ロックスの悪魔の実が不明な理由とは?2つの実の正体に迫る考察

漫画『ONE PIECE』の歴史において、最大級の謎として語られ続けているのがロックス・D・ジーベックの悪魔の実です。

ロジャーやガープが束になって戦わなければ倒せなかったほどの怪物でありながら、能力の正体は2026年3月時点でもはっきりしていません。

さらに物語の進行とともに、ロックスが「2つの悪魔の実を手に入れたい」と語っていた事実も判明し、考察の熱は一層高まっています。

ヤミヤミの実の前任者だったのか、それとも悪魔の実を持たない純粋な覇気の使い手だったのか。

この記事では、作中の確定情報と有力な考察を整理しながら、ロックスと悪魔の実にまつわるすべての論点を網羅的に解説していきます。

目次

ロックス・D・ジーベックとは何者か?基本情報まとめ

ロックスの悪魔の実について考察を深める前に、まずはキャラクターとしての基本情報を整理しておきましょう。

彼がどんな人物で、何を目指し、どのような最期を迎えたのかを知ることが、能力の謎を読み解く土台になります。

本名はデービー・D・ジーベック|隠された血筋と世界の王への野望

ロックス・D・ジーベックの本名は「デービー・D・ジーベック」です。

伝説の海賊デービー・D・ジョーンズの子孫にあたるデービー一族の末裔であり、世界政府から800年にわたって抹殺の対象とされてきた血筋を引いています。

ロックスは一族の出自が発覚することを避けるため、本名の「デービー」を隠し「ロックス」と名乗っていました。

彼の目標は「世界の王」になること。

海賊島ハチノスを拠点に莫大な財宝と強力な海賊たちを掌握し、最終的には聖地マリージョアを陥落させるという壮大な計画を描いていました。

56年前には世界会議が開催されていたマリージョアに単独で侵入し、王族5名の誘拐、イム様への宣戦布告、さらには海軍大将の殺害といった前代未聞の事件を起こしています。

世界政府は彼の存在をあまりにも危険視し、ロックスの名を歴史から抹消する措置をとりました。

ロックス海賊団の主要メンバーと悪魔の実の一覧

ロックス海賊団は、後に四皇となるメンバーが複数在籍していた史上最強の海賊団です。

各メンバーの悪魔の実の情報を整理すると、以下のようになります。

メンバー 悪魔の実 確定度
ロックス・D・ジーベック(船長) 不明 未確定
エドワード・ニューゲート(白ひげ) グラグラの実 確定
シャーロット・リンリン(ビッグマム) ソルソルの実 確定
カイドウ ウオウオの実 幻獣種 モデル青龍 確定
金獅子のシキ フワフワの実 確定
キャプテン・ジョン 不明 未確定
銀斧(シルバーアックス) 不明 未確定
王直(おうちょく) 不明 未確定

船長であるロックス以外の主要メンバーは、軒並み強力な悪魔の実の能力者です。

カイドウのウオウオの実はゴッドバレー事件の際にビッグマムから譲渡されたもので、それ以前は非能力者だったことがわかっています。

一方で船長のロックスだけが能力の有無すら明かされていないという点は、物語上の意図的な空白だと考えるのが自然でしょう。

ゴッドバレー事件での最期|黒転支配による悪魔化と死亡の経緯

ロックスの最期は、38年前のゴッドバレー事件で描かれました。

ゴッドバレーに住む妻エリスと幼い息子ティーチ(後の黒ひげ)を救出するため、ロックスは仲間とともに島へ向かいます。

しかし戦闘のさなか、イム様の能力「黒転支配(ドミ・リバーシ)」を受け、ロックスは理性を失って悪魔のような姿に変貌してしまいました。

暴走状態となったロックスは味方であるカイドウやビッグマム、白ひげにまで襲いかかります。

それでも完全に意識を奪われたわけではなく、わずかに残った自我でロジャーとガープに「おれを殺してくれ」と懇願しました。

二人の共闘によって倒された後、最終的にはフィガーランド・ガーリング聖にとどめを刺されて命を落としています。

この壮絶な最期は第1163〜1165話で描かれ、読者に大きな衝撃を与えました。

ロックスの悪魔の実の能力は何だったのか?

