【俺だけレベルアップな件】我進ギルドのメンバーや設立の経緯を解説

『俺だけレベルアップな件』の物語において、主人公・水篠旬が設立した「我進ギルド」は、他のギルドとは一線を画す特別な存在です。

その設立の経緯やメンバー構成、そしてS級ハンター向坂雫の加入の噂など、多くのファンが気になるポイントではないでしょうか。

また、我進ギルドの強力な戦力である影の軍団、特にベルの裏切り疑惑や、物語の原点となった神像の正体など、ギルドを取り巻く謎も物語の魅力を深めています。

この記事では、「我進ギルド」の読み方から設立の経緯、メンバー構成、そして関連する重要な謎まで、原作の情報を基に徹底的に解説していきます。

目次

俺だけレベルアップな件|我進ギルドの設立とメンバー

我進ギルドの読み方と設立の経緯

水篠旬が設立したギルド「我進ギルド」は、「がしんギルド」と読みます。

このギルドが設立された主な経緯は、急成長を遂げた水篠旬が、他の大手ギルドからのスカウトや干渉を避け、自身のペースで自由にダンジョンを攻略するための環境を確保することにありました。

当初、旬はD級ハンターの諸菱賢太から、彼が設立する「諸菱ギルド」のギルドマスターになってほしいと依頼されます。

しかし、旬は他人のギルドに所属することを望まず、代わりに賢太と共に新しいギルドを立ち上げることを決意しました。

こうして、ギルドマスターを水篠旬、副マスターを諸菱賢太とする、少数精鋭の独立ギルド「我進ギルド」が誕生したのです。

その目的は、旬自身の行動の自由を確保し、大切な人々を守りながら、世界の脅威に立ち向かうための拠点とすることでした。

我進ギルドの設立は何話で描かれた?

水篠旬が「我進ギルド」を設立する具体的な話数は、原作漫画の中で明確に「第〇話」と示されているわけではありません。

しかし、その設立に至るまでの流れは、物語の中盤で丁寧に描かれています。

ギルド設立の構想が具体的に動き出すのは、水篠旬がC級ダンジョンで諸菱賢太と出会い、共同でレイドを攻略した後からです。

諸菱賢太が父親に認められるためにギルドマスターの資格を得ようとし、そのために旬に協力を依頼した一連のエピソードが、我進ギルド設立の直接的なきっかけとなります。

原作漫画では、40話前後からギルド設立に関する話が持ち上がり、その後、旬がS級ハンターとして再覚醒し、ハンター協会からの干渉を避ける必要が出てきたタイミングで、正式に設立へと動き出します。

アニメ版では、これらのエピソードが第1期の終盤から第2期にかけて描かれることが予想されます。

我進ギルドの創設メンバーは誰か

我進ギルドは、一般的な大規模ギルドとは異なり、ごく少数の創設メンバーでスタートしました。

その構成は以下の通りです。

役職メンバー名備考
ギルドマスター水篠 旬(みずしの しゅん)主人公。影の君主としての力を持つS級ハンター。
副ギルドマスター諸菱 賢太(もろびし けんた)D級ハンター。諸菱建設会長の次男で、旬を兄のように慕う。
創設メンバー諸菱 明菜(もろびし あきな)A級ハンター。賢太のいとこで、芸能活動も行っている。

表向きのメンバーはこの3名だけですが、我進ギルドの真の戦力は、水篠旬が使役する「影の軍団」にあります。

イグリットやベル、アイアンといった強力な影の兵士たちが、事実上のギルドメンバーとして、あらゆるダンジョン攻略で圧倒的な力を発揮します。

この少数精鋭かつ規格外の戦力こそが、我進ギルドを他の五大ギルドとは一線を画す、特別な存在たらしめているのです。

S級ハンター向坂雫は我進ギルドに加入する?

S級ハンターであり、本作のヒロインでもある向坂雫。

彼女が我進ギルドに加入するのかどうかは、多くのファンが気にするポイントです。

結論から言うと、向坂雫は我進ギルドに正式に加入することはありません。

その理由は、彼女が日本五大ギルドの一つである「ハンタースギルド」の副代表という重要な立場にあり、その責任を放棄することができなかったためです。

しかし、物語の中では、彼女が我進ギルドへの加入を希望するようなシーンも描かれています。

水篠旬に特別な感情を抱いている彼女は、彼の側にいたいという想いから、ギルド移籍を考えたこともありました。

結局、ギルドへの加入は実現しませんでしたが、向坂雫はギルドの垣根を越えて、個人として水篠旬と深い信頼関係を築いていきます。

彼女は我進ギルドのメンバーではありませんが、旬にとって最も信頼できる協力者の一人であり、物語の重要な局面で共に戦う、かけがえのないパートナーとなっていくのです。

俺だけレベルアップな件|我進ギルドと関連する謎

影の軍団ベルに裏切りの疑惑?

