ロックスとガーリング聖の因縁と対決の真相を徹底解説

漫画『ONE PIECE』の物語が佳境を迎えるなか、ゴッドバレー事件の全貌が次々と明らかになっています。

なかでも読者の関心を集めているのが、伝説の大海賊ロックス・D・ジーベックと、天竜人フィガーランド・ガーリング聖の関係です。

両者の対決はどのような結末を迎えたのか、ガーリング聖はなぜ「王者」と呼ばれるようになったのか、そして神の騎士団とは何なのか。

この記事では、原作の描写と公式情報をもとに、ロックスとガーリング聖にまつわる事実を時系列に沿って網羅的に整理していきます。

目次

ロックス・D・ジーベックとは何者か

ロックス・D・ジーベックは、ゴール・D・ロジャーが海賊王になる以前の時代に「世界最強」と恐れられた海賊団の船長です。

白ひげ、ビッグ・マム、カイドウ、シキといった、のちに四皇や伝説級の海賊となる人物たちを率いていたことからも、その圧倒的なカリスマ性がうかがえます。

野望は「世界の王」になることであり、天竜人や世界政府そのものを標的にしていました。

第1159話で判明した事実として、ロックスの本名は「デービー・D・ジーベック」です。

「ロックス」はファミリーネームの隠し名にすぎず、空白の100年以降800年間消息を絶っていた「デービー一族」の末裔であることが明かされました。

先祖には伝説の海賊デービー・D・ジョーンズの名があり、ロックスの血筋自体が世界の歴史に深く関わっていることが示唆されています。

さらに、ゴッドバレー島がロックスの故郷であったことも判明しており、ゴッドバレー事件は単なる海賊の暴走ではなく、故郷と家族を守るための戦いでもあったという側面が描かれています。

フィガーランド・ガーリング聖の基本プロフィール

フィガーランド・ガーリング聖は、世界貴族(天竜人)のなかでも特別な存在として位置づけられている人物です。

原作第1086話「五老星」で初登場し、聖地マリージョアの秩序を守る「神の騎士団」の最高司令官を務めていたことが明らかになりました。

三日月のようなシルエットの髪型とヒゲ、サングラスが特徴的な外見をしており、年齢は不詳ながら50代から60代と推測されています。

主な武器は白い鞘に納められた剣で、若い頃から現在まで同じものを使い続けている描写があります。

悪魔の実の能力者であるかどうかは明かされていません。

アニメ版での声優は山路和弘が担当しており、青年期は木下浩之が演じています。

山路和弘は『SPY×FAMILY』のヘンリー・ヘンダーソンや、ジェイソン・ステイサムの吹き替えで知られるベテラン俳優です。

以下にガーリング聖の基本情報を整理します。

項目 内容
本名 フィガーランド・ガーリング
異名 王者
所属 神の騎士団 最高司令官→五老星(科学防衛武神)
出身地 赤い土の大陸マリージョア
初登場 単行本107巻 第1086話
声優 山路和弘(現在)/木下浩之(青年期)
武器 名称不明の剣
悪魔の実 不明

ガーリング聖がシャンクスの父親である根拠

ガーリング聖とシャンクスの血縁関係は、長らくファンの間で推測されてきました。

確定的な情報となったのは、エルバフ編の第1137話でガーリング聖の息子フィガーランド・シャムロックが登場し、続く第1138話でシャムロック自身が「シャンクスは双子の弟だ」と語った場面です。

