転スラの主人公がうざい?嫌われる理由と視聴者のリアルな評価

大人気アニメ『転生したらスライムだった件』、通称「転スラ」。

魅力的なキャラクターと爽快なストーリーで多くのファンを魅了していますが、その一方で「主人公のリムルがうざい」「なんだか嫌い」と感じる声も少なくありません。

国民的な人気作でありながら、なぜ一部の視聴者は主人公に対して否定的な感情を抱いてしまうのでしょうか。

この記事では、なぜ主人公リムルが一部の視聴者からうざい・嫌いと思われてしまうのか、その理由をネット上の評価や意見を基に8つのポイントから深掘りしていきます。

あなたがリムルに対して感じていたモヤモヤの正体が、この記事を読むことで明らかになるかもしれません。

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目次

転スラの主人公がうざいと言われる主な理由

偉そうで調子に乗っている言動

転スラの主人公リムルがうざいと言われる最も大きな理由の一つに、その「偉そうで調子に乗っている」と受け取られかねない言動が挙げられます。

これは、物語が進むにつれて彼が国を治めるリーダー、そして魔王という絶対的な権力者の立場になっていくためです。

部下に対して指示を出したり、敵対する相手に尊大な態度を取ったりするシーンが増えるのは、彼の立場上、自然な変化と言えるでしょう。

しかし、リムルの転生前はごく普通の37歳サラリーマン「三上悟」でした。

この前世のキャラクターを知っている視聴者からすると、転生後の急な態度の変化に「いきなり偉そうになった」「中身はおじさんなのにガキっぽい」といった違和感や不快感を覚えてしまうのです。

実際にネット上では、「リムル様ほんと偉そう」「すべてが嫌いなのになぜ転スラを見ているのか」といった辛辣な意見も見受けられます。

特に、物語序盤でシズさんを捕食して人型の姿を手に入れてからは、その傾向が顕著になります。

最弱モンスターであるスライムが知恵と工夫で成り上がっていく姿を期待していた視聴者にとっては、早々に美形で強力な人間態を手に入れ、強者の立場から物事を語る姿が「調子に乗っている」と映ってしまうのかもしれません。

努力なしに見えるチート級の強さ

リムルの「努力なしに見えるチート級の強さ」も、うざいと感じられる要因の一つです。

物語の冒頭、転生する過程でユニークスキル「大賢者」と「捕食者」を獲得したリムルは、その後も次々と強力な能力を手に入れていきます。

「大賢者」はあらゆる事象を解析・思考加速できる万能のサポートスキルであり、「捕食者」は取り込んだ対象の能力を奪えるという、まさにチート級のスキルです。

これにより、リムルは絶体絶命のピンチに陥っても、まるで「こんなこともあろうかと」言わんばかりにスキルの力で乗り越えてしまいます。

苦労や挫折を乗り越えてキャラクターが成長していく物語を好む視聴者にとっては、このような展開が「ご都合主義」に映り、面白みに欠けると感じられるのです。

例えば、強力な敵が現れても、その敵を捕食して新たな耐性やスキルを得たり、「大賢者」が瞬時に最適解を導き出したりするため、戦いに緊張感がありません。

物語が進むにつれて強さのインフレも加速し、敵がどれだけ強大になっても、リムルはそれを上回る力で圧倒してしまいます。

この無敵っぷりが爽快感につながるという意見も多い一方で、「何でもありでつまらない」「主人公が強すぎてハラハラしない」という批判的な意見も根強く存在します。

アニメ版の声が合わないという意見

キャラクターの印象を大きく左右する「声」ですが、アニメ版リムルの声がイメージと合わない、という点も一部で指摘されています。

リムルの声を担当しているのは、声優の岡咲美保さんです。

彼女の声は中性的で高く、可愛らしい印象を与えるため、スライムの姿や中性的な人型の姿にはマッチしていると言えるでしょう。

しかし、リムルの魂は37歳の男性サラリーマン「三上悟」です。

この「中身はおじさん」という設定を知っている視聴者の中には、キャラクターの外見と声、そして中身のギャップに違和感を覚える人がいます。

「声が可愛すぎて、転生前のイメージと合わない」「もっと落ち着いた男性的な声を想像していた」といった感想が、その代表例です。

もちろん、これは完全に個人の好みの問題であり、岡咲美保さんの演技力や声質そのものを批判するものではありません。

実際に「最初は違和感があったけれど、見ているうちに慣れた」「この声だからこそリムルの可愛らしさが出ている」といった肯定的な意見も多数存在します。

とはいえ、「声が嫌い」という第一印象は、キャラクターそのものへの嫌悪感につながりやすく、リムルがうざいと感じるきっかけの一つになっていることは否定できないでしょう。