我進ギルドの最強戦力である影の軍団。

その中でも特に強力で、将軍級の影の兵士である「ベル」に、一部の読者の間で「裏切るのではないか」という疑惑が囁かれたことがありました。

しかし、結論として、ベルが水篠旬を裏切ることは決してありません。

彼は物語の最後まで、旬に対して絶対的な忠誠を誓い、その身を捧げ続けます。

ベルはもともと、済州島レイドのラスボスであった「アリの王」でした。

水篠旬との死闘の末に敗れ、影の兵士として抽出された際、旬から「お前を殺したのは俺だ。それでも俺に従うか?」と問われます。

それに対しベルは、「私は死んだのではなく、王の力で生まれ変わったのです。永遠にお仕えいたします」と、歓喜と共に忠誠を誓いました。

この主従関係の成立こそが、彼の揺るぎない忠誠心の原点となっています。

ではなぜ、彼に裏切りの疑惑が浮上したのでしょうか。

それは、彼の忠誠心が試されるような、非常に過酷なシーンが作中で描かれたためです。

ベルが裏切りを疑われた理由を解説

ベルの裏切りが疑われたシーンは、主に以下の3つが挙げられます。

これらのシーンは、彼の忠誠心を試すための試練であり、結果的に彼の忠義の深さを証明するエピソードとなりました。

① アリの子分を殺すよう命じられたシーン(106話)

影の兵士になった直後、ベルは旬から、かつての自分の子分であったアリたちを全て始末するよう命じられます。

これは非常に非情な命令であり、ベルが躊躇してもおかしくない場面でした。

しかし、ベルは一切の迷いなく命令を遂行し、過去の自分と完全に決別しました。

これは、彼がもはや「アリの王」ではなく、水篠旬に仕える「影の兵士ベル」であることを示す、決意の表れでした。

② 水篠旬との戦闘訓練(154話)

物語の後半、旬は自身の肩慣らしのためにベルと戦闘訓練を行います。

この訓練でベルは本気で旬に攻撃を仕掛け、その激しい戦いぶりから「反逆するのでは?」と誤解されることがありました。

しかし、これはあくまで訓練であり、ベルは旬の強さを再確認し、さらに忠誠を深める結果となりました。

③ 生みの親であるケレシャとの戦い(159話)

ベルの生みの親である「疫病の君主ケレシャ」との戦いは、彼の忠誠心が最も試された場面です。

通常であれば、生みの親を前にして敵対することはできません。

しかし、ベルは「私は王の影である」と宣言し、一切の迷いなく旬と共にケレシャと戦いました。

これらのエピソードは、ベルが裏切る可能性が皆無であることを証明しており、彼が『俺だけレベルアップな件』屈指の忠臣キャラクターであることを示しています。

敵対ギルドマスター、リューの死亡

我進ギルドが設立され、水篠旬がその名を世界に轟かせていく中で、様々なギルドとの関係性が描かれます。

その中でも、DFN(原作の日本に相当する架空の島国)のS級ハンターであり、アジアNo.2の勢力を誇る「抜剣ギルド」のマスター「リュー」は、旬にとって敵対的な存在として登場しました。

リューは、済州島レイドの際に、日本のS級ハンターを全滅させ、その手柄を独り占めにしようと画策していました。

しかし、彼の計画は、予想を遥かに超える強さを持つ「アリの王(後のベル)」の出現によって脆くも崩れ去ります。

リューは、自らの部下であるS級ハンターたちと共に蟻の王に挑みますが、その圧倒的な力の前に手も足も出ず、奇襲を受けてあっけなく死亡してしまいます。

我進ギルドと直接矛を交えることはありませんでしたが、リューの死は、当時のS級ハンターのレベルを遥かに超越した脅威が存在することを示し、水篠旬と彼の影の軍団の異常な強さを際立たせる、重要な出来事となりました。

物語の原点、神像の正体とは?

『俺だけレベルアップな件』の物語は、水篠旬が二重ダンジョン「カルテノン神殿」で謎の「神像」に遭遇し、死の淵でプレイヤーとして覚醒するところから始まります。

この神像こそが、旬にレベルアップ能力を与え、我進ギルド設立の遠因ともなった、物語の全ての原点です。

では、この不気味な神像の正体は何だったのでしょうか。

その正体は、かつて「絶対者」に仕えていた魔道士であり、この世界のシステムを作り上げた「設計者」でした。

設計者は、来るべき君主たちとの最終戦争に備え、影の君主アスボーンの力を受け継ぐにふさわしい「人間の器」を探していました。

そのために、彼は「プレイヤーシステム」という名の壮大な試験を用意し、候補者たちを試していたのです。

カルテノン神殿の神像たちは、その試験を管理・実行するためのプログラムであり、ガーディアンのような存在でした。

水篠旬は、数々の理不尽な試練を乗り越え、最後まで生き残ったことで、設計者に認められ、影の君主の力を継承する資格を得たのです。

つまり、神像との出会いは、最弱兵器と呼ばれた男が、世界を救う唯一無二の存在へと至る、壮大な物語の始まりを告げる号砲だったのです。

まとめ:俺だけレベルアップな件|我進ギルドの設立から謎まで

  • 我進ギルドの読み方は「がしんギルド」である
  • 水篠旬が他のギルドの干渉を受けずに活動するために設立された
  • 創設メンバーは水篠旬、諸菱賢太、諸菱明菜の3名である
  • S級ハンターの向坂雫は、我進ギルドに正式には加入しない
  • 影の軍団のベルは水篠旬を裏切ることはなく、絶対的な忠誠を誓っている
  • ベルの裏切り疑惑は、彼の忠誠心を試す過酷なシーンが原因で生まれた誤解である
  • 敵対ギルドマスターのリューは、済州島で蟻の王に敗れ死亡した
  • 物語の原点である神像の正体は、君主の器を選ぶ「設計者」が作ったプログラムであった
  • 我進ギルドは、水篠旬と影の軍団を中心とした少数精鋭の最強ギルドである
  • ギルドの存在は、物語の進行とキャラクターの成長に深く関わっている
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