ワンピースのロキの腕に隠された伏線とは?全情報を徹底解説

ワンピースのエルバフ編で、読者の注目を一身に集めているキャラクターがロキです。

とりわけ話題の中心となっているのが、ロキの腕に刻まれたタトゥーの謎や、シャンクスが腕を失った事件との関連性でしょう。

「あのタトゥーは鳥の翼なのか太陽なのか」「シャンクスの左腕の紋章とどう繋がるのか」「ハラルド王を殺したのは本当にロキなのか」など、腕にまつわる伏線は物語の核心に直結しています。

この記事では、ロキの腕に関するあらゆる情報を、最新の第1174話の内容まで含めて網羅的に整理しました。

タトゥーの正体から悪魔の実の能力判明、読者の評価の変遷、そして今後の展開予想まで、エルバフ編を楽しむために知っておきたい情報をすべてお届けします。

なお、本記事には週刊少年ジャンプ最新話までのネタバレが含まれますのでご注意ください。

目次

ロキとは何者か?エルバフの呪いの王子の基本プロフィール

ロキは、ワンピースの物語において長らくその名前だけが語られてきた謎の人物です。

エルバフ編に入ってようやく全容が明らかになりはじめた、最終章の鍵を握る重要キャラクターといえます。

ロキの種族・年齢・身長など基本情報まとめ

ロキはエルバフにある巨人族の国「ウォーランド」の王子です。

年齢は63歳で、巨人族の寿命は人間の約3倍とされているため、人間に換算するとルフィと同年代にあたります。

異名は「呪いの王子」で、世界政府から特別懸賞金26億ベリーをかけられています。

身長は約67mと推定されており、ハイルディン(22m)が足元にやっと及ぶほどの巨体を誇ります。

覇王色の覇気の持ち主でもあり、ルフィが遠方から「ビリビリくる」と感じるほどの気配を放っていました。

名前の由来は、北欧神話に登場する悪戯好きの神「ロキ」です。

初登場は単行本111巻の第1130話「呪いの王子」で、それ以前はコミックス85巻でビッグ・マムの娘ローラに求婚した巨人族の王子として名前のみ言及されていました。

古代巨人族の血を引く特異な容姿と包帯で隠された目

ロキの外見上の最大の特徴は、古代巨人族の血を引くことによる角と、通常の巨人族をはるかに超える巨体です。

頭にはヴァイキングの兜をかぶり、左の角の部分は包帯で修繕されています。

薄紫の長髪を持ち、顎にはヤギのような髭を生やしているのも印象的でしょう。

両目は幼少期から包帯で覆い隠されています。

生まれた時から強膜が真っ黒に染まった蛇のような目をしており、実母エストリッダから「怪物」と拒絶された過去がその理由です。

海楼石で拘束された状態でも相手の容姿や攻撃の軌道を正確に把握していた描写があり、どのようにして周囲を認識しているのかは作中でもまだ明らかにされていません。

ハラルド王の息子でありハイルディンとは異母兄弟という関係

ロキはウォーランドの王ハラルドと王妃エストリッダの間に生まれた正統な王子です。

一方、ハイルディンはハラルドと南の海出身のイーダとの間に生まれた子で、両者は異母兄弟にあたります。

兄弟仲は長らく最悪でした。

ロキはハイルディンを「穢れた母の血の落とし子」と見下していましたが、実際にはハイルディンの周囲に友人が集まる姿を見て嫉妬していた側面も描写されています。

エルバフ編の終盤では、14年前の事件の真相が明かされたことでハイルディンと和解を果たし、共にエルバフを守るために戦う道を選びました。

ロキの両腕に刻まれたタトゥーの正体は鳥の翼か太陽か?

