トラファルガー・ロー、麦わらの一味加入説を徹底考察！仲間入りする可能性はあるのか？

トラファルガー・ローが麦わらの一味に正式に加入するのか、というテーマは多くのファンの間で熱い議論を呼んでいます。

彼の仲間入りを期待する声がある一方で、独立した船長としてのローを支持する意見も根強く存在します。

この記事では、ローの麦わらの一味加入を巡る賛否両論を、これまでの伏線やコラソンの意志、そしてポーラータング号喪失という衝撃的な最新情報まで含めて徹底考察します。

ルフィたちとの長きにわたる共闘を経て、Dの意志を継ぐローの未来はどこへ向かうのか、その可能性を探ります。

ローの麦わらの一味加入：賛否両論、徹底考察！

トラファルガー・ローが麦わらの一味に正式に加入するか否か。このテーマは、ファンの間で熱い議論が交わされ続ける永遠の課題の一つです。肯定的な意見、否定的な意見、それぞれに説得力のある根拠が存在し、一筋縄では結論が出ません。ここでは、双方の主な論点を整理し、関連する情報を基に深く考察していきます。

加入肯定論：これだけの理由がある！ロー仲間入りの伏線とファンの期待

ローの仲間入りを支持する声は多く、その背景にはいくつかの魅力的な根拠が存在します。

• コラソンの意志とローの解放された目的： ローの当初の最大の目的は、恩人コラソンの仇であるドンキホーテ・ドフラミンゴを討つことでした 。ドレスローザでの激闘の末、ルフィと共にこの目的を達成した今、ローの行動原理は新たなフェーズに入ったと言えます。コラソンはローに「自由」であってほしいと願っていました 。そして、ルフィこそが「自由」を体現し、他者を解放する存在です。ローがルフィと共に航海することで、コラソンが願った真の自由を見出すのではないか、という考察は非常に示唆に富んでいます。
• ポーラータング号の喪失と新たな可能性： 最近の展開として見逃せないのが、ローの潜水艦「ポーラータング号」が黒ひげ海賊団によって破壊されたことです 。これは、ローが独立した船長としての物理的・象徴的な拠り所を失ったことを意味します。かつて麦わらの一味がゴーイングメリー号を失い、サウザンドサニー号を得てフランキーを仲間に迎えたように、船の喪失は新たな仲間加入の大きな転機となり得るという見方があります。この出来事は、ローが新たな「家」あるいは「船」を求める状況を生み出し、それがサニー号である可能性を示唆しているのかもしれません。
• 「Dの意志」とラフテルへの道： ローは、その名に「D」を冠し、その意味を探求することに強い関心を持っています 。麦わらの一味もまた、歴史の真実が眠るとされるラフテルを目指しており、Dの謎もそこで解き明かされる可能性が高いです。ローにとって、麦わらの一味と行動を共にすることは、自身の目的を達成するための最も直接的な道となるかもしれません。特に、黒ひげにロードポーネグリフの写しを奪われた可能性が示唆される中 、ルフィと協力してラフテルを目指す動機はより強まっていると考えられます。
• ルフィの仲間認識と「数字の法則」の再燃： 一部のファンの間では、ルフィの言動の端々から、既にローを精神的な「仲間」として認識していると解釈されています 。また、ファンの間で古くから囁かれる「悪魔の実の数字の法則」（ゴムゴムの実＝56、ヒトヒトの実＝110など）では、現在も「2」と「9」の数字が空いており、これがローの「オペオペの実」（オペ＝0、2、9と解釈する説など）と結び付けられ、仲間入りの根拠とされることがあります 。
• その他、仲間入りを後押しするファンの声・考察点： ローがパンクハザード以降、主要なエピソードに深く関与し続けていること 、そしてチョッパーとは異なる専門性を持つ「外科医」としての役割や、冷静沈着な参謀としての資質が、麦わらの一味に新たな強みをもたらすという期待もあります 。

