週刊少年ジャンプで大人気連載中の『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』。
個性豊かなキャラクターが数多く登場しますが、中でも敵組織「スラー一派」の一員でありながら、どこか憎めない魅力を持つ「鹿島(かしま)」に注目が集まっています。
トナカイの被り物をしたミステリアスな見た目とは裏腹に、作中で見せる意外な一面から「鹿島がかわいい」という声が後を絶ちません。
この記事では、そんな鹿島のプロフィールや強さ、そして彼が「かわいい」と言われる理由を、坂本花との心温まるエピソードを中心に徹底的に掘り下げていきます。
鹿島の声優やアニメでの登場、死亡説の真相についても詳しく解説しますので、彼の魅力を余すところなく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
サカモトデイズの鹿島がかわいい!その正体と魅力を解説
サカモトデイズの鹿島とは?トナカイ頭の改造人間
鹿島は、作中の敵対組織である「スラー一派」に所属する重要なキャラクターです。
彼の最大の特徴は、常にトナカイの被り物をしていることで、その素顔は物語の序盤では謎に包まれていました。
組織内では主に指示役や事務、技術開発などを担当しており、戦闘員でありながら縁の下の力持ち的な役割を担っています。
その正体は、全身の70%を機械化したサイボーグ、つまり改造人間です。
この改造により、驚異的な生命力を手に入れており、体をバラバラにされても活動を続けることができます。
初登場は原作漫画の3巻第21話で、朝倉シンが育った研究施設「ラボ」を占拠し、坂本太郎と激しい戦いを繰り広げました。
この時の彼は冷徹な敵役としての印象が強かったですが、物語が進むにつれて彼の人間性や過去が明らかになり、キャラクターの深みが増していきます。
特に、スラー一派のボスである「×(スラー)」こと有月憬(うづき けい)に対しては盲目的なほどの忠誠心を持っており、彼の行動原理のすべては有月のためにあると言っても過言ではありません。
口元にはスラーの象徴である「×」マークのつぎはぎがあり、彼がいかにボスを崇拝しているかがうかがえます。
このように、冷酷な殺し屋としての側面と、組織への忠誠心、そして後述する意外なかわいらしさを併せ持つ、非常に多面的な魅力を持ったキャラクターが鹿島なのです。
サカモトデイズ鹿島の名前の読み方と基本データ
サカモトデイズに登場する鹿島の名前は、そのまま「かしま」と読みます。
彼の詳細なプロフィールは公式ファンブックなどで明かされており、知れば知るほどキャラクターへの理解が深まります。
以下に鹿島の基本データを表でまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 鹿島(かしま) |
年齢 | 26歳 |
誕生日 | 7月19日 |
身長 | 184cm |
体重 | 300kg |
血液型 | A型 |
利き手 | 左利き |
所属 | スラー一派 |
趣味 | 改造 |
好きなもの | コーヒー |
嫌いなもの | クリスマス |
CV(声優) | 興津和幸 |
注目すべきは、184cmという高身長に対して300kgという驚異的な体重です。
これは彼が全身の多くを機械や武器に置換したサイボーグであることの証明と言えるでしょう。
また、趣味が「改造」である点も、自身の体を改造した経緯や、組織内で武器開発などを担当している彼の役割と一致しており、非常に興味深い設定です。
さらに面白いのが、トナカイの被り物をしているにもかかわらず「クリスマスが嫌い」という点です。
このギャップも彼のキャラクターをユニークにしている要素の一つで、読者の間では「なぜ嫌いなのか」という考察で盛り上がることもあります。
彼の真面目で忠実な性格は、几帳面さを示すA型という血液型からも見て取れるかもしれません。
このように、基本的なプロフィールだけでも、鹿島というキャラクターが非常に練り込まれて作られていることがわかります。
全身武器人間!鹿島の気になる強さは?
鹿島の強さは、一言で表すと「極めて高い生存能力を持つ戦闘員」です。
彼は全身の70%が武器で構成された「武器人間」であり、その戦闘スタイルは非常に多彩です。
まず、彼の最大の特徴はその生命力にあります。
全身の骨格は人工骨格に置換されており、首を180度曲げられたり、体をバラバラにされたりしても絶命することはありません。
作中では、坂本太郎との戦いで敗北しジャンク品として業者に引き取られたり、タイで自爆して上半身だけになったりしましたが、それでも問題なく生存し、会話までこなしています。
この不死身とも言えるタフネスは、他のキャラクターにはない鹿島だけの強みと言えるでしょう。
一方で、戦闘能力については、スラー一派の他の幹部と比較すると、やや見劣りする場面もあります。
例えば、坂本との初戦では、多彩な内蔵武器を駆使したものの、最終的には敗北しています。
彼の体には以下のような様々な武器が仕込まれています。
鹿島の内蔵武器一覧
- 左手:複数のナイフを内蔵したブレード
- 右手:ワイヤー、マシンガン、伸縮アーム
- 口:レーザー銃、小型爆弾
- 腹部:強力なランチャー
- 背中:複数の爆弾
これだけの重武装でありながら、純粋な戦闘スキルや機転の利く坂本には及びませんでした。
強さ議論を扱うサイトなどでは「アパートにも遅れを取っていた」という点から、戦闘力はCランク程度と評価されることもあります。
しかし、これは決して彼が弱いという意味ではありません。
むしろ、外科手術によって楽の腕を完璧に再接着したり、超小型の高性能爆弾を開発したりと、戦闘以外の技術面で組織に大きく貢献しています。
直接的な戦闘力よりも、後方支援、技術開発、そして何よりも「死なない」という生存能力の高さが、鹿島の真の強さだと言えるでしょう。
アニメのサカモトデイズで鹿島はいつ登場?