ロックスの戦闘力は作中でも最上位に位置づけられていますが、悪魔の実の能力を使った場面は一度も確認されていません。

ここでは、なぜ能力が不明のままなのかという疑問に対して、作中の描写から読み取れる情報を整理します。

作中で悪魔の実を使った描写がない理由とは

2026年3月の第1175話時点まで、ロックスが悪魔の実の能力を行使した場面は存在しません。

エルバフ編で描かれた過去編では、ロックスの戦闘シーンが複数回にわたって描写されました。

マリージョア侵入時の海軍大将との戦い、巨人族の王ハラルドとの決闘、ゴッドバレーでの最終決戦など、いずれの場面でもロックスが用いているのは剣と覇気のみです。

尾田栄一郎先生はこれだけの戦闘回数を描きながら一度も能力描写を入れていないことから、意図的に「描いていない」可能性が高いと一般的に考えられています。

能力を隠している演出なのか、そもそも能力者ではないのか、その解釈は読者の間で今なお割れている状況です。

ロックスが非能力者とされる根拠|覇気と剣術だけで最強クラスだった事実

ロックスが悪魔の実を持たない純粋な覇気ファイターだったとする説は、現在最も支持を集めている見方のひとつです。

根拠として挙げられるのは、まず剣術の圧倒的な描写です。

ハラルドとの剣の激突では周囲5キロメートルにわたる範囲を吹き飛ばし、一振りで海軍の軍艦に穴を開ける威力が確認されています。

覇王色の覇気をまとった攻撃は作中最高クラスであり、カイドウが「自分に匹敵する強者」として名前を挙げたリストにもロックスは含まれていました。

このリストにはシャンクスやロジャーなど、悪魔の実に頼らない覇気主体の戦闘者が複数含まれている点も見逃せません。

ロジャーとガープという二大覇気使いが束にならなければ倒せなかったという事実自体が、ロックスもまた同じ土俵にいた可能性を示唆しています。

黒転支配を受けたことが非能力者説を裏付けるのか

一部の読者の間では、ロックスがイム様の黒転支配を受けたという事実そのものが非能力者の証拠ではないかという仮説が浮上しています。

この仮説の根拠は、作中で黒転支配を受けているキャラクターに悪魔の実の能力者が含まれていないように見える点にあります。

エルバフの巨人族の戦士たちも悪魔化させられましたが、彼らも基本的に非能力者でした。

「覇気がすべてを凌駕する」という作品のテーマを考えると、悪魔の実の能力者は黒転支配の対象にならないのではないかという推測です。

ただし、この点は作中で明言されているわけではなく、あくまで状況証拠に基づく考察の域を出ていません。

今後の展開で明確な回答が提示される可能性があるため、確定的に語ることは避けるべきでしょう。

ロックスの悪魔の実がヤミヤミの実だったと言われる理由

ロックスの能力に関する考察で最も長く議論されてきたのが、ヤミヤミの実の前任者だったのではないかという説です。

息子である黒ひげとの親子関係が確定したことで、この説は再び大きな注目を集めています。

息子ティーチがヤミヤミの実に執着した伏線との関係

マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)は、白ひげ海賊団に数十年にわたって潜伏し、ヤミヤミの実が現れるのをひたすら待ち続けていました。

仲間であるサッチを殺害してまで実を奪ったという行動からは、ティーチにとってヤミヤミの実が単なる強い能力以上の意味を持っていたことがうかがえます。

第1154話でロックスがティーチの父親であると確定した現在、この執着には「父が持っていた能力を受け継ぐ」あるいは「父が成し遂げられなかった目標を引き継ぐ」という動機があったのではないかと広く推測されています。

ティーチが海賊島ハチノスを拠点に選んだことや、ロックスと同じく「世界の王」を志向している点も、親子間で何らかの意志が継承されていることを感じさせる要素です。

ヤミヤミの実の前任者説を支持する根拠と矛盾点

ヤミヤミの実の前任者説を支持する側の主な根拠は次の通りです。

ひとつは、ヤミヤミの実が「悪魔の実の能力を無効化する」という唯一無二の特性を持っている点。

イムや五老星といった能力者集団である世界政府のトップを倒すには、この能力こそが最適だったという論理です。

もうひとつは、ティーチの異常な執着です。

父ロックスが使っていた実だからこそ、他の何よりも優先して入手しようとしたと考えれば整合性がとれます。

一方で矛盾点も指摘されています。

ゴッドバレー事件の戦闘描写においてロックスがヤミヤミの実の特徴である「闇」を使った形跡がまったくないこと、そしてヤミヤミの実の能力者は通常より痛みを強く感じるという弱点を抱えるにもかかわらず、ロックスがそのような弱点を見せた場面がないことが挙げられます。

