【ワンピース】セラフィム一覧！謎多き最強兵器の正体と強さを徹底解説

『ワンピース』の物語が最終章に突入し、毎週のように驚きの展開が続いています。

特に、王下七武海制度の撤廃に伴い登場した海軍の新たな戦力「セラフィム」は、物語の鍵を握る存在として大きな注目を集めています。

ルナーリア族の血を引く最強の子供たち、その正体は一体何なのでしょうか。

この記事では、現在判明しているセラフィムの一覧から、それぞれのモデルや能力、そして圧倒的な強さの秘密、さらにはS-スネークのかわいさや声優といった気になる情報まで、徹底的に解説していきます。

ワンピースのセラフィム一覧と基本情報

そもそもワンピースのセラフィムとは？

セラフィムとは、結論から言うと、天才科学者Dr.ベガパンクによって開発された海軍の「新型パシフィスタ」です。

かつて世界の三大勢力の一角を担っていた王下七武海制度が世界会議（レヴェリー）で撤廃されたことを受け、それに代わる海軍の最高戦力として生み出されました。

その存在は、海軍大将である黄猿をして「あらゆる能力において旧型（パシフィスタ）とは比べ物にならない」と言わしめるほど、規格外の性能を秘めています。

セラフィムがなぜこれほどまでに強力なのか、その理由は大きく分けて4つの特徴に集約されます。

ルナーリア族の血統因子

セラフィムは、かつて「神」とも呼ばれた伝説の種族「ルナーリア族」の血統因子を持っています。

ルナーリア族は、黒い翼、白髪、褐色の肌を持ち、背中の炎が燃えている間はダイヤモンドに匹敵するほどの驚異的な耐久力を発揮します。

この特性により、セラフィムは並大抵の攻撃では傷一つ付かない鉄壁の防御力を誇るのです。

元・王下七武海のクローン

セラフィムの素体となっているのは、元・王下七武海の血統因子です。

ミホークやハンコックといった、かつて海軍に協力していた最強クラスの海賊たちの能力を、その全盛期を予感させる幼少期の姿で再現しています。

そのため、各個体はモデルとなった七武海の戦闘スタイルや潜在能力を色濃く受け継いでいます。

グリーンブラッド

Dr.ベガパンクが開発した特殊な血液「グリーンブラッド」も、セラフィムの強さを支える重要な要素です。

この血液を体内に循環させることで、超人（パラミシア）系の悪魔の実の能力を複製し、行使することが可能になりました。

これにより、セラフィムは複数の能力を併せ持つ、まさに「最強の兵器」と呼ぶにふさわしい存在となっています。

パシフィスタのレーザー

旧型のパシフィスタから引き継がれた科学兵器も搭載しています。

特に、海軍大将・黄猿の「ピカピカの実」の能力を応用したレーザーは健在で、指先から強力な光線を放ち、遠距離の敵をも正確に攻撃することが可能です。

これらの要素が融合することで、セラフィムは一体で四皇の幹部クラスとも渡り合えるほどの、恐るべき戦闘力を実現しているのです。

判明済み！ワンピースのセラフィム一覧

現在、原作で登場が確認されているセラフィムは、合計で5体です。

物語の重要局面である「エッグヘッド編」でそのほとんどが姿を現し、麦わらの一味や四皇と熾烈な戦いを繰り広げました。

ここでは、各セラフィムのコードネーム、モデル、そして能力を一覧表で分かりやすくご紹介します。

コードネーム	モデル（元・七武海）	グリーンブラッドによる能力	特記事項
S-ホーク	ジュラキュール・ミホーク	スパスパの実	世界最強の剣術を再現。ダズ・ボーネスの能力で全身刃物化。
S-スネーク	ボア・ハンコック	メロメロの実	相手を石化させる能力を持つ。ルフィにだけ特別な反応を示す。
S-シャーク	ジンベエ	スイスイの実	地面などあらゆる場所を泳ぐことができる。
S-ベア	バーソロミュー・くま	ニキュニキュの実	あらゆるものを弾き飛ばす「肉球」の能力を持つ。
S-クロコダイル	サー・クロコダイル	不明	能力は明かされていない。顔の傷がないなど謎が多い。