ロキの腕にまつわる最大の謎の一つが、両腕に刻まれたタトゥーの正体です。

このタトゥーは初登場時から読者の間で活発な議論を巻き起こしており、解釈は時を経るごとに変遷してきました。

第1130話で初めて描かれた両腕の紋章デザインの詳細

第1130話「呪いの王子」で、磔にされたロキの全身が初めて描かれました。

上半身は裸で、両腕には翼を広げたような大きなタトゥーが施されていることが確認できます。

デザインは左右対称で、肩から二の腕にかけて広がる形状です。

初見では「鳥の翼」あるいは「鷲の翼」と解釈する読者が大半を占めていました。

北欧神話の処刑法「血のワシ」との関連や、伝説の生物グリフォン(鷲と獅子の合成獣)との結びつきを指摘する声も早い段階から上がっています。

単行本111巻の作者コメント「磔になった鳥」の意味とは

単行本111巻では、作者の尾田栄一郎氏がカバー裏やコメント欄で翼を広げた鳥の紋章のようなイラストを掲載しました。

そこには「最近思うのは、もしかして誰かを守る為に磔になった鳥なんじゃない?」という意味深な一文が添えられています。

これを受けて、多くの読者がロキとゾロの共通点に注目しました。

ロキもゾロも物語における初登場シーンが「磔」の状態だったためです。

「誰かを守るために磔になった」というフレーズが、ロキの14年前の行動、すなわち父ハラルドの名誉を守るために自ら罪を被って磔の刑に処された事実と重なる点は、多くの考察で取り上げられています。

第1171話以降に浮上した「左右2つの太陽」という新解釈

2026年1月19日掲載の第1171話「鉄雷」以降、ロキの腕のタトゥーについて従来の「鳥の翼」とは異なる解釈が浮上しました。

「鳥の翼に見えていたデザインは、実は左右に分かれた2つの太陽だったのではないか」という説です。

ロキが第1130話で自らを「おれは世界を終わらせる”太陽の神”」と称していたこと、そしてルフィ(ニカ)もまた「太陽の神」と呼ばれている事実を考え合わせると、両者のツーマンセルとしての関係性が浮かび上がります。

2026年2月時点でタトゥーの正体は作中で公式に確定していませんが、物語の進行とともに新たな手がかりが出てくる可能性は高いでしょう。

ロキの腕のタトゥーと浅海契約の紋章は別物なのか?

この点は読者の間で混同されやすいポイントです。

結論から言えば、ロキの両腕に刻まれたタトゥーと、イム様との「浅海契約」で刻まれる紋章は別のものです。

浅海契約の紋章は「左上腕に世界政府のマークを象った入れ墨」であり、これを刻まれた者はイム様の能力圏内で絶対服従を強いられます。

シャンクスやハラルド王の左腕に確認されたのが浅海契約の紋章です。

一方、ロキの両腕のタトゥーは鳥の翼もしくは太陽を模したデザインであり、世界政府のマークとは明らかに異なります。

両者を混同すると物語の読み解きに支障をきたすため、この違いは押さえておく必要があるでしょう。

シャンクスが左腕を失った理由とロキの腕の紋章は関係あるのか?