待望のテレビアニメ化が決定した『SAKAMOTO DAYS』ですが、多くのファンが気になるのは「鹿島がアニメでいつ登場するのか」という点でしょう。
結論から言うと、鹿島はアニメの第1クールで登場する可能性が非常に高いと考えられます。
原作漫画での鹿島の初登場は、単行本3巻に収録されている第21話「博物館に行こう!」のラストシーンです。
そして、本格的な活躍や戦闘が描かれるのは、4巻の「ラボ襲撃編」になります。
アニメの放送ペースにもよりますが、物語の重要な転換点であるこのエピソードは、おそらく第1クールの中盤から終盤にかけて描かれると予想されます。
現時点で公開されているアニメのPVやキービジュアルには、まだ鹿島の姿はっきりと確認できませんが、公式サイトのキャスト情報にはすでに鹿島の名前がクレジットされています。
これは、彼が物語の初期段階で登場する重要なキャラクターであることを示唆しています。
アニメで鹿島が登場する際には、彼の特徴的なトナカイの被り物や、つぎはぎだらけの素顔がどのように描かれるのか、そして内蔵された多彩な武器が展開されるアクションシーンの迫力に期待が高まります。
特に、坂本太郎との電車内でのスリリングな戦闘は、アニメならではのスピード感あふれる演出で描かれることでしょう。
鹿島の活躍を心待ちにしているファンは、アニメの放送開始を楽しみに待ちましょう。
サカモトデイズ鹿島のかわいい魅力と最新情報
鹿島の声優は誰?CV.興津和幸さんの演技に注目
アニメ版『SAKAMOTO DAYS』で鹿島の声を担当するのは、実力派声優の興津和幸(おきつ かずゆき)さんです。
興津さんは、その落ち着いた深みのある声質で、数多くの人気キャラクターを演じてきました。
彼の代表作には、以下のようなものがあります。
- 『ジョジョの奇妙な冒険』:ジョナサン・ジョースター
- 『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』:鳴瓢秋人/酒井戸
- 『フルーツバスケット』:草摩はとり
- 『炎炎ノ消防隊』:カリム・フラム
興津さんが演じるキャラクターは、真面目で誠実な青年から、クールでミステリアスな人物、さらにはコミカルな役まで非常に幅広く、その高い演技力には定評があります。
鹿島というキャラクターは、普段は丁寧な言葉遣いで紳士的に振る舞いますが、ボスのスラーを侮辱されたり、自分の意に反することが起きたりすると、途端に口調が荒くなるという二面性を持っています。
興津さんの演技によって、この冷静さと激情のギャップがどのように表現されるのかは、アニメ版の大きな見どころの一つです。
また、後述する坂本花との交流シーンで見せる、戸惑いながらも優しさがにじみ出るような演技にも期待が高まります。
興津さんの声が、鹿島の持つクールな魅力と、時折見せる「かわいい」一面を、より一層引き立ててくれることは間違いないでしょう。
アニメ公式サイトでは、興津さんからのキャストコメントも発表されており、作品への期待がうかがえます。
鹿島がかわいい!坂本花との心温まるエピソード
鹿島が「かわいい」と言われる最大の理由は、坂本太郎の娘である「坂本花」との交流エピソードにあります。
このエピソードは、原作漫画15巻の第131話で描かれ、多くの読者の心を掴みました。
物語は、タイでの一件で自爆し、上半身だけの瀕死状態になった鹿島が、坂本たちによって日本に持ち帰られるところから始まります。
スラー一派の情報を聞き出すための尋問にも頑なに口を割らない鹿島でしたが、ある日、坂本家の倉庫にいた彼の元に、娘の花がやってきます。
花は「鹿さん動けないのにみんなでいじめて 可哀想」「花が直してあげる」と言い、なんと鹿島をリュックサックに入れて街へ連れ出してしまうのです。
そして花が向かった先は、古びたおもちゃ屋でした。
花は店主に「歩けるようにして!あと可愛く」と無茶な注文をします。
その結果、鹿島の下半身にはガンタンクのようなキャタピラが取り付けられ、胸にはウサギのマークが描かれるという、シュールでかわいらしい姿に改造されてしまいます。
「なんですかこのダサい脚は…!」と悲観する鹿島ですが、花の魔改造は止まりません。
電気屋で背中に巨大な扇風機、ゲームセンターで両腕にUFOキャッチャーのアーム、その他にもWi-Fi機能やわたがし機、たいやき機などが次々と追加され、鹿島はもはや兵器ではなく「歩く商店街」のような姿に変貌を遂げてしまうのです。