このように、セラフィムは元・王下七武海の中でも特に強力なメンバーをモデルとして選出されています。

未だ能力が明かされていないS-クロコダイルや、今後登場する可能性のある新たなセラフィムの存在も含め、彼らの動向から目が離せません。

S-ホークは最強剣士ミホークのクローン

S-ホークは、「鷹の目のミホーク」をモデルとしたセラフィムであり、その戦闘能力は数あるセラフィムの中でも突出していると言えるでしょう。

理由は、オリジナルであるミホークが持つ世界最強の剣術と、グリーンブラッドによって付与された悪魔の実の能力が、極めて高いレベルで融合しているためです。

その外見は幼少期のミホークに瓜二つで、常に冷静沈着な表情を崩しません。

しかし、強敵と対峙した際には好戦的な一面を覗かせることもあり、その姿はまさに「小さな鷹の目」と呼ぶにふさわしい風格を備えています。

S-ホークの驚異的な戦闘能力

S-ホークの強さの核は、やはりミホーク譲りの卓越した剣技にあります。

女ヶ島アマゾン・リリーに侵攻した際には、四皇である黒ひげ海賊団の幹部たちを相手に一歩も引かない戦いを演じ、黒ひげ本人に「コイツ…強い！！」と言わしめました。

さらに、エッグヘッドではロロノア・ゾロと剣を交え、互角の攻防を繰り広げています。

これに加えて、S-ホークはグリーンブラッドにより、元バロックワークスのエージェントであったダズ・ボーネスの「スパスパの実」の能力を行使します。

この能力は全身を鋼の刃に変えることができるため、防御力が格段に向上するだけでなく、剣術との相乗効果で攻撃パターンが無限に広がります。

まさに、攻防一体の完成された剣士と言えるでしょう。

ルナーリア族特有の耐久力も相まって、その戦闘力は計り知れません。

女帝ハンコックがモデルのセラフィム

S-スネークは、九蛇海賊団の船長にして女ヶ島の皇帝「海賊女帝ボア・ハンコック」をモデルとして生み出されたセラフィムです。

彼女の最大の特徴は、オリジナルのハンコックが持つ絶世の美貌と、恐ろしい悪魔の実の能力を完全に受け継いでいる点にあります。

外見は幼い頃のハンコックそのもので、その愛らしさには敵であるはずのCP0（サイファーポール）のメンバーすら見惚れてしまうほどです。

もちろん、その力は見た目とは裏腹に極めて強力です。

グリーンブラッドによって再現された「メロメロの実」の能力は、S-スネークに邪な感情を抱いた者を、例外なく石に変えてしまいます。

この能力は非常に広範囲に及び、一度石化されてしまえば戦闘不能は避けられません。

女ヶ島では、黒ひげ海賊団や海軍の兵士たちを次々と石化させ、その脅威を見せつけました。

しかし、S-スネークが他のセラフィムと一線を画すのは、その感情の機微にあります。

命令には忠実という兵器としての側面を持ちながらも、後述するように特定の人物に対しては、オリジナルのハンコックを彷彿とさせる人間らしい（あるいは乙女らしい）感情を覗かせるのです。

この二面性こそが、S-スネークというキャラクターの最大の魅力であり、物語における重要な役割を担っていると言えます。

S-スネークはルフィの前でどうなる？

S-スネークは、モンキー・D・ルフィの前でのみ、他の人物に対する態度とは全く異なる、特別な反応を見せます。

一言で言えば、モデルであるハンコックがルフィに見せる「恋する乙女」そのものの姿になるのです。

この現象の理由は、Dr.ベガパンクの「血統因子には体験した記憶やクセまで…ある程度受け継がれる」という発言に隠されています。

つまり、ハンコックのルフィに対する強烈な恋愛感情が、血統因子を通じてS-スネークにも影響を与えていると考えられます。

エッグヘッドの研究所（ラボフェーズ）内での戦闘では、その特異な反応が顕著に現れました。

当初は命令通りルフィたちを攻撃していましたが、ルフィ本人から「やめてくれ」と頼まれると、攻撃の手をピタリと止めます。

それどころか、味方であるはずの他のセラフィム（S-ホーク、S-ベア）の石化を解くという、命令に背く行動まで取ったのです。

さらに、ルフィから「ありがとう！！」と満面の笑みで感謝された際には、顔を真っ赤に染めて恥じらい、オリジナルのハンコックと全く同じようにデレデレになってしまいました。

この一連の描写は、セラフィムが単なる命令に従うだけの兵器ではなく、「心」や「自我」を持ちうる存在であることを強く示唆しています。

S-スネークのこの特別な感情が、今後のエッグヘッド脱出、ひいては世界の運命を左右する重要な鍵となる可能性は非常に高いでしょう。

ワンピースのセラフィム一覧から紐解く強さと謎

セラフィムの圧倒的な強さの秘密

セラフィムがなぜこれほどまでに圧倒的な強さを誇るのか、その秘密は、これまで触れてきた「ルナーリア族の特性」「悪魔の実の能力」「パシフィスタの科学力」という、三つの強力な要素が掛け合わされている点にあります。