エルバフ編で明かされた情報により、物語の第1話からの大きな謎であった「シャンクスはなぜ腕を失ったのか」に新たな解釈が加わりました。

ロキの腕の伏線と交差する形で、この謎はさらに奥深いものとなっています。

シャンクスの左腕に刻まれていた浅海契約の紋章とは

第1152話で、14年前のエルバフを訪れていたシャンクスが入浴するシーンが描かれました。

そこでシャンクスの左腕にハラルド王と同じ紋章が刻まれていたことが判明しています。

浅海契約とは、「神の従刃」に迎えられた者がイム様と結ぶ契約のことです。

左上腕に世界政府のマークの入れ墨を入れられ、イム様の能力圏内では命令に逆らうことが不可能になるという極めて強力な拘束力を持ちます。

シャンクスがフィガーランド家の血を引く天竜人の出自であったことは作中で明かされており、幼少期にこの契約を結ばされていた可能性が示唆されています。

腕をわざと食わせたのか?読者の間で割れる2つの説

シャンクスの左腕を失った経緯は、第1話で幼いルフィを近海の主から庇った際の出来事として知られています。

しかしエルバフ編の情報を踏まえ、「紋章を消すためにわざと腕を食わせたのではないか」という説が急浮上しました。

現在、読者の間では大きく2つの解釈が存在します。

一つは「浅海契約の紋章が刻まれた左腕を意図的に切り離すことで、イム様の支配から脱却した」という意図的喪失説です。

もう一つは「ルフィを助けた結果として副次的に紋章も失った」という偶発的喪失説です。

後者を支持する読者は、シャンクスの行動の根底にあるルフィへの純粋な想いが損なわれるとして、前者の説に対する抵抗感を示す傾向があります。

この論争はエルバフ編における最大級の議論テーマの一つとなっています。

第1171話でシャンクスが契約印のある左腕を押さえた描写の真意

第1171話では、14年前のハラルド王の死を目撃したシャンクスが、契約印のある左腕をぎゅっと押さえながら苦悶の表情を浮かべる場面が描かれました。

この描写は、かつてナミがアーロン一味の刺青を自ら刺し続けたシーンを想起させるものとして、多くの読者の胸を打っています。

シャンクスはハラルドの悲劇を間近で見て、世界政府の契約がもたらす残酷さを身をもって実感したと考えられます。

一時は聖地マリージョアへ戻っていたものの、最終的に左腕の忌まわしき紋様(浅海契約の印)ごと腕を失う道を選んだ可能性が高いとされています。

ただし、この解釈も確定ではなく、今後の展開で真意が明らかになることが期待されます。

ロキがシャンクスを「腰抜け海賊」と呼んだ本当の理由

ロキは冥界でルフィと出会った際、シャンクスのことを「腰抜け海賊」と挑発しました。

この発言は単なる悪態ではなく、14年前の事件に対するロキの怒りに根ざしたものです。

ハラルドが世界政府の深海契約によって操られ命を落とした際、シャンクスはエルバフにいながらその事態を完全には防げませんでした。

ロキは父と兵士たちの無念を晴らすため世界政府に復讐しようとしましたが、シャンクスがこれを止めて捕まえ、再び磔の刑に処したのです。

ロキにとってシャンクスは「親父を見殺しにし、復讐すら許さなかった男」であり、腰抜けという言葉にはそうした積年の恨みが込められていたわけです。

ルフィの新技「ゴムゴムの腕風船」でロキを倒した場面を解説

エルバフ編では、ルフィの新技とロキの意外な弱り具合が重なるシーンが描かれました。

「腕」というキーワードにおいて象徴的な場面の一つです。

第1143話で披露された腕風船とはどんな技なのか

第1143話「戦士の時間」で、ルフィはロキに対して「ゴムゴムの腕風船」という新技を使用しました。

これはルフィの片腕だけを大きく膨らませて攻撃する技で、シリーズ初登場の技名です。

膨らんだ腕でロキの巨体を軽く小突くように打ち、ロキはそのまま地面に倒れ込みました。

一見すると大技に見えますが、実際にはルフィがかなり手加減していた描写がなされています。

骨風船との違いは?皮膚だけを膨らませた手加減の一撃

