アニメ「HUNTER×HUNTER」に登場する幻影旅団の人気キャラクター、シャルナーク。
爽やかな見た目とは裏腹に冷徹な一面を持つこのキャラクターを、一体誰が演じているのか気になった方は多いのではないでしょうか。
実はシャルナークの声優は、旧アニメと新アニメで異なる人物が担当しています。
しかも男性声優から女性声優へと大きく変更されたことで、ファンの間では今なお活発な議論が続いているのです。
この記事では、新旧それぞれの声優のプロフィールや代表作、変更された理由、そしてファンからの評判まで、シャルナークの声優にまつわる情報を余すことなく解説していきます。
シャルナークの声優は誰が担当しているのか
新アニメ(2011年版)で演じたのは日高のり子
2011年から日本テレビ系で放送された新アニメ版HUNTER×HUNTERで、シャルナークの声を担当しているのは日高のり子さんです。
2012年6月に幻影旅団編のキャスト発表会見が行われ、宮野真守さんや朴璐美さん、大塚明夫さんらと共に新キャストとして公表されました。
日高のり子さんは「タッチ」の浅倉南や「となりのトトロ」の草壁サツキなど、数々の名作で知られるベテラン声優であり、シャルナークの明るく爽やかな雰囲気を見事に表現しています。
テレビシリーズ全148話に加え、劇場版「緋色の幻影」や「The LAST MISSION」でも同じくシャルナーク役を務めました。
旧アニメ(1999年版)で演じたのは高戸靖広
1999年にフジテレビ系で放送された旧アニメ版では、高戸靖広さんがシャルナークを演じています。
高戸靖広さんは青二プロダクション所属の男性声優で、独特の甲高い声質を持ち、幅広いキャラクターを演じ分けることで知られる実力派です。
テレビシリーズだけでなく、OVA版のヨークシン編やグリードアイランド編、G.I. Final編にも引き続きシャルナーク役で出演しました。
旧アニメ版のシャルナークには、男性声優ならではの「得体の知れなさ」や盗賊集団の一員としての不気味さが感じられると、今でも根強いファンがいます。
パイロット版では別キャラで出演していた事実
あまり知られていませんが、新アニメ版でシャルナークを演じた日高のり子さんは、HUNTER×HUNTERシリーズと以前から深い縁がありました。
1998年にジャンプ・スーパー・アニメツアーで上映されたパイロット版では、なんとクラピカ役を担当していたのです。
つまり日高のり子さんは、クラピカからシャルナークへとキャラクターを変えて再びHUNTER×HUNTERの世界に戻ってきたことになります。
この経緯を知ると、日高のり子さんとHUNTER×HUNTERとの結びつきの深さがより一層感じられるでしょう。
新旧シャルナーク声優のプロフィールと代表作を比較
日高のり子の経歴と主な出演作品一覧
日高のり子さんは1962年5月31日生まれ、東京都千代田区九段出身の声優です。
本名は伊東範子で、愛称は「ノン子」として親しまれています。
1980年代にアイドルとして活動した後に声優へ転向し、現在は個人事務所「BIG MOUNT」に所属しながら精力的に活動を続けています。
主な出演作品は以下の通りです。
| 作品名 | キャラクター名 |
|---|---|
| タッチ | 浅倉南 |
| となりのトトロ | 草壁サツキ |
| らんま1/2 | 天道あかね |
| トップをねらえ! | タカヤノリコ |
| 犬夜叉 | 桔梗 |
| るろうに剣心 | 瀬田宗次郎 |
| 名探偵コナン | 世良真純 |
| DEATH NOTE | ニア |
| PSYCHO-PASS | ドミネーター |
| 呪術廻戦 | 九十九由基 |
少年キャラクターから大人の女性まで、演技の幅広さが際立つ声優キャリア40年以上の大ベテランです。
高戸靖広の経歴と主な出演作品一覧
高戸靖広さんは1968年1月23日生まれ、岡山県出身の男性声優です。
岡山県立笠岡工業高等学校を卒業後、東京アナウンスアカデミーで学び、劇団青杜を経て青二プロダクションに所属しました。
声優活動は1980年代後半からスタートし、三枚目キャラクターから人外キャラクターまで多彩な役柄をこなしています。
主な出演作品は以下の通りです。
| 作品名 | キャラクター名 |
|---|---|
| 美少女戦士セーラームーン | アルテミス |
| ヘタリア | ロシア |
| 鋼の錬金術師 | グラトニー |
| ONE PIECE | Mr.9 |
| 僕のヒーローアカデミア | 根津校長 |
| ワールドトリガー | 古寺章平 |
