サカモトデイズの京(かなぐり)とは?裏切りや死亡説を徹底解説

週刊少年ジャンプで大人気連載中の『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』。

個性豊かな殺し屋たちが登場する中で、ひときわ異彩を放つ存在が、殺し屋組織「ORDER(オーダー)」の元メンバーである京(かなぐり)です。

彼の行動原理はすべて「最高の映画を撮るため」という、常人には理解しがたいもの。

この記事では、そんな謎多きキャラクター、京(かなぐり)の正体や目的、作中で噂される裏切りや死亡説の真相について、原作の情報を基に徹底的に解説していきます。

坂本との激しい戦いや、他のキャラクターとの関係性にも迫ります。

目次

『サカモトデイズ』京(かなぐり)の正体と強さを解説

サカモトデイズの「オーダー」における立ち位置

京(かなぐり)は、殺し屋界の秩序を守る最高戦力部隊「ORDER(オーダー)」に所属していた実力者です。

しかし、その立ち位置は極めて特殊でした。

表向きは「マーダーフィルム」という制作会社の創設者であり、監督から脚本、撮影までこなす「殺し屋映画のパイオニア」として世界的に有名です。

その一方で、ORDERの一員でありながら任務を平気でサボるなど、組織内では完全な問題児として扱われていました。

京(かなぐり)の基本プロフィール

項目詳細
誕生日12月1日
身長188cm
体重83kg
血液型B型
利き手両利き
趣味映画制作
好きなものどんでん返し
嫌いなものオチのない話
所属ORDER(元)
声優日野聡

京がORDERに加入した経緯も異様です。

かつて「最高の映画とは何か」というテーマで友人と対立し、その友人を殺害してしまいました。

その友人こそがORDERのメンバーであり、京は贖罪のつもりで空いた席を引き継いだと語っています。

このような経緯と、映画を優先する自己中心的な性格から、他のメンバーとの関係は良好とは言えませんでした。

『サカモトデイズ』京(かなぐり)の裏切りとは

京はORDERに所属しながら、敵対組織であるスラー一派に協力していました。

これが、彼の「裏切り」と見なされる行動です。

JCC(日本殺し屋養成機関)の編入試験編で、彼は試験官のバイトとして登場しますが、その裏でスラー一派と通じていました。

試験終了後、スラー一派と共にヘリで去っていく姿が描かれ、彼の裏切りが明確になったのです。

しかし、京自身にスラーの思想への共感や忠誠心は一切ありません。

彼の目的はただ一つ、「殺連とスラーの対立を最高の映画として撮影すること」です。

「傑作が撮れればどちらが勝っても構わない」と公言しており、取材の一環として両陣営に接近していました。

言ってしまえば、彼の行動原理は組織への忠誠ではなく、自身の映画制作への狂信的な情熱に基づいています。

この裏切りが原因で、京はORDERから除隊され、殺連から特別指名手配されることになりました。

サカモトデイズの京はジョジョみたい?その性格

京のキャラクター性を語る上で、「常軌を逸した映画狂」という点が最も重要です。

彼の言動は、しばしば『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するような、確固たる信念を持つ個性的なキャラクターに例えられます。