加入否定論：独立した船長の道は変わらない？立ちはだかる壁

一方で、ローの仲間入りを否定する意見にも、無視できない根拠が存在します。

• ハートの海賊団の存在： ローはハートの海賊団の船長であり、ベポやジャンバールといった忠実なクルーがいます 。彼らを捨てて麦わらの一味に個人として加入する、あるいはハートの海賊団ごと吸収合併されるという展開は、ローのキャラクター性を考えると想像しにくいという意見は根強いです。特に、ハートの海賊団のメンバーが麦わらの一味の主要メンバーとして活躍するには力不足であり、背景キャラクターに甘んじることはローの本意ではないでしょう 。
• 強すぎる個とオペオペの実の特異性： ロー自身が船長格の強大な力を持つ海賊であり、その強さが麦わらの一味の内部のパワーバランスを崩すのではないかという懸念があります 。さらに、「オペオペの実」の能力は、空間内の物体を自在に入れ替えたり（瞬間移動）、人格を入れ替えたり、不老手術を施したりと、あまりにも万能で「チート」級と評されています 。もしローが常に一味にいれば、多くの困難を容易に解決できてしまい、物語の緊張感を損なう可能性があります。作者はローの能力を意図的に制限したり、使わせない状況を作ったりする必要に迫られるかもしれず、これは作劇上の大きな制約となり得ます 。事実、これまでの登場シーンでも、ローが能力を最大限に活かせば容易に解決できたはずの場面で、そうしなかったことに対する「ご都合主義ではないか」という指摘も存在します。
• Dの意志の探求と独自の目的： ローの現在の大きな目的は「Dの意志」の意味を突き止めることです 。この個人的な探求は、海賊王を目指すルフィの夢と必ずしも完全に一致するわけではなく、ラフテルに近づくにつれて、両者の間に何らかの意見の対立や目的の違いが表面化する可能性も否定できません 。
• ルフィの「あだ名」呼びの法則： ファンの間で指摘される興味深い法則の一つに、ルフィが仲間を呼ぶ際の呼称があります。ルフィは麦わらの一味のメンバーを本名（あるいはそれに近い呼び名）で呼びますが、ローのことは一貫して「トラ男」というあだ名で呼んでいます 。このパターンから、あだ名で呼ばれるキャラクターは正式な仲間にはならないのではないか、という説が存在します。

作者・尾田栄一郎先生の見解は？SBS・インタビューからのヒント

ローの仲間入りに関して、作者である尾田栄一郎先生が直接的かつ明確に言及したことは、提供された資料の中では見当たりません。SBS（質問を募集しますのコーナー）では、ローの趣味（放浪、記念コイン集め）や潜水艦の名前が「ポーラータング号」であることなどが明かされていますが 、仲間入りの可能性については触れられていません。

過去のインタビューなどでも、ヤマトの仲間入りについて質問された際に、はぐらかしたり、冗談めかして回答を避けたりする場面が見られるように 、尾田先生が今後の重要な展開について安易に明言することはないでしょう。ローの仲間入りに関するファンの期待や考察の多くは、作中の描写やセリフからの推測であり、尾田先生自身の発言を直接的な根拠とするものは少ないのが現状です。

ローの最終的な立ち位置は、彼の「Dの意志」の探求が麦わらの一味のラフテルへの旅路とどのように交差し、あるいは影響し合うのか、そしてそれがルフィの物語を overshadow することなく、ロー自身のキャラクターアークを完成させられるかどうかにかかっているのかもしれません。

ローと麦わらの一味：絆の深さと「仲良し」エピソード集

トラファルガー・ローと麦わらの一味の関係は、パンクハザードでの海賊同盟締結から始まりました 。当初はあくまでカイドウ打倒という共通の目的のための戦略的パートナーシップでしたが、ドレスローザ、ゾウ、そしてワノ国での数々の死線を共に乗り越える中で、その関係性は単なる同盟を超えた、より深い絆へと変化していきました 。

ローは基本的にクールで計画的な性格ですが、ルフィをはじめとする麦わらの一味の予測不能で破天荒な行動に振り回され、しばしば呆れたりツッコミを入れたりする役割を担っています。このやり取りは、彼らの独特な関係性を示すと共に、物語にコミカルな緩急をもたらしています 。