既存の技「ゴムゴムの骨風船」は骨を膨張させることで腕全体を巨大化させるものです。

一方、「腕風船」は皮膚の部分だけを膨らませた技であると一般的に解釈されています。

骨ではなく皮膚だけを使っている点が、ルフィの手加減ぶりを物語っています。

ゾロはこの時点でロキの衰弱を見抜いており、ルフィに対して過剰な攻撃を控えるよう促す姿勢を見せていました。

ロキが一撃で倒れた理由は衰弱と蓄積ダメージにあった

ロキがたった一撃で倒れたのは、決して弱いからではありません。

磔の状態で「神の騎士団」の軍子とシャムロックから激しい攻撃を受け続けた結果、体力が限界に達していたのです。

シャムロックのサーベルから放たれたケルベロスに胴体を串刺しにされるなど、致命的な重傷を負っていました。

ゾロはロキの傷口を蹴って重傷が演技でないことを確認しており、立っているのがやっとの状態だったことが示されています。

ロキは「へへ…クソ…おれの負けだ」とつぶやいた直後に力尽きており、ゲルズの見立てでは完治に3ヶ月を要するほどの深手でした。

ロキの伝説の悪魔の実の能力がついに判明!黒い竜の正体とは

エルバフ編で最も長く引っ張られてきた謎の一つが、ロキが食べた「伝説の悪魔の実」の正体です。

第1174話でついにその全貌が明らかになりました。

第1174話で描かれた西洋型ドラゴンへの変身シーン

2026年2月16日掲載のジャンプ2026年12号に掲載された第1174話「せかいで1ばんつよいもの」で、ロキの能力がついに判明しました。

変身した姿は巨大な黒い竜です。

翼があり、がっしりとした体格を持ち、鋭利な爪と角を備えた典型的な西洋型ドラゴンのデザインとなっています。

ギア5で巨大化したルフィですら角の先端程度の大きさにしか見えないほどの圧倒的なスケールで、背中にエルバフの巨人を数十人乗せて飛べるサイズです。

一般的な読者の反応としては「王道でかっこいい」「30年温めてきた作者の忍耐力に驚く」といった絶賛の声が多く見られます。

悪魔の実の正式名称はまだ不明?ニーズホッグ説が最有力

第1174話時点では、ロキの悪魔の実の正式な名称はまだ明かされていません。

しかし読者の考察では、北欧神話で世界樹ユグドラシルの根元に棲む竜「ニーズホッグ」をモデルとした幻獣種が最有力候補とされています。

具体的には「リュウリュウの実 幻獣種 モデル:ニーズホッグ」や「ウオウオの実 幻獣種 モデル:ニーズホッグ」といった名称が議論されています。

一部では「ドラドラの実」というシンプルな名前を予想する声もありますが、エルバフの北欧神話的世界観との整合性を考えると、ニーズホッグ説の支持が圧倒的に高い状況です。

今後の話数で正式名称が明かされることは確実でしょう。

鉄雷ラグニルの能力とロキ本体の能力は別物という事実

ロキの能力を理解するうえで最も重要なポイントの一つが、ロキ本人の悪魔の実と武器「鉄雷(ラグニル)」の悪魔の実が別々に存在するという事実です。

鉄雷は意思を持つ巨大なハンマーで、リスの姿に変身する能力を持っています。

雷を操る力や「原初世界(ニブルヘイム)」と呼ばれる一瞬で相手を凍結させる技は、鉄雷側の能力です。

一方、黒い竜への変身はロキ本人が食べた悪魔の実による能力です。

この役割分担を混同している読者は少なくありませんが、第1170話以降の展開で明確に区別されるようになりました。

つまり、ロキは「竜に変身できる自身の能力」と「雷と氷を操る鉄雷の能力」を両方使えるという、二重の悪魔の実パワーを持つ規格外の戦士なのです。

カイドウの東洋龍との比較で見えるサイズと強さの違い

ロキの竜形態が描かれたことで、必然的にカイドウとの比較が話題になっています。

両者の違いを整理すると以下の通りです。

比較項目ロキカイドウ
竜のタイプ西洋型ドラゴン(翼あり)東洋型龍(蛇のような長い胴体)
悪魔の実未公開(幻獣種と推定)ウオウオの実 幻獣種 モデル青龍
推定サイズカイドウの数十~100倍以上数百メートル級
ベースの体格古代巨人族の血を引く巨人(67m)人間(7m10cm)
覇気覇王色覇王色・武装色・見聞色

