【終末のワルキューレ】勝敗結果まとめ！最新対戦表とネタバレ考察

人類の存亡を懸けた神々との最終闘争を描く大人気漫画『終末のワルキューレ』。

その壮絶な戦いの記録は、多くの読者を熱狂の渦に巻き込んできました。

これまでの対戦結果はどうなっているのか、最新の勝敗状況を知りたい方も多いのではないでしょうか。

特に、物語がクライマックスに近づくにつれて、第10回戦の沖田総司の勝敗や、始皇帝が演じた歴史的勝利など、個別の戦いの結末にも注目が集まっています。

この記事では、『終末のワルキューレ』のラグナロク全対戦における勝敗結果を、ネタバレありの最新対戦表を交えながら徹底的に解説します。

さらに、今後の対戦カード予想や、物語の裏で進行する巨大な謎にも迫りますので、ぜひ最後までご覧ください。

ラグナロク（人類vs神々の13回勝負）のルール

終末のワルキューレにおけるラグナロク（人類vs神々の13回勝負）のルールは以下の通りです。

ラグナロクは人類と神々による13対13の一対一のタイマン勝負。人類側と神々側がそれぞれ13人の代表闘士を出し合い、先に7勝した側が全体の勝者となります。

人類が7勝すれば、1000年間の存続が許されます。逆に神々が7勝した場合、人類には終末が与えられ、この世界から消滅することになるのです。

試合は基本的に殺し合いで、どちらかが死ぬまで決着はつきません。

神々は不死であるため、人間の闘士は特別な武器を与えられます。戦乙女（ワルキューレ）の血を取り込んだ「ヴァルキリー」と呼ばれる武器によって、神をも殺せる力を得るのです。

また、人類側闘士は過去から偉人や英雄を呼び出すことができますが、神々側は現存する神しか参戦できないというルールになっています。

このように、人類存亡を賭けた神々との13回に渡る死闘は、非常にシビアかつ絶対的なルールの下で行われるのです。果たして人類は絶望的な状況を覆し、勝利を掴むことができるのでしょうか。

終末のワルキューレ 勝敗結果一覧

これまでに行われた終末のワルキューレの試合結果を振り返ってみましょう。

第1回戦：トールvs呂布奉先の勝敗と試合内容

試合時間は16分28秒、トールの「覚醒雷槌」で決着。勝者はトールで、神側が先勝します。

第2回戦：ゼウスvsアダムの勝敗と試合内容

試合時間は7分13秒、ゼウスの「拳骨」で決着。アダムは力尽きて死亡。勝者はゼウスで神側が2連勝。

第3回戦：ポセイドンvs佐々木小次郎の勝敗と試合内容

試合時間は13分07秒、佐々木小次郎の「双燕斬虎万刃撩乱」で決着。勝者は佐々木小次郎で、人類側が1勝目。

第4回戦：ヘラクレスvsジャック・ザ・リッパーの勝敗と試合内容

試合時間は26分57秒、ジャックの「Dear GOD」で決着。勝者はジャック・ザ・リッパーで、人類側が2勝目。

第5回戦：シヴァvs雷電為右衛門の勝敗と試合内容

試合時間は11分16秒、シヴァの「大切炎舞 デーヴァローカ」で決着。勝者はシヴァで、神側が3勝目。

第6回戦：波旬vs釈迦の勝敗と試合内容

試合時間は21分37秒、釈迦の「天眼妙覚 大涅槃斬 マハーバリ ニルヴァーナ」で決着。勝者は釈迦で、人類側3勝目。

第7回戦：ハデスvs始皇帝の勝敗と試合内容

試合時間は12分57秒、始皇帝の「始皇承力燕斬」で決着。勝者は始皇帝で、ここで人類が神々を勝利数で上回る。

第8回戦：ベルゼバブvsニコラ・テスラの勝敗と試合内容

試合時間は18分06秒、ベルゼバブの「悪魔の双角 ソラト・レシュ」で決着。勝者はベルゼバブで、神側が4勝目。

第9回戦：アポロンvsレオニダス王の勝敗と試合内容

試合時間は9分30秒、アポロンの「魂を射抜く銀の矢 アリギュロトクソス」で決着。勝者はアポロンで、神側が5勝目。

第10回戦：素戔嗚尊（スサノヲノミコト）vs沖田総司

第10回戦では、日本の剣神・素戔嗚尊（スサノヲノミコト）と新撰組一番隊組長・沖田総司による激闘が繰り広げられました。

試合時間は11分25秒。神々にマッチポイントを握られた絶望的な状況の中、沖田総司が奥義「天翔散段突」で劇的な勝利を掴み、スコアを5勝5敗のタイに戻すことに成功しました。