メンバー別・関係性ハイライト

ルフィ

ローにとってルフィは、計画をことごとく台無しにするトラブルメーカーであると同時に、絶大な信頼を寄せる船長でもあります。ワノ国でローが立てた潜入計画を無視してルフィが騒ぎを起こした際には、ローが苦々しい顔をする場面もありました 。しかし、その一方で、ルフィの底知れない行動力と仲間を思う強さに引かれ、最終的にはルフィのペースに巻き込まれながらも共闘する姿が多く見られます。二人の関係は、まさに「ボケ（ルフィ）とツッコミ（ロー）」の漫才コンビのようだと評されることもあります 。

ゾロ

ゾロもまた、ルフィ同様にローの頭痛の種となることが多い存在です。ワノ国で食料を盗んで騒ぎを起こした際には、ローを激怒させました 。しかし、実力者同士としての信頼感はあり、戦闘においては頼れる存在として認識しているでしょう。直接的な個人的な絆よりも、ローがゾロの引き起こす騒動に頭を抱えるという形で関係性が描かれることが多いようです 。

ナミ

ナミは、ルフィの突飛な行動をある程度予測しており、ローに対してルフィの代わりに謝罪する場面も見られました。アニメ913話では、ローが「俺と麦わら屋、ゾロ屋は正体がバレた」と告白した際、サンジがローに詰め寄る一方で、ナミは状況を察して「とりあえず、ゴメン！」と即座に謝罪しています 。ローはナミのことを「ナミ」と呼び捨てにしており、「〇〇屋」を付けない数少ない例の一つです 。

ウソップ

ローはウソップに対し、捕虜になった際の心構えとして「何も喋らず、殺されろ！」と非常に厳しい言葉を投げかけたことがあります。これに対しウソップは「こわっ！ ルフィはそんなこと言わねえぞ！」と反論し、二人の価値観の違いが浮き彫りになりました 。また、ページワンから逃走中、危機感のないサンジとウソップのやり取りを見たローが思わず「仲良しか!!」とツッコミを入れるなど、彼らの緊張感のなさに呆れる場面もありました 。

サンジ

サンジもウソップと共に、ローのツッコミの対象となることが多いです 。一方で、サンジはローの計画や行動が仲間を危険に晒すと感じた際には、怒りを露わにしてローに詰め寄ることもありました 。

チョッパー

ローとチョッパーは共に医者という共通点があり、ファンの間では二人の絡みを好む声も多いようです 。ゲームや関連商品で「ロー&チョッパー」としてペアで扱われることもあり 、一定の親和性が認識されています。パンクハザードでローの能力によりナミの精神がフランキーの体に、チョッパーの精神がサンジの体に入れ替わった際のやり取りは、彼らの関係性を見る上で興味深いエピソードです。

ロビン

ローとロビンの関係は、麦わらの一味の中でも特に重要と言えるでしょう。共に「歴史の本文（ポーネグリフ）」と「Dの意志」の謎を追う者として、知的な繋がりが深いです。ローはロビンに対し、自身の隠されたミドルネーム「ワーテル」を含むフルネーム「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」を明かしています 。これは、ローがロビンを深く信頼し、彼女の知識と能力を重要視していることの表れです。ロードポーネグリフの解読においてロビンの力は不可欠であり、ローもそのことを理解しています 。

フランキー

フランキーとはドレスローザやワノ国で共に戦いました。パンクハザードでは、ローの能力で精神をチョッパーの体に入れ替えられるという経験もしています 。ドレスローザでは、ローがドフラミンゴと対峙する一方で、フランキーはセニョール・ピンクと死闘を繰り広げるなど、それぞれが重要な役割を担いました 。

ブルック

ドレスローザでサニー号がジョーラの襲撃を受けた際、ローはナミたちにシーザーを託しましたが、その場にはブルックもいました。ブルックの機転で危機を脱したことが語られています 。その他、一味との集団行動や戦闘の中で関わりがあります 。