大量虐殺を正当化するような倫理観

リムルの行動の中で、特に賛否が大きく分かれるのが、魔王へと進化するために行った「大量虐殺」です。

物語中盤、ファルムス王国軍の侵攻によって多くの仲間を殺されたリムルは、報復として攻めてきた兵士2万人を一人残らず虐殺します。

この行為は、仲間を守るための、そして魔王になるための儀式として描かれていますが、転生前は平和な日本で生きていたはずの人物が、何のためらいもなく大量殺戮を行う姿に、倫理的な嫌悪感を抱く視聴者が少なくありません。

問題は、ただ殺したという事実だけではありません。

その後の展開で、リムルの大量虐殺が部下たちから「リムル様すげぇ!」「さすが我々の主!」といった形で全面的に肯定され、称賛される描写が続くことです。

これにより、彼の行為が正当化されているように見え、「胸糞が悪い」「倫理観が崩壊している」といった批判につながっています。

さらに、この大量虐殺の引き金を引いたとも言えるミュウランや、リムルを一度は殺しかけたヒナタといった人物を、後に比較的あっさりと許してしまう展開も、一部の視聴者の不満を煽っています。

「直接的な原因を作った人物は許すのに、命令されて来ただけの兵士は皆殺しにするのはおかしい」という、ダブルスタンダードを指摘する声も上がっているのです。

この一連の出来事は、リムルのキャラクター性を語る上で非常に重要なポイントであり、彼を「うざい」と感じるか「格好いい」と感じるかの大きな分水嶺となっています。

転スラの主人公がうざいと感じるその他の要因

スライムである必要性を感じない人型の姿

『転生したらスライムだった件』というタイトルから、多くの視聴者は「最弱モンスターであるスライムが、知恵と工夫を凝らして厳しい異世界を生き抜いていく物語」を想像したのではないでしょうか。

しかし、リムルは物語の比較的早い段階で、冒険者のシズエ・イザワを捕食したことにより、彼女の姿を模倣した人型のフォルムを手に入れます。

この人間態は中性的で整った容姿をしており、以降、リムルは戦闘や交渉など、物語の重要な局面のほとんどをこの姿で過ごすことになります。

そのため、視聴者からは「スライムである意味がない」「これではただの人間無双ものと変わらない」「タイトル詐欺だ」といった厳しい意見が寄せられています。

もちろん、スライムの姿でいることもありますが、それはマスコット的な扱いであったり、リラックスしている場面に限られたりすることが多いです。

物語の根幹に関わるスライムならではの活躍、例えばスライムの特性を活かした奇策で強敵を打ち破るといった展開が少ないため、「スライム要素はどこへ行ったのか」という不満が生まれるのも無理はないでしょう。

人型の姿が便利で強力なのは分かりますが、それがかえって「スライムに転生した」という作品の根幹を揺るがし、リムルというキャラクターがうざいと思われる一因になってしまっているのです。

会議ばかりでなかなか進まないストーリー

転スラ、特にアニメの2期以降で顕著に見られるのが、「会議シーンの多さ」です。

リムルがジュラ・テンペスト連邦国を建国し、国のトップとして君臨してからは、物語の主軸がモンスターとの戦闘から、他国との外交や内政へとシフトしていきます。

その結果、リムルと幹部たちが円卓を囲んで延々と話し合いを続ける、いわゆる「会議パート」が頻繁に描かれるようになりました。

この傾向は海外のファンの間でも指摘されており、「転スラは会議ばかりしているアニメ」というジョークが生まれるほどです。

国作りや政治的な駆け引きを面白いと感じるファンもいる一方で、爽快なバトルやテンポの良い冒険活劇を期待していた視聴者にとっては、この長い会議シーンは退屈でしかありません。