人類の運命は、残された3戦の結果に委ねられています。次なる戦いがどのような組み合わせになるのか、今後の展開から目が離せません！

終末のワルキューレの勝敗を最新対戦表で速報！

【ネタバレ】終末のワルキューレ対戦表の最新情報

『終末のワルキューレ』の物語の中核をなすのは、神々と人類による13番勝負「ラグナロク」です。

まずは、これまでの激闘の歴史を一覧できるよう、最新の対戦表と勝敗結果をまとめました。

この戦いは、1000年に一度開かれる神々の会議で、人類の愚行に終止符を打つ「終末」の判決が下されたことから始まります。

その決定に待ったをかけたのが、戦乙女（ワルキューレ）の長姉ブリュンヒルデでした。

彼女は、神々のプライドを巧みに刺激し、神代表13人と人類代表13人による一対一（タイマン）での最終闘争の開催を実現させます。

ルールは至ってシンプルで、先に7勝した陣営が完全勝利を収めるというものです。

人類が勝てばその後1000年の存続が許されますが、神が勝てば人類は歴史から完全に消滅します。

以下が、第10回戦までの全対戦カードと、その詳細な結果です。

回戦	人類代表	神代表	勝者	試合時間	決まり手
第1回戦	呂布奉先	トール	神	16分28秒	覚醒雷槌（かくせいらいつい）
第2回戦	アダム	ゼウス	神	7分13秒	拳骨（ただのパンチ）
第3回戦	佐々木小次郎	ポセイドン	人類	13分07秒	双燕斬虎万刃撩乱
第4回戦	ジャック・ザ・リッパー	ヘラクレス	人類	26分57秒	Dear GOD（ディア・ゴッド）
第5回戦	雷電為右衛門	シヴァ	神	11分16秒	大切炎舞（デーヴァ・ターンダヴァ）
第6回戦	釈迦	零福 → 波旬	人類	21分37秒	天眼妙覚 大涅槃斬
第7回戦	始皇帝	ハデス	人類	12分57秒	始皇承力燕斬
第8回戦	ニコラ・テスラ	ベルゼブブ	神	18分06秒	悪魔の双角（ソラト・レシュ）
第9回戦	レオニダス王	アポロン	神	9分30秒	魂を射抜く銀の矢
第10回戦	沖田総司	スサノヲノミコト	人類	11分25秒	天翔散段突