この一連の流れの中で、敵であるはずの自分に純粋な善意を向ける花に、鹿島の心は大きく揺さぶられます。
そして、暴走車から花を守ろうと、とっさに魔改造された体で庇う行動に出ます。
この出来事をきっかけに、鹿島は坂本たちに協力することを決意するのです。
冷酷な殺し屋が見せる戸惑いや優しさ、そして何より花の無邪気な行動に振り回される姿は、まさに「ギャップ萌え」の極致であり、彼が「かわいい」と評される最大の要因となっています。
鹿島は死亡した?タイ編以降の生存状況を解説
作中で何度も体をバラバラにされるなど、壮絶な目に遭っている鹿島ですが、ファンの間で「鹿島は死亡したのではないか?」と心配されることがあります。
結論として、最新話時点においても鹿島は死亡しておらず、生存しています。
彼の死亡説が広まった最も大きな要因は、タイでスラーの思想と対立し、自爆を選んだシーンでしょう。
この時、彼は胴体から下を完全に失い、上半身だけの姿になってしまいました。
常人であれば間違いなく即死ですが、彼は全身の多くを機械化したサイボーグです。
脳さえ無事であれば活動を続けられるという、驚異的な生命力によって生き永らえました。
その後、前述の通り坂本花によって「修理」され、坂本たちと協力関係を結びます。
物語が「世紀の殺し屋展」編に進んでからも、彼の生存は確認されています。
例えば、ORDERの南雲と楽の戦闘後、瀕死状態だった楽(南雲に変装していた)の手当てを行っている描写がありました。
これは、彼が持つ高度な医療技術が、坂本サイドにとって重要な戦力となっていることを示しています。
このように、鹿島はスラー一派を離脱した後も、物語の重要な局面でサポート役として活躍しています。
戦闘の最前線に立つことは減りましたが、彼の技術力と知識は、今後の展開においても不可欠な要素となるでしょう。
したがって、鹿島が死亡したという情報は誤りであり、彼は今も物語の中で生き続けています。
坂本デイズの鹿島の活躍が読めるのは漫画何巻?
鹿島の魅力的な活躍は、原作漫画の様々な巻で読むことができます。
彼が「かわいい」と言われるエピソードや、彼の強さ、過去がわかる重要なシーンを追いかけたい方のために、主な活躍巻を以下にまとめました。
初めて鹿島が登場し、その強烈なインパクトを残すのが単行本3巻と4巻です。
3巻・4巻:初登場と坂本との激闘
- 3巻(第21話〜):ラボを占拠し、冷酷な指示役として初登場します。
- 4巻(第26話〜):坂本太郎と電車内で激しい戦闘を繰り広げます。この戦いの中で、彼のサイボーグとしての能力や、スラーと出会った過去が明かされます。
次に、彼の意外な一面が見られるのが8巻と10巻です。
8巻・10巻:コミカルな一面
- 8巻:同じスラー一派のメンバーである楽に対して、厳しく指導するシーンが描かれます。彼の真面目な性格がうかがえる場面です。
- 10巻:JCC編入試験の最中、坂本葵に変装した坂本太郎の姿に本気で怯えるという、コミカルな名シーンがあります。
そして、鹿島の人気を決定づけたとも言えるのが15巻です。
15巻:坂本花とのかわいい交流
- 15巻(第131話〜):タイで自爆し上半身だけになった鹿島が、坂本花によって魔改造される一連のエピソードが収録されています。彼のかわいさを堪能したいなら、この巻は必読です。
これらの巻をチェックすることで、冷徹な敵から、どこか憎めない愛嬌のある協力者へと変化していく鹿島の魅力を存分に味わうことができます。
電子書籍サービスなどを利用すれば、すぐに彼の活躍シーンを読むことが可能です。
まとめ:サカモトデイズの鹿島がかわいい理由と魅力を再確認
- 鹿島はスラー一派に所属する、トナカイの被り物をしたサイボーグである
- 読み方は「かしま」で、組織では指示役や技術開発を担当する
- 全身の70%が武器であり、驚異的な生命力と生存能力を持つ
- 戦闘力自体はスラー一派の他の幹部に一歩譲る評価もある
- アニメ版の声優は、実力派の興津和幸が担当する
- 鹿島が「かわいい」と言われる最大の理由は、坂本花との交流エピソードにある
- 花によってキャタピラやUFOキャッチャーを付けられる魔改造シーンは必見である
- タイ編で自爆し瀕死になるが、死亡しておらず生存している
- 現在は坂本たちと協力関係にあり、サポート役として活躍している
- 彼の活躍は原作漫画の3,4,8,10,15巻などで重点的に読むことができる