ワンピースのおトコとは?正体や悲しい過去・父親との関係を解説

人気漫画『ONE PIECE』のワノ国編に登場する少女、おトコ。

常に笑顔を絶やさない愛らしい姿が印象的ですが、その笑顔の裏には壮絶で悲しい秘密が隠されています。

この記事では、おトコのプロフィールや初登場シーン、常に笑っている理由、そして「かわいそう」と言われる悲劇的な過去や父親との本当の関係まで、読者が抱くあらゆる疑問に答えていきます。

おトコの正体やワノ国編での活躍を深く知ることで、物語への理解がさらに深まるでしょう。

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目次

『ONE PIECE』おトコとは?初登場シーンやプロフィールを紹介

おトコは、『ONE PIECE』のワノ国編で登場する、天真爛漫な6歳の少女です。

花魁・小紫の従者である「禿(かむろ)」として働き、その収入で父親のトの康を支えています。

おトコの年齢・身長・所属などの基本情報一覧

おトコの基本的なプロフィールを以下にまとめました。

項目詳細
本名トコ
年齢6歳
身長89cm
所属ワノ国 花魁の禿
出身地偉大なる航路 新世界 ワノ国
誕生日10月5日(トコ=10,5)
血液型F型
好物サン五郎の十八番そば
悪魔の実SMILE(失敗作)
初登場単行本92巻 第927話『禿のおトコ』
CV菊池こころ

「おトコだけど男じゃないよ」が決め台詞の明るい少女

おトコは、ピンク色のおかっぱ頭と大きな黒い目が特徴的な、非常に明るい性格の持ち主です。

自己紹介の際には、自分の名前に「お」を付けて「おトコ」と呼び、「おトコだけど男じゃないよ」と続けるのがお決まりのパターンとなっています。

彼女の屈託のない笑顔は、周りの人々をもつられて笑わせてしまう不思議な魅力があります。

初登場は何巻の何話?サンジとの出会い

おトコの初登場は、単行本92巻の第927話『禿のおトコ』です。

花の都にある蕎麦屋を訪れた際に、横暴な振る舞いをする狂死郎一家をサンジとフランキーが撃退します。

その後、サンジが一杯だけ残っていた蕎麦をおトコに分け与えたのが、彼女と麦わらの一味との最初の出会いでした。

おトコはなぜ常に笑っている?悲しい笑顔の理由は「SMILE」の副作用

おトコが常に笑顔でいるのは、生まれつきの性格だけが理由ではありません。

その裏には、人造悪魔の実「SMILE」の失敗作を食べてしまったことによる、悲しい副作用が存在します。

感情表現が「笑い」だけになった原因は人造悪魔の実

おトコは、空腹に耐えかねてシーザー・クラウンが開発した人造悪魔の実「SMILE」の失敗作を口にしてしまいました。

この失敗作を食べた者は、悲しい時や苦しい時でも笑うことしかできなくなるという、恐ろしい副作用に見舞われます。

彼女の笑顔は、楽しいという感情だけでなく、全ての感情が「笑い」という形でしか表現できなくなった結果なのです。

失敗作「SMILE」を食べるとどうなる?

SMILEは、百獣海賊団の戦力を増強するためにドンキホーテ・ドフラミンゴが製造・供給していた人造悪魔の実です。

成功すれば動物系の能力を得られますが、その成功率はわずか10%しかありません。

残りの90%である失敗作を食べた者は、能力を得られないばかりか、泳げなくなるリスクに加えて「笑う」以外の感情表現を全て失ってしまいます。

この悲劇的な副作用こそが、SMILEの本当の恐ろしさです。

えびす町の住民も同じ症状に苦しんでいた

おトコだけでなく、彼女が暮らすえびす町の多くの住民もまた、貧困と飢えからSMILEの失敗作を口にし、同じ副作用に苦しんでいました。

彼らはどんなに辛い状況でも笑い続けることから「えびす(恵比寿)顔」と揶揄されていましたが、その笑顔はワノ国を支配する将軍・黒炭オロチによる圧政の犠牲者の証だったのです。

