『ワンピース』ワノ国編で強烈なインパクトを残した百獣海賊団の幹部「飛び六胞」。
しかし、一部のファンの間では「飛び六胞は弱いのではないか?」という声も聞かれます。
特に、ビッグマム海賊団の幹部と比較されたり、作中での敗北シーンからそのように感じたりする方もいるようです。
この記事では、「飛び六胞は弱い」という評価がなぜ生まれたのか、その理由から、彼ら一人ひとりの懸賞金と実力、そして敗北の真相に至るまでを徹底的に掘り下げていきます。
この解説を最後まで読めば、飛び六胞に対するあなたの評価が大きく変わるかもしれません。
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ワンピースの飛び六胞が弱いと言われる理由とは?
飛び六胞が弱いと言われる理由を考察
飛び六胞が「弱い」と評価される背景には、いくつかの複合的な要因が存在します。
最大の理由は、物語の構成上、彼らの強さをじっくりと描く尺が限られていたことにあるでしょう。
ワノ国編では、カイドウやビッグ・マムという二人の四皇をはじめ、大看板、ナンバーズ、そして侍たちと、非常に多くのキャラクターが登場しました。
その中で、飛び六胞一人ひとりの戦闘に割けるページ数には限りがあり、結果として一部の戦闘があっけなく終わったかのように見えてしまったのです。
また、他の四皇幹部、特にビッグマム海賊団の将星たちとの比較も「弱い」という印象に拍車をかけています。
多彩な能力で麦わらの一味を極限まで苦しめたカタクリやクラッカーに比べ、古代種のゾオン(動物)系能力者で固められた飛び六胞は、戦闘スタイルがパワーとタフネスに偏りがちです。
このため、戦術的なバリエーションが少なく、「ただのパワーファイター」という印象を与え、一部の読者からは過去のCP9戦の「二番煎じ」といった厳しい意見も見られました。
懸賞金から見る飛び六胞の実力
「弱い」という評価がある一方で、彼らの懸賞金は四皇の幹部として十分な実力を持っていることを明確に示しています。
懸賞金は、その人物の強さだけでなく、世界政府に対する危険度を示す重要な指標です。
飛び六胞のメンバーは、X・ドレークを除いて全員が4億ベリー以上の懸賞金をかけられており、これは決して低い金額ではありません。
順位 | キャラクター名 | 懸賞金 (ベリー) | 悪魔の実の能力 | 特徴・実力 |
---|---|---|---|---|
1位 | フーズ・フー | 5億4600万 | ネコネコの実 モデル“サーベルタイガー”(古代種) | 元CP9という経歴を持ち、六式を使いこなす実力者。元七武海のジンベエと互角以上に渡り合う戦闘技術は、飛び六胞最強との呼び声も高いです。 |
2位 | ブラックマリア | 4億8000万 | クモクモの実 モデル“ロサミガレ・グラウボゲリィ”(古代種) | 幻覚を見せる霧や糸、毒などを用いた搦め手を得意とします。単純な戦闘力だけでなく、その戦略性の高さが危険視されていると考えられます。 |
3位 | ササキ | 4億7200万 | リュウリュウの実 モデル“トリケラトプス”(古代種) | 魚人族の高い身体能力に加え、トリケラトプスの圧倒的な突進力と防御力を持ちます。フランキー将軍の頑丈な装甲を破壊するほどのパワーを見せました。 |
4位 | うるティ | 4億 | リュウリュウの実 モデル“パキケファロサウルス”(古代種) | 強烈な頭突き「ウル頭銃」が武器。ヤマトやビッグ・マムの攻撃に耐える異常なタフネスは、飛び六胞の中でも際立っています。 |
5位 | ページワン | 2億9000万 | リュウリュウの実 モデル“スピノサウルス”(古代種) | スピノサウルスの強靭な肉体を持ち、打たれ強さが自慢です。サンジの不意打ちにも耐えるほどの耐久力を誇りますが、最年少ゆえか経験不足な面も見られました。 |
6位 | X・ドレーク | 2億2200万 | リュウリュウの実 モデル“アロサウルス”(古代種) | 海軍の機密特殊部隊「SWORD」の隊長という裏の顔を持つため、懸賞金は実力よりも意図的に低く設定されている可能性が高いです。その実力は懸賞金額以上と見るべきでしょう。 |
このように、彼らの懸賞金は、その危険度と実力を客観的に示しており、「弱い」という一言で片付けられない存在であることがわかります。
作中での評価から飛び六胞の強さランキングを解説
懸賞金だけでなく、作中での戦闘描写や対戦相手を考慮すると、飛び六胞内での強さの序列が見えてきます。
ファンの間での評価を総合すると、最強格と目されるのはやはりフーズ・フーです。
第1位:フーズ・フー
