終末のワルキューレのゲイレルルとは?神器や性格、アポロンとの結末を解説

『終末のワルキューレ』に登場する、誇り高き戦乙女ゲイレルル。

レオニダス王の神器としてラグナロク第9回戦で強敵アポロンに挑んだ彼女の正体や性格、そして衝撃の結末について気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ワルキューレ十三姉妹の五女であるゲイレルルの神名の意味から、作中での活躍、敗北と消滅に至るまでを詳しく解説していきます。

彼女の魅力と最期を深く知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

『終末のワルキューレ』のゲイレルルとは?基本情報を紹介

ワルキューレ五女!ゲイレルルの神名の意味

ゲイレルルは、神々と人類の存亡を懸けた戦いを描く『終末のワルキューレ』において、人類側に加担する戦乙女(ワルキューレ)十三姉妹の五女として登場するキャラクターです。

彼女の神名である「ゲイレルル」は、古ノルド語で「槍を持ちて進む者」や「槍を持って進軍する者」といった意味を持っています。

これは、北欧神話におけるワルキューレが、戦場で勇敢な戦士の魂を選び、主神オーディンの元へと導く役割を担っていたことに由来すると考えられます。

作中に登場するワルキューレ姉妹は、それぞれが戦いや武器に関連する神名を持っており、その名前は彼女たちの能力や神器錬成(ヴェルンド)した武器の特性を象徴しています。

例えば、四女ランドグリーズは「盾を壊す者」、六女スカルモルドは「剣の刻」といった意味を持ち、実際にそれぞれが強力な矛や刀に姿を変えました。

ゲイレルルの場合、「槍を持ちて進む者」という名前から、攻撃的な槍のような武器を想像させますが、実際に彼女が神器錬成したのはレオニダス王の「盾」でした。

しかし、その盾は単なる防御具ではなく、鎖付きの刃を射出したり、メイスに変形したりと、極めて攻撃的な側面を持つ変幻自在の武器です。

このことから、彼女の神名は、防御の中から好機を見出し、積極的に攻勢へと転じる彼女の役割そのものを表していると言えるでしょう。

守りでありながら、常に前進し、敵を討つ機会を窺う。

まさに「槍を持ちて進む者」という名にふさわしい戦い方を体現したワルキューレなのです。

十三姉妹で一番プライドが高い性格

ゲイレルルを語る上で欠かせないのが、彼女の極めてプライドの高い性格です。

作中では、見習い戦乙女である末妹のゲルが「13姉妹いちプライドが高いゲイレルル姉様」と評しており、姉妹の中でも特に誇り高い人物であることが示唆されています。

また、十一女のフレックも「怒ると十三姉妹いち恐ろしくなる」と語っており、一度彼女の逆鱗に触れると、手が付けられないほどの激しい気性を持っていることが窺えます。

その性格は、ラグナロク第9回戦における対戦相手、太陽神アポロンとのやり取りで顕著に現れました。

アポロンが自身の美学を語り、スパルタの戦士たちを挑発するかのような態度を取った際、ゲイレルルはパートナーであるレオニダス王と共に即座に激しい怒りを燃やします。

神器である盾の姿のまま、彼女はレオニダスに「レオ…あいつは絶対に…殺るよ」と、顔に青筋を浮かべながら静かな、しかし確固たる殺意を伝えました。

この一言から、彼女がいかに自身の誇りや、パートナーであるレオニダスの尊厳を傷つけられることを許さないかが分かります。

さらに、レオニダスが「あのクソ神をオレ達の足元にはいつくばらせてやる」と応戦すると、ゲイレルルは「それはいい 乗ったよ」と不敵に笑い、彼の意志に完全に同調しました。

このやり取りは、ゲイレルルが単に気位が高いだけでなく、自身の信じるものや仲間と共に戦うことを誇りとし、侮辱には断固として立ち向かう強い信念の持ち主であることを物語っています。