この発言により、ガーリング聖がシャンクスとシャムロック双方の実父であることが公式に確定しました。

伏線は以前から存在しています。

2022年公開の映画『ONE PIECE FILM RED』ではシャンクスが「フィガーランド家」の血筋であることが示唆されていました。

また、原作第1096話でガーリング聖が「見ていろ子供達…」と複数形で語りかけていた点も、兄弟の存在を匂わせる伏線だったと振り返ることができます。

若い頃のガーリング聖の容姿がシャンクスに酷似していたことも、血縁関係の大きな手がかりでした。

なお、シャムロックは現在、父の跡を継ぐ形で神の騎士団の団長を務めており、声優には津田健次郎が起用されています。

ゴッドバレー事件の全体像と発端

ゴッドバレー事件は、作中の38年前に西の海に存在した政府非加盟国「ゴッドバレー」で起きた大事件です。

海軍に伝わる「公式の歴史」では、「ロジャーとガープが手を組んでロックスを倒した英雄譚」とされています。

しかし、原作で描かれた真相はまったく異なるものでした。

事件の発端は、天竜人が3年に1度開催していた「先住民一掃大会」です。

政府非加盟国の島を舞台に、島民や奴隷をスポーツハンティング感覚で殺害するという残虐な行事であり、海軍は住民が島から逃げ出さないよう封鎖する役割を担っていました。

下級兵士のなかには「ただの訓練」「使うのは麻酔弾」と聞かされていた者もおり、若き日のドラゴンもそのひとりでした。

ゴッドバレーが会場に選ばれた背景には、ガーリング聖の存在があります。

第1158話の描写によると、大会の2年前にあたる40年前、ガーリング聖は別件でゴッドバレーに立ち寄り、デービー一族の存在を含む「とんでもないもの」を発見しています。

イム様が喜ぶものだと確信したガーリング聖は、先住民一掃大会の会場としてゴッドバレーを強く推薦しました。

つまり、事件の根本的な引き金を引いたのはガーリング聖自身だったということになります。

ガーリング聖がシャクヤクを発注した経緯

ゴッドバレー事件が多勢力の大激突へと発展した直接の原因は、ガーリング聖によるシャクヤクの拉致にあります。

ガーリング聖はゴッドバレー現地の赤髪の女性との間にシャンクスとシャムロックをもうけていましたが、自分にふさわしい妻を別に「発注」していました。

白羽の矢が立ったのが、「海賊島の宝」と呼ばれるほどの絶世の美女であったシャクヤクです。

シャクヤクはロックス海賊団の拠点であるハチノスで酒場を営んでおり、ロックス海賊団の船員であった王直との内通によって拉致されたとみられています。

シャクヤクは大会の大目玉賞品として扱われ、同時にデービー一族の幼子であるティーチ(のちの黒ひげ)も景品とされました。

大会当日、ガーリング聖は元妻である赤髪の女性を殺害しています。

瀕死となった母親は最後の力でドラゴンに双子を託し、結果としてシャンクスはロジャーが宝箱の中から発見、シャムロックはマリージョアで天竜人として育てられるという運命の分岐が生まれました。

ロックスはシャクヤクの拉致を「向こうにとって大失敗」と語っており、実際にこの行為がロックス海賊団やロジャー海賊団がゴッドバレーに集結するきっかけとなりました。

ロックスとガーリング聖の直接対決の結果

多くの読者が注目していたロックスとガーリング聖の直接対決は、第1162話で描かれました。

結論から述べると、ロックスの圧勝です。

ガーリング聖はデーモン軍(デービー一族をイム様の「黒転支配(ドミ・リバーシ)」で悪魔化した軍勢)を従えてロックスに挑みましたが、ロックスは単独でガーリング聖とデーモン軍の双方を一方的に打ち破っています。

この描写により、ガーリング聖の素の戦闘力ではロックスに太刀打ちできないことが明確になりました。

読者コミュニティでは「ロックスの足元にも及ばない」という評価が大勢を占めています。

一方で、ロックスの圧倒的な強さが改めて証明されたことにより、ロックスというキャラクターの株が大きく上がったと広く認識されるようになりました。

ロジャーとガープの二人が同時に手を組まなければ倒せなかった存在であるという事実は、ロックスが作中最上位クラスの戦闘力を持っていたことを裏付けています。

ロックスの最期とガーリング聖のトドメの真相

ゴッドバレー事件におけるロックスの最期は、第1166話「新しい物語」で描かれました。

ロックスはイム様の術「黒転支配」によって暴走状態に陥りますが、ロジャーとガープが覇王色の覇気をぶつけることでこの支配を打ち破り、ロックスを気絶させることに成功しました。