この表を見るだけでも、一戦一戦がどれほど激しいものであったかが伝わってきます。

試合時間や決まり手からも、各闘士の個性や戦いの内容が色濃く反映されていることが分かります。

終末のワルキューレ、現在の勝敗スコア【最新】

第10回戦までの激闘を終えた現在、ラグナロクの勝敗スコアは人類5勝、神5勝という完全なイーブン状態です。

これは、物語の序盤からは誰も予想できなかった驚くべき展開と言えるでしょう。

ラグナロクの勝敗は、一進一退の攻防を繰り返しながら、息もつかせぬドラマを生み出してきました。

その推移を振り返ってみましょう。

序盤：神々の圧倒的力と人類の絶望（第1～2回戦）

ラグナロクの幕開けは、人類にとって絶望的な連敗から始まりました。

第1回戦では人類最強の武人・呂布奉先が、第2回戦では全人類の父・アダムが、それぞれトールとゼウスという神々の巨星の前に敗れ去ります。

この時点でのスコアは人類0勝、神2勝。

神と人間の間にある、絶対的な力の差をまざまざと見せつけられました。

中盤：驚異の巻き返しと初の勝ち越し（第3～7回戦）

絶望の淵から人類を救い出したのは、佐々木小次郎とジャック・ザ・リッパーでした。

彼らの勝利でスコアを2勝2敗のタイに戻すと、物語は膠着状態に入ります。

第5回戦で雷電為右衛門が敗れるも、第6回戦では神であるはずの釈迦が人類側で出場し勝利。

そして運命の第7回戦、始皇帝が冥界の王ハデスを打ち破り、人類はスコア4勝3敗という、史上初の勝ち越しに成功するのです。

後半：再び崖っぷちからの劇的同点劇（第8～10回戦）

しかし、神々も黙ってはいません。

第8回戦、第9回戦と連勝し、スコアは人類4勝、神5勝。

人類は再び、あと1敗すれば神側のマッチポイントという絶体絶命の窮地に立たされます。

その極限のプレッシャーの中で行われた第10回戦で、沖田総司が劇的な勝利を飾り、スコアを5勝5敗のタイに戻したのでした。

このように、どちらか一方が有利になるたびに、もう一方が意地を見せて追いつくという展開が、本作の大きな魅力となっています。

終末のワルキューレ【第10回戦】沖田の勝敗は？

結論から言うと、第10回戦における沖田総司の勝敗は、見事な「勝利」で幕を閉じました。

この一勝は、単なる1勝以上の、計り知れないほど大きな価値を持つものでした。

なぜなら、もしこの戦いに敗れていれば、スコアは4勝6敗となり、神々がラグナロク勝利に王手をかける絶望的な状況に陥っていたからです。

まさに人類滅亡の瀬戸際で、沖田総司はその剣で未来への道を切り拓いたのです。

対戦相手は、日本の神話に登場する最強の剣神・スサノヲノミコト。

「最強の人斬り」と「始まりの剣神」による頂上決戦は、互いの信念が激しくぶつかり合う壮絶な斬り合いとなりました。

スサノヲの剣が、剣術そのものを愛し、強さを求める純粋な求道者のものであったのに対し、沖田の剣は常に仲間である新撰組を守るために振るわれてきた「人の剣」でした。

戦いの本質は、自己の満足のために力を振るう神と、誰かを守るために死線を潜り抜けてきた人間の対比にあります。

幾度となく繰り広げられた激しい攻防の末、最終局面で勝敗を分けたのは、その力の根源の違いでした。

仲間の想いを一身に背負った沖田の一撃が、スサノヲの神速の剣を上回り、決まり手「天翔散段突」によって劇的な勝利を収めました。

この勝利は、人類に希望をもたらしただけでなく、「誰かのために振るう力こそが奇跡を起こす」という、本作の根幹をなすテーマを力強く証明する一戦となったのです。

終末のワルキューレ【始皇帝】の勝敗を振り返る

第7回戦で始皇帝が掴んだ勝利は、人類にとって歴史的な一勝でした。

彼の勝敗結果は「勝利」であり、これにより人類は初めて神々に対して勝ち越しを果たしたのです。

この戦いが多くの読者の胸を打ったのは、単に戦闘の勝敗だけでなく、二人の「王」による誇りと信念のぶつかり合いが描かれたからです。

対するは、ギリシャ神話の冥界の王ハデス。

弟ポセイドンの仇討ちとして参戦したハデスに対し、始皇帝は中華を初めて統一した「始まりの王」として、全人類の期待を背負って立ちました。

始皇帝の強さの秘密は、他者の痛みを感じてしまう特殊体質「ミラータッチ共感覚」を克服する過程で編み出した、究極の武術「蚩尤（しゆう）」にあります。

これは「鎧式」「矛式」「弩式」「戟式」「剣式」の五つの型から成り、特に相手の攻撃の力を受け流して反撃する「蚩尤鎧式」は、ハデスの強力無比な一撃を攻略する鍵となりました。