これら一つ一つが切り札になり得る能力であり、それらが一人の個体に凝縮されていることが、セラフィムを「海軍の最高傑作」たらしめているのです。

ここでは、それぞれの要素が戦闘においてどのように機能するのかを、より具体的に掘り下げてみましょう。

驚異の耐久力（ルナーリア族）

セラフィムの防御面での最大の強みは、ルナーリア族特有の耐久力です。

背中に灯る炎が燃えている限り、その体はダイヤモンド並みの硬度を誇ります。

作中では、四皇黒ひげ海賊団の幹部や、麦わらの一味であるサンジやジンベエの強力な攻撃を受けても、ほぼ無傷という驚異的な防御力を見せました。

この鉄壁の守りがあるからこそ、セラフィムは躊躇なく攻撃に転じることができるのです。

一方で、炎が消えている間は防御力が低下する代わりにスピードが飛躍的に向上するという、元四皇幹部キングと同じ特性も持っている可能性があり、攻防の切り替えも巧みです。

再現された悪魔の実の能力（グリーンブラッド）

攻撃面での多様性は、グリーンブラッドによって再現された悪魔の実の能力によってもたらされます。

S-シャークがスイスイの実の能力で地面を自在に泳ぎ回り相手を翻弄したり、S-ベアがニキュニキュの実の能力で衝撃波を放ったりと、その戦闘スタイルは多岐にわたります。

特筆すべきは、これらの能力を使いながらも、悪魔の実の能力者の最大の弱点である「海」や「海水」を克服している可能性が示唆されている点です。

もしこれが事実であれば、従来の能力者バトルにおける常識を覆す、とてつもないアドバンテージとなります。

黄猿のレーザー（科学力）

そして、旧型から受け継がれた科学の力も忘れてはなりません。

大将・黄猿のピカピカの実の能力を応用したレーザーは、遠距離からでも正確かつ強力な攻撃を可能にします。

剣術や体術、特殊能力に加えて、死角のない遠距離攻撃手段まで備えていることで、セラフィムはどんな状況にも対応できる万能型の兵器となっているのです。

これらの三つの力が組み合わさることで、セラフィムは一体で災害級の戦闘力を発揮する、まさに「最強の子供たち」として君臨しています。

セラフィムが見せるかわいい一面とは？

セラフィムは、世界を揺るがす最強の生物兵器として恐れられていますが、その一方で、ふとした瞬間に見せる「子供らしい一面」が、読者の間で「かわいい」と話題になっています。

このギャップこそが、彼らを単なる機械ではない、魅力的なキャラクターとして際立たせています。

その「かわいさ」が最も顕著に描かれているのは、やはりS-スネークです。

前述の通り、ルフィの前で見せる恋する乙女の表情は、兵器としての冷徹な姿とのギャップが激しく、多くの読者の心を掴みました。

頬を赤らめ、もじもじする姿は、最強兵器という肩書を忘れさせるほどの愛らしさです。

しかし、かわいさを見せるのはS-スネークだけではありません。

例えば、ジンベエをモデルとしたS-シャークは、幼少期のジンベエ同様、丸みを帯びたフォルムとどこか愛嬌のある顔立ちをしています。

戦闘中に見せる真剣な表情の中にも、どこか子供らしい無邪気さが感じられます。

また、S-ホークは常にクールな表情を崩しませんが、その小さな体で世界最強クラスの剣士たちと渡り合う姿には、危うさと同時に不思議な魅力を感じるファンも少なくありません。

これらの描写は、セラフィムがベガパンクの言う通り「自我」を持ち、感情豊かであることを示しています。

「かわいい」と感じる瞬間は、彼らが兵器としてではなく、一人の「子供」として生きている証拠なのかもしれません。

今後、彼らが自らの意志でどのような選択をするのか、その「心」の成長にも注目が集まります。

豪華すぎ！セラフィムの声優陣まとめ

2023年から放送が始まったアニメ版『ワンピース』のエッグヘッド編では、セラフィムたちがついに声を発し、そのキャスティングの豪華さが大きな話題となりました。

物語の重要キャラクターである彼らの魅力を最大限に引き出すため、実力と人気を兼ね備えた声優陣が集結しています。

ここでは、各セラフィムを担当する声優と、その代表作を一覧でご紹介します。

コードネーム	担当声優	主な代表作
S-ホーク	新井 良平	『アルスラーン戦記』（ナルサス）、『ワールドトリガー』（香取葉子）
S-スネーク	三石 琴乃	『美少女戦士セーラームーン』（月野うさぎ）、『新世紀エヴァンゲリオン』（葛城ミサト）
S-シャーク	坂本 千夏	『となりのトトロ』（草壁メイ）、『ふしぎの海のナディア』（ジャン・ロック・ラルティーグ）
S-ベア	岡本 信彦	『僕のヒーローアカデミア』（爆豪勝己）、『とある魔術の禁書目録』（一方通行）
S-クロコダイル	未定	アニメ未登場のため声優は未定（2025年6月現在）