その気高い魂こそが、人類史上最強の反逆者と謳われたレオニダス王のパートナーとして、彼女が選ばれた理由の一つなのかもしれません。

神器錬成(ヴェルンド)の相手はレオニダス王

ゲイレルルがその身を捧げ、神器錬成(ヴェルンド)のパートナーとして選んだのは、人類側闘士であるスパルタの王、レオニダスです。

レオニダスは、古代ギリシャにおいてペルシア戦争の「テルモピュライの戦い」で、わずか300の兵を率いて100万のペルシア軍に立ち向かった伝説的な英雄として知られています。

作中では、神の信託に背き続けて己の意志で戦い抜いたことから「人類史上最強の叛逆者」と呼ばれ、神々に対して一切の臆面もなく反骨精神をむき出しにする猛者として描かれています。

このレオニダスと、前述の通り「十三姉妹いちプライドが高い」ゲイレルルの組み合わせは、まさに最高の相性と言えるでしょう。

両者ともに神、特に第9回戦の相手であるアポロンに対して強い敵意と殺意を抱いており、その目的は完全に一致しています。

ブリュンヒルデがこの二人を引き合わせたのは、互いの誇りと反骨精神が共鳴し合い、神をも超える力を生み出すことを見越してのことだったと考えられます。

作中でゲイレルルがレオニダスのことを親しみを込めて「レオ」と呼んでいる点からも、二人の間には単なる闘士と武器という関係を超えた、固い信頼関係が築かれていたことが窺えます。

神器錬成「一蓮托生」は、闘士とワルキューレが命を共有する運命共同体となる儀式です。

闘士が死ねば、ワルキューレもまた魂ごと消滅してしまうという過酷なルールの中で、ゲイレルルは自らの意志でレオニダスという「叛逆者」と共に戦う道を選びました。

それは、神に牙を剥くという彼の生き様が、彼女自身の誇り高い魂と深く共鳴したからに他ならないのです。

神器はレオニダスのための変幻自在の盾

ゲイレルルが神器錬成によって変化した武器は、レオニダス王が振るう「変幻自在の盾」です。

スパルタの象徴である「Λ(ラムダ)」の紋章が刻まれたこの盾は、一見するとオーソドックスな円盾ですが、その真価は多彩なギミックと攻撃能力にあります。

「槍を持ちて進む者」という彼女の神名が示す通り、この神器は決して受け身なだけの防具ではありません。

攻防一体の多彩な形態

ゲイレルルの神器は、戦況に応じて様々な形態に変化し、レオニダスの戦術の幅を大きく広げました。

  • 基本形態「ファランクス」
    ギリシャの重装歩兵が用いた密集陣形「ファランクス」の名を冠する基本の盾です。
    アポロンの光速の拳を防ぎきるほどの高い防御力を誇ります。
  • 鎖付きの刃(名称不明)
    盾の中心部から鎖に繋がれた刃を射出し、自在に操ることで中距離への攻撃を可能にします。
    その動きは鎖鎌のようであり、敵の意表を突く奇襲攻撃として機能しました。
  • メイス形態「不壊の盾(アスピス・アダマス)」
    盾全体が変形し、巨大な鉄球のような打撃武器、メイス(またはモーニングスター)となります。
    この一撃は闘技場の地面を広範囲にわたって捲り上げるほどの凄まじい破壊力を持ち、アポロンに直撃こそしなかったものの、神々をも驚愕させました。
  • 最終形態「ファランクス・Λ(ラムダ)」
    アポロンとの最終局面に至り、レオニダスが繰り出した最強の盾。
    レオニダスの全身を覆うほどの巨大な盾へと変形し、スパルタの不屈の魂を体現した究極の防御形態です。

このように、ゲイレルルの神器は防御、奇襲、そして強力な範囲攻撃までこなす万能武器であり、レオニダスの叛逆の闘いを支えるための最高のパートナーであったと言えるでしょう。

