終末のワルキューレのラスボスは誰？オーディンか、それとも…

神々と人類の存亡をかけたタイマン勝負を描き、絶大な人気を誇る『終末のワルキューレ』。

物語がクライマックスに近づくにつれ、ファンの間で最も熱い議論を呼んでいるのが「ラスボスは一体誰なのか？」という最大の謎です。

北欧の主神オーディンが最有力とされながらも、全宇宙の父ゼウスの再登場や、物語の裏で蠢く「原初神」の存在など、考察の種は尽きません。

また、人類側からの裏切りの可能性や、ブリュンヒルデの真の目的も、ラスボス戦の行方を大きく左右する重要な要素です。

この記事では、読者の皆様が抱える「終末のワルキューレのラスボス」に関するあらゆる疑問に答えるべく、最新の情報を基に徹底的な考察を展開していきます。

『終末のワルキューレ』のラスボス候補を徹底考察

ラスボス最有力候補は北欧の主神オーディン？

『終末のワルキューレ』におけるラスボス、すなわち神側最後の闘士として最も有力視されているのが、北欧神話の最高神オーディンです。

その可能性は非常に高いと言え、いくつかの明確な根拠が存在します。

最大の理由は、本作が「ラグナロク」という北欧神話の最終戦争を物語のベースにしている点です。

原典の神話において、ラグナロクの中心的な存在であり、神々の指導者として終末の戦いに臨むのがオーディンです。

この物語の根幹をなす設定から、彼が最後の敵として登場するのは極めて自然な流れと言えるでしょう。

また、作中でのオーディンの言動には、常に謎めいた雰囲気が漂っています。

彼はラグナロクを単なる神と人類の戦いとしてではなく、「我が宿願」と語り、独自の思惑を秘めていることを示唆しています。

特に、第6回戦で第六天魔王・波旬が覚醒した際には、その復活に関与したベルゼブブに対し「我が宿願の邪魔は許さん」と釘を刺すなど、物語の裏で進行する何か大きな計画の中心にいることは間違いありません。

神々の中でも絶対的な指導者としての地位、他の神々とは一線を画す底知れない雰囲気、そして物語全体に張り巡らされた伏線の数々。

これらの要素から、ラグナロク第13回戦で人類の前に立ちはだかる最後の壁は、オーディンであると考えるのが最も有力な説です。

全宇宙の父ゼウスがラスボスになる可能性

神々の頂点に君臨する「全宇宙の父（ゴッドファーザー・オブ・コスモス）」ゼウスが、再びラスボスとして登場する可能性もゼロではありません。

しかし、その可能性はオーディンに比べて低いと考えられます。

ゼウスがラスボス候補として名前が挙がるのは、彼がヴァルハラ評議会の議長であり、名実ともに神々のトップであるという事実に他なりません。

その圧倒的なカリスマ性と戦闘力は、物語の最終決戦を飾るにふさわしい格を持っています。

実際に第2回戦では、全人類の父アダムを相手に壮絶な死闘を繰り広げ、最終形態「阿陀磨須（アダマス）」という切り札まで見せました。

しかし、このアダム戦で既にある程度の実力や技が明かされている点が、ラスボスとしての可能性を低くする要因となっています。

バトル漫画の定石として、ラスボスは物語の最後までその能力の多くが謎に包まれているものです。

読者に「どうやって勝つんだ？」と思わせる底知れなさが、ラスボスの魅力の源泉となります。

その点、ゼウスは既に一度、死闘の末に勝利しており、読者にある程度の強さの指標を与えてしまっています。

もちろん、「戦闘愛好嗜虐変態神（エロジジイ）」と揶揄されるほどの戦闘狂である彼が、最終決戦の盛り上がりに我慢できず、再び名乗りを上げるという展開もキャラクター的には考えられます。