特筆すべきは、S-スネーク役の三石琴乃さんとS-ベア役の岡本信彦さんが、それぞれモデルとなったボア・ハンコックとバーソロミュー・くまの声優を続投している点です。

これは、セラフィムがオリジナルの人格や記憶を色濃く受け継いでいることの演出と言えるでしょう。

一方で、S-ホーク役には新たに新井良平さん、S-シャーク役には大ベテランの坂本千夏さんが起用されており、キャラクターに新たな魅力を吹き込んでいます。

今後のアニメの展開で、彼らがどのような声でセラフィムの感情を表現していくのか、非常に楽しみです。

謎多きS-クロコダイルの正体と能力

S-クロコダイルは、現時点で登場しているセラフィムの中で、最も多くの謎に包まれた存在です。

その能力や外見に見られる不可解な点が、ファンの間で様々な憶測を呼んでいます。

最大の謎は、グリーンブラッドによって付与された悪魔の実の能力が何か、という点です。

モデルであるサー・クロコダイルの能力は、自然（ロギア）系の「スナスナの実」ですが、開発者であるベガパンクは「ロギア系の能力の再現は極めて難しい」と語っています。

このことから、S-クロコダイルには別の、超人（パラミシア）系の能力が与えられている可能性が非常に高いと考えられます。

ファンの間で有力視されているのが、かつてクロコダイルの弱みを握っていたエンポリオ・イワンコフの「ホルホルの実」の能力ではないか、という説です。

この説は、昔から根強く囁かれている「クロコダイル元女性説」と深く関連しています。

もう一つの謎は、その外見です。

他のセラフィムがモデルの幼少期を忠実に再現しているのに対し、S-クロコダイルには、オリジナルのトレードマークであった顔を横切る大きな傷が見当たりません。

これが単に傷を負う前の姿を再現しただけなのか、あるいは「元女性説」を裏付ける何らかの伏線なのか、その真相はまだ明かされていません。

これらの謎が解き明かされる時、クロコダイルというキャラクターの過去、そして『ワンピース』の世界の大きな秘密が明らかになるかもしれません。

S-クロコダイルの本格的な登場が待たれます。

セラフィムにエースのモデルは登場するのか？

ポートガス・D・エースは、物語の途中で命を落としたにもかかわらず、今なお絶大な人気を誇るキャラクターです。

そのため、「エースをモデルにしたセラフィムが登場するのではないか？」という期待や考察が、ファンの間で活発に交わされています。

結論から言うと、現時点の情報では、エースモデルのセラフィムが登場する可能性は低いと考えられます。

最も大きな理由は、セラフィムの素体が「元・王下七武海」の血統因子を基にしている、という明確なルールが存在するためです。

エースは白ひげ海賊団の二番隊隊長であり、七武海に所属した経歴はありません。

この大原則を覆すには、相当な理由が必要となるでしょう。

また、エースが持っていた自然（ロギア）系の「メラメラの実」は、現在、義兄弟であるサボに受け継がれています。

同じ能力を持つキャラクターを登場させることは、物語の展開として考えにくいという側面もあります。

しかし、可能性が完全にゼロというわけではありません。

エースは頂上戦争の前に、大監獄インペルダウンに収監されていました。

その際に海軍やベガパンクが、何らかの形で彼の血統因子を採取していた可能性は否定できません。

もしベガパンクが「七武海シリーズ」とは異なる、特別な個体としてエースモデルを開発していたとしたら…。

これはあくまでファンの希望的観測の域を出ませんが、『ワンピース』の世界では何が起きても不思議ではありません。

エースモデルのセラフィムが登場するか否か、今後の展開を静かに見守りたいところです。

まとめ：ワンピースのセラフィム一覧と今後の展開について

この記事では、謎に包まれた海軍の新型兵器「セラフィム」について、その正体から判明済みの一覧、そして個々の能力や強さの秘密までを徹底的に解説しました。

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