正気を取り戻したロックスは生存していたものの、心身ともに限界を迎えた状態でした。

そこに現れたのがガーリング聖です。

満身創痍のロックスにトドメを刺し、ロックスの命を奪いました。

ガーリング聖が天竜人の間で「王者」と称えられるようになったのは、まさにこのロックス殺害の功績によるものです。

第1176話ではさらに詳細が描かれ、ロジャーとガープがロックスのドミネーションリバーサルを覇王色で攻略した後、正気に戻ったが疲弊しきったロックスにガーリング聖がとどめを刺したという経緯が明確化されました。

この事実が判明して以降、読者の間では「王者」の異名に対する評価が大きく変わっています。

自力で倒したのではなく、他者が倒した相手への介錯にすぎないという見方が一般的であり、「嘘っぱちの王者」「漁夫の利」といった表現で語られることが多くなっています。

ガーリング聖の強さは本物か偽物か

ガーリング聖の実力については、作中の描写と作者の発言の間にギャップがあり、読者の間でも評価が分かれるテーマとなっています。

作者の尾田栄一郎氏は、週刊少年ジャンプの「尾田っちが答える10問10答」企画において、ガーリング聖の戦闘能力について「強いです」「強さに理由があります」と明言しています。

しかし原作の描写を見る限り、ロックスには一方的に敗れ、トドメを刺す以外の目立った戦果がありません。

この矛盾をどう解釈するかが議論の焦点です。

有力な説のひとつは、イム様との契約による強化です。

作中ではイム様と配下の間に「浅海契約」「深海契約」「深々海契約」という三段階の契約が存在することが明かされています。

深々海契約を結んだ五老星は、不老不死や変身能力、常人を超えた腕力を得ている一方、イム様の支配から逃れられなくなるという代償を負っています。

ガーリング聖が五老星に就任した以上、同等の力を得る可能性は高く、「強さに理由がある」という尾田氏の発言は、このイム様由来の力を指しているのかもしれません。

素の実力に関しては、イム様の力を差し引くと海軍大将には及ばないのではないかという見方も存在します。

ただし、白ひげがシャンクスの顔を見て「あの野郎から受けた傷が疼く」と語った原作第434話の描写は、ガーリング聖が全盛期の白ひげに傷を負わせた可能性を示唆しており、素の状態でも相当な実力者である余地は残されています。