『終末のワルキューレ』ゲイレルルの作中の活躍と結末

ラグナロク第9回戦でアポロンと激突

ゲイレルルは、パートナーであるレオニダス王と共に、神対人類最終闘争(ラグナロク)の第9回戦に出場しました。

彼らが対峙することになったのは、神側代表として選出されたギリシャ神話の太陽神アポロンです。

この戦いは、人類の存亡だけでなく、両者の長年にわたる因縁が絡み合う、極めて個人的な意味合いを持つものでした。

レオニダスは生前、スパルタの地でアポロン信仰の祭事中に出陣することを禁じる神託に背き、自らの意志で「テルモピュライの戦い」へと赴きました。

彼は神の言いなりになることを良しとせず、民と国を守るために戦う道を選んだのです。

この経験から、レオニダスはアポロンのことを「クソ太陽神」と呼び、深い憎しみを抱いていました。

一方のアポロンは、オリンポス十二神の一柱であり、その圧倒的な美貌と強さから多くの神々に「ポイボス(輝ける者)」と讃えられる存在です。

当初はナルシストで軽薄な振る舞いが目立ちましたが、その内には「いついかなる時も期待に応える」という確固たる美学と、血の滲むような努力によって強さを手に入れた過去を秘めていました。

こうして、「人類史上最強の叛逆者」と「美しき太陽神」という、生き様も性格も正反対の両者が激突することになります。

ゲイレルルはこの戦いにおいて、単なる武器としてではなく、レオニダスの怒りと誇りを共有する共闘者として、神に挑むことになったのです。

レオニダスと共にアポロンへ怒りを燃やす

前述の通り、ゲイレルルはパートナーであるレオニダスと完全に心を一つにし、対戦相手のアポロンに対して凄まじいまでの怒りと殺意を燃やしました。

この怒りの同調は、第9回戦の勝敗の行方を左右する重要な要素となりました。

試合開始前、アポロンは自身の美しさを誇示し、闘技場に自ら「美の神殿(アルテミス神殿)」を模したラインを引いて、その中での戦いを要求します。

この自分勝手で相手を見下すかのような態度が、レオニダスとゲイレルルのプライドを著しく傷つけました。

レオニダスが「あのクソ神」と怒りを露わにすると、神器の盾と化しているゲイレルルもまた、静かに、しかし確かな殺意を込めて「レオ…あいつは絶対に…殺るよ」と囁きます。