ジンベエ

ジンベエがワノ国で麦わらの一味に正式加入した際、ローもその場に居合わせ、鬼ヶ島討ち入りの作戦について話し合っていました（あるいは、聞かないルフィたち抜きで進めていました） 。二人とも冷静沈着で実利を重んじるタイプであるため、互いに敬意を払いつつも、どこかビジネスライクな関係性かもしれません。

ローと麦わらの一味の「仲の良さ」は、一味内部のそれとは質が異なります。戦いの中で培われた相互尊重、共通の目的、そして麦わらの一味の破天荒さに対するローの半ば諦めに近い受容が、彼らのユニークな絆の形と言えるでしょう。特にルフィに対しては、同じ「D」の名を持つ船長としての敬意と、その奔放さへの呆れが入り混じった複雑な感情を抱いているように見えます。そしてロビンとは、物語の核心に迫る謎を共有する、他とは一線を画す知的な信頼関係を築いています。麦わらの一味の混沌としつつも最終的には成功を収めるやり方や、ルフィの揺るぎない信頼が、ローに影響を与え、単なる戦略的同盟を超えた関係へと深化させたと考えられます。

「〇〇屋」の呼び方：ローと麦わらの一味、互いの呼称とそのニュアンス

トラファルガー・ローの独特な他者の呼び方、特に麦わらの一味のメンバーに対する「〇〇屋」という呼称は、彼のキャラクターを象徴する特徴の一つです。ここでは、ローが麦わらの一味をどのように呼んでいるか、そして麦わらの一味がローをどのように呼んでいるか、その一覧とニュアンスについて考察します。

ローから見た麦わらの一味：呼称一覧と「〇〇屋」の意味

ローによる麦わらの一味メンバーの呼称一覧

メンバー名	ローによる呼称 (読み方)	備考
モンキー・D・ルフィ	麦わら屋 (むぎわらや)
ロロノア・ゾロ	ゾロ屋 (ぞろや) / ロロノア屋 (ろろのあや)	SBSで「ゾロ屋」とされた
ナミ	ナミ (なみ)	「屋」を付けないことが多い
ウソップ	鼻屋 (はなや) / ゴッド屋 (ごっどや) もしくは ゴッド (ごっど)	ドレスローザ編での呼称
サンジ	黒足屋 (くろあしや)
トニートニー・チョッパー	トニー屋 (とにーや) / たぬき屋 (たぬきや)	アニメでの呼称
ニコ・ロビン	ニコ屋 (にこや)
フランキー	フランキー屋 (ふらんきーや) / ロボ屋 (ろぼや)
ブルック	骨屋 (ほねや)
ジンベエ	魚屋 (さかなや) (可能性として 海屋 (かいや) も示唆 )	ジンベエ加入後の呼称

「〇〇屋」という接尾辞は、日本語において特定の職業や店、あるいはその人物の特徴を表す際に用いられます（例：「パン屋」）。ローがこの呼び方をする理由について、ワノ国で明らかになるのではないかと考察されていましたが 、明確な由来は作中で語られていません。あるファンは、ローがルフィを麦わら帽子製造業者のように見ているのではないかとユーモラスに指摘しています 。

この「〇〇屋」という呼び方には、ローの他者に対する一定の距離感や、彼らを客観的にカテゴライズするようなニュアンスが含まれている可能性があります。彼の冷静で計算高い性格を反映しているのかもしれません。
興味深いのは、ナミに対しては「ナミ」と「屋」を付けずに呼ぶことが多い点や、チョッパーを「トニー屋」と名前で呼ぶことがある点です。これらは、他のメンバーに対する呼び方とは異なり、ローの彼女らに対する認識が少し異なることを示唆しているのかもしれません。特にニコ・ロビンを「ニコ屋」とファミリーネームで呼ぶのは特徴的で、これは彼女の考古学者としての側面や、「ニコ家」という血筋が持つ歴史的重要性に対するローなりの敬意の表れとも考えられます。