純粋な質量と破壊規模ではロキが圧倒的です。

一方で、覇気の練度や長年の戦闘経験ではカイドウに一日の長があるとする意見も根強く存在します。

作者がカイドウを東洋龍としてデザインしたのは、将来ロキという西洋ドラゴンを登場させる構想が初期からあったためではないかと、多くの読者が推測しています。

ロキの竜形態に腕がない?ドラゴンかワイバーンかの議論

第1174話の掲載直後、読者の間ではロキの竜形態の細部について早速議論が始まりました。

特に注目されたのが、前足(腕)の描写に関するポイントです。

第1174話の描写で前足の有無が読者の間で話題に

ロキの竜形態が公開された直後、「腕がないように見える」「どちらかといえばワイバーンでは?」という指摘が複数上がりました。

ワイバーンとは、前足を持たず翼と後足だけで構成される竜の一種です。

一方で「前足(腕)は描かれているが、あまりのスケール差で確認しにくいだけ」という反論もあり、見解は分かれています。

圧倒的な巨体のため、一つのコマに全身を収めることが難しく、細部の確認が困難な状況です。

今後のカラー版や別角度からの描写で確定することが期待されます。

人獣型はまだ未登場!今後の戦闘で期待される最強フォーム

動物系(ゾオン系)の悪魔の実には、獣型・人型・人獣型の3形態が存在します。

カイドウの場合も、人獣型が最も戦闘力の高いフォームとして描かれていました。

ロキの人獣型はまだ一度も描かれておらず、多くの読者が最も楽しみにしている要素の一つです。

人獣型であれば等身大(古代巨人族並み)のサイズに収まりつつ竜の力を上乗せできるため、鉄雷を手に持って戦闘する「最強フォーム」になると予想されています。

獣型のあまりの巨大さでは通常の戦いの構図が成立しにくいため、メインの戦闘シーンは人獣型で描かれる可能性が高いでしょう。

ハラルド王を殺したのは誰がやったのか?14年前の真相

エルバフ編の核心に位置するのが、14年前にハラルド王が死亡した事件の真相です。

長らく「ロキが父を殺した」と信じられてきましたが、真実はまったく異なるものでした。

「父殺し」は嘘だった?ロキが自ら汚名を被った理由

「ロキがハラルド王を殺した」という通説は、結果的に嘘ではないものの、その背景にある真実は大きく異なります。

正確には、ハラルド王自身がロキに介錯を懇願したのです。

ロキは父の名誉と意志を守るために、真実を一切語らず自ら「父殺しの大罪人」という汚名を被りました。

ヤルルにも真相を誰にも喋らないよう忠告し、エルバフ中から憎まれる道を選んだのです。

この事実が明かされた第1171話は、ロキというキャラクターに対する読者の見方を根本から覆す転機となりました。

深海契約で操られたハラルドがロキに介錯を懇願した経緯

事件の発端は、ハラルド王が世界政府と結んだ「深海契約」にありました。

深海契約は浅海契約よりもさらに強力な拘束力を持ち、契約者の自我を奪って完全な操り人形にしてしまう恐ろしい契約です。

14年前、ハラルドは深海契約の影響で暴走を始め、自らの兵士たちを斬り捨てるという惨状を引き起こしました。

一時的に自我を取り戻したハラルドは、ロキに王家に伝わる「伝説の悪魔の実」を食べて自分を討つよう懇願します。

そしてロキに対して「エルバフの王位を継いで全ての真実を民に話してほしい」と頼みました。

ロキは困惑しながらも悪魔の実を食べ、覇王色の覇気を纏った鉄雷でハラルドを介錯しました。

「恨むぞてめェ、おれにこんな仕事させやがって」と涙を流しながら父に向けた最期の一撃は、読者の間でエルバフ編屈指の名場面として語られています。

ヤルルも真実を知りながら沈黙を守り続けた背景

14年前の事件当日、アウルスト城にはロキのほかにヤルルも同席していました。

ヤルルはハラルドから呼ばれてロキとともに城に参じており、目の前で起きた全てを目撃しています。

ロキの忠告に従い、ヤルルもこの真実を誰にも語ることなく14年間沈黙を守り続けました。

ハイルディンをはじめとするエルバフの人々が「ロキは救いようのない悪党」と信じ込んでいたのは、証言者であるヤルルまでが口をつぐんでいたからです。

ハラルドの名誉を守るという目的と、ロキの覚悟を尊重するという判断が、この長い沈黙の理由だったと考えられます。

ロキとキッドの共通点から読み解くエルバフの伏線

エルバフ編を読み解くうえで、ユースタス・キッドとの共通項にも目を向ける価値があります。

一見すると接点が薄いように見える両者ですが、物語構造上の類似点はいくつか存在します。

王家を追われた反逆者という立場の類似性

ロキは自らの意思で嘘の汚名を被ったとはいえ、結果として「王家の反逆者」として国を追われた立場にあります。

キッドもまたシャンクスとの戦いに敗れ、最悪の世代の一角でありながら事実上の敗走を余儀なくされた人物です。

両者に共通するのは「権力に屈しない反骨精神」と「挫折を経てなお立ち上がろうとする意志」でしょう。

ロキがロックスに憧れ、世界政府への復讐を誓った姿勢は、キッドが海賊王を目指して四皇にすら挑む姿勢と重なる部分があります。

エルバフ編におけるキッドの再登場の可能性と物語上の役割

キッドはシャンクスに敗北した後の消息が明確には描かれていません。

エルバフ編は巨人族の島を舞台としていますが、キッドがこの島に何らかの形で関わってくる可能性を指摘する読者は少なくありません。

シャンクスとの因縁、そしてエルバフという巨人族の聖地が交差する場所で、キッドが再び物語に絡むことがあれば、ロキとの共闘や対立といった新たな展開が生まれる余地もあるでしょう。