戦いの最中、始皇帝は左腕を失うほどの致命傷を負います。

しかし、彼は決して倒れませんでした。

「王は惑わず 曲げず 頼らず 諦めぬ‼」

この言葉と共に、民の痛みを全て背負い、その先頭に立ち続けるという王としての哲学を体現したのです。

復讐と神としての誇りのために戦うハデスに対し、民のために戦う始皇帝の覚悟が、最終的に勝利を呼び込みました。

この勝利は、王の真の強さとは権力や武力ではなく、民を背負う覚悟の重さであることを証明し、ラグナロクの戦いに新たな深みを与えたのです。

【考察】終末のワルキューレの沖田総司は死亡した？

第10回戦で劇的な勝利を飾った沖田総司ですが、その代償として彼は死亡したのではないか、という考察がファンの間で広く議論されています。

結論として、作中で明確に死亡したと断定されてはいませんが、状況証拠からその可能性は極めて高いと考えられます。

この考察の最も大きな根拠は、勝利直後の描写にあります。

スサノヲを破った直後、沖田は力尽きてその場に倒れ伏します。

仲間たちが駆け寄るその姿は、ラグナロクの戦いで命を落としていった他の闘士たち、特に第2回戦のアダムの最期と重なります。

アダムは全人類の父としてゼウスと戦い、死してなお立ち続けるという壮絶な最期を遂げました。

役目を果たし、すべてを出し尽くして倒れる沖田の姿は、アダムと同様に、自らの命を燃やし尽くしたことの暗示と受け取れます。

また、沖田総司が生前、結核という病を患っていた史実も、この考察を補強します。

本作の沖田も、原作である『ちるらん 新撰組鎮魂歌』の設定を引き継いでおり、病のハンデを背負っていました。

神との戦いという、限界を超えた死闘の末に、その命が尽きてしまったと考えるのは非常に自然な流れです。

ただし、これはあくまでも現時点での描写に基づく考察です。

ラグナロクの戦いが終わった後、何らかの形で彼の生死が明確に描かれる可能性も残されています。

公式な発表があるまでは確定情報ではありませんが、多くの読者は、彼が新撰組の仲間たちのためにすべてを懸けて戦い、その生涯に誇り高く幕を下ろしたと解釈しているようです。

終末のワルキューレの勝敗から今後の展開を考察

終末のワルキューレ、今後の対戦カードを大予想

5勝5敗のイーブンとなり、残すは3戦。

ラグナロクのクライマックスに向けて、まだ出場していない闘士たちの対戦カードがどうなるのか、ファンの間では様々な予想が飛び交っています。

ここでは、残された闘士たちのプロフィールと、テーマ性や神話上の因縁に基づいた有力な対戦カード予想を紹介します。

まず、残っている闘士は以下の通りです。

• 人類側: ミシェル・ノストラダムス、グリゴリー・ラスプーチン、坂田金時
• 神側: オーディン、アヌビス

これらのメンバーから、特に注目度の高い組み合わせを考察してみましょう。

ラスプーチン vs アヌビス：「不死」の人間 vs 「死」の神

最も有力視されているのがこのカードです。

史実で「不死身の怪僧」と噂されたラスプーチンと、エジプト神話で死とミイラ化を司るアヌビス。

これは、「死を克服しようとした人間」と「死そのものを司る神」という、テーマ的に完璧な対立構造を持っています。

どちらが相手の領域を侵すのか、非常に興味深い戦いになるでしょう。

ノストラダムス vs オーディン：「予言」の人間 vs 「知」の神

人類史上最高の予言者ノストラダムスと、知識と未来予知を渇望する北欧の最高神オーディン。

ブリュンヒルデが「我々のジョーカー」と評するノストラダムスが、物語の裏で暗躍するオーディンの壮大な計画を予知し、それを打ち破るという展開が期待されます。

まさに知略の頂上決戦です。

坂田金時の役割

残る坂田金時の役割は、最も謎に包まれています。

彼は釈迦の依頼を受け、物語の核心にいる英雄ジークフリートの情報を探るため冥界へ赴いており、ラグナロクの闘士としてではなく、物語の裏で進行する陰謀を解き明かす探偵役として活躍する可能性も指摘されています。

【ネタバレ注意】終末のワルキューレの最新話と今後の展開

『終末のワルキューレ』は、最新話に近づくにつれて、単なる神と人間のトーナメントバトルという枠組みを超え、神々の世界の覇権と世界の真理をめぐる、壮大な陰謀の物語へとその姿を変えつつあります。

今後の展開を予想する上で鍵となるのは、北欧の最高神オーディンの不穏な動き、そしてブリュンヒルデがラグナロクを起こした真の目的です。

作中では、オーディンがラグナロクを利用して、ギリシャ神話系の神々（ポセイドン、ハデス、ヘラクレス、アポロン）といったライバル勢力を排除し、自らが滅びるという予言の運命を書き換えようとしている可能性が示唆されています。