ですが、物語の構成上、まだ見ぬ強大な神が最後の敵として登場する方が、読者の興奮や期待感をより高めるでしょう。

そのため、ゼウスがラスボスとなる可能性は低いと結論付けられます。

トリックスターのロキがラスボスになる展開

北欧神話のトリックスター、ロキがラスボスとして登場するという展開も、一部のファンによって考察されています。

この説は、読者の予想を裏切る意外性という点で非常に魅力的です。

ロキが候補に挙がる理由は、彼が原典の北欧神話において、ラグナロクを引き起こすきっかけを作る極めて重要な存在だからです。

神々を欺き、混乱を招く彼のトリックスターとしての性質は、物語の最後に大きな波乱を巻き起こす役割として適任と言えます。

作中でも、彼は常に飄々とした態度で他の神々をからかう一方、第4回戦後には神器錬成の秘密にいち早く気づき、釈迦の裏切りを疑って問い詰めるなど、鋭い洞察力と物語の裏で暗躍する怪しさを見せています。

しかし、彼が「ラスボス」かと言われると、その可能性は低いと言わざるを得ません。

現時点で、オーディンのように物語の核心に迫るような伏線や、最後の敵としての圧倒的な格は描かれていません。

むしろ彼は、最終決戦に至るまでの重要な局面で登場し、その狡猾さで戦局を大きくかき乱す役割を担う可能性の方が高いでしょう。

インプット情報やファンの予想では、第11回戦でフィンランドの伝説的狙撃手「シモ・ヘイヘ」との対戦が有力視されています。

この戦いで彼の真の能力や目的が明らかになり、物語はさらに複雑な様相を呈していくことになるはずです。

ロキはラスボスではないかもしれませんが、物語の結末を左右するキーパーソンの一人であることは間違いありません。

人類側最後の闘士はノストラダムスか？

神側のラスボスが誰になるかと同じくらい注目されているのが、「人類側最後の闘士は誰か」という点です。

数々の候補がいる中で、最も可能性が高いと目されているのが、フランスの世紀の預言者ミシェル・ノストラダムスです。

彼が人類側の切り札、すなわち最後の闘士としてラスボスと対峙すると考えられる理由は複数あります。

最大の根拠は、ブリュンヒルデが彼のことを「我々のジョーカー」と評している点です。

これは、彼が単なる闘士ではなく、戦局を一変させるほどの特別な力や役割を持っていることを示唆しています。

また、彼の経歴も非常に特異です。

彼は神の禁忌である「虹と闇の門」を破壊した罪で、人類で唯一、冥界の牢獄タルタロスに堕とされた過去を持ちます。

このエピソードだけでも、彼が他の偉人たちとは一線を画す存在であることがわかります。

さらに、彼の「予言者」としての能力が、ラスボス戦で決定的な意味を持つ可能性があります。

特に、ラスボスが知略に長けたオーディンであった場合、その壮大な計画や未来の動きを「予知」するノストラダムスの能力は、最強のカウンターとなり得ます。

作中で見せる飄々とした掴みどころのない態度や、ブリュンヒルデの服を勝手に着てからかうようなお調子者の性格も、彼の底知れない実力を隠すためのカモフラージュなのかもしれません。

もちろん、怪僧「ラスプーチン」や、釈迦の依頼で物語の裏を調査している「坂田金時」も最後の闘士候補ではあります。

しかし、物語上の重要性や伏線の多さから、人類の存亡をかけた最終決戦の舞台に立つのは、ジョーカー・ノストラダムスである可能性が最も高いと言えるでしょう。

『終末のワルキューレ』ラスボス戦までの伏線と今後の展開

物語の鍵を握る『原初神』の存在

『終末のワルキューレ』の物語は、最新話に近づくにつれて、単なる神と人類の13番勝負という枠組みを超え、世界の創造と覇権をめぐる壮大な神話へとスケールを拡大しています。

その中心にあるのが、物語の根幹を揺るがす「原初神」という存在です。

この原初神の謎を解き明かすことこそ、ラスボス戦の真の意味と、物語の最終的な結末を理解する上で不可欠となります。

インプットされた情報によると、この世界はかつて88柱の原初神によって創造されました。

しかし、その中でも特に強大な力を持つ「原初四至神」――原初の巨人ユミル、魔皇サタン、混沌の主カオス、そして創造神オーディン――が、他の神々を「出来損ない」として粛清しようとしたことから、原初神たちの間で最終戦争（ラグナロク）が勃発しました。