「かわいそう」と言われる理由|父トの康の死と悲劇的な運命

おトコが読者から「かわいそう」と同情される最大の理由は、父親であるトの康(霜月康イエ)の死に際に見せた、あまりにも悲劇的な姿にあります。

最大の悲劇:父親の処刑を目の前で笑いながら見てしまう

トの康は、反乱の意志を持つ侍たちを救うため、自ら「丑三つ小僧」を名乗り、オロチに捕らえられ処刑されることになりました。

おトコは父の処刑を止めようと刑場へ駆けつけますが、時すでに遅く、目の前で父親が銃殺される光景を目撃してしまいます。

SMILEの副作用により、悲しみで胸が張り裂けそうな状況にもかかわらず、彼女は「アハハハハハ!!」と大声で笑い続けるしかありませんでした。

このシーンは、ワノ国編の中でも特に読者に衝撃を与え、多くの涙を誘いました。

将軍オロチになぜ命を狙われた?宴での騒動が引き金に

おトコがオロチに命を狙われるようになったきっかけは、オロチ城で開かれた宴での出来事でした。

オロチがワノ国の開国を企てた光月おでんを嘲笑した際、SMILEの副作用で笑いが止められなかったおトコを見て、オロチは激怒します。

自分のコンプレックスを刺激されたと感じたオロチは、逆上して斬りかかりますが、花魁・小紫(日和)がそれを阻止。

この一件から、オロチはおトコの命を執拗に狙うようになりました。

読者から同情の声が殺到した衝撃のシーン

父親の死を笑いながら見るという衝撃的なシーンは、多くの読者の心を打ちました。

当初、TPOをわきまえずに笑うおトコを「うざい」と感じていた読者も、笑顔の裏にある悲しい真実を知り、一転して同情の声を寄せるようになります。

この展開は、物語におけるSMILEの非人道性と、オロチ政権の残酷さを読者に強く印象づけました。

おトコの正体と家族関係|トの康は本当の父親?