ただし、これはあくまで読者の推測の範囲であり、作中での確定情報ではありません。

ロキの戦いの実力は?強さに関する疑問を整理

ロキの戦闘能力はエルバフ編を通じて徐々に明らかになってきました。

「本当はどれほど強いのか」という疑問は、読者の間で絶えず議論されているテーマです。

磔の状態でも覇気が使えた理由と海楼石の関係

ロキは磔にされた状態で両腕を鎖で拘束され、片足には海楼石の錠がはめられていました。

海楼石は悪魔の実の能力を封じる効果がありますが、覇気は意志の力に基づく別系統の能力です。

通常、海楼石で体力を奪われた能力者は覇気を発動する集中力も失いますが、ロキは片足のみの装着だったため、不完全な封印にとどまっていました。

実際にロキは海楼石がある状態でも鉄雷で雷を落とす能力の一部を使用しており、その生命力と精神力の強さは並外れたものです。

覇王色の覇気を持つロキはカイドウより強いのか

これは読者の間で最も白熱する議論の一つです。

第1174話で判明した竜形態の圧倒的な巨体と破壊力を考えれば、純粋な質量と物理的な戦闘力ではロキがカイドウを上回る可能性が高いとされています。

一方で、カイドウは「この世における最強生物」と称され、覇王色・武装色・見聞色のすべてを極めた覇気の達人でした。

覇気の熟練度と戦闘経験の蓄積ではカイドウが優位に立つという見方も根強くあります。

ロキの覇気はまだ「言語化できなかった」段階からギャバンの話を聞いて理解した直後であり、潜在能力は高いものの覇気の洗練度はこれからという段階でしょう。

シャンクスとの直接対決で捕まった過去から見る実力差

約6年前、海外で暴れていたロキはシャンクスによって捕まえられ、エルバフに連れ戻されて磔の刑に処されました。

この事実は、少なくとも当時のロキがシャンクスに力で及ばなかったことを示しています。

ただし、当時のロキは悪魔の実の能力を十分に制御できていなかった可能性があり、鉄雷も手元にない状態だったかもしれません。

現在のロキは悪魔の実の力を覚醒させつつあり、鉄雷とも再会を果たしています。

シャンクスとの実力差がどの程度縮まったのか、あるいは逆転しているのかは、今後の展開で明らかになるでしょう。

竜形態の圧倒的質量で今後の戦闘はどう成立するのか

第1174話で描かれたロキの竜形態は、島一つを超えるほどの巨体です。

読者の間では「このサイズ差で戦闘が成立するのか」という心配の声が多く上がっています。

通常の人間サイズのキャラクターでは画面に収めること自体が困難であり、一方的な蹂躙か集団による対処しか描きようがないように見えます。

しかし、前述の通り人獣型への変身で適切なサイズに調整される可能性は高いでしょう。

また、イム様が持つとされる古代兵器級の攻撃(ルルシア王国を消滅させた一撃など)への対抗手段として、ロキの巨体が必要となる展開も考えられます。

「サンファンウルフとの怪獣バトルが見たい」という読者の声も多く、麦わらの一味と黒ひげ海賊団の最終決戦でロキの規格外の質量が活きるシーンが期待されています。

ロキに対する読者の評価はどう変わったのか

ロキはエルバフ編の進行とともに、読者の評価が劇的に変化したキャラクターです。

その変遷を時系列で追ってみましょう。

初登場時に「小物」と言われた序盤の印象

第1130話で初登場した時点では、ロキに対する読者の評価は決して高くありませんでした。

磔の状態で大言壮語を吐く姿や、冥界の動物を使ってルフィを従わせようとする小細工が、「喋れば喋るほど小物っぽい」という印象を与えたのです。

「鎖を動物に切ってもらえばいいのでは」という冷静なツッコミも多く、期待されていたエルバフの王子としてはやや肩透かしだという反応が目立ちました。

壮絶な過去編で急上昇した人気と「いいヤツ説」の広まり

しかし、物語が進むにつれてロキの評価は一変します。

まず、エルバフの人々が口を揃えてロキを悪者として語る様子に「怪しさ」を感じる読者が増えました。

「ロキは実はいいヤツなのではないか」という説が広まり始めたのです。

そして過去編で明かされた壮絶な幼少期の体験が、読者の心を大きく揺さぶりました。