麦わらの一味から見たロー：「トラ男」以外の呼び名は？

一方、麦わらの一味がローを呼ぶ際の呼称も見てみましょう。

麦わらの一味によるローの呼称一覧

メンバー名	ローへの呼称 (読み方)	備考
モンキー・D・ルフィ	トラ男 (とらお)	ルフィの代表的な呼び方
ロロノア・ゾロ	ロー / トラファルガー (可能性)	作中での明確な呼称は少ないが、通常は「ロー」か
ナミ	ロー / トラファルガー (可能性)
ウソップ	ロー / トラファルガー (可能性)
サンジ	ロー / トラファルガー (可能性)
トニートニー・チョッパー	ロー / トラファルガー (可能性)
ニコ・ロビン	トラファルガー君 (とらふぁるがーくん) (可能性)	彼女の丁寧な言葉遣いから推測される呼び方。あるいはシンプルに「ロー」。
フランキー	ロー / トラファルガー (可能性)
ブルック	ローさん (ろーさん) (可能性)	ブルックの礼儀正しい性格から。
ジンベエ	ロー殿 (ろーどの) / トラファルガー殿 (可能性)	ジンベエの仁義を重んじる性格から。

ルフィがローを「トラ男」と呼ぶのは非常に象徴的です。前述の通り、ルフィがあだ名で呼ぶ人物は正式な仲間にならないという説があり 、この「トラ男」という呼称は、ローの仲間入りを否定する根拠の一つとしてしばしば議論されます。もしローが正式に仲間入りする展開があるならば、ルフィがローの呼び方を変える瞬間は、非常に大きな意味を持つことになるでしょう。

他の麦わらの一味のメンバーは、多くの場合「ロー」または「トラファルガー」と呼んでいると推測されますが、作中で全てのメンバーからの明確な呼称が示されているわけではありません 。

ローの「〇〇屋」という呼び方の使い分けは、単なる癖ではなく、彼が各メンバーをどのように認識し、どのような距離感を保とうとしているのかを反映している可能性があります。ナミへの直接的な呼び方や、ロビンへの「ニコ屋」という特別な呼び方は、それぞれのキャラクターの役割やローとの関係性の深さを示唆しているのかもしれません。

ローと麦わらの一味の航跡：共闘は何話から何年に及ぶ？

トラファルガー・ローと麦わらの一味の共闘関係は、新世界の荒波を乗り越える上で極めて重要な要素でした。彼らの出会いから現在に至るまでの航跡を、アニメ・漫画の話数と共に辿り、作中での経過時間についても考察します。

出会いと再会：シャボンディ諸島と頂上戦争

ローとルフィたちの最初の接点は、2年前のシャボンディ諸島でした。同じ「最悪の世代」のルーキーとして登場し、一触即発の状況で共闘する場面もありました 。その後、マリンフォード頂上戦争の終結時、兄エースを失い瀕死の状態だったルフィを、ローは自身の潜水艦で救出し治療を施しました 。この行動は、ローにとって大きなリスクを伴うものでありながら、ルフィの命を繋いだ決定的な出来事でした。

パンクハザード編：海賊同盟、衝撃の締結

麦わらの一味が新世界へ進出して最初に訪れた島、パンクハザードでルフィとローは再会します。ここでローはルフィに対し、四皇カイドウを討つための「海賊同盟」を持ちかけ、ルフィはこれを快諾。これが、長きにわたる共闘の始まりとなりました。

• アニメ: 第594話「結成！ルフィ・ロー海賊同盟！」で同盟締結 。パンクハザード編全体としては、おおよそアニメ第579話～第628話に該当します 。
• 漫画: 単行本68巻（第668話～第678話）で同盟締結 。

この編では、シーザー・クラウンの野望を打ち砕き、囚われていた子供たちを救出するという共通の目的のために協力しました。

ドレスローザ編：打倒ドフラミンゴ！死闘と共闘の記憶

ローとルフィの同盟が本格的に機能し始めたのがドレスローザ編です。ローにとっては、コラソンの仇であるドンキホーテ・ドフラミンゴとの因縁の対決の舞台となりました。

• アニメ: 第629話～第746話 。
• 漫画: 単行本70巻～80巻 。

ドフラミンゴの策略によりローが捕らえられるなど苦戦を強いられましたが、ルフィたちの助けもあり、最終的にはルフィがドフラミンゴを撃破。ローの長年の悲願達成に大きく貢献しました。