| 吸血鬼すぐ死ぬ | へんな動物 |
| ゾンビランドサガ | ロメロ |
独特の甲高い声質を武器に、コミカルなキャラクターから不気味な役どころまで幅広く対応できる実力派として高く評価されています。
二人の声質や演技スタイルの違いとは
新旧の声優を比較すると、シャルナークというキャラクターの印象が大きく異なることがわかります。
日高のり子さんの演じるシャルナークは、明るく爽やかで中性的な声質が特徴です。
シャルナークの「人当たりの良い好青年」という側面が前面に出て、親しみやすさを感じさせる仕上がりになっています。
一方、高戸靖広さんの演じるシャルナークは、甲高くやや癖のある声質が特徴的でした。
表向きの爽やかさの裏にある「盗賊としての異質さ」がにじみ出るような演技で、シャルナークの二面性をより強調するアプローチだったといえるでしょう。
どちらが優れているということではなく、キャラクターの異なる魅力を引き出す、それぞれに個性的な演技です。
シャルナークの声優はなぜ変更されたのか
2011年版で全キャストが一新された背景
シャルナークの声優が変更された最大の理由は、2011年版のアニメが「リメイク作品」として一から制作されたことにあります。
旧アニメ版はフジテレビ系列で日本アニメーションが制作しましたが、新アニメ版は日本テレビ系列でマッドハウスが制作を担当しました。
放送局と制作会社の両方が変わったため、ゴンやキルア、クラピカといった主要キャラクターを含む全キャストが一新されたのです。
シャルナークだけが個別に声優を変更されたわけではなく、作品全体のリスタートに伴う措置でした。
旧作でレオリオを演じた声優が「またレオリオを演じたかった」と語ったエピソードも知られており、旧キャスト側にも継続の意思があったケースは存在しています。
男性キャラに女性声優が起用された理由
旧アニメ版では男性声優の高戸靖広さんが担当していたシャルナークに、なぜ新アニメ版では女性声優が起用されたのでしょうか。
日本のアニメ業界では、少年や若い青年のキャラクターに女性声優を起用することは決して珍しくありません。
シャルナークは25歳の男性キャラクターですが、外見の爽やかさや人懐っこい性格を考慮すると、女性声優による中性的な声質のほうがキャラクターイメージに合うという演出判断があったと一般的に考えられています。
実際に日高のり子さんは「るろうに剣心」の瀬田宗次郎や「DEATH NOTE」のニアなど、男性キャラクターの演技で豊富な実績を持っており、男性キャラを違和感なく演じるスキルに定評がありました。
日高のり子とHUNTER×HUNTERの意外な縁
前述の通り、日高のり子さんは1998年のパイロット版でクラピカ役を担当していました。
パイロット版のクラピカはテレビアニメ化の際に甲斐田ゆきさん(1999年版)、沢城みゆきさん(2011年版)へと引き継がれましたが、日高のり子さんはシャルナークという別のキャラクターで作品に復帰することになります。
つまり日高のり子さんにとってHUNTER×HUNTERは、約14年の時を経て再び関わることになった特別な作品だったのです。
こうした背景を知ると、シャルナーク役への並々ならぬ思い入れが感じられるのではないでしょうか。
シャルナークの声優に対するファンの評判と賛否
新アニメ版の声に対する肯定的な意見の傾向
2011年版で日高のり子さんが演じるシャルナークに対しては、多くのファンから好意的な声が寄せられています。
「頭のキレるシャルナークの爽やかさに声がよく合っている」という評価が代表的です。
また「男性か女性かパッと見では分からない中性的な声が、シャルナークの得体の知れない魅力をうまく表現している」という意見も見受けられます。
声優のキャラクター人気投票では、日高のり子さんが演じたキャラクターのランキングでシャルナークは16位前後に位置しており、代表作の一つとして広く認知されている状況です。
「コミカルかつコケティッシュな演技が素晴らしい」という声もあり、ベテラン声優ならではの表現力が評価されています。
旧アニメ版のほうが合っていたという声も根強い
一方で、1999年版の高戸靖広さんによるシャルナークのほうが好きだというファンも少なくありません。
「旧シャルナークの声のほうが好きだった」という声は海外のファンコミュニティでも見られ、旅団メンバーの中で特に新旧の評価が分かれやすいキャラクターの一つとされています。
男性声優が演じることで生まれる「不気味さ」や「得体の知れなさ」が、幻影旅団という犯罪集団の構成員としてのリアリティを高めていたという指摘は根強いものがあります。