生まれた直後に実母から冥界に投げ捨てられ、愛されることなく育ち、唯一の母親代わりだったイーダも毒殺される。

父ハラルドの介錯を任され、涙ながらに鉄雷を振り下ろす場面に至って、多くの読者がロキの真の姿を理解し、人気は急上昇しました。

第1174話の竜変身で王道ドラゴンに絶賛の声が続出

第1174話での黒い竜への変身は、ロキに対する評価をさらに押し上げました。

「ワンピースを読んできた読者なら一度は想像したであろう西洋ドラゴン能力者が、満を持して登場した」という感動を多くのファンが共有しています。

カイドウをあえて東洋龍にした作者の長年の構想力への称賛も相まって、ロキはエルバフ編を代表する人気キャラクターの地位を確立したといえるでしょう。

「内なる少年の心が目を覚ました」「デカさってのは感動だ」といった率直な興奮の声が、SNSを中心に数多く見られます。

ロキの腕をめぐる今後の展開予想と注目ポイント

最後に、ロキの腕にまつわる伏線が今後どのように回収されるのか、注目すべきポイントを整理します。

タトゥーの正体は最終章の鍵となるのか

ロキの両腕のタトゥーが「鳥の翼」なのか「2つの太陽」なのかは、2026年2月時点でまだ確定していません。

しかし、作者が単行本111巻で意味深なコメントを残していること、そしてロキ自身が「太陽の神」を自称していることを踏まえると、このタトゥーは物語の最終局面に関わる重大な伏線である可能性が極めて高いでしょう。

浅海契約の紋章との混同を避けつつ、今後の話数で提示される新たな情報に注目する必要があります。

ルフィとロキの「太陽の神」共闘はいつ実現するのか

第1174話の展開から、ルフィ(ニカ)とロキの共闘がエルバフ編のクライマックスに位置づけられていることはほぼ確実です。

ルフィのギア5による巨大化と、ロキの竜形態が並び立つ構図は、「太陽の神と竜の共闘」という神話的なスケールの戦いを予感させます。

「世界貴族の天敵は竜とニカ」というテーマも浮上しており、イム様や神の騎士団との最終決戦でこの共闘が実現する可能性は高いでしょう。

2026年4月からはTVアニメのエルバフ編も開始される予定であり、原作とアニメの双方でロキの活躍が描かれる1年になりそうです。

麦わらの一味への加入は再び浮上する可能性があるのか

ルフィは一度ロキを麦わらの一味に勧誘しましたが、ハイルディンはもちろん、ゾロ、サンジ、そしてロキ本人も反対したことでお流れとなりました。

しかし、かつてビビやガイモンも事情があって一度は加入を見送られた前例があります。

エルバフ編の結末次第では、ロキが故郷を離れて海に出る展開も完全には否定できません。

一方で、ロキのあまりの巨体やエルバフの王位継承問題を考えると、正式な仲間入りよりも「共闘する頼もしい味方」としての立ち位置に収まる方が自然だと考える読者も多くいます。

いずれにせよ、ロキがルフィたちの冒険に今後も深く関わっていくことは間違いないでしょう。

まとめ:ワンピースのロキの腕にまつわる全伏線を振り返って

  • ロキは古代巨人族の血を引くエルバフの王子で、身長約67m、覇王色の覇気を持つ
  • 両腕のタトゥーは「鳥の翼」か「2つの太陽」かで議論が続いており、2026年2月時点で作中未確定である
  • シャンクスの左腕にあった浅海契約の紋章とロキの腕のタトゥーはデザインが異なる別物である
  • シャンクスが左腕を失った理由について「紋章を消すため」説と「ルフィを助けた結果」説が併存する
  • ルフィの新技「ゴムゴムの腕風船」でロキが倒れたのは手加減の一撃と蓄積ダメージが原因である
  • ロキの伝説の悪魔の実は第1174話で西洋型ドラゴンへの変身能力と判明したが正式名称は未公開である
  • ロキ本人の悪魔の実と鉄雷(ラグニル)の悪魔の実は別々に存在する
  • ハラルド王を殺した真相は深海契約で操られた父の介錯をロキが引き受けたものである
  • 竜形態のサイズはカイドウの数十倍以上でワンピース史上最大級の生物である
  • 初登場時には「小物」と評されたが過去編と竜変身を経て読者人気が急上昇した
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次