彼にとってこのラグナロクは、自らの野望を達成するための壮大な茶番劇なのかもしれません。

一方で、ブリュンヒルデの動機も、単なる人類救済だけではないことが明らかになってきました。

彼女は、竜殺しの英雄でありながら、何らかの理由で神々の牢獄タルタロスに囚われているジークフリートと深い関係にあります。

彼女がラグナロクを起こした真の目的は、この闘争の混乱に乗じて、愛するジークフリートを救出することにあるのではないか、という説が有力です。

つまり、現在進行中の戦いは、人類の存亡を懸けた代理戦争であると同時に、オーディンの野望を阻止しようとするブリュンヒルデの復讐劇でもあるのです。

これらの伏線がどのように回収され、物語がどこへ向かうのか。

勝敗の行方と共に、神々の世界の内部で繰り広げられる権力闘争からも目が離せません。

シモ・ヘイヘ対ロキの勝敗を徹底考察

第11回戦の対戦カードとして、現在描かれているのが「シモ・ヘイヘ vs ロキ」です。

シモ・ヘイヘ：フィンランドの「白い死神」

人類側代表候補のシモ・ヘイヘは、実在したフィンランドの伝説的狙撃手です。

彼は、気配を完全に消し、純白の雪原に紛れて、一撃必殺の弾丸で敵を仕留めます。

彼の強さは、魔法や超能力ではなく、揺るぎない現実を突きつける「一発の弾丸」に集約されています。

ロキ：北欧神話の「裏切りの神」

対する神側代表候補のロキは、北欧神話に登場するトリックスターです。

幻術を駆使して相手を欺き、現実そのものを偽りで塗りつぶします。

彼の戦いは、物理的な破壊力ではなく、相手の認識を操り、精神的に追い詰めることに特化しています。

この対決の勝敗の鍵を握るのは、どちらが相手を自分の得意な土俵に引きずり込めるかです。

ロキは無数の幻影を生み出し、シモ・ヘイヘの狙いを逸らそうとするでしょう。

一方のシモ・ヘイヘは、極限の集中力と狙撃手としての経験から、幻影の中から唯一の本物を見つけ出し、その一瞬の隙を突かなければなりません。

静寂の中で繰り広げられる、互いの認識を欺き合う究極の心理戦。

その結末は、ラグナロクの歴史の中でも、特に記憶に残る名勝負となるに違いありません。

物語の核心！オーディンとジークフリートの謎

『終末のワルキューレ』の勝敗の行方を見守る上で、絶対に無視できないのが、物語の根幹に横たわるオーディンとジークフリートを巡る謎です。

この謎を解き明かすことは、ラグナロクの真の意味と、物語の最終的な結末を理解することに繋がります。

結論として、本作におけるラグナロクは、北欧最高神オーディンが自らの野望のために仕組んだ壮大な計画であり、その計画の最大の障害となるのが、英雄ジークフリートと彼を救おうとするブリュンヒルデである可能性が非常に高いです。

この考察は、本作がモチーフとしている北欧神話の原典、特にワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』に色濃く反映されています。

原典において、オーディンは自らが狼フェンリルに喰い殺されるという、ラグナロクでの破滅の運命を知っていました。

本作のオーディンもまた、その運命から逃れるため、あるいはそれを書き換えるために暗躍していると考えられます。

彼にとって、この13番勝負は、邪魔な神々を排除し、自らの計画を完成させるための儀式なのかもしれません。

その計画の鍵を握るのが、囚われの英雄ジークフリートです。

彼はなぜ神々に囚われているのか、そしてブリュンヒルデとはどのような関係なのか。

ブリュンヒルデは、愛するジークフリートを通じてオーディンの陰謀を知り、それを阻止するために、あえて人類を巻き込み、神々にラグナロクを仕掛けた「反逆者」である可能性があります。