物語の中で深い親子愛を見せたおトコとトの康ですが、実は二人の間に血の繋がりはありませんでした。

この事実は、コミックスのSBS(質問を募集します)コーナーで明かされています。

【公式情報】おトコはトの康に拾われた孤児だった

『VIVRECARD ONEPIECE図鑑』や単行本99巻のSBSによると、おトコは赤ん坊の頃に両親を亡くし、トの康に拾われた孤児であることが判明しました。

おトコ自身はその事実を知りません。

トの康は、妻に先立たれ子供もいなかったため、おトコを実の娘のように愛情深く育てました。

血の繋がりがなくても本物の親子のような強い絆

血縁関係はなくとも、おトコとトの康の絆は本物の親子そのものでした。

おトコは禿として働き父に仕送りをし、トの康はおトコのために全財産をはたいてガマの油を買い与えるなど、互いを深く思い合っていました。

処刑される直前、トの康が最後に願ったのも、娘であるおトコの幸せでした。

小紫(光月日和)との関係は?正体を知る数少ない理解者

おトコは、ワノ国一の花魁・小紫の禿として仕えていました。

そして、彼女は小紫の正体が光月おでんの娘・光月日和であることを知る、数少ない人物の一人です。

オロチから命を狙われた際には日和と共に逃亡し、ゾロに助けられるまで行動を共にしました。

二人の間には、主従関係を超えた強い信頼関係が築かれています。

【時系列】ワノ国編でのおトコの活躍と登場シーンまとめ

ワノ国編におけるおトコの登場から物語の結末まで、彼女の行動を時系列順に解説します。

第二幕:花魁の禿からオロチに追われる身へ

初登場後、おトコは仕えていた小紫と共にオロチの宴に参加します。

しかし、そこで笑いがオロチの逆鱗に触れ、命を狙われる立場となってしまいました。

その場はニコ・ロビンによって助けられ、遊郭に保護されます。

ゾロとの出会いと逃亡生活

オロチの追手から逃れるため、日和と共に逃亡していたおトコは、追っ手に追い詰められたところをロロノア・ゾロに救われます。

この出会いがきっかけで、麦わらの一味と深く関わっていくことになりました。

処刑場での悲劇と麦わらの一味による保護

父親であるトの康が処刑されると聞き、刑場へ駆けつけますが間に合わず、彼の死を目の前で目撃するという悲劇に見舞われます。

その後、現場にいたゾロやサンジたち麦わらの一味によって保護され、安全な編笠村へと身を寄せました。

第三幕:火祭りで父へ感謝の空船を飛ばす

鬼ヶ島への討ち入り当日、花の都で開催された火祭りにおトコは参加しました。

祭りの終盤、彼女は亡き父トの康への「ありがとう」という感謝の言葉を書いた空船を、笑顔で夜空へ高く飛ばしました。

このシーンは、彼女が悲劇を乗り越え、前を向いて歩み始めたことを象徴しています。

討ち入り後の現在は?光月家で元気に暮らしている

カイドウとオロチが討たれ、ワノ国が解放された後、おトコは光月家の庇護下に置かれ、日和たちと共に城で暮らしている様子が描かれています。

彼女の笑顔がSMILEの副作用によるものなのか、それとも心からの笑顔を取り戻したのかは明言されていませんが、平和になったワノ国で元気に過ごしています。

当初は「嫌い」の声も?読者の評価が180度変わった理由

登場初期のおトコに対しては、一部の読者から「嫌い」「うざい」といった否定的な意見も見られました。

しかし、物語が進むにつれてその評価は180度変わることになります。

なぜ「嫌い」「うざい」と感じる読者がいたのか?

おトコが登場した当初は、彼女が常に笑っている理由が明かされていませんでした。

そのため、オロチが激怒するようなシリアスな場面でも笑っている姿が、空気が読めない不快なキャラクターとして一部の読者の目に映ってしまったのです。

SMILEの真実が明かされ「かわいそう」「辛い」へと評価が一変

読者の評価が大きく変わったのは、トの康の処刑シーンです。

最愛の父親の死を目の前にして、泣くこともできず笑い続けるしかないおトコの姿を通して、SMILEの副作用の悲劇が明らかになりました。

この衝撃的な事実が判明したことで、「嫌い」という感情は「かわいそう」「辛すぎる」という同情へと一気に変化したのです。

読者の感情を揺さぶる尾田栄一郎先生の巧みなストーリー構成

一見すると不快に思えるキャラクター設定を伏線として配置し、物語の核心でその真実を明かすことで読者の感情を大きく揺さぶる手法は、作者・尾田栄一郎先生の卓越したストーリーテリングのなせる業です。

おトコというキャラクターは、読者にワノ国の闇の深さと、理不尽な支配の恐ろしさを強く印象づける重要な役割を担っていました。

おトコの担当声優は誰?「BORUTO」サラダ役でも有名な菊池こころさん

おトコの愛らしい、そして時に悲しい笑い声を演じているのは、実力派声優の菊池こころさんです。

おトコ役の声優は菊池こころさん

おトコの声優を務めるのは、東京都出身の菊池こころさんです。

少年役から少女役まで幅広く演じ分ける確かな演技力で、おトコの天真爛漫さとその裏にある悲しみを表現しています。

菊池こころさんの主な出演作品とキャラクター一覧

菊池こころさんは、数多くの人気アニメで主要キャラクターを演じています。

代表作には以下のようなものがあります。

  • 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』(うちはサラダ役)
  • 『ちびまる子ちゃん』(さくらももこ〈まる子〉役 ※2代目)
  • 『ハートキャッチプリキュア!』(ポプリ役)
  • 『デジモンユニバース アプリモンスターズ』(ガッチモン役)

特に『BORUTO』のうちはサラダ役は広く知られており、その活躍は多岐にわたります。

まとめ:ワンピース おトコの悲劇と笑顔の真実

  • おトコはワノ国編に登場する6歳の少女
  • 常に笑っている理由は人造悪魔の実「SMILE」の副作用である
  • 副作用により笑う以外の感情表現が不可能になった
  • 父親の処刑を目の前で笑いながら見てしまう悲劇に見舞われた
  • 育ての親であるトの康とは血の繋がりがない
  • トの康とは実の親子のような強い絆で結ばれていた
  • 当初は一部読者から「嫌い」と思われていたが、真実が明かされ評価が一変した
  • 物語の終盤では父への感謝を込めた空船を飛ばした
  • 現在は解放されたワノ国の城で元気に暮らしている
  • 担当声優は『BORUTO』のサラダ役でも知られる菊池こころである
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