元CP9のエース候補であり、六式を自在に操る戦闘技術は頭一つ抜けています。
元七武海である海の騎士ジンベエを相手に一歩も引かず、むしろ追い詰めるほどの戦いぶりを見せました。
ジンベエを本気で怒らせなければ決着がつかなかった点からも、その実力の高さは疑いようがありません。
第2位:X・ドレーク
懸賞金は最も低いですが、その正体は海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊長です。
ルフィと同じ「最悪の世代」の一人でもあり、その潜在能力は計り知れません。
スパイとして潜入していたため、ワノ国では全力を出し切っていなかった可能性も高く、本来の実力はフーズ・フーに匹敵すると考えられます。
第3位:うるティ
彼女の特長は、何と言っても異常なまでのタフネスです。
カイドウの息子であるヤマトの「雷鳴八卦」や、四皇ビッグ・マムの攻撃を立て続けに受けても立ち上がる姿は、読者に衝撃を与えました。
純粋な戦闘能力と打たれ強さで言えば、トップクラスなのは間違いありません。
第4位:ササキ
フランキー将軍を唯一破壊したキャラクターであり、その攻撃力は本物です。
魚人としての身体能力とトリケラトプスのパワーが合わさり、凄まじい突進力を生み出します。
ただ、防御の薄い腹部という明確な弱点を突かれて敗北しました。
第5位:ブラックマリア
懸賞金は2位と高いものの、打たれ弱さが目立ち、評価を下げがちです。
しかし、彼女の真価は直接戦闘ではなく、クモの能力を活かした幻術や罠といった搦め手にあります。
相手や状況によっては、上位のメンバーを打ち破る可能性も秘めていたでしょう。
第6位:ページワン
最年少ということもあり、やられ役としての印象が強いキャラクターです。
しかし、ルフィやサンジの攻撃を受けても軽傷で済ませるなど、その耐久力は確かです。
ポテンシャルは非常に高く、今後の成長が期待される存在と言えるかもしれません。
飛び六胞が持つ共通の弱点
個々の実力は高い飛び六胞ですが、組織として、また能力の特性として共通の弱点を抱えていました。
一つ目の弱点は、チームとしての統率力が完全に欠如していたことです。
彼らは百獣海賊団の幹部でありながら、常に大看板の座を奪おうと互いをライバル視していました。
大看板からの召集を無視したり、独断で行動したりするなど、連携して敵に当たるという意識が希薄でした。
この「チームワークのなさ」が、鬼ヶ島の決戦において個々に撃破される一因となったのは間違いありません。
二つ目の弱点は、全員がゾオン系古代種の能力者であるがゆえの「戦術の単調さ」です。
彼らの強みは、超人的な身体能力と驚異的なタフネスに集約されます。
しかし、これは裏を返せば、力押し以外の戦い方が少ないことを意味します。
武装色の覇気を高いレベルで習得している相手にとっては、ゾオン系のタフネスというアドバンテージは薄れてしまいます。
超人(パラミシア)系や自然(ロギア)系のような、トリッキーで予測不能な攻撃に欠ける点が、彼らの限界となった側面もあるでしょう。
これらの弱点が、彼らが持つ本来の実力を発揮しきれず、「弱い」という印象につながってしまったと考えられます。
「飛び六胞は弱い」は嘘?敗北の真相と真の実力
飛び六胞ページワンの敗北と相手の強さ
ページワンの敗北シーンは、彼が「弱い」というよりも、対峙した相手が「規格外に強すぎた」ことを示す象徴的な場面でした。
思い出してみてください。
ページワンは、サンジがレイドスーツを着用して放った不意打ちの「悪魔風脚」を頭に受けても、大したダメージを受けませんでした。
ウソップやナミの多彩な攻撃も、彼にとっては足止め程度にしかならず、そのタフネスは本物です。
しかし、そんな彼でさえ、たった一撃で戦闘不能に追いやられました。
その相手とは、四皇ビッグ・マムです。
お玉との約束を破られたことに激怒したビッグ・マムは、覇王色の覇気を拳にまとい、ページワンに渾身の一撃を叩き込みました。
この一撃は、飛び六胞という幹部クラスの実力者ですら、防ぐことも耐えることもできない、まさに「次元の違う」破壊力でした。
ページワンの敗北は、彼の弱さを描いたものではありません。
むしろ、四皇という存在がどれほど圧倒的で、その怒りに触れることが何を意味するのかを、読者に強烈に印象付けるための重要なエピソードだったと言えるのです。
飛び六胞うるティの敗北が示す異常なタフネス
うるティの敗北は、ページワンとはまた違う形で、彼女の「弱さ」ではなく「異常なまでの強さ(タフネス)」を証明する結果となりました。
彼女が最終的に倒れたのは、一人の強敵との戦いの末ではありません。
四皇と、麦わらの一味のクルーによる、二つの致命的な攻撃が重なった結果でした。
