生物であれば到底生きていられる状態ではありません。

生存説と復活の可能性

一方で、生存、あるいは復活を匂わせる描写も数多く存在します。

  • 本能による行動:完全停止したはずのくまが、娘ボニーの危機を察知し、カマバッカ王国からエッグヘッドまで自力で飛来した。
  • バッカニア族の特性:ベガパンクが「バッカニア族の特性は身体の強さではない」と語っており、未知の特殊能力を持つ可能性が示唆されている。
  • 僅かな表情の変化:エッグヘッドでボニーを抱きしめた際や、脱出後の船上で、僅かに口角が上がるなど、感情の兆しが見られた。

これらの描写から、自我は失われても、ボニーへの愛情という「本能の欠片」が彼の体を動かしていると推測できます。

彼は死んではおらず、植物状態に近いのかもしれません。

エッグヘッド編のラストでは、巨兵海賊団と共に脱出しており、今後の物語で何らかの形で意識を取り戻す、あるいはその記憶が重要な役割を果たす伏線が張られていると考えられます。

まとめ:ワンピースのくまがシャボンディ諸島で見せた真意と謎

  • くまが麦わらの一味を飛ばしたのはアニメ第405話、漫画第513話である
  • 一味を飛ばした真の理由は、海軍から逃がし、成長を促すための救済であった
  • 革命軍の同志として、ドラゴンの息子であるルフィを守る使命があった
  • ルフィの姿に、自身が信仰する「太陽の神ニカ」の希望を託していた
  • レイリーには、自身が革命軍であることと一味を逃がす意思を伝えた
  • 一味は、それぞれが最も成長できる最適な場所へ飛ばされた
  • くまとボニーは養父と養女であり、シャボンディ諸島では会うことを禁じられていた
  • 「暴君」という異名は、元国王ベコリの策略による濡れ衣である
  • 自我を失い瀕死の状態だが、ボニーへの愛という本能で行動している
  • 完全な死亡ではなく、今後の物語で復活する可能性が示唆されている
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