ネット上のまとめ議論において「アニメ史上最も声が合ってないキャラ」の候補としてシャルナークの名前が挙がることもあり、否定的な意見が完全になくなったわけではありません。
放送開始時と現在で評価はどう変わったか
シャルナークの声優に対するファンの評価は、時間の経過とともに大きく変化してきました。
2012年の幻影旅団編放送開始直後は、「声がひどい」「ミスキャストではないか」という否定的な反応がネット上で目立っていたのが実情です。
旧アニメ版で男性声優の高戸靖広さんが演じていた印象が強かったファンにとって、女性声優への変更は衝撃的だったのでしょう。
しかし放送が進むにつれて「馴染んできた」「キャラクターの爽やかさに合っている」という肯定的な声が徐々に増えていきました。
現在では日高のり子さんの演技を支持するファンが多数派となっており、長年の実績と安定した演技力が多くの視聴者に受け入れられたと言えるでしょう。
新旧どっちが好き?声優比較で押さえたいポイント
爽やかさを重視するなら新アニメ版の魅力
シャルナークの「爽やかな好青年」という側面を重視する方には、日高のり子さんが演じる新アニメ版がおすすめです。
日高のり子さんの明るくクリアな声質は、シャルナークの人懐っこさや知性的な雰囲気を的確に表現しています。
幻影旅団のメンバーでありながら、どこか親しみやすい空気をまとっているシャルナークの魅力が存分に引き出されているでしょう。
特にヨークシンシティ編で他のメンバーとやり取りする場面では、コミュニケーション能力の高さが声からも伝わってきます。
不気味さや二面性を重視するなら旧アニメ版の魅力
シャルナークの「危険な盗賊集団の一員」という側面に注目したい方には、高戸靖広さんが演じる旧アニメ版が響くはずです。
高戸靖広さんの独特な甲高い声質には、笑顔の裏に何を考えているかわからない不穏さがにじんでいます。
表面上は爽やかでも、その本質はA級クラスの危険人物であるという設定を考えると、この「得体の知れなさ」は非常にリアルな表現だったとも言えるでしょう。
OVA版まで一貫して同じ声優が演じていたため、旧シリーズだけで統一された世界観を楽しめるのも利点です。
視聴順による印象の違いにも注意
シャルナークの声に対する好みは、どちらのアニメを先に視聴したかによって大きく左右される傾向があります。
最初に旧アニメ版を観たファンは高戸靖広さんの声がシャルナークの「正解」として記憶に刻まれるため、新アニメ版の声に違和感を覚えやすくなります。
逆に2011年版から入ったファンにとっては、日高のり子さんの声こそがシャルナークのイメージそのものとなるでしょう。
これはシャルナークに限った話ではなく、HUNTER×HUNTERの新旧キャスト比較全般に当てはまる傾向です。
どちらが正しいということはないので、両方のバージョンを実際に視聴した上で自分の好みを見つけるのが最も建設的なアプローチだと言えます。
シャルナークの声優に関する最新情報と今後の展望
格闘ゲーム「ネン×インパクト」への参戦はあるか
2025年7月17日にブシロードから発売された2D対戦格闘ゲーム「HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT」は、HUNTER×HUNTERファンの間で大きな話題となりました。
初期ロースターには16キャラクターが収録されており、幻影旅団からはクロロ、マチ、ウボォーギンなどが参戦しています。
DLCでは第1弾としてネフェルピトー、第2弾としてフィンクスが追加されましたが、2026年3月時点でシャルナークの参戦は発表されていません。
シーズンパスは4キャラ分が予定されているため、残り2枠にシャルナークが含まれる可能性はゼロではないでしょう。
仮に参戦した場合、2011年版準拠の日高のり子さんがボイスを担当する可能性が高いと考えられます。
原作の連載状況と新アニメ化の可能性
原作漫画のHUNTER×HUNTERは、冨樫義博先生が2025年8月時点で第413話の執筆進捗をSNSで報告しており、連載は継続中です。
ただし健康上の理由による不定期連載が続いているため、暗黒大陸編以降のストーリーが十分に蓄積されるにはまだ時間がかかる見込みとなっています。
2026年3月時点で、2011年版の続編にあたる新たなアニメ化は正式には発表されていません。
なおシャルナークは原作の第357話でヒソカによって命を落としており、暗黒大陸編以降の本編に登場する可能性は極めて限定的です。