「話が全然進まない」「登場人物が喋っているだけで動きがない」といった不満が募り、結果として作品全体、ひいては会議の中心にいる主人公リムルへの「うざい」という感情につながってしまうのです。

原作小説の緻密な設定や政治劇を丁寧にアニメ化しようとした結果なのかもしれませんが、映像作品としてのアクションやカタルシスを求める層との間に、大きなギャップを生んでしまったと言えるでしょう。

ご都合主義な「なろう系」への批判

転スラは、小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた、いわゆる「なろう系」作品の代表格です。

この「なろう系」というジャンルには、いくつかの共通した特徴があります。

例えば、「現代人が異世界に転生・転移する」「主人公が最初からチート級の能力を持っている」「特に努力しなくても周りから認められ、ハーレム状態になる」といったものです。

これらの展開は、読者が主人公に感情移入し、ストレスなく物語を楽しむための「お約束」とも言えます。

しかし、このジャンル自体にアレルギー反応を示す人も少なくありません。

「主人公に都合の良いことしか起きないご都合主義だ」「何の苦労もせずに成功するなんてつまらない」といった批判が、ジャンル全体に向けられています。

転スラは、その「なろう系」の中でもトップクラスの人気と知名度を誇るため、ジャンルへの批判の矢面に立たされやすいのです。

つまり、「転スラが嫌い」というよりは、「なろう系というジャンルが嫌い」という感情が、そのまま作品と主人公リムルへの「うざい」という評価に直結しているケースが多々あります。

これは作品そのものの評価とは少し異なりますが、リムルがうざいと言われる背景にある、無視できない要因の一つです。

主人公以外にも嫌われているキャラの存在

物語の印象は、主人公一人だけで決まるものではありません。

周りを固めるキャラクターたちの言動も、作品全体の評価に大きく影響します。

転スラには魅力的なキャラクターが数多く登場しますが、その一方で、一部のキャラクターは視聴者から強いヘイト(嫌悪感)を集めています。

あるサイトの「転スラ嫌いなキャラランキング」を参考に、特に不人気なキャラクターとその理由を見てみましょう。

順位キャラクター名主な嫌われる理由
1位キララ、ショウゴ、キョウヤ自己中心的で残忍。快楽のために人を殺す外道な性格。
2位ミュウランテンペストに甚大な被害を与えたにもかかわらず、軽い処罰で許された。
3位ヒナタ・サカグチ序盤、人の話を全く聞かずに一方的に攻撃してくる融通の利かなさ。
4位シオンリムルへの忠誠を口にしながら、命令を無視して暴走することが多い。

このように、主人公であるリムル以外にも、視聴者から「うざい」「嫌い」と思われているキャラクターが存在します。

特に、キララたちの残虐非道な行いや、ミュウランの裏切りは、テンペストに大きな悲劇をもたらしました。

これらのキャラクターの存在や、彼らに対するリムルの対応(例えばミュウランを許すなど)が、物語への不満となり、巡り巡って主人公への否定的な評価につながっている可能性も考えられます。

作品全体のヘイトが、象徴である主人公リムルに集約されている、という見方もできるかもしれません。

まとめ:転スラの主人公がうざいと感じる理由は多岐にわたる

この記事では、『転生したらスライムだった件』の主人公リムルが、なぜ一部の視聴者から「うざい」と評されるのか、その理由を8つの視点から考察しました。

  • 主人公リムルの言動が一部で「偉そう」「調子に乗っている」と評される
  • 努力描写が少なくチート能力で解決する展開がご都合主義と見なされる
  • アニメ版の声優の声がキャラクターのイメージと合わないという意見がある
  • 仲間を殺された報復とはいえ、大量虐殺を行う倫理観に嫌悪感を示す声がある
  • すぐに人型になるため「スライムである必要性」が薄いとの指摘がある
  • 特にアニメ2期以降は会議シーンが多く、物語のテンポが悪いと感じられる
  • 「なろう系」というジャンル特有のテンプレ展開が批判の対象になることがある
  • 主人公だけでなく、シオンやミュウランなど他のキャラクターにもヘイトが集まる
  • 作品の人気が高いからこそ、様々な視点からの批判や意見が生まれる
  • 「うざい」と感じるかは個人の好みや物語の捉え方に大きく左右される
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