結果、粛清に反対した77柱の神々は、自らの命と引き換えに、オーディンら11柱の危険な原初神を大禁術「グレイプニル」で封印したとされています。

そして、最も衝撃的な事実が、現在ラグナロクの裏で暗躍するオーディンは、この時封印された原初オーディンの神性が、魔剣グラムを介して若き凡神に寄生した「成れの果て」であるということです。

この事実から、オーディンの「宿願」とは、ラグナロクの混乱に乗じて他の厄災の四宝を探し出し、封印された原初神たちを復活させることであると強く推測されます。

つまり、我々が観戦しているラグナロクは、オーディンの壮大な野望を達成するための儀式であり、壮大な茶番劇である可能性が高いのです。

この伏線は、物語の結末が単なる人類の存続決定では終わらないことを示唆しています。

ラグナロクの勝敗が決した先に、復活した原初神という真の脅威との戦いが待っているのかもしれません。

終末のワルキューレに人類側の裏切りはある？

神である釈迦が人類側についたという衝撃的な展開があったため、逆に「人類側から神側に寝返る裏切り者が出るのではないか？」という考察がファンの間で囁かれています。

しかし、結論から言うと、その可能性は極めて低いと考えられます。

最大の理由は、人類側の闘士に裏切るメリットがほとんど存在しない点です。

この戦いは、人類という種そのものの存亡がかかっています。

もし神側に寝返ってラグナロクで人類が敗北すれば、自分自身も同胞も全て消滅してしまうのです。

個人的な利益のために種族全体を滅亡させるという選択は、常識的に考えられません。

これまでに登場した呂布奉先、アダム、佐々木小次郎、ジャック・ザ・リッパー、雷電為右衛門、始皇帝、ニコラ・テスラ、レオニダス王、そして沖田総司といった闘士たちは皆、それぞれのスタイルは違えど、人類の代表としての誇りや、守るべきもののために命を懸けて戦ってきました。

彼らの姿を見ても、人類側から裏切り者が出るとは考えにくいです。

もちろん、グレゴリー・ラスプーチンやミシェル・ノストラダムスといった、まだ謎の多い人物が裏切り者候補として挙げられることもあります。

特にノストラダムスは、オーディンからジークフリートの主治医を任されているなど、神側との繋がりを匂わせています。

しかし、これもオーディンの計画を探るための潜入調査である可能性の方が高いでしょう。

また、坂田金時が釈迦の依頼を受けて冥界でジークフリートの情報を探っているように、彼らは人類を裏切るのではなく、むしろ人類を救うために、ラグナロクの裏で進行する神々の陰謀を阻止しようと動いていると考えるのが自然な解釈です。

ブリュンヒルデの真の目的と物語の結末

ラグナロクの発起人である戦乙女（ワルキューレ）の長姉、ブリュンヒルデ。

彼女の行動は一貫して人類救済のためにあるように見えますが、その瞳の奥には、より個人的で、深い愛と復讐の念が渦巻いていることが示唆されています。

彼女の真の目的は、単に人類を救うことだけではないのかもしれません。

その鍵を握るのが、竜殺しの英雄でありながら、何らかの理由で神々の牢獄タルタロスに囚われている「ジークフリート」の存在です。

作中では、ブリュンヒルデとジークフリートが恋人同士であることが示唆されており、彼女の行動原理の根幹には、愛する人を救いたいという強い想いがあると考えられます。

つまり、彼女が神々のプライドを逆なでしてまでラグナロクという大闘争を引き起こしたのは、その混乱に乗じて、神々の厳重な監視下にあるタルタロスからジークフリートを救出するためではないか、という説が非常に有力です。