この二人の怒りの共鳴を見た長姉ブリュンヒルデは、「それがいいのです」と不敵な笑みを浮かべました。

彼女は、この純粋な怒りこそが二人の力を極限まで高め、神であるアポロンを打ち破るための起爆剤になると確信していたのです。

実際に、試合が始まると二人の怒りは戦闘力へと変換されます。

レオニダスがアポロンの挑発に乗って放ったメイスの一撃は、闘技場を揺るがすほどの威力を見せつけました。

ゲイレルルとレオニダスの間には、言葉を交わさずとも互いの意志を理解し合えるほどの強い絆がありました。

彼らの怒りは、単なる憎しみではなく、自らの誇りと生き様を貫くための神聖な闘志であり、その炎は神をも焼き尽くさんとばかりに燃え上がったのです。

この共闘関係こそが、神と人類のタイマン勝負というラグナロクの醍醐味の一つと言えるでしょう。

アポロンに敗北しレオニダスと共に消滅

レオニダスとゲイレルルの怒りの共闘は凄まじく、一時はアポロンを追い詰めるかのように見えましたが、激闘の末、彼らは太陽神の輝きの前に敗れ去ることになります。

そして「一蓮托生」の掟に従い、ゲイレルルもまたレオニダスと共に魂ごと完全消滅するという悲劇的な結末を迎えました。

戦いの最終局面、両者は互いの最強の技をぶつけ合います。

レオニダスはゲイレルルを最終形態である最強の盾「ファランクス・Λ(ラムダ)」へと変形させ、アポロンの攻撃に備えました。

対するアポロンは、自身の神器「アルテミスの糸」から巨大な光の弓矢を創り出し、必殺の一撃「魂を射抜く銀矢(ポイボス・アポロン)」を放ちます。

スパルタの不屈の魂を体現した最強の盾と、神界最速とも言われる光の矢の激突。

その結果は、無情にも光が盾を貫通するというものでした。

アポロンの矢はゲイレルルの神器を砕き、そのままレオニダスの身体を貫きます。

致命傷を負い、消滅が避けられない状況の中、レオニダスは共に戦ったスパルタ兵たちに「最高のスパルタだった」と称えられ、満足げな笑みを浮かべました。

そして、彼の身体が光の粒子となって消えていくのに伴い、砕かれた盾の破片であったゲイレルルもまた、静かに消滅していきました。

勝者となったアポロンは、消えゆくレオニダスとゲイレルルに対し、「キミ達は最高に美しかった」と心からの賛辞を送ります。

憎しみから始まった戦いは、互いの魂を焦がし尽くす死闘を経て、最後には互いを認め合うという形で幕を閉じたのです。

ゲイレルルは敗れはしたものの、誇り高きパートナーと共に戦い、その魂を燃やし尽くした、まさしく勇敢な戦乙女でした。

アニメの声優や漫画の登場話は?

ゲイレルルの活躍を映像や原作で追いたいと考えている方も多いでしょう。

ここでは、彼女のアニメでの声優や漫画での登場話について、2024年6月現在の情報をまとめました。

媒体詳細備考
漫画登場第81話~第86話
(単行本21巻~22巻)
第81話で名前が登場し、第82話から本格的に活躍。
第86話で消滅するまでが描かれています。
アニメ登場未登場Netflixにて配信中のアニメ第2期は第6回戦までで終了。
ゲイレルルが登場する第9回戦は、制作が決定している第3期の範囲となります。
声優未定アニメ第3期のキャストはまだ発表されていません。
今後の公式発表が待たれます。

アニメでの登場と声優について

結論として、ゲイレルルのアニメ版声優はまだ発表されていません。

アニメ『終末のワルキューレ』は、第1期で第3回戦まで、第2期で第6回戦までが映像化されました。

ゲイレルルとレオニダスが活躍する第9回戦は、その後のエピソードとなるため、制作が決定しているアニメ第3期で描かれることが確実視されています。

アニメ第3期の配信・放送時期やキャストに関する公式発表はまだありませんが、プライドが高く気性の激しいゲイレルルをどの声優が演じるのか、ファンの間では大きな注目が集まっています。

続報を楽しみに待ちましょう。

漫画での登場話について

原作漫画では、ゲイレルルは第81話(単行本21巻収録)で、レオニダス王の神器錬成の相手として初めて名前が明かされます。

そして、続く第82話から本格的に登場し、アポロンとの激しい戦いを繰り広げます。

最終的に第86話(単行本22巻収録)でアポロンに敗北し、消滅するまでが彼女の主な活躍の場となります。

彼女の誇り高いセリフや、レオニダスとの絆、そして変幻自在の神器の活躍を詳しく知りたい方は、ぜひ原作漫画の21巻と22巻をチェックしてみてください。

まとめ:『終末のワルキューレ』誇り高き戦乙女ゲイレルルの全て

  • ゲイレルルはワルキューレ十三姉妹の五女である
  • 神名は「槍を持ちて進む者」を意味する
  • 性格は「十三姉妹いちプライドが高い」と評される
  • 神器錬成の相手はスパルタの王レオニダスである
  • 神器は変幻自在のギミックを持つ攻撃的な盾であった
  • ラグナロク第9回戦で太陽神アポロンと対戦した
  • レオニダスと共にアポロンへの強い怒りを燃やし共闘した
  • 激闘の末にアポロンの必殺技に敗北し消滅した
  • アニメ第3期での登場が有力視されているが声優は未定である
  • 漫画では単行本21巻から22巻にかけて活躍が描かれる
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