これらの矛盾から、ヤミヤミの実説は有力ではあるものの確定には至っていないというのが現状の評価です。

ロックスと黒ひげの親子関係から読み解く悪魔の実の継承

ロックスとティーチの親子関係は、悪魔の実をめぐる物語にも深い影を落としています。

ティーチの「異形の体」は幼少期から指摘されており、複数の悪魔の実を食べても死なないという前例のない体質を持っています。

この特異な体質がデービー一族の血統に由来するのか、それともロックスから何らかの形で受け継いだものなのかは未解明のままです。

また、ティーチがヤミヤミの実に加えてグラグラの実も奪取した行動は、父ロックスの「2つの悪魔の実を手に入れたい」という発言と奇妙な符合を見せています。

父と子がともに2つの実を追い求めているという構図が偶然の一致なのか、それとも尾田先生が仕掛けた伏線なのかは、今後の展開で明らかになるでしょう。

ロックスが求めていた2つの悪魔の実の正体とは?

第1156話で読者に大きな衝撃を与えたのが、ロックス自身の口から語られた「手に入れたい悪魔の実が2つある」という発言でした。

このセクションでは、2つの実の正体について確定情報と有力な考察を整理します。

第1156話で語られた「手に入れたい悪魔の実が2つある」の真意

2025年8月に掲載された第1156話で、ロックスはハラルドとの会話の中で明確に「手に入れたい悪魔の実が2つある」と発言しました。

そのうち1つはエルバフにあるとロックスは踏んでおり、ハラルドが食べてこそ真の力を発揮すると語っています。

この発言から読み取れるのは、ロックスが「自分が食べるための実」を探していたわけではないという重要な事実です。

2つの悪魔の実は、あくまでイム様を倒し世界の王となるための「戦略的なピース」として必要だったのであり、ロックス個人の戦闘力強化を目的としたものではありませんでした。

妻子を守るためにゴッドバレーへ急行せざるを得なくなったことで、これらの実を入手する前に世界政府と激突してしまったという流れが、エリスの「あいつに会うのまだ早かったよね」という言葉にも表れています。

1つ目はニーズホッグで確定|ハラルドに食べさせたかった理由

2026年3月掲載の第1175話で、エルバフ王家に伝わる「伝説の悪魔の実」の正体がついに判明しました。

リュウリュウの実 幻獣種 モデル「ニーズホッグ」です。

食べた者を世界一巨大な漆黒の雷竜に変身させるこの実は、変身後のサイズが食べた者の体格に比例するという特殊な性質を持っています。

つまり人間族が食べるよりも巨人族、巨人族よりも古代巨人族の血を引く者が食べた方が、はるかに強大な竜へと変貌するわけです。

ハラルドは古代巨人族の血統を持つエルバフの王であり、他の巨人族をも圧倒する体格の持ち主でした。

ロックスが「ハラルドが食べてこそ真価を発揮する」と語った理由はここにあります。

古代巨人族の王がニーズホッグの力を得れば、聖地マリージョアを攻略するうえで決定的な戦力になると踏んでいたのでしょう。

最終的にはハラルドではなく、息子のロキがこの実を食べることになりました。

2つ目の悪魔の実の候補|ニカ説・ヤミヤミ説・オペオペ説を比較

ロックスが狙っていた2つ目の悪魔の実については、2026年3月時点で未確定のままです。

読者の間で有力視されている候補を比較すると、以下のようになります。

候補 主な根拠 課題・矛盾
ヤミヤミの実 息子ティーチの異常な執着、悪魔の実の能力を無効化する対イム戦略としての合理性 ロックスがニカの存在を知らなかった場合に限り整合性がある
ヒトヒトの実 モデル ニカ 世界政府が800年隠し続けた「解放の戦士」の力、イムの黒転支配への対抗手段になる可能性 ロックスがニカの実の存在を認知していたかが不明
オペオペの実 「不老手術」による永遠の命がイム打倒の長期戦略に有効、時価50億ベリーの究極の実 ロックスの戦略との直接的な接点が描かれていない

