太陽の神ニカは実在する?モデルになった神話や正体を徹底解説

『ONE PIECE』の物語が最終章に突入し、多くの謎が解き明かされる中で登場した「太陽の神ニカ」。

ルフィの能力の真実として語られたこの存在について、「実在する神話がモデルなの?」「ニカ以外にも神はいるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

また、この設定に対して「がっかりした」という声も聞こえてきます。

この記事では、そんな太陽の神ニカにまつわる全ての謎を徹底的に解説します。

ニカが実在するのかという疑問から、モデルとなった神話の正体、作中に登場する他の神々の考察、そしてニカ設定への賛否両論まで、この記事を読めばすべてが明らかになります。

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目次

結論:「太陽の神ニカ」は実在する神話の神ではない

まず結論からお伝えすると、「太陽の神ニカ」という名前の神は、私たちの世界のいかなる神話や伝説にも実在しません。

この事実は、多くのファンがギリシャ神話やインド神話などを調査した結果、明らかになっています。

『ONE PIECE』の世界における「伝説の戦士」としてのニカ

作中での「太陽の神ニカ」は、神話上の神というよりも、「太古の昔に奴隷達がいつか自分達を救ってくれると信じた伝説の戦士」として語られています。

元CP9のフーズ・フーによってその存在が初めて明かされ、「人を笑わせ苦悩から解放してくれる戦士」という特徴が示されました。

つまり、ニカは『ONE PIECE』の世界観の中で創造された、希望の象徴としての架空の存在なのです。

なぜ多くの神話にモデルがいると考察されるのか?

では、なぜ実在しないにもかかわらず、多くの神話がモデルとして考察されているのでしょうか。

それは、『ONE PIECE』という作品自体が、世界中の神話や歴史、伝説から着想を得たと思われる設定やキャラクターが数多く登場するためです。

作者である尾田栄一郎先生が、今回も何らかの神話をモデルに「ニカ」というキャラクターを創り上げたのではないかと、ファンが考察するのは自然な流れと言えるでしょう。

【徹底考察】太陽の神ニカのモデルはインド神話のハヌマーンか?

「太陽の神ニカ」のモデルについては様々な説が飛び交っていますが、特に有力視されているのがギリシャ神話の「ニケ」とインド神話の「ハヌマーン」です。

勝利の女神「ニケ」説との比較

ギリシャ神話に登場する勝利の女神「ニケ(Nike)」。

「ニカ」という名前の響きが似ていることや、ギリシャ語で「ニカ」が「勝利」を意味することから、モデルではないかという説が生まれました。

「解放の戦士」であるニカが最終的に勝利をもたらす存在であると考えると、関連性があるようにも思えます。

しかし、名前の類似性以外に共通点が見当たらず、後述するハヌマーン説と比較すると根拠としては少し弱いかもしれません。

猿神「ハヌマーン」が最有力とされる5つの理由

現在、太陽の神ニカのモデルとして最も有力視されているのが、インド神話に登場する猿の神「ハヌマーン」です。

その理由は、驚くほど多くの共通点が存在するためです。

共通点太陽の神ニカ(ルフィ)猿神ハヌマーン
名前モンキー・D・ルフィの神
能力体をゴムのように伸縮させ、大きさを変える体の大きさを自由自在に変えることができる
技名ゴムゴムの猿神銃(バジュラングガン)別名に「バジュラング」がある
象徴的な数戦闘スタイル「ギア」が5段階ある5つの顔を持つ姿で描かれることがある
逸話果物と間違えて「ゴムゴムの実」を食べる果物と間違えて「太陽」を食べようとする

このように、名前の由来から能力、技名、さらには物語上のエピソードに至るまで、両者には多くの共通点が見られます。

特に、ルフィのフルネームに含まれる「モンキー」がハヌマーンの「猿神」という側面と一致するのは、単なる偶然とは考えにくいでしょう。

公式資料でも示唆されたハヌマーンとの関連性

このハヌマーン説は、ファンの考察だけにとどまりません。

「週刊少年ジャンプ」の付録『Road To Laugh Tale』に掲載されたギア5の設定画には、「ハヌマーン 猿神」という尾田先生直筆と思われるメモ書きが確認されています。

このことから、太陽の神ニカのモデルがハヌマーンであることは、ほぼ公式の見解と見て間違いないでしょう。

ニカだけではない?作中で示唆される4人の神々とその正体

物語の中で「神」として言及されたのは、太陽の神ニカだけではありません。

空島編では、シャンディアの口から他にも3人の神の存在が語られており、ファンの間でその正体についての考察が活発に行われています。

空島編で登場した「太陽・雨・森・大地」の神とは?