つまり、我々が目撃しているのは、人類の存亡を懸けた戦いという表の顔と、世界の支配構造そのものを覆そうとする裏の陰謀が同時に進行する、二重構造の物語なのです。

ラグナロクの勝敗が決した先に、真の最終決戦（ブリュンヒルデ＆人類連合 vs オーディン）が待っているのではないか。

そう考えると、一つ一つの勝敗が、未来の戦力図を塗り替える重要な意味を持っていることが分かります。

終末のワルキューレの勝敗に関するQ&A

ここでは、『終末のワルキューレ』の勝敗や物語について、ファンが抱きがちな疑問にQ&A形式で分かりやすくお答えします。

Q. 人類は何勝すれば生き残れるの？

A. ラグナロクは13番勝負であり、先に7勝した陣営の勝利となります。

したがって、人類は合計で7勝すれば、その後1000年間の存続が認められます。

Q. 神である釈迦はなぜ人類側で戦ったの？

A. 釈迦は「天上天下唯我独尊」の言葉通り、神々の都合や派閥に縛られず、自らの信念にのみ従って行動する存在です。

彼は、自らの道を歩もうとする人類の姿に価値を見出し、神々を裏切って彼らを救うことを選びました。

彼の行動は、神々への忠誠ではなく、彼自身の正義感に基づいています。

Q. アニメと漫画で勝敗は違う？

A. いいえ、違いはありません。

アニメ版は漫画版のストーリーに忠実に制作されているため、勝敗結果はまったく同じです。

ただし、アニメでは声優の演技や音楽、迫力あるアクション演出が加わることで、漫画とはまた違った臨場感で戦いを楽しむことができます。

Q. 最強の神と人類はそれぞれ誰？

A. これはファンの間で常に議論されるテーマですが、一概に最強を決めるのは難しいです。

神側では、神々の王でありながら底知れぬ力を見せるゼウスや、北欧最強のトールなどが候補に挙がります。

人類側では、神の技を模倣したアダムや、死後も成長を続けた佐々木小次郎、そして王の覚悟を見せた始皇帝などの評価が非常に高いです。

それぞれの「強さ」の形が違うのが、本作の魅力でもあります。

Q. 原作『ちるらん』との関係は？

A. はい、公式に深い関係があります。

『終末のワルキューレ』の原作者・梅村真也氏は、『ちるらん 新撰組鎮魂歌』の原作者でもあります。

そのため、本作に登場する沖田総司や近藤勇、土方歳三といった新撰組のキャラクターは、『ちるらん』でのデザインや性格設定がベースとなっており、両作品のファンにとっては嬉しいクロスオーバー要素となっています。

終末のワルキューレ 勝敗から見る今後の展開と予想

終末のワルキューレ 勝敗から見る今後の展開と筆者の勝手な予想

第10回戦が終了し、スコアは5勝5敗。まさに一歩も譲らぬ状況で、運命の第11回戦「ロキvsシモ・ヘイヘ」の火蓋が切られました。今後の展開を占う上で、この一戦の結果が極めて重要になります。

ここからは最新のネタバレ情報も踏まえた、私の個人的な勝手予想となります。

結論から言うと、第11回戦は人間側のシモ・ヘイヘが勝利すると予想しています。

もしここでシモ・ヘイヘが負けてしまえば、スコアは人間5勝、神6勝となります。そうなると、人類が勝つためには残りの第12戦、第13戦を連勝するしかなく、展開が少し単調になってしまいます。読者の予想を常に超えてくるこの漫画の作者が、そんな分かりやすい道を選ぶとは思えません。だからこそ、ここで人類が王手をかけると予想します。

では、その後の展開はどうなるのか。私の予想はこうです。

• 第11回戦：人間（シモ・ヘイヘ）の勝利。（人間 6勝 – 5勝 神）
• 第12回戦：神（アヌビス）の勝利。（人間 6勝 – 6勝 神）
• 第13回戦：人間（ノストラダムス or ラスプーチン）の勝利。（人間 7勝 – 6勝 神）

シモ・ヘイヘの勝利で王手をかけた後、続く第12回戦では神側が意地を見せ、おそらくはアヌビスが勝利し、スコアを6勝6敗のタイに戻すのではないでしょうか。そして、人類の存亡が懸かった最終第13回戦で、満を持して登場する「ジョーカー」ノストラダムスか、「怪僧」ラスプーチンが劇的な勝利を飾り、人類がラグナロクを制する──。

これが、物語が最も盛り上がる展開だと、個人的には考えています。

もちろん、これはただの一個人の予想です。この予想すら軽々と超えてくるのが『終末のワルキューレ』の醍醐味。固唾をのんで、今後の激闘を見守りたいと思います。

まとめ