現時点で最も議論が活発なのはヤミヤミの実説とニカ説の二つです。

ただし、ロックスが「ニカ」という名前を知っていたかどうかは作中で明言されていないため、ニカ説には前提条件に不確実性があります。

一方でヤミヤミの実説は、ティーチの行動との符合が多く支持者が多いものの、やはり直接的な証拠はありません。

2つの悪魔の実でイムを倒す計画だったのか

ロックスが2つの悪魔の実を求めた背景には、イム様の打倒という最終目標があったと考えるのが自然です。

56年前にマリージョアへ侵入しイムの内廷「花の部屋」にまで到達した際、ロックスはイムに対して何もできないことを悟りつつも「いつか必ず戻る」と宣言しています。

その後の行動を時系列で追うと、ハラルドの勧誘、エルバフの伝説の悪魔の実への関心、そして「2つの実が必要」という発言と、すべてがイム打倒の準備として一本の線で繋がります。

ニーズホッグの実をハラルドに食べさせ圧倒的な破壊力を確保し、もう1つの実で対能力者戦略を補完する。

この二段構えの計画が、ロックスの描いた「世界の王」への道筋だったのでしょう。

しかしゴッドバレーの妻子の危機によって計画は前倒しを余儀なくされ、ピースが揃わないまま世界政府との決戦に突入してしまったのです。

エルバフ王家に伝わる伝説の悪魔の実の詳細

ロックスが追い求めた2つの実のうち、1つ目の正体が第1175話で確定しました。

ここではニーズホッグの実の能力を詳しく掘り下げ、なぜロックスがこの実にこだわったのかを明らかにします。

リュウリュウの実 幻獣種モデル ニーズホッグの能力と特徴

リュウリュウの実 幻獣種 モデル「ニーズホッグ」は、食べた者を漆黒の雷竜に変身させる動物系の悪魔の実です。

北欧神話に登場する世界樹の根を齧る竜「ニーズヘッグ」をモデルとしており、雷を吐く攻撃能力を備えています。

最大の特徴は、変身後の竜のサイズが能力者本人の体格に依存するという点にあります。

人間が食べた場合でも巨大な竜にはなれますが、巨人族が食べればさらに大きく、古代巨人族の血を引く者が食べれば世界で最も巨大な竜となることができます。

この性質により、エルバフ王家は代々この実を「門外不出の秘宝」として守り続けてきました。

前の能力者が死亡するとどこかに実が再生するという悪魔の実の原則を利用し、王族の中で能力を受け継いできたと推測されています。

なぜ古代巨人族の血を引く者が食べると最強になるのか

ニーズホッグの実がエルバフにおいて「伝説」とされる理由は、能力者の体格が大きいほど竜としてのスケールも比例して巨大化するという特殊な仕様にあります。

通常の悪魔の実では、能力者の体格が戦闘力にここまで直結するケースは稀です。

ハラルドは他の巨人族をも見上げるほどの巨体を誇り、古代巨人族の血を引くことから桁外れの身体能力を有していました。

仮にハラルドがこの実を食べていた場合、史上最大のニーズホッグとして圧倒的な破壊力を持つ存在になっていたはずです。

ロックスが「ハラルドが食べてこそ」と語った意味は、この能力のメカニズムを理解していたからに他なりません。

聖地マリージョアの防衛戦力をすべてなぎ倒すだけの火力を、1つの悪魔の実とハラルドという人材の組み合わせで実現しようとしていたわけです。

ロキが食べたことで物語にどんな影響を与えるのか

最終的にニーズホッグの実を食べたのは、ハラルドの息子であるロキでした。

ロキは父と同じく古代巨人族の血統を持つ巨人であり、食べた者の体格に応じて竜のサイズが変わるという条件を高いレベルで満たしています。

ロキは幼少期にロックスの野望に強く感化され、成長後もロックスを崇拝し続けていました。

父ハラルドが果たせなかった役割を息子ロキが引き継いだ形となり、ロックスの計画は時を超えて部分的に実現したことになります。

今後の物語では、ロキのニーズホッグの力がイム様や世界政府との対決においてどのような役割を果たすかが大きな焦点となるでしょう。

ルフィのニカの力との連携や対比も、読者の間で活発に議論されているテーマです。

ゴッドバレー事件における悪魔の実の全体像

ゴッドバレー事件はロックスの最期の舞台であると同時に、複数の悪魔の実が登場する重要なエピソードでもあります。

ロックスが追い求めた2つの実との関係性を正しく理解するために、事件の全体像を押さえておきましょう。

賞品として用意された9つの悪魔の実とは

38年前のゴッドバレーでは、天竜人による「先住民一掃大会」が開催されていました。