この説が正しければ、ブリュンヒルデは人類の存亡を、自らの目的を達成するための壮大な駆け引きの駒として利用していることになります。

この物語の最終的な結末は、ラグナロクの勝敗が決しただけでは終わらないでしょう。

ブリュンヒルデの真の目的が達成されるのか。

そして、オーディンの野望である「原初神の復活」が現実のものとなるのか。

多くのファンが予想するように、最終的にはラグナロクで生き残った人類と神々が手を取り合い、共通の敵であるオーディンや復活した原初神と戦う、という共闘展開が待っているのかもしれません。

人類の存亡、ブリュンヒルデの愛、そして神々の世界の覇権争いが複雑に絡み合い、物語は予測不能なクライマックスへと向かっていきます。

最新の勝敗状況と今後の対戦カード予想

物語の行方を占う上で最も重要なのが、ラグナロクの現在の勝敗状況です。

ここでは、最新の対戦結果と、残された闘士たちによる今後の対戦カードを予想します。

最新勝敗状況（第10回戦終了時点）

第10回戦で沖田総司がスサノヲノミコトに劇的な勝利を収めた結果、現在のスコアは以下の通り、全くの五分となっています。

スコア	人類	神
	5勝	5勝

まさに一進一退。どちらかが王手をかければ、すぐさまもう一方が追いつくという、息もつかせぬ展開が続いています。

残るは3戦。この3戦の結果が、人類と神々の700万年の歴史の全てを決定します。

今後の対戦カード大予想

残された闘士は、以下のメンバーです。

• 人類側: ミシェル・ノストラダムス、グレゴリー・ラスプーチン、坂田金時、シモ・ヘイヘ
• 神側: オーディン、ロキ、アヌビス

これらのメンバーから、ファンの間で特に有力視されている対戦カードを、テーマ性と共に考察します。

• 予想①：シモ・ヘイヘ vs ロキ
  「白い死神」と恐れられた伝説の狙撃手と、幻術を操る「裏切りの神」。これは、揺るぎない「現実」を突きつける人間と、世界を「偽り」で塗りつぶす神との対決です。静寂の中で繰り広げられる究極の心理戦が期待されます。
• 予想②：グレゴリー・ラスプーチン vs アヌビス
  「不死身の怪僧」と噂された人間と、エジプト神話で「死」そのものを司る神。これは「生と死」という根源的なテーマを巡る戦いです。互いの領域を侵し合う、非常に哲学的な対決になるでしょう。
• 予想③：ミシェル・ノストラダムス vs オーディン
  人類最後の切り札「ジョーカー」と、神側の黒幕「最高神」。人類史上最高の予言者が、世界の運命を書き換えようと企むオーディンの野望にどう立ち向かうのか。まさに知略と神秘の頂上決戦であり、最終戦に最もふさわしいカードと言えます。

坂田金時は、釈迦の依頼で物語の裏側を調査しており、ラグナロクの闘士としてではなく、オーディンの陰謀を暴く探偵役として活躍する可能性も残されています。

まとめ：終末のワルキューレのラスボスはオーディンか？深まる謎と今後の展開

• 『終末のワルキューレ』のラスボス最有力候補は北欧の主神オーディンである
• オーディンは物語の裏で「原初神」の復活という壮大な野望を抱いている可能性がある
• ゼウスやロキもラスボス候補として名前が挙がるが、可能性は低いと見られる
• 人類側最後の闘士は、切り札である「ジョーカー」ノストラダムスが最有力である
• 物語のスケールはラグナロクを超え、「原初神」を巡る壮大な陰謀へと発展している
• 人類側からの明確な裏切り者が出る可能性は低いと考察される
• ブリュンヒルデの真の目的は、人類救済だけでなく、囚われの英雄ジークフリートの救出であると推測される
• 最新の勝敗スコアは、第10回戦を終えて人類5勝、神5勝の完全な同点である
• 今後の対戦カードとして、ラスプーチンvsアヌビス、ノストラダムスvsオーディンといったテーマ性の高い戦いが期待される
• ラグナロクの勝敗が決した先に、神と人類が共闘して真の敵と戦うという展開が待っているかもしれない