ゾウ編：明かされるロードポーネグリフとワノ国への序章

幻の島「ゾウ」では、ミンク族との出会いやロードポーネグリフの存在が明らかになり、カイドウ打倒に向けた「忍者海賊ミンク侍同盟」が結成されます。ローもこの同盟の中心人物の一人として、ワノ国への作戦立案に関わりました。

• アニメ: おおよそ第751話～第779話 。

この編でサンジの過去やジェルマ66との関係が明らかになり、一味はサンジ奪還組とワノ国先行組に分かれることになります。ローはワノ国先行組として行動しました 。

ワノ国編：四皇カイドウ・ビッグマムとの全面戦争

ワノ国編は、ローとルフィの同盟の最終目的地とも言える、カイドウ及びビッグ・マムという二人の四皇との総力戦が描かれました。

• アニメ: 第892話～第1088話（2023年12月時点での情報に基づくおおよその範囲） 。

鬼ヶ島での決戦では、ローはユースタス・キッドと共にビッグ・マムと激闘を繰り広げ、悪魔の実の能力を「覚醒」させるなど目覚ましい活躍を見せました。ルフィ、ロー、キッドの三船長の共闘は、ワノ国解放の大きな力となりました。

エッグヘッド編以降の動向

ワノ国での勝利後、ルフィ、ロー、キッドの三船長同盟は解消されました 。その後、ロー率いるハートの海賊団は黒ひげ海賊団と交戦し、残念ながら敗北。潜水艦ポーラータング号も破壊されてしまいました 。この敗北はローにとって大きな痛手であり、今後の彼の動向に大きな影響を与えることは間違いありません。

作中経過時間とローの関与期間の考察

ローと麦わらの一味が初めて出会ったのは2年前のシャボンディ諸島ですが、本格的な共闘関係が始まったのはタイムスキップ後のパンクハザードからです。ファンの詳細な考察によると、タイムスキップ後の麦わらの一味再集結から、パンクハザードでの出来事は2日目、ドレスローザでの主要な戦いは3日目に起こったとされています 。
その後、ゾウへの到着がタイムスキップ後13日目、そしてワノ国での討ち入りが73日目頃とされており 、別の考察ではドレスローザからワノ国での再会まで約2ヶ月（約63日）が経過しているというものもあります 。
これらの情報を総合すると、パンクハザードでの同盟締結からワノ国での共闘終結までの作中経過時間は、およそ2ヶ月から3ヶ月程度と考えられます。現実の連載期間やアニメ放送期間が数年に及ぶのに対し、作中の時間は非常に凝縮されていることがわかります。この短い期間に数々の激戦を共に乗り越えたことが、彼らの絆をより強固なものにしたと言えるでしょう。ローの年齢はドレスローザ編で26歳とされており 、ワノ国編終了時点でもほぼ変わらないと考えられます。

ローと麦わらの一味の共闘年表

編の名前	主要な同盟イベント・共闘内容	漫画（おおよそ）	アニメ（おおよそ）	作中期間の備考
シャボンディ諸島編	初遭遇、「最悪の世代」として一時共闘	51巻	392話～405話	2年前
マリンフォード編	ローが瀕死のルフィを救助	59巻～61巻	487話～491話	2年前
パンクハザード編	海賊同盟締結、シーザー打倒	66巻～70巻	579話～628話	タイムスキップ後2日目
ドレスローザ編	ドンキホーテ・ドフラミンゴ打倒	70巻～80巻	629話～746話	タイムスキップ後3日目
ゾウ編	ロードポーネグリフ発見、ワノ国への作戦会議	80巻～82巻	751話～779話	ドレスローザ後、数日～1週間でゾウへ。ゾウ到着はTS後13日目頃
ワノ国編	対カイドウ・ビッグマム戦、ロー能力覚醒、二人の四皇撃破に貢献	90巻～105巻	892話～1088話	討ち入りはTS後73日目頃 。ゾウからワノ国まで約1～2ヶ月の経過
エッグヘッド編以降	同盟解消後、ハートの海賊団が黒ひげ海賊団に敗北、ポーラータング号喪失	106巻～	1089話～	ワノ国後すぐの出来事