大会の賞品として用意されていたのは悪魔の実で、第1159話の描写から合計9つの実が存在していたことが明らかになっています。

これらの実は天竜人が世界中から収集したものであり、強力な能力を持つ実が複数含まれていたと推測されています。

ビッグマムはこの場で複数の実を手に入れたとされ、そのうちの1つであるウオウオの実をカイドウに譲渡しました。

9つすべての実の正体はまだ判明しておらず、残りの実の行方は今後の物語で明かされる可能性があります。

カイドウのウオウオの実やくまのニキュニキュの実が配られた経緯

ゴッドバレーの賞品として確定している悪魔の実は2つあります。

1つ目はウオウオの実 幻獣種 モデル青龍です。

ビッグマムがこの実を入手し、のちにカイドウへ譲り渡しました。

カイドウはこの実を食べることで龍への変身能力を獲得し、「世界最強の生物」と称されるまでの戦闘力を手にしています。

2つ目はニキュニキュの実で、バーソロミュー・くまがゴッドバレーで入手しました。

あらゆるものを弾き飛ばすこの能力は、くまの人生を大きく変えることになります。

それ以外の7つの実については、革命軍のドラゴンが持つとされる風や嵐に関連する能力が候補として挙げられていますが、確定情報はありません。

ロックスが狙った2つの実とゴッドバレーの賞品は別物という注意点

ここで多くの読者が混同しやすいポイントを整理しておく必要があります。

ロックスが「手に入れたい」と語った2つの悪魔の実と、ゴッドバレーの先住民一掃大会の賞品として並べられた悪魔の実は、別のものです。

ロックスが求めていた1つ目はエルバフ王家に伝わるニーズホッグの実であり、ゴッドバレーではなくエルバフに保管されていました。

2つ目の実についても、ゴッドバレーの賞品として用意されていたという描写はありません。

ロックス海賊団がゴッドバレーに向かった主な理由は、船長ロックスにとっては妻子の救出、他のクルーにとってはシャクヤクの奪還や悪魔の実の略奪でした。

つまりロックスの「2つの悪魔の実計画」とゴッドバレーの悪魔の実は、時系列的にも目的としても異なるものとして区別して理解する必要があります。

ロックスの悪魔の実に関するよくある誤解と注意点

ロックスと悪魔の実をめぐっては、確定情報と考察が入り混じり誤解が生じやすい状況にあります。

正確な理解のために、よくある誤解を明確に指摘しておきます。

悪魔化と悪魔の実の能力者は全く別の概念である

最も多い誤解のひとつが、「ロックスが悪魔化した=悪魔の実の能力者になった」という解釈です。

ゴッドバレー事件でロックスが悪魔のような姿に変貌したのは、イム様の「黒転支配(ドミ・リバーシ)」による強制的な変質です。

黒転支配はイム固有の能力であり、対象者の寿命と引き換えに不死の体と異常な腕力を与え、イムの支配下に置くものです。

対象者には角や羽が生え巨大化しますが、これは悪魔の実を食べた結果ではありません。

悪魔の実の能力者は自分の意思で能力を行使できますが、黒転支配による悪魔化は本人の意思とは無関係に強制される点で根本的に異なります。

この区別を理解しておかないと、ロックスの能力に関する考察で誤った前提に立ってしまう危険性があります。

ヤミヤミの実の前任者説は確定情報ではない

「ロックスの能力はヤミヤミの実だった」という記述をネット上で見かけることがありますが、これは確定した事実ではありません。

あくまで読者による考察のひとつであり、作中でロックスがヤミヤミの実を食べたと明示されたことは一度もないのが現状です。

前述の通り、根拠として挙げられるのは息子ティーチの行動パターンや海賊島ハチノスとの関連性であり、いずれも間接的な状況証拠にすぎません。

考察サイトや動画の情報を参考にする際は、確定情報と仮説を明確に区別しながら読み進めることが重要です。

今後の本編で回答が提示されるまで、断定的な主張には慎重であるべきでしょう。

ロックスの強さを悪魔の実だけで語れない理由

ロックスの強さを考察する際、悪魔の実の有無だけに注目するのは視野が狭くなります。

作中の描写から明らかなように、ロックスは覇王色の覇気を含む三色の覇気を極限まで鍛え上げ、さらに剣術でも最上位の実力を有していました。

剣の一振りで5キロ四方を吹き飛ばし、正義の門を単独で破壊し、海軍大将を殺害するという戦績は、能力の有無にかかわらず歴史上最強クラスの戦闘者であることを物語っています。