仮に回想シーンや過去編などで描かれるとすれば、改めて声優が話題になることも考えられるでしょう。
日高のり子の最新出演作と今後の活動
シャルナーク役を務めた日高のり子さんは、2026年3月時点で63歳を迎えてなお第一線で活躍を続けています。
最新の注目出演作としては、「呪術廻戦」の九十九由基役が挙げられます。
死滅回游編の放送ではSNS上で「シャルナークの声優が出ている」と話題になるなど、日高のり子さんの演技に対する注目度の高さがうかがえました。
「名探偵コナン」の世良真純役も引き続き担当しており、長寿作品での安定した出演が続いています。
声優キャリア40年以上のベテランとして、今後も様々な作品でその演技を聞ける機会があるでしょう。
シャルナークはどんなキャラクター?声と合わせて知りたい基本情報
幻影旅団No.6としてのプロフィールと念能力
シャルナークのフルネームは「シャルナーク=リュウセイ」といいます。
基本的なプロフィールは以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 旅団ナンバー | No.6 |
| 出身 | 流星街 |
| 年齢 | 25歳(初登場時) |
| 身長 | 180cm |
| 体重 | 72〜75kg |
| 血液型 | O型 |
| 念系統 | 操作系 |
念能力は「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」と呼ばれる操作系の能力で、特殊なアンテナを対象に刺すことで相手を自在に操ることができます。
自分自身にアンテナを刺す「オートパイロットモード」も持っており、この状態では戦闘力が飛躍的に向上する代わりに、事後に激しい疲労に襲われるというリスクがあります。
旅団内での役割と性格的な特徴
シャルナークは幻影旅団の結成時からの初期メンバーであり、旅団内では主にサポートや情報分析を担当しています。
プロのハンターライセンスも所持しており、情報収集やデータ分析において卓越した能力を発揮する知性派です。
性格は明るく社交的で、旅団メンバーの中でも特にコミュニケーション能力が高いキャラクターとして描かれています。
その爽やかな外見と人当たりの良さから、幻影旅団という危険な集団の一員であることを忘れてしまいそうになるほどです。
しかし実際には流星街出身のA級危険人物であり、任務のためなら冷徹に行動する一面も持ち合わせています。
この「爽やかさ」と「冷徹さ」のギャップこそが、シャルナークの最大の魅力だと言えるでしょう。
幻影旅団メンバーの中での人気順位は何位か
シャルナークは幻影旅団メンバーの中でも高い人気を誇るキャラクターです。
ファンによる人気投票では、旅団メンバーランキングで2位を獲得した調査結果もあれば、6位に位置する調査もあり、いずれにしても上位の常連となっています。
特に女性ファンからの支持が厚く、イラスト投稿サイトでの関連作品数が1,100件を超えるなど、二次創作の面でも高い人気を維持しているのが特徴です。
MBTI的な性格分析投票では「ENFJ(主人公タイプ)」として最高スコアを記録するなど、キャラクターとしての好感度は群を抜いています。
声優の演技がキャラクター人気に与える影響は大きく、日高のり子さんの爽やかな声がシャルナークの親しみやすさを一層引き立てていると考えられるでしょう。
まとめ:シャルナークの声優を知ればアニメの魅力がもっと広がる
- シャルナークの声優は新アニメ版(2011年版)が日高のり子、旧アニメ版(1999年版)が高戸靖広である
- 声優変更の理由は制作会社・放送局の変更に伴う全キャストの一新によるもの
- 日高のり子はパイロット版でクラピカ役を務めており、HUNTER×HUNTERとの縁は1998年から続いている
- 新アニメ版の声は「爽やかさ」「知性」を強調する中性的な演技が特徴である
- 旧アニメ版の声は「不気味さ」「二面性」を感じさせる独特な声質が特徴である
- 放送開始当初は否定的な意見も多かったが、現在では日高のり子の演技を支持する声が多数派である
- 旧アニメ版の高戸靖広による演技を好むファンも根強く存在し、新旧の評価は視聴順によっても左右される
- 格闘ゲーム「NEN×IMPACT」にシャルナークは2026年3月時点で未参戦だが、今後のDLC追加の可能性は残されている
- 日高のり子は「呪術廻戦」や「名探偵コナン」など最新作でも活躍を続けるベテラン声優である
- シャルナークは幻影旅団内の人気ランキングで常に上位に入る人気キャラクターであり、声優の演技もその魅力に大きく貢献している