まず、彼女はページワンを倒したビッグ・マムと対峙します。
ビッグ・マムがプロメテウス、ナポレオン、ヘラを合体させて放った新技「鳴光砲(メーザーほう)」が、うるティの腹部を貫きました。
四皇の最大級の技をまともに受け、常人であれば即死、あるいは戦闘続行が不可能なほどの致命傷です。
しかし、うるティはこの状態でも意識を失わず、ナミとウソップに襲いかかろうとしました。
この驚異的な生命力と精神力こそ、彼女の真骨頂です。
そして、満身創痍の彼女にとどめを刺したのが、ゼウスの力を完全に取り込んだナミが放った新技「雷霆(らいてい)」でした。
四皇の一撃に耐えたうるティでさえ、この雷の化身による攻撃には耐えきれず、ついに戦闘不能となったのです。
考えてみてください。
四皇の一撃を受け、さらに天候を操る航海士の最大技を受ける。
これほどの攻撃を立て続けに受けて倒されたキャラクターを、「弱い」と評価することはできるでしょうか。
むしろ、彼女の敗北は、その驚異的なタフネスと、戦士としての誇りを見せつけた名シーンだったと言えるでしょう。
ファンを騒がせた飛び六胞うるティ死亡説の真相
ワノ国編での壮絶な敗北の後、うるティの具体的な安否が描かれなかったため、ファンの間では「あのダメージで死亡してしまったのではないか」という死亡説が真剣に囁かれていました。
『ワンピース』では、キャラクターが命を落とす際には明確な描写がされることが多いですが、うるティとページワンに関してはそれがなく、消息不明の状態が続いていたのです。
多くのファンが彼女たちの生存を信じ、再登場を待ち望んでいました。
そして、その願いは最近の短期集中表紙連載『鬼の子金稲荷代参』で叶えられることになります。
この扉絵シリーズで、うるティとページワンの生存が確定したのです。
しかし、彼女たちが置かれていた状況は過酷なものでした。
元同僚であるフーズ・フーに捕らえられ、うるティはダーツの的に磔にされ、ページワンはボロボロになるまで暴行を受けるという、残忍な拷問を受けていたのです。
この絶望的な状況を救ったのが、偶然アジトを発見したヤマトでした。
ヤマトに救出されたうるティは、命の恩人であるヤマトに対し「あんたの子分になるでありんす!!」と宣言。
敵であった相手に恩義を感じ、素直に従うという彼女の意外な一面が描かれました。
この出来事により、死亡説は完全に否定され、うるティとページワンが今後の物語でヤマトと共に再登場する可能性が生まれ、ファンを大いに喜ばせました。
結論、ワンピースの飛び六胞は本当に弱いのか?
ここまで様々な角度から考察してきましたが、結論として、飛び六胞は決して「弱い」キャラクターではありません。
彼らは四皇・百獣海賊団の幹部として、その地位にふさわしい実力を持った強者たちです。
「弱い」という印象は、物語の構成上の都合や、対戦相手との圧倒的な格の違い、そして読者が抱く「四皇幹部」への高い期待値が複雑に絡み合って生まれた、ある種の誤解と言えるでしょう。
彼らの階級は、総督カイドウ、最高幹部である大看板に次ぐポジションです。
麦わらの一味に当てはめれば、船長・両翼(ゾロ、サンジ)・操舵手(ジンベエ)に次ぐ、フランキーやロビンといった中堅戦力に相当します。
実際に、フーズ・フーはジンベエと、ササキはフランキーと、ブラックマリアはロビンと対戦しており、これは非常に妥当なマッチアップでした。
彼らは麦わらの一味のクルーたちを相手に激戦を繰り広げ、その成長を促すための重要な「壁」として役割を全うしたのです。
圧倒的なタフネス、個性的な能力、そして一癖も二癖もあるキャラクター性。
飛び六胞は、ワノ国編を彩った魅力的な敵役であり、その強さは本物だったと断言できます。
まとめ:「飛び六胞は弱い」は誤解?強さの真相を振り返る
- 飛び六胞が弱いと言われるのは物語の構成や描写の短さが一因である
- 懸賞金は億超えが多く四皇幹部として十分な額である
- 強さの序列では元CP9のフーズ・フーが筆頭と評価される
- 全員が古代種ゾオン系でタフだが戦術の幅が狭いという弱点を持つ
- ページワンの敗因は相手である四皇ビッグ・マムが規格外だったためである
- うるティは四皇とナミの連続攻撃を受けて初めて敗北した
- 死亡説が流れたうるティとページワンは扉絵連載で生存が確定した
- 百獣海賊団の階級では大看板に次ぐ実力者という位置づけである
- 個々の実力は高く麦わらの一味の中堅メンバーと互角に渡り合った
- 結論として飛び六胞は決して弱くなくむしろ強敵であったと言える
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