神の騎士団の正体と組織構造

ガーリング聖を語るうえで欠かせないのが、彼が率いていた「神の騎士団」という組織の存在です。

神の騎士団は、聖地マリージョアの秩序を守り、天竜人の中の反乱分子を制裁する権限を持つ武装組織です。

一般の天竜人が海軍に守られるだけの存在であるのに対し、神の騎士団の構成員は自ら戦闘に参加する実力を備えています。

組織の最高司令官をガーリング聖が務め、現在は息子のシャムロックが団長として指揮を執っています。

ゴッドバレー事件では、ガーリング聖が騎士団を率いてロックス海賊団の迎撃に向かっており、天竜人が海軍以外の独自戦力を持っていることを示した初の事例となりました。

団員はイム様との契約によって通常を超える身体能力を得ているとされ、五老星の候補生にあたる存在ではないかという見方もあります。

ガーリング聖が五老星に昇格した事実は、神の騎士団の最高司令官が五老星への入口であるという構造を裏付けるものです。

ガーリング聖が五老星に昇格した経緯と影響

原作第1125話において、エッグヘッド事件での失態を理由にイム様がサターン聖を粛清し、空席となった五老星「科学防衛武神」の後任にガーリング聖が就任しました。

パンゲア城の「権力の間」に突如現れたガーリング聖は、「共に世界を良くしよう同星達よ……!!」と五老星のメンバーに宣言しています。

注目すべきは、就任直後から他の五老星に対して対等かつ砕けた口調で接していた点です。

長年のメンバーであるピーター聖が不穏な表情を浮かべる描写があり、ガーリング聖と既存の五老星の間に潜在的な緊張関係があることが示唆されています。

この就任によって判明した重要な事実として、五老星のメンバーは固定ではなく入れ替わり制であるということがあります。

粛清や交代が起こり得る組織であり、五老星といえども絶対的な地位ではないことが明確になりました。

今後、ガーリング聖がイム様から五老星特有の変身能力を授かるのか、あるいはフィガーランド家独自の野望を秘めているのかが、物語の大きな焦点となっています。

ガーリング聖がクズと呼ばれる理由一覧

ガーリング聖は、作中でも屈指の「嫌われキャラ」として広く認知されています。

読者コミュニティでは「クズ」「鬼畜」「人間じゃない」といった辛辣な表現が飛び交っており、SNS上での反応も厳しいものが目立ちます。

嫌悪される理由は複数ありますが、主なものを順に挙げていきます。

第一に、ミョスガルド聖の処刑です。

魚人族をかばった罪で裁判にかけられたミョスガルド聖に対し、「ゴミをかばう奴はそれ以下だ」と言い放ち、磔にして処刑を執行しました。

第二に、元妻の殺害です。

ゴッドバレー現地の女性との間に双子をもうけておきながら、「自分にふさわしい妻」を発注し、大会当日に躊躇なく元妻を斬り殺しています。

第三に、シャクヤクの拉致です。

人をモノのように扱い、絶世の美女を景品として入手しようとした行為は、天竜人の選民思想を象徴する非道として描かれています。

第四に、先住民一掃大会のハンター側での参加です。

武器を持たない一般人やゴッドバレーの国王を問答無用で斬殺しており、「非加盟国での海賊行為そのもの」とも指摘されています。

第五に、前述のとおりロックスへのトドメだけで「王者」を名乗っている点です。

一方で、物語上の「憎まれ役」としてのキャラクター造形は極めて完成度が高いという評価もあります。

読者に強い感情を喚起するヴィランとして、物語のテーマを際立たせる重要な役割を果たしていることは間違いありません。

ロックスとガーリング聖の関係から見える今後の展開

ゴッドバレー事件の真相が明らかになったことで、今後の物語に向けたいくつかの伏線が浮かび上がっています。

最も注目されているのは、シャンクスとガーリング聖の父子対決の可能性です。

母親を殺され、生き別れにされた過去を持つシャンクスが、父と対峙する展開は多くの読者が予想しています。

シャムロックとシャンクスの双子が敵同士として再会する構図も、物語の大きな見どころとなるでしょう。

フィガーランド家がイム様に対して独自の野望を持っているのではないかという考察も根強く存在します。

ガーリング聖が五老星就任時に見せた横柄な態度や、五老星との間に感じられる緊張関係は、単なる忠臣ではない何かを匂わせています。

「世界貴族の王座を狙っている」という説は、フィガーランド家の一連の行動と整合性が取れるものです。

加えて、ガーリング聖の「強さに理由がある」という作者の発言はいまだ回収されていない伏線です。

五老星としてイム様から得る力なのか、フィガーランド家の血筋に由来する何かなのか、今後の展開で明かされることが期待されています。

名前の由来と考えられる「ガガーリン」や「月輪(がちりん)」との関連、三日月型の髪型が象徴する「月」のモチーフは、太陽の神ニカ(ルフィ)との対比構造を示唆しており、最終盤に向けた重要な対立軸となる可能性があります。

まとめ:ロックスとガーリング聖が織りなすゴッドバレーの真実

  • ロックスの本名は「デービー・D・ジーベック」であり、空白の100年以降姿を消していたデービー一族の末裔である
  • ガーリング聖は神の騎士団の最高司令官を務めていた天竜人で、シャンクスとシャムロックの実父である
  • ゴッドバレー事件の発端はガーリング聖が島の情報をイム様に報告し、先住民一掃大会の会場に推薦したことにある
  • シャクヤクの拉致はガーリング聖の「発注」によるもので、王直との内通が関与した可能性が高い
  • ロックスとガーリング聖の直接対決ではロックスが圧勝し、ガーリング聖は一方的に敗北した
  • 「王者」の異名はロジャーとガープに倒されて満身創痍のロックスにトドメを刺した功績に基づく
  • 作者の尾田栄一郎氏はガーリング聖について「強いです」「強さに理由があります」と公式に発言している
  • 第1125話でサターン聖の後任として五老星「科学防衛武神」に就任し、五老星が入れ替わり制であることが判明した
  • イム様との契約(浅海・深海・深々海の三段階)により五老星は超常的な力を得ており、ガーリング聖も同等の強化を受ける可能性がある
  • 今後はシャンクスとの父子対決やフィガーランド家の野望の全貌解明が物語の焦点になると広く予想されている
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