空島編のカルガラとノーランドの過去回想シーンで、シャンディアの儀式の際に「太陽の神、雨の神、森の神、大地の神よ」というセリフが登場します。

この時点で「太陽の神」が後のニカに繋がる伏線だったと考えるファンも多く、同時に残りの3つの神にも対応する能力者がいるのではないかと考察されています。

【大胆予想】雨の神はビビ?森の神は緑牛?それぞれの能力者考察

現在、残りの神々の能力者として予想されているのは以下のキャラクターです。

  • 雨の神: アラバスタの王女ネフェルタリ・ビビが最有力候補です。彼女が「戦いをやめて」と叫んだ際に雨が降ってきた感動的なシーンは、この能力の覚醒だったのではないかと噂されています。天候を操るナミを候補に挙げる声もあります。
  • 森の神: 海軍大将・**緑牛(アラマキ)**が食べた自然(ロギア)系悪魔の実「モリモリの実」の能力から、彼が森の神ではないかと考えられています。植物を自在に操る力は、まさに森の神にふさわしいと言えるでしょう。
  • 大地の神: 元四皇・**黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)**が持つ「グラグラの実」の能力。大地を揺るがし、地震を引き起こすこの力は、「大地の神」の能力だと考察されています。

「月の神」はイム様か?まだ見ぬ神々の存在について

4つの神以外にも、「月の神」が存在するのではないかという考察もあります。

太陽と月が対になる存在であることから、太陽の神ニカと対峙する存在として、世界の王イム様が「月の神」ではないかと予想されています。

他にも「雷の神(エネル)」や「炎の神(サボ)」など、能力と結びつけて様々な神の存在がファンの間で議論されており、物語の奥深さを物語っています。

【賛否両論】ニカの設定は後付けでがっかり?読者のリアルな評価

ルフィの能力の根幹に関わる「太陽の神ニカ」の設定は、大きな衝撃と共に、一部の読者の間で「がっかりした」「後付けではないか」という否定的な意見も生み出しました。

なぜ「ニカの設定はひどい」「冷めた」という声があるのか?

否定的な意見の主な理由としては、以下のような点が挙げられます。

  • 唐突な登場: 物語が最終章に差し掛かるタイミングで、何の前触れもなく登場したことに違和感を覚える。
  • 主人公補正の強化: 「ゴムゴムの実」だと思われていたものが、実は伝説の神の名を持つ幻獣種の能力だったという展開が、「選ばれし者」という側面を強調しすぎていると感じる。
  • 作風の変化: ギア5が見せるコミカルな戦い方が、シリアスなバトルシーンの緊張感を損なっているように見える。

長年「努力と根性で困難を乗り越えるルフィ」の姿に魅力を感じていた読者にとって、この「神」という設定は、物語の根幹を変えてしまうほどの大きな変化であり、戸惑いや失望に繋がったケースがあるようです。

実は第1話からの伏線?後付けではないとする考察まとめ

一方で、「ニカ」の設定は後付けではなく、初期から構想されていた伏線だったと考えるファンも少なくありません。

その根拠として挙げられるのが、第1話のサブタイトル「ROMANCE DAWN —冒険の夜明け—」です。

「夜明け(DAWN)」は太陽が昇ることを意味しており、ルフィが「太陽の神」になることを暗示していたのではないかという考察です。

また、前述した「ルフィが果物と間違えて悪魔の実を食べる」というエピソードと「ハヌマーンが果物と間違えて太陽を食べようとする」神話の逸話が酷似している点も、初期構想の証拠として挙げられます。

これらの点から、ニカという名前や具体的な設定は後から固まったとしても、「太陽」というモチーフは物語の最初から重要な要素として組み込まれていた可能性が高いと言えるでしょう。

まとめ:太陽の神ニカの実在に関する徹底解説

『ONE PIECE』に登場する太陽の神ニカについて、その実在性からモデル、作中での役割、そしてファンの評価までを詳しく解説しました。

  • 太陽の神ニカは実在の神話には存在しない架空の戦士
  • モデルはインド神話の猿神ハヌマーンが最有力である
  • 作中には太陽の他に「雨」「森」「大地」の神の存在が示唆されている
  • 雨の神はビビ、森の神は緑牛、大地の神は黒ひげが能力者と考察されている
  • ニカの正体は「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”」の能力
  • 800年前に存在したジョイボーイも同じ能力者だった
  • 世界政府はニカの存在と能力を歴史から抹消しようとしてきた
  • ニカの設定については「後付けでがっかりした」という否定的な意見もある
  • 一方で、第1話から伏線が張られていたとする肯定的な考察も存在する
  • 物語の核心に迫るニカの謎は、今後の展開でさらに明らかになるだろう
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