【ワンピース】うるティの親の正体を完全考察！カイドウとの因縁も解説

ワノ国編で強烈なインパクトを残した百獣海賊団の「飛び六胞」、うるティとページワン。

その中でも特に、可愛らしい見た目とは裏腹な凶暴性と、弟への異常なまでの愛情を見せるうるティのキャラクターは、多くの読者の注目を集めました。

そんな彼女たちの言動の端々から感じられるのが、複雑な生い立ちの影です。

「うるティとページワンの親は誰なのか？」「その正体や生死は？」といった疑問は、ファンの間で多くの考察を生んできました。

また、なぜカイドウが彼らを引き取り、家族のような関係を築いているのかも大きな謎の一つです。

この記事では、ついに明かされた公式情報と深い考察を交えながら、うるティの親の謎に迫ります。

【ネタバレ】うるティの親の正体がついに判明！

うるティとページワンの親は同じ人物？

結論として、うるティとページワンの親は同じであり、二人は実の姉弟です。

作中での二人のやり取りを見れば、その関係性は明らかでしょう。

うるティは弟であるページワンを「ぺーたん」という愛称で呼び、常に溺愛しています。

一方でページワンは、姉の過剰なスキンシップや言動に呆れつつも、彼女が傷つけられると本気で怒るなど、姉想いな一面を見せています。

この独特な距離感と強い絆は、単なる海賊団の仲間というだけでは説明がつかないものです。

公式ファンブックである「ビブルカード」においても、二人が実の姉弟であることが明記されており、血の繋がった家族であることが公式に認められています。

衝撃！うるティの親の正体は元七武海だった

長らく謎に包まれていた二人の親ですが、その正体はコミックス111巻に収録されたSBS（質問をうけつけるコーナー）にて、作者の尾田栄一郎先生自らの口から語られました。

うるティとページワンの父親の正体は、なんと元王下七武海の一人、「ハナフダ」という名の海賊でした。

王下七武海といえば、世界政府によって公認された、絶大な強さを持つ7人の海賊です。

その一角を担っていた人物が父親であるという事実は、うるティとページワンが持つ規格外の強さのルーツを物語っていると言えるでしょう。

SBSによれば、ハナフダは「トカゲの王」という異名を持ち、特に古代種のゾオン系悪魔の実の能力者を集めていたようです。

この情報から、彼自身も強力なゾオン系の能力者であった可能性が非常に高いと考えられます。

うるティの親の生死は？悲しい別れの真相

残念ながら、父親であるハナフダはすでにこの世にいません。

彼が故人であることも、前述のSBSで明かされています。

その死の真相は非常に悲しいものです。

ハナフダは、当時まだ七武海に加入する前だったポートガス・D・エースとの戦いに敗れました。

その敗北により七武海の地位を失ったのか、あるいは他の理由があったのかは定かではありませんが、彼の力が衰えたことを見計らった他の海賊たちによって、命を奪われてしまったのです。

力だけが全てを支配する、厳しい海賊の世界の掟を象徴するような出来事と言えます。

親を失った幼い姉弟が、その後どのようにしてカイドウと出会い、百獣海賊団に身を寄せることになったのか。

この悲しい別れが、二人のその後の人生を大きく左右する転機となったことは間違いありません。

百獣海賊団と、うるティの親のハナフダの関係

うるティたちの父親の名前が「ハナフダ」であることは、百獣海賊団の組織構造を考えると非常に興味深い点です。

百獣海賊団の幹部たちは、トランプやカードゲームに関連する名前が付けられているという、明確なテーマ性があります。

このことから、父親であるハナフダとカイドウ率いる百獣海賊団には、浅からぬ関係があったと推測できます。

百獣海賊団のカードゲーム・テーマ

具体的に、百獣海賊団の階級と名前の関連性を表で見てみましょう。

階級	キャラクター名	カードゲームとの関連
総督	カイドウ	名前の由来は不明確ですが、「KAIDO」が「CARD」のアナグラムになっているという説もあります。
大看板	キング、クイーン、ジャック	トランプにおける絵札（King, Queen, Jack）そのものです。
飛び六胞	ページワン、うるティなど	「ページワン」はカードゲームの名前、「うるティ（Ulti）」はトランプゲーム「UNO」の最後の1枚を意味する説や、数字の2（Two）のアナグラム（U-LT-I）説などがあります。
父（元七武海）	ハナフダ	日本の伝統的なカードゲームである「花札」を指します。

このように、組織全体がカードゲームというテーマで統一されています。

父親が「ハナフダ」という、トランプとは系統の異なる日本のカードゲームの名前を持つことは、彼がカイドウにとって特別な存在であったことを示唆しているのかもしれません。