例えば、JCC編入試験では、撮影する映像が「地味」で「つまらん」という理由だけで、飛行中の旅客機の壁を業務用カメラで破壊し、乗員乗客を空中へ放り出しました。

すべては「面白い画」を撮るためであり、他人の命や状況など一切意に介しません。

また、「映画を侮辱する奴は殺す」というセリフに代表されるように、自身の信条や美学を汚されることを極端に嫌います。

このブレない狂気と、目的のためなら手段を問わない徹底した姿勢、そして時折見せるコミカルな言動が、彼の独特な魅力を形成しているのです。

自らの武器であるカチンコやカメラを「殺しの道具ではない、映画の道具だ」と言い張る点も、彼の異常なこだわりを象徴しています。

このような唯一無二のキャラクター性が、多くの読者を引きつけてやみません。

サカモトデイズのかなぐりは死亡した?現在の状況

結論から言うと、2025年7月現在、京(かなぐり)は死亡していません。

彼は作中で何度も命の危機に瀕していますが、その都度生き延びています。

ではなぜ「死亡説」が流れるのでしょうか。

理由の一つは、彼が関わる戦闘の激しさにあります。

特にJCC潜入時には、合気道の達人である佐藤田悦子先生と死闘を繰り広げ、彼女を殺害しました。

この時、京自身も右目を潰される重傷を負っており、一歩間違えれば死んでいた可能性も十分にあります。

その後、間髪入れずに主人公の坂本太郎(スリム形態)と激突しており、読者の間で「さすがに今回は死亡するのでは?」という憶測が飛び交いました。

しかし、彼はその戦いも生き延びています。

現在の京は、叔母である赤尾リオンの復讐を誓う少女・赤尾晶(あかお あきら)と行動を共 にしています。

晶の復讐劇を「最高の映画にする」ため、彼女を主演女優と見なし、スラーの元へ連れて行くことを約束しました。

目的のためなら危険を顧みない彼のスタイルから、今後も死亡フラグが立ち続けることは予想されますが、今のところは生存しています。

『サカモトデイズ』京(かなぐり)と他キャラの関係性

『サカモトデイズ』の坂本と京の熱い戦闘シーン

京と主人公・坂本太郎との戦いは、JCC潜入編における最大の見どころの一つです。

佐藤田先生を殺害した京に対し、坂本が怒りを燃やして対峙します。

戦闘序盤では、京が撮影技術を応用した予測不能な動きとカチンコによる斬撃で、肥満体の坂本を圧倒しました。

しかし、坂本が本気のスリムモードに変化すると戦況は一変します。

痩せた坂本の圧倒的なスピードとパワーに、さすがの京も防戦一方となりました。

この戦いの中で、京は長年愛用していたカメラを坂本に破壊されてしまいます。

命よりも大事なカメラを壊され激昂する京ですが、すぐに生徒から奪ったスマホで撮影を再開し、精神的なタフさを見せつけました。

最終的に、坂本の強力な一撃で京は倒れたかに見えましたが、それすらも特殊メイクで重傷を装った演技でした。

油断した坂本の腹部に深手を負わせるなど、最後まで勝敗の読めない接戦を繰り広げます。

決着がつく直前、赤尾晶が二人の間に割って入ったため、この戦いは中断という形で幕を閉じました。

サカモトデイズで京が「嫌い」と言われる理由

京は、その自己中心的な性格から、所属していたORDERのメンバーに公然と嫌われています。

特に、同僚であった大佛(おさらぎ)からは、はっきりと「嫌い」と明言されていました。

また、比較的温厚な神々廻(ししば)でさえ、京の話題になると「早く辞めてほしい」と漏らすほどです。

彼が嫌われる理由は、主に以下の3点が挙げられます。

映画を最優先し、任務を放棄する

京はORDERの会合や任務を、映画撮影を理由に平気で欠席します。

組織の一員としての協調性が皆無であり、仲間たちは彼の行動に常に振り回されていました。

行動原理が理解不能

彼の行動はすべて映画のためであり、殺連の秩序維持というORDERの理念とは全く相容れません。

仲間からすれば、何を考えているかわからない危険人物であり、信頼関係を築くことは不可能でした。

ORDERへの加入経緯

前述の通り、京は元々いたORDERメンバーを殺害し、その空席を埋める形で加入しました。

このような異常な経緯も、他のメンバーから反感を買う一因となっているでしょう。

秩序(オーダー)を守るべき組織に、最も秩序からかけ離れた存在がいた、という皮肉な状況だったのです。

最強の篁とは?サカモトデイズでの立ち位置

篁(たかむら)は、京と同じくORDERに所属していたメンバーであり、「ORDER最強の男」「殺連の亡霊」と称される伝説的な殺し屋です。

普段は意思疎通も困難な老人ですが、一度殺意を感知すると、その日本刀でビルや鉄塔すら一刀両断するほどの、文字通り桁違いの強さを発揮します。

京も作中屈指の実力者ですが、篁はその更に上をいく「規格外」の存在として描かれています。

ファンブックの能力評価では、京の各パラメータが高い数値で示されているのに対し、篁の能力はすべて「∞(計測不能)」です。

言ってしまえば、京が超一流のプレイヤーだとしたら、篁はゲームの仕様そのものを書き換えるような、理不尽なまでの強さを持つキャラクター(ステージギミック)と言えるかもしれません。

作中で京と篁が直接戦闘する場面はありませんが、もし戦えば篁が圧勝したであろうことは、作中の描写から明らかです。

この比較からも、ORDERという組織の層の厚さと、殺し屋の世界の天井の高さをうかがい知ることができます。

サカモトデイズの京に立つ死亡フラグの真相

京は作中で何度も死亡フラグを立てていますが、その真相は「彼の異常なまでのタフネスと執念」にあります。

彼が立てる死亡フラグは、単なるやられ役のそれとは一線を画します。

例えば、佐藤田先生との戦いで右目を失ったことは、常人であれば戦闘続行不可能な致命傷です。

しかし彼は、その状態からさらに坂本との連戦に臨みました。

カメラを壊されればスマホで代用し、重傷を負えば特殊メイクで相手を欺くなど、彼の執念は常に死の運命を覆します。

これらの「死亡フラグ」は、彼が死ぬ前兆というよりも、むしろ彼のキャラクター性を際立たせるための演出と言えるでしょう。

どんな絶望的な状況でも、彼はそれを「面白い画」として楽しみ、乗り越えるための奇策を繰り出します。

そのため、読者は「今回こそ危ない」と感じながらも、「このキャラクターなら何かやってくれる」という期待感を抱いてしまうのです。

彼の死亡フラグは、物語の緊張感を高めると同時に、京というキャラクターの底知れない魅力を引き出す重要な要素となっています。

まとめ:『サカモトデイズ』の京(かなぐり)は魅力的な裏切り者

  • 京(かなぐり)は元ORDER所属の殺し屋兼映画監督である
  • 彼の行動原理はすべて「最高の映画を撮る」という目的のため
  • ORDERを除隊され、現在は殺連から特別指名手配されている
  • 殺連とスラーの対立映画を撮るため、スラー一派に協力していた
  • 2025年7月現在、死亡しておらず生存している
  • 武器は撮影機材(カチンコ、カメラ、照明など)を改造した特注品
  • 坂本太郎との激闘では、特殊メイクで相手を欺く狡猾さを見せた
  • 自己中心的な性格のため、元同僚の大佛などからは嫌われている
  • 常軌を逸した言動から「ジョジョみたい」と評されることもある
  • 現在は赤尾晶の復讐劇を撮影するため、彼女と行動を共にしている
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