新世界における出来事の連続性と密度の高さは、キャラクターたちに休息の暇を与えず、常に進化と変化を強いています。ローにとって、麦わらの一味とのこの濃密な数ヶ月間は、彼の価値観や将来の道筋に大きな影響を与えたはずです。特に、ワノ国での勝利と同盟解消直後に起きた黒ひげ海賊団による敗北とポーラータング号の喪失は、ローを新たな岐路に立たせる決定的な出来事であり、彼が再び麦わらの一味と合流、あるいは正式に加入する可能性を現実的なものとして浮上させています。

結論：トラファルガー・ローは麦わらの一味に加入するのか？未来への大胆予測

トラファルガー・ローの麦わらの一味加入説。長年にわたりファンの間で熱く議論されてきたこのテーマも、物語が最終章に近づくにつれて、その結論が現実味を帯びてきました。これまでの情報を整理し、未来への大胆な予測を試みます。

現状の整理：賛否両論のキーポイントと最新情報

ローの仲間入りを巡る議論は、肯定論・否定論それぞれに強力な根拠が存在します。
肯定論の主なポイントは、コラソンの「自由であれ」という意志をルフィが体現している可能性 、ロー自身の「Dの意志」への探求とラフテルへの道の共有 、そして何よりも黒ひげ海賊団によるポーラータング号の破壊とハートの海賊団の敗北という最新の状況です 。これにより、ローは独立した船長としての活動基盤を大きく損ない、新たな道を模索せざるを得ない状況に置かれています。

一方、否定論の根拠としては、ロー自身のハートの海賊団というクルーの存在 、船長としての独立心と強大な個の力 、そして「オペオペの実」の能力が物語の都合上扱いづらいというメタ的な視点 、ルフィがローを「トラ男」とあだ名で呼び続けることの法則性 などが挙げられます。

「仲間」の定義と麦わらの一味におけるローの立ち位置

『ONE PIECE』における「仲間（ナカマ）」とは、単に同じ船に乗る者以上の意味を持ちます。それは、互いの夢を尊重し合い、命を懸けて支え合う、家族のような強い絆で結ばれた存在です。ローは麦わらの一味と長期間行動を共にし、幾度となく共闘し、互いに命を救い合う関係を築いてきました。しかし、彼がルフィの「海賊王になる」という夢、あるいはそれと同等の重みを持つ夢を共有しているかは、まだ明確ではありません 。

ローが麦わらの一味の正式な一員とならずとも、例えば麦わら大船団の船長の一人のような、あるいはそれに準ずる極めて近しい恒久的な同盟者として、最後までルフィと共に戦うという道も考えられます。これにより、ロー自身の独立性を保ちつつ、物語への深い関与を続けることが可能です。

最終的な加入の可能性：筆者の大胆予測！

現状の情報を総合的に判断すると、トラファルガー・ローが麦わらの一味に正式なクルーとして加入する可能性は、以前よりも高まっていると言えるでしょう。特にポーラータング号の喪失は、彼が新たな「船」と「居場所」を求める大きな動機となり得ます。
しかし、単純な「加入」という形に収まらない可能性も十分に考えられます。オペオペの実の究極能力である「不老手術」は、未だ謎に包まれた重要な要素です 。この能力が、物語のクライマックスでルフィや世界の運命を左右する形で使われる可能性は否定できません。もしローがこの手術を誰かのために施すことになれば、それは彼自身の命と引き換えになるかもしれません。そのような自己犠牲的な行為は、彼を麦わらの一味の「伝説の仲間」として永遠に刻み込むことになるでしょう。これは、彼が正式なクルーナンバーを持たずとも、最も深い意味での「仲間」として認められる道です。

また、ローが「Dの意志」の探求という独自の目的を達成した後、麦わらの一味とは異なる形で世界に関わっていく可能性も残されています。