もしかしたら、百獣海賊団の創設に関わった旧世代のメンバーだった可能性も考えられます。

謎多き、うるティの親と家族の物語を考察

うるティの血縁！本当の親と母親について

父親が元七武海ハナフダであることは確定しましたが、一方で母親に関する情報は作中にもSBSにも一切登場していません。

これは『ONE PIECE』という作品が持つ、ある種の傾向が関係していると考えられます。

『ONE PIECE』では、主人公のルフィをはじめ、主要なキャラクターたちの母親の存在が意図的に描かれないケースが非常に多いのです。

作者の尾田先生は過去に、「冒険とは、母親の腕の中から抜け出して始まるもの」という趣旨の発言をしています。

物語のテーマである「冒険」や「自由」を描く上で、安心や庇護の象徴である「母親」は、あえて物語の表舞台から遠ざけられているのかもしれません。

サンジの母親ソラのように、キャラクターの過去を語る上で重要な役割を担うケースもありますが、基本的には故人であったり、回想シーンのみの登場に留まっています。

これらの理由から、うるティとページワンの母親についても、今後本編で詳しく描かれる可能性は低いと考えるのが自然でしょう。

歪で尊い？うるティと弟の家族関係

うるティとページワンの姉弟関係は、一言で言えば「歪で、しかし非常に強い絆で結ばれている」と表現できます。

この特殊な家族関係は、彼らが経験してきた過酷な環境によって形成されたものに違いありません。

おそらく、父親であるハナフダを失った後、幼い二人は誰にも頼ることなく、二人きりで生きていかなければならなかったのでしょう。

その結果、姉であるうるティは弟を守ろうとする意識が過剰なまでに強くなり、ページワンはそんな姉を支え、受け入れる唯一の存在となりました。

うるティがページワンを「ぺーたん」と呼び、常にべったりと甘える姿や、ページワンを少しでも侮辱した相手には、たとえそれが四皇であるカイドウや大看板であろうと牙を剥くほどの激しい気性を見せます。

一方のページワンは、姉の常軌を逸した言動に呆れ果て、「うるせェな！」と返すのがお決まりですが、戦闘になれば抜群のコンビネーションを見せ、決して姉を見捨てることはありません。

お互いがお互いの存在を絶対的なものとして依存し合う、この共依存にも似た関係性こそが、彼らが厳しい海賊の世界で生き抜くための術であり、彼らのキャラクターを形作る根幹となっているのです。

うるティの親に関する公式の扉絵情報まとめ

コミックスの表紙や、本編の合間に描かれる扉絵は、キャラクターの意外な一面や過去を垣間見ることができる貴重な情報源です。

しかし、2025年6月の時点で、うるティとページワンの幼少期や、彼らの親について直接的に描かれた公式の扉絵や連載表紙は残念ながら存在しません。

インターネット上で見かけることがある、幼い頃の二人が仲睦まじく過ごしているイラストなどは、そのほとんどがファンの手による創作（ファンアート）です。

もちろん、これらが公式の情報でないからといって、その価値が損なわれるわけではありません。

むしろ、それだけ多くのファンが彼らの過去に思いを馳せ、キャラクターを愛している証拠と言えるでしょう。

SBSで突如として情報が明かされたように、今後、扉絵リクエストのコーナーなどで彼らの過去が描かれる可能性はゼロではありません。

気長に公式からの新たな情報を待ちたいところです。

カイドウとの因縁をうるティの親から考察

なぜ四皇カイドウは、敵対していたかもしれない海賊の子供であるうるティとページワンを引き取り、組織の幹部にまで取り立てたのでしょうか。

その理由は、SBSで語られた「因縁」と、カイドウ自身の「強者に対する価値観」から考察することができます。

まず、父親ハナフダとカイドウには、単なる敵対関係ではない、複雑な「因縁」があったと考えられます。

ハナフダは古代種の能力者を集めていたとされており、同じく最強の動物系軍団「百獣海賊団」を作り上げようとしていたカイドウとは、目的が一致していました。

もしかしたら、二人はライバルでありながらも、裏では古代種の悪魔の実に関する情報を交換する協力関係にあったのかもしれません。

あるいは、カイドウがハナフダを打ち破った際に、その実力と、残された子供たちが持つ素質に何かを感じ取り、自身の戦力として引き入れた可能性も考えられます。

もう一つの理由は、うるティとページワン自身のポテンシャルです。

うるティはカイドウが持っていた「リュウリュウの実 古代種 モデル”パキケファロサウルス”」を盗み出し、弟のページワンと共に食べたことが明かされています。

普通に考えれば、四皇の持ち物を盗むなど死罪に値する大罪です。

しかし、カイドウは彼女たちを罰するどころか、百獣海賊団の幹部である「飛び六胞」の一員として迎え入れました。

これは、カイドウが彼女たちの大胆不敵な行動力と、古代種の能力者としての将来性を高く評価したからに他なりません。

カイドウにとって、出自や過去は関係なく、「強さ」こそが絶対的な価値基準なのです。

まとめ：【ONE PIECE】うるティの親の謎を徹底解剖

ワンピースはカラー版がおすすめ！

「ONE PIECE（ワンピース）」カラー版が読めるおすすめ電子書籍
ebookjapan	Kindle
コミックシーモア	マンガBANGブックス
楽天Kobo	【DMMブックス】

『ONE PIECE』の世界をより深く、鮮やかに楽しむなら、断然カラー版がおすすめです。

キャラクターたちの生き生きとした表情や、迫力ある戦闘シーン、美しい風景が色彩豊かに再現され、物語への没入感が格段に増します。

尾田栄一郎先生が描く壮大な冒険を、ぜひフルカラーで体験してみてください。