カイドウが自分に匹敵する者としてロックスの名を挙げたのも、悪魔の実の能力ではなく純粋な戦闘力への評価だったと解釈できます。

仮にロックスが非能力者だった場合、悪魔の実なしでロジャーと同格の実力を持っていたことになり、むしろキャラクターとしての格はさらに上がるという見方もできるでしょう。

ロックスの悪魔の実をめぐる今後の伏線と展望

ロックスと悪魔の実に関する物語は、まだ完結していません。

2026年3月時点で残されている伏線と、今後の展開の見通しを整理します。

2つ目の悪魔の実の正体はいつ明かされるのか

ロックスが狙っていた2つ目の悪魔の実の正体は、エルバフ編が完結するまでに明かされる可能性が高いと一般的に予想されています。

第1175話でニーズホッグの実が判明し、1つ目のピースが回収されたことで、尾田先生が2つ目の情報を出すタイミングも近いと期待されています。

特にロキの能力覚醒イベントや、ティーチの本格参戦などが描かれる際に関連情報が開示される可能性があるでしょう。

ヤミヤミの実なのかニカの実なのか、あるいは読者の予想を超える第三の候補が飛び出すのか、物語はまさに佳境に差し掛かっています。

ティーチの異形の体とデービー一族の秘密は悪魔の実と関係するか

ティーチがヤミヤミの実とグラグラの実という2つの悪魔の実を体内に宿せる理由は、作中最大の謎のひとつです。

マルコが「体の構造が異形」と評したこの特異体質は、デービー一族の血統に起因するのではないかという推測が広がっています。

もしデービー一族が悪魔の実に対して特別な適性や耐性を持つ血筋であるなら、ロックスもまた悪魔の実に関して通常とは異なるアプローチが可能だった可能性が浮上します。

父ロックスが「2つの悪魔の実が必要」と語り、息子ティーチが実際に2つの実を体内に取り込んだという並行構造は、単なる偶然とは考えにくい設計です。

デービー一族と悪魔の実の関係性が明かされるとき、ロックスの能力の謎にも最終的な答えが提示されるかもしれません。

ニカの力はロックスの悲劇を繰り返さない鍵となるのか

ロックスの最期は、イム様の黒転支配によって意思を奪われ、愛する者のために戦いに来たはずが暴走兵器と化してしまうという悲劇でした。

一方で、ルフィが覚醒させた「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル ニカ」は「解放の戦士」の名を冠し、人々を苦しみから解放する力として描かれています。

黒転支配が「支配と束縛」の象徴であるのに対し、ニカの力は「自由と解放」の象徴です。

ロックスが倒せなかったイム様に対して、ニカの力が対抗手段として機能するのではないかという期待は、物語のテーマとも合致しています。

ロックスの悲劇をルフィが乗り越えるという展開は、作品全体の「受け継がれる意志」というテーマにも通じるものがあるでしょう。

まとめ:ロックスの悪魔の実をめぐる全論点の整理

  • ロックス・D・ジーベックの悪魔の実の能力は、2026年3月時点で未確定である
  • 作中の戦闘描写では一貫して剣術と覇気のみを使用しており、能力使用の場面は一度もない
  • ヤミヤミの実の前任者説は最も有名な考察だが、あくまで仮説であり確定情報ではない
  • 息子ティーチのヤミヤミの実への執着が親子間の能力継承を示唆する間接的な伏線となっている
  • ロックスが求めていた2つの悪魔の実のうち1つ目は、リュウリュウの実 幻獣種 モデル ニーズホッグで確定した
  • ニーズホッグの実は食べた者の体格に応じて竜のサイズが変わるため、古代巨人族のハラルドに食べさせたかった
  • 2つ目の悪魔の実の候補にはヤミヤミの実、ニカの実、オペオペの実などが挙がっているが未判明である
  • ゴッドバレーの賞品の悪魔の実(9つ)とロックスが狙った2つの実は別物であり混同に注意が必要である
  • 黒転支配による「悪魔化」は悪魔の実の能力とは異なる現象であり、非能力者説の根拠にもなっている
  • ティーチの異形の体やデービー一族の秘密が明かされるとき、ロックスの能力の最終回